エクスタシー感じてるミッドナイト先生が正気に戻り、
いよいよ最初の競技が発表される。
『ん゛ん!!では早速発表しましょう!
第一種目は!!『障害物競走』!!!』
障害物競走。会場の外回りを一周する競技であり、その距離およそ4km。
しかし、生徒間での妨害を良しとしており、コースさえ外れなければ何でもありという
デスゲームみたいな狂った内容の競争競技である。
「……よし!やるか!」
俺は、気合いを入れる。喚ぶのはスピードと胆力のある奴にしよう!
『それでは第一種目!『障害物競走』!!
…………スタートォォォォ!!!』
合図と同時に生徒全員が走り出した。
……と思ったが、スタートゲートが狭いのか混雑している。
そして気づく。肌に突き刺すようなこの冷気……!!
「―最初のふるい」
「うわぁ!!な、なんだぁ!?」
「こ、氷っ!?」
やはり……轟君か!一番前に出て、後続の生徒達の足を凍らせて、
文字通り『足止め』したのか!流石だな……!
『さぁさぁ!こっちも実況していくぜ!解説アーユーレディ!?ミイラマン!!』
『無理やり呼んだんだろが…』
実況解説の声が聞こえてくる。
プレゼント・マイクと相澤先生だな。
『いきなりの轟の『氷結』での妨害!!一位コレで決まったんじゃね!?』
確かに、誰が見てもこの状況は一位は轟君に決まったと思うだろう。
ただ、そう一筋縄でいかないのが、この雄英高校だ。
ある者は高跳びで、ある者は爆破で飛行することで回避する。
回避方法は様々だ。そんな中、俺の回避方法は……
「ほぃ!」
『普通にジャンプして回避する』だ。
すぐにでも出発しても良かったけど、
召喚のためにみんなとはスタートを遅らせる。
『おーーっとォォ!!?どうしたァ!?
入試首席、走らずその場に立ち尽くしてるぞォーーッッ!!?』
『……恐らく個性を使う気だろうな。近くに生徒もいないしな。』
……せっかくだし、詠唱も本気にやってみようかな?
「素に銀と鉄。 礎に石と契約の大公。
降り立つ風には壁を。 四方の門は閉じ、王冠より出で、
王国に至る三叉路は循環せよ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻を破却する
――――告げる。
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に。
我は常世総ての善と成る者、
我は常世総ての悪を敷く者。
汝三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
詠唱すると、周囲が眩い光に包まれる。
この光、仮面ライダーネオ1号を召喚したときと同じ光だ!
光から現れたのは……
蒼い軌跡!目にも止まらぬ超スピード!!
まさか!!コイツは!!!
「クラス、
『世界最速のハリネズミ』!ソニック・ザ・ヘッジホッグ!!
『な、な、ナニィーーーーッッ!!!??
アレは、は、ハリネズミだァーーーーッッ!!?』
『……アイツの個性、英霊召喚……だよな?』
確かに、知らない人からするとハリネズミが英霊って何だよってなるよね。
というより、ソニックってアルターエゴなのか?
「ソニック!力を貸してくれないか?
この障害物競走、いや、体育祭を優勝したい!」
「優勝か!いいねぇ!!優勝するなら記録更新でぶっちぎってやろうぜ!!」
ソニックが拳をこっちに向ける。
俺はその拳に、自分の拳をこつんとぶつける。
「さぁ!俺に掴まれ!!一気に行くぜ!!」
「つ、掴まる?」
ソニックを見て分かるが、自分より身長は高くない。
正直言って俺を持ち上げられるとは思えないし、
当然俺がソニックの足に合わせられるわけがない。
「大丈夫だ!俺を信じろ!!」
その言葉を信じ、差し伸べられたソニックの手を握る。
「フンっ!!」
次の瞬間、ソニックは俺を引き寄せ、おんぶしてくれた。
ちょっとチクチクするけど。
「うぉ!?……そ、ソニック大丈夫?重くない?」
「流石に何人もは無理だが、1人だけなら問題無いぜ!!」
そう言いながら、こっちを見てニッとサムズアップする。
「さぁ!それじゃあ行くぜ!!振り落とされんなよ!?」
その言葉を皮切りに、ビュンッと音を立てて走り出した。
ソニックをアルターエゴにしたのは、
スーパーソニックという上位存在化という点からです。
次点でフォーリナーも考えてました。
特異点の話はどう書くべき?
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