水着霊基とかでそう見えるだけかもしれんけど…。それでも多くない?
『雄英体育祭!!若き卵達が我こそはとシノギを削って
頂点を狙う年に一度の一大イベント!!』
声が……聞こえる。
場を盛り上げようと、最初からクライマックスなハイな男の声が。
あぁ……なんて騒々しい声だろう……。
『どうせテメーらアレだろコイツらだろ!!?ヴィラン襲撃を受けたにもかかわらず
鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!1年ヒーロー科だろぉぉ!!?』
その声と同時に、ヒーロー科は入場してくる。
あれが、ヒーロー科……。見ただけで分かる。
彼らの実力は、確かなものだ。どいつもこいつも強い奴らばかり。
僕では敵わない。勝てる見込みは0に等しい……。
普通科、サポート科、経営科も出てきた……。
ヒーロー科ほどではないが、それでも強い奴らばかり……。
それに、ヒーロー科にいてもおかしくない奴も何人かいる……。
「……どうしたんだ?マスター?」
「な、なんでもないよ……。セ…ブレイカー。」
そして、僕の隣にいる彼も、尋常じゃないほど強い。
どうして、僕の仲間でいてくれてるんだろう……。
「どうして、俺がマスターのサーヴァントなのか、
それが知りたいと思っているようだな……?」
「え!?」
何故か、考えている事を読まれた。
彼にはそんなスキルがあったのだろうか……?
「マスターは考えている事が顔に出やすいからな。
特に、怯えや不安を感じている時は非常に分かりやすい。」
「そ……そう……。」
何という事だ……。
まさか、僕にこんな弱点が……。
やはり、そうだ。
僕は弱い……。あの二人よりもずっと弱い。
「マスター。お前は自分で卑下するほど弱くはない。」
「…………え?」
「確かに、奴らは強い。だが、お前の中にある魔力はそれ以上だ。」
……。分かりやすいお世辞だ。
僕に出来るのは、サーヴァントを1人召喚できるだけ。
それ以外の魔術の素養は無い。いや、素質が無いんだ。
『個性』を持つ彼らは、必ず一芸に特化している。
最近、このユウエイハイスクールで噂されている首席と呼ばれる人は、
サーヴァントを何人も召喚して、使役しているらしいじゃないか。
それに比べて、僕はたった一人。
しかも、一度召喚する度に……僕は……
「マスター。俺、いや、私は君に期待しているんだ。」
「き……期待?」
「生前の私に一矢報いたのは、君で言う所の、君と同じ凡人だった。
それに、君の姿は……どことなく、彼に似ている……。」
「……そんな事、ないよ。」
「実際に会った私だからこそ言えるのだ。
君は、間違いなく強くなる。そして……」
「君はこの世界の
その時の彼は、父親が向けてくれるはずであったような優しい眼差しだった。
そんな眼差しと、諭すような声を受けて……
僕は…………
――――――――――――――――――
それにしても、すごい熱気だ。
みんなやる気に満ち溢れている。
マシュさんも気合いを入れてるし、それに他のみんなも……
ただ、ヒーロー科以外の人たちは、おまけ扱いみたいにされてイラついてる様子だ。
「選手宣誓!!」
18禁ヒーロー、ミッドナイトがムチを鳴らして壇上に上がってきた。
そして、男性の観客の歓声が上がった。加えて女性の観客の怒りのメーターが上がった。
「あの、藤丸さん……。あの方は確か、数日前の…?」
「はい。間違いないですよ。マシュさん。」
マシュさんは、信じられないモノを見るような顔をしていた。
まぁ、この世界のヒーローを知らない彼女からしたら、完全に痴女だもんな。
とは言っても、あんまりドン引きしているほどではなさそう……?
「それにしても、18禁が高校にいても良いのか?」
「良い!!」
「静かにしなさい!!選手代表!!ヒーロー科1-A 藤丸志郎!!」
どうやら、俺の出番らしい。
名前を呼ばれ、俺は壇上へ上がり、選手宣誓を行う。
『宣誓!我々生徒一同は、日頃の鍛錬の成果を見せ正々堂々戦い抜くことを誓います!!』
……と、ここまでは良い。
問題なのは、この後だ。
めだかさんや桐生さん、買物王……じゃなくてイスカンダルに
アドバイスをもらった宣誓、上手く火付けになると良いんだけど……。
黒神めだかさんの回答「ふむ…。そうだな!インパクトがあると最高だな!」
桐生一馬さんの回答「ライバルの闘志を燃やさせるのはどうだ?
『死にてぇ奴だけかかってこい!』とか、良いかもな。」
イスカンダルさんの回答「ほほう!ならば、声高らかに己の夢を、覇道を叫べ!」
……よし!
『俺は、ヒーロー科首席でこの学校に入学してきた!
だが、それに浮かれて、俺は自己研鑽を忘れたことは一度もない!!』
……お、ざわつき始めた。まぁ、掴みはOK……かな?
『お前たちはどうだ!!ヒーロー科に入れた事に浮かれて、胡坐をかいていないか!?
「ヒーロー科のおまけ扱いが関の山だ」と、腐ってなどいなかっただろうな!?』
「ふざけんなァァ!!」
「そんなわけあるかぁ!!!」
「っザケんな召喚野郎!!舐めてんのかァッ!!!」
……よしよし。みんなどんどんやる気になってきてるな!
『現役のヒーロー共!!見よ!ここに集うは次代のヒーロー達だ!!
ヒーロー科も普通科もサポート科も経営科も関係ない!!これが俺達だ!!!』
『観客一同!お茶の間にいる者たち!!
見せてやる!!誰も見たことのない雄英史上最高の体育祭を!!!』
『俺はこの闘いを制する!!優勝する!!
手加減は一切しない!!お前ら、本気でかかってこい!!!』
ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
これは……成功したってことでいいかな。
湧き上がる大歓声、万雷の拍手、闘志、やる気に満ちた叫び。
そんな声が、音がダイレクトに受ける壇上から、俺は降りた。
多分、掴みはOK!……だと思いたい。
ちなみに、私の福袋ガチャは道満狙いの闇コヤンと邪ンヌ狙いの水着BB(宝具Lv2)でした。
見事に『違う、そうじゃない』な結果だったね!!
…………え?ログレス?知らない名前だなぁ……。
特異点の話はどう書くべき?
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