ジュカインと樹海の仲間たち   作:ななみ@カイン

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ついにジムバッジを全て集めたミツミ、
果たして、チャンピオンと対面することで何を思うのか

はたして、元に戻る方法は見つかるのだろうか


第4話「関係」

~21番道路~

 

 

 

「待ちなさい!」

 

ミツミ達がチャンピオンロードに行こうとする前に一匹のフラージェスが現れた

 

ポォン

「あなたは・・・いらない」

 

フラージェスを見た瞬間、ボールから飛び出したナクラが呟く

 

「久しぶりね、ナクラ」

「知り合いなの?ナクラお姉ちゃん」

「ちょっと・・・昔のね」

「あら、あなた私達の声がわかるのね」

 

いらないと呼ばれたフラージェスは、ミツミがナクラと会話していることに驚いているようだ

 

「そんな事より、一体何の用かしら?」

「そうね・・・ナクラが人間側についたって聞いたものだから、様子を見に・・・かしら」

「ミツミちゃんをどうするつもり?」

「いきなり核心を突くのね・・・」

「答えなさい! いらない!!」

 

ナクラの様子がいつもと違う

ミツミはナクラが声を張り上げ、怒鳴る姿を見るのは初めてだった

ふぅと溜息をついたと思うと、いらないは言葉をつづける

 

「大丈夫よ、私は虫達とは違う 人間を恨んでいるのは変わりないけど、

 ポケモンの事をちゃんと考えてくれる奴がいることは知ってる」

「信用できないわね」

「ってことで、私もそのトレーナーについて行っていいかしら?」

「はぁ!?」

「私自身がそのトレーナーを判断する 不合格なら、樹海に一緒に戻るのよ」

「・・・」

「ってことでいいかしら?ミツミちゃん・・・だっけ」

「ちょっと伝えなければいけない事があるから、人のいない所へ移動したいけどいいですか?」

 

ミツミはいらないに道路から外れた森で話そうと提案する

ここで話してしまうと秘密が他のトレーナーにばれてしまうからだ

 

「いいけど・・・」

「良かったぁ じゃあちょっと森の中へ」

「このへんは複雑だから、開けた所まで案内するわよ」

 

 

いらないの案内の元、ミツミは森の奥の少し開けた所までやってきた

 

「で、話ってあなたがジュプトルって事かしら」

「!?知ってたんですか!?」

「やっぱり」

「あっ」

 

それからしばらく、ミツミはいらないから樹海での噂話を聞いた

樹海にある崖に住んでいるジュプトルが行方不明になり、それと入れ替わるように人間がその洞窟にすみ始めたということ

人間を恨んでいるポケモン達がそこを襲撃し、何匹かのポケモンと共にその人間はポケモンの村へ逃げたということ

その中にナクラ似のフライゴンがいたということ

 

「人間嫌いのナクラが人間を村まで逃がすとは思えなくてね」

「・・・あの」

「なぁに?」

「いらないさんやナクラお姉ちゃんがそこまで人を嫌う理由ってなんですか?」

 

ミツミは今までのトレーナー達を思い返したが、良い人ばかりで人間を恨む理由が思いつかなった

だからこそ、ビビヨン達が人を殺したいほど恨んだり、玉藻が人に冷たくするその理由が知りたくなったのだ

 

「・・・ナクラは自分で聞きなさい、私の理由はこの名前よ」

「名前?」

「「いらない」って前のトレーナーがつけた名よ」

「まさか」

「その名の通り「いらない」ってわけね そのまま逃がせばいいのに、わざわざ名前を付けて逃がされたのよ」

「・・・ひどい」

「ま、それで昔ナクラと一緒に荒れてたけど、人を恨み切れずになんとなくこの辺に暮してたのよ・・・ってどうしたの」

 

ミツミは下を向いたまま、動かない

 

ポォン

「おいいらない、俺の妹をいじめるんじゃねぇぞ」

 

カインがボールから飛び出し、いらないに対して忠告のような言葉を放つ

 

「久しぶりねカイン これはいじめじゃなくて、真実 それにこれを聞いてきたのはミツミちゃんのほうよ」

「そうだが、言いすぎじゃないのか?」

「そんなわけないでしょ、名前つけられて捨てられたってだけでそこまで酷い内容じゃないと思うけど」

「・・・大丈夫だよ、お兄ちゃん」

 

いらないの名前の秘密を知って俯いていたミツミが静かな声でつぶやく

 

「ななみの事もあったし、そんな人もいることはなんとなくわかってたし」

「お、お前が大丈夫ならそれでいいんだが」

「それで、最初に言ってた相談なんだけど・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~チャンピオンロード正面ゲート~

 

 

 

