俺の転生特典『英霊召喚』がちょっとおかしい   作:ガンロウ

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UA70000突破!!

本当にありがとうです!!
実は、獣/人類悪(ビースト)のキャラをもう考えちゃってるのはここだけの話。


後付け設定ではなく伏線回収

先日は色々あったが、あの日以降、特に異常事態が発生することは無く、

普通の学校生活を過ごしていた。

そして、

 

 

「今日のヒーロー基礎学だが、俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制

 加えて、NFFサービスのタマモヴィッチ・コヤンスカヤ氏で見ることになった。」

「はい!何するんですか!?」

「災害水難なんでもござれ、レスキュー訓練だ!!」

 

そう。今日はレスキュー訓練!戦闘ではないため物騒な奴は喚ばなくていい!!

これほど嬉しい事があるか!?いや、ない!!

 

「レスキューかあ……。今回も大変そうだなぁ……。」

「バカ!オメー、これぞヒーローの本分だろ!鳴るぜ!!腕が!!」

「水難なら私の独壇場。ケロケロ。」

「おい。まだ途中だ!今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。

 中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。

 訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上。準備開始!!」

 

とは言っても、救助活動こそ英霊達への指示や指揮監督が重要になる。

喚びだす人選、英霊1人1人の得手不得手を把握した活動を行わなくてはならない。

救助活動に関しては特に力を入れよう!!

 

 

「バスの席順でスムーズに行くように、番号順で二列になって並ぼう!!」

 

飯田君が率先して全員に指示を出している。

これじゃあまるで飯田君が委員長みたいだな。

 

そして、バスの中は想像していた観光バスのようなものではなく、

座席の一部が電車のような対面になっているものだった。

 

「うっ…こういうタイプだったか…!!」

「意味なかったなぁ」

 

自分の頑張りが無意味になり、ショックを受ける飯田君、

それを軽い感じでフォロー(?)する芦戸さんなのであった…。

 

「私、思った事を何でも言っちゃうの。緑谷ちゃん。」

「え!?あ、はい蛙吹さん!」

「梅雨ちゃんって呼んで。」

 

突然話しかけられたことに驚いた緑谷君にお構いなしに、

緑谷君に自分の思ったことを言おうとする蛙吹さん。何を言うつもりなのか?

 

「あなたの個性、オールマイトに似てるわね。」

「ウェッ!?い、いやそそそそうかな!!?いやでも僕はその」

 

自分の個性がオールマイトに似ていると言われ、緑谷君は激しく動揺していた。

まぁ、No.1ヒーローに個性が似てるなんて言われたら、ちょっとびっくりするが、

少なくとも、あんな風に『隠し事がバレたような顔』はしないだろう。

なんであんな顔をしたんだ?自分の個性で、何よりヒーロー好きな彼からすれば、

至上にして最高の誉め言葉なのではないかと思うんだが………?

 

「待てよ梅雨ちゃん!オールマイトはケガしねえぞ?似て非なるアレだぜ!

 しっかし、増強型のシンプルな個性はいいな!派手で出来る事が多い!

 俺の『硬化』は対人じゃ強ぇんだけど、いかんせん地味なんだよなー。」

 

「僕はすごくカッコいいと思うよ!プロにも十分通用する〈個性〉だよ!」

 

切島君の言葉に便乗するかのように、緑谷君は話を自分の個性についての事から逸らした。

やはりと言うか、何というか緑谷君は何かを隠している……そんな気がする。

 

「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み☆」

「でも、お腹壊しちゃうのはヨクナイね!!」

「…………………。」

 

そして、芦戸さんの言葉のナイフが切れ味MAXで、青山君が可哀想に見えてきた。

 

「派手で強えっつったらやっぱ轟と爆豪と藤丸だな!!」

 

すると切島君が、話題を轟君と俺、そして爆豪の個性に変えた。

 

「轟は炎と氷の複合、爆豪は高火力の爆発、

 そんで藤丸は強い奴をいくらでも召喚できるんだろ?最強だな!!」

 

峰田君は、各々の個性を称賛した。

しかし、英霊召喚はそんな便利な個性じゃない事を知ってもらうために、

これを機に皆に、自分の個性の制約を話した。

 

 

「あー、峰田君。峰田君、と言うよりみんなが思ってるような最強なものじゃないよ。」

「え?そうなのか?」

 

「あ、そういえば藤丸の個性、まだしっかり理解できてなかったよね?」

「聞きたい聞きた~い!!」

 

耳郎さんや葉隠さんが、自分の個性について話すように促してくる。

なので、多少あやふやな部分があるものの、納得してもらえるように話すことにした。

 

「じゃあ、まず『英霊召喚』で召喚される人についてなんだけど…。

 これは、本来は昔に存在した偉人や神話に出てくる神様、武人なんかを

 召喚するっていう個性だったんだよね。」

「偉人や、神様!!?」

「神様って……、例えばゼウスとかも!?」

「うん。理論上なら可能だよ。」

 

クラスメイトの大半が騒然とした。

 

「マジかよ!!?完ッ全にチートじゃねぇか!!?」

「いや、そうでもないよ。好きなタイミングで召喚するには、一回召喚しないとだから。」

「いやいや!そんなん滅茶苦茶召喚しまくればいいだろ!!

 そうすりゃゼッテー最強だって!!なぁ!みんなもそう思うだろ!?」

 

上鳴君は、俺の個性に対してメチャクチャツッコミまくる。

そして、上鳴君の言葉に全員が「確かに」とうなずく。

 

「まぁ、そんな風に好きなだけ沢山召喚できれば最強だよね。」

「ん?その言い方からして、大量に召喚はできないのかい?」

「うん。まず、新規召喚は1週間に1回だけだからね。」

 

そう言うと、八百万さんが物申してくる。

 

「藤丸さん。個性が発現したのは何歳の頃ですか?」

「え?確か、4歳の頃だけど。」

「それでしたら、今の藤丸さんが15歳だとすると11年。

 つまり、週計算だと………574週。

 つまり藤丸さんは英霊を574人召喚できるはずですわ。」

 

え……マジ?そんなに召喚できたの俺?怖っ。

 

「574体ィィ!!?」

「多すぎんだろ!!?」

 

俺もそう思う。だって、俺が召喚したのは大体30体近くだし……あれ?

 

「……そういえば。」

 

確か、英霊召喚の説明って……()()()()()()()()()()()

自分の頭の中で何とか思い出す。

 

 

『まぁ、最低限これらを覚えとけば、問題ないでしょ。』

 

 

……そういえば、あの時の説明は覚えておくべき『最低限』。

『全部』ではない……。

俺は、インプットされた内容をもう一度呼び起こす。

そして、見つけた。見つけてしまった。

 

 

『召喚権はストックすることはできない。

 ただし、召喚しなかった週は、

 別の週で英霊を呼び出す際、強い英霊を呼び出せる確率が上がる。』

 

 

つまり、俺があの日ネオ1号を喚び出せたのも、

最近で言うと、獣/人類悪(ビースト)を喚び出してしまったのも…。

 

 

「……………そういう事かぁ!!?」

「!? 藤丸さん?」

「あ、ごめん。いや、自分でも忘れてた事を思い出してさ。」

「?」

「もう着くぞ。そろそろ準備しとけ。」

 

 

「皆さん。待っていましたよ。」

 

1-Aを出迎えてくれたのは、宇宙服姿のヒーローとコヤンスカヤさんだった。

 

「あれは、『スペースヒーロー13号』だ!」

 

緑谷君が宇宙服のヒーローの名前を言ってくれた。

正直、ヒーローの名前はあんまり知らないので、緑谷君の存在は助かる。

 

「すっげぇ!!USJかよ!?」

 

切島君が声を上げる。

確かに、この演習場はまるで

テーマパークのアトラクションを彷彿させるものに感じた。

 

「水難事故、土砂災害、火事、暴風etc...

 あらゆる事故や災害を想定し、僕が作った演習場です。」

 

このスケールのものをあの人だけで作ったのか!?

13号さんってメチャクチャ凄い人なんだな!!?

 

「名付けて『ウソの災害や事故ルーム』!略して、『USJ』ですわ!」

 

コヤンスカヤさんが施設の名前を言ってくれた。

というか本当にUSJだったんだ……。

 

すると、相澤先生が13号とコソコソと何か話し込んでいた。

……そう言えばオールマイトがいない。トイレかな?

 

すると、13号が前に出て話し始めた。

 

「えー、始める前にお小言を一つ二つ三つ四つ…」

 

どんどん増えるな。小言だけで授業終わりそう…。

 

「皆さんご存知だとは思いますが、

 僕の個性は『ブラックホール』。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」

 

………いや、知らん。初耳。

 

「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね?」

「ええ、しかし、簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう個性がいるでしょう。」

 

その言葉で、一気に背筋がシャキッとした。

そうか。ブラックホールの個性なんて一見すればチートだけど、

俺と同格、いやそれ以上に殺傷力が高い個性だ。

 

「超人社会は個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで

 一見成り立っているようには見えます。しかし、一歩間違えれば、

 容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないで下さい。」

 

非常に説得力のある重みが伝わる言葉であり、13号の説教は続く。

 

「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、

 オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体感したかと思います。」

 

確かに、爆豪の蛮行然り、緑谷君の超パワー、

そして俺の召喚する英霊達は完全に脅威そのものだろう。

 

「この授業では心機一転、人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。

 君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。」

「我々『NFFサービス』も微力ながら協力いたしましょう!

 それも契約内容の一環でもありますので、ジャンジャン頼ってくださいな?」

 

「以上、ご清聴ありがとうございました!」

 

全員が13号に称賛の拍手を贈っていると、

 

 

バァン!!!!

 

 

突然、コヤンスカヤさんが懐から取り出したのであろう拳銃を発砲した。

 

「うわ!?」

「きゃあ!?」

「!?」

 

何故、急に発砲したのか?彼女の顔を見ると、

とても冷ややかで、いつもの人当たりがよさそうな笑みは

完全に消え去っていた。特に、あの眼は獣のように鋭かった。

 

「コヤンスカヤさん!何を!?」

 

13号がコヤンスカヤさんに問うと、彼女は答える。

 

「私の事より、あなたは守るべきものをしっかり守りなさいな。」

「!! 一塊になって動くな!!13号!生徒を守れ!!」

 

相澤先生が気づいたと同時に、俺や他の生徒達も気づいた。

黒いゲートのような物から変態コスプレ集団が現れたのだ。

ハロウィンにはまだ早いだろうに…。

 

「動くな!アレは(ヴィラン)だ!!」

 




やっとUSJ編です。
大分長く待たせちゃいましたね。
ごめんね。
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