「君もあの子に不思議な何かを感じていたのかい?」

「そうですね・・・あの子には普通のトレーナーとは違う「何か」を持っていると感じましたよ」

「今はどこにいるか知らないかい?」

「もうすぐリーグに挑戦しにくる頃だと思いますよ・・・ほら、噂をすれば」

「お久しぶりです!」

 

ミツミは、再びチャンピオンロードの正面ゲートへ戻ってきた

待ち構えていたのは、旅に出たばかりのミツミをトレーナーとして導いてくれたあの紫髪のエリートトレーナーと・・・もう一人

 

「君がミツミちゃんだね」

「はい、そうですけど・・・あなたは?」

「失礼 ボクの名前はダイゴ 珍しい石に興味があってあちこち旅をしてるんだよ

 ちょっとカロスに用事があってきたんだけど、君の噂を聞いてね」

「私の?」

「うん 君はどこか普通のトレーナーとは違うってね それで色々と聞いてまわっていたんだ」

 

ドクン

 

ミツミは自分の心臓がゆっくり、とても大きな音を鳴らし鼓動した気がした

 

「ど・・・どんな風に噂になっているんですか?」

「ポケモンとケンカをしてるとか 命令をくだすというよりも、タイミングを伝えてポケモンの好きに戦わせているとか・・・ボクが聞いたのはそんな感じだね」

 

(やばいヤバイやバイやばイヤばいヤバいヤばイやばいやバい)

 

「実際にこの目で君を見たいと思ってね、探していたんだ」

 

(落ち着け落ちつけ落着け落着おちつけおちつケオチつけ)

 

「そ・・・それでわざわざここに?」

「うーん というよりも探していたら偶然君に会えた だね 運が良かったよ」

「私が噂どおりだったら、どうする気ですか?」

「どうする・・・か 君のバトルが見たいだけだよ」

「じゃあ、ダイゴさん バトルをするのですか」

 

今まで会話に参加していなかったエリートトレーナーの男が突然入ってきた

 

「うん そうだね すまないが、君の役目をボクにやらせてくれないかい?」

「私は構いませんけど」

 

エリートトレーナーはちらっとミツミに目線を向けた

動揺し、今この二人のやりとりを理解できていないミツミにダイゴは言葉を続けた

 

「ここに来た・・・ということは、カロスのバッジを全て集めてきたという事だよね」

「え・・・あ、はい」

 

まだ動揺しているためか、適当な返事を返すミツミ

 

「じゃあ、ボクとバトルをしてくれないかい?」

「え?」

「「君のバトルが見たい」といっただろう? ならバトルをしたほうが手っ取り早いからね」

 

ポォン

 

ミツミのボールからカインが出てきた

 

「ミツミ!誘いに乗れ!!俺もバトルしてぇ!!」

「ちょ! また勝手に!」

「アハハ 君のジュカインはやる気満々みたいだね」

「もう!」

 

こんな光景も日常茶飯事になっていた

 

「なんで毎回毎回~!」

「はひふんは((なにすんだ))!はへほ((やめろ))!」

 

カインが出てきたことによる憤りでミツミも緊張がほぐれ、今はカインの口をひっぱている

 

「じゃあ、ミツミちゃん ボクとバトルしてくれるかい?」

 

タイミングを計ったようにダイゴはミツミに対戦の申し込みをする

ミツミの返事は当然・・・

 

「はい!よろしくお願いします!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ポケモンリーグ~

 

 

 

ミツミが人間の姿になってから数週間が経過していた

トレーナーとして各地を巡り、人間とポケモンの関係を見てきた一行

そして四天王たちを倒し、チャンピオンに挑む前に回復をしていた

 

「しかし、四天王よりもあのダイゴとかいうトレーナーの方が辛かったよな」

 

カインがダイゴとのバトルを思い返し、呟く

 

「当然でしょう 四天王達は有利な子で対応してるんだし、あの時は貴方1匹だったからねぇ」

「んだといらない」

「普通に耐えられて返しのギガインパクトでやられたくせによく言うわ」

「うぐっ」

 

ダイゴのメタグロスとのバトルは一瞬で決着がついた

メタグロスがメガシンカした後、先制をとり“けたぐり”をいれたカインだったが、

平然と耐えられ、返しの“ギガインパクト”をもろに受け、そのまま戦闘不能になってしまった

 

「しかたねぇだろ、「お互い1匹ずつで戦う方式でいいかい?」とか言われたんだしよ」

「不利なのにそのまま戦うのがいけないんでしょう?」

「いいだろ戦ってみたかったんだ」

「戦いたいと思うのは勝手だけど、あまりミツミちゃんを心配させるんじゃないわよ」

「ミツミは関係ねーだろ」

「あるわよ あの後急いでポケモンセンターに駆け込んだんだから」

「・・・」

 

「もうその話はいいでしょ」

カインといらないの会話にミツミが口をはさむ

 

「お兄ちゃんも無事だったんだし、今はケガの回復を優先してよ」

「・・・そうだな」

「ほら、いらないさんも」

 

ミツミはそう言いながら、回復の薬をいらないの傷口へ吹きかける

 

「やっぱり、薬って慣れないわね」

「はい、これで大丈夫だよ」

「ありがとう これで全員かしら」

「ああ、行くぞ」

「この地方、最強のトレーナーの元へ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~ポケモンリーグ 光の間~

 

 

 

「ようこそ」

 

ついにやってきた

 

「あたくしがチャンピオンのカルネと申します」

 

目の前に立っている女性がこの地方のチャンピオン カルネだ

 

「あっれー あなた・・・」

「はい?」

「今噂になっている子だよね?」

「うえぇ!!?」

 

ミツミの噂は、チャンピオンであるカルネの所まで届いていたようだ

 

「じゃあ プラターヌ博士が言ってたのって・・・そっかぁそうなんだ」

「あ・・・あの?」

「なぁに?」

「私の事・・・プラターヌさんからどこまで聞きました?」

「あぁ!「もうすぐ君の元へ僕の知る限りポケモンと最も深い絆を持つトレーナーがやってくるよ!」って言われたのよ」

「そ・・・そうですか」

 

ミツミはプラターヌがばらしていないことがわかり、ほっとした

 

「確かに下での様子をみると少し変わっているわね」

「ひゃい!?」

「あら、可愛い声を出すのね」

「そ・・そそそそんな事より 見てたんですか?」

「見てたわよ ポケモン達とずいぶん親しく話してるなぁって思ってね」

「ふ・・・不思議に思わないんですか?」

「全然思わないわよ むしろ羨ましいなぁって」

「そうなんですか?」

「えぇ! そんなあなたとポケモン達がどれほどの輝きを見せてくれるのかとても楽しみ!

 早速やりましょう!」

「はい!」

 

 

 

 

 

これより、チャンピオンカルネとチャレンジャーミツミの試合を開始します

 

「いってきて、ルチャブル!」

「お願い!いらないさん!」

「いらないというのか 私はルチャブル、よろしく頼む」

「丁寧な挨拶ありがとう、こちらこそよろしくね」

 

試合、開始!

 

「はぁ!」

「くっ」

 

先制をとったのはルチャブルだ

ルチャブルの毒手となった突きがいらないに突き刺さる

ルチャブルの“どくづき”!

効果はバツグンだ!

いらないは毒をあびた!

 

「悠長だったかしら」

 

いらないは“めいそう”をした!

いらないの特攻、特防が上がった!

 

「くっ」

 

いらないは毒のダメージを受けた!

 

「毒に気を取られている場合ではないぞ」

「あぁ!」

 

ルチャブルは“どくづき”をした!

効果はバツグンだ!

 

「いらないさん!」

「倒れるわけには・・・いかないの・・・よっ」

 

いらないの手から放たれた白い球がその場を離れようとしていたルチャブルの頭にヒットする

いらないの“ムーンフォース”!

効果はバツグンだ!

急所に当たった!

 

「無念・・・」

 

相手のルチャブルはたおれた!

いらないは毒のダメージを受けた!

 

「地味に痛いわね・・・」

 

「お疲れ様、ルチャブル 次は、この子よ いけ!ガチゴラス!」

 

「毒になってるじゃないか おとなしく休んでろよ 俺に吹き飛ばされた後でさ」

「私を甘く見ないことね」

「え」

 

突進してくるガチゴラスにいらないはムーンフォースをぶつけた

いらないの“ムーンフォース”!

効果はバツグンだ!

 

「そ・・・そんな」

 

ガチゴラスはたおれた!

 

いらないは毒のダメージを受けた!

 

「まさか、一撃とはね・・・次はどうかしら いけ!アマルルガ!」

 

「さっきはガチゴラスが失礼したね、今度はそうはいかないよ」

「確かに厳しいわね・・・」

「無茶はしないでいらないさん! 回復して!」

「やれやれ・・・トレーナーの命令には逆らえないわねぇ」

 

いらないは悪戯っぽくそうつぶやいた後、“こうごうせい”を放った

いらないの体力が回復した!

 

「これでも食らいなよ」

 

いらないの頭上から、大きな雷が落ちてくる!

アマルルガの“かみなり”!

いらないは毒のダメージを受けた!

 

「その程度では倒れないわよ、毒はつらいけど」

「くっダメか」

「お返しよ」

 

いらないの“ギガドレイン”!

効果はバツグンだ!

相手のアマルルガから体力を吸い取った!

 

「アマルルガ、“ひかりのかべ”よ」

「ハァ!」

 

アマルルガの“ひかりのかべ”!

相手はひかりのかべで特殊に強くなった!

 

いらないは毒のダメージを受けた!

 

「ほら、もう一発 倒れるまであなたの体力、貰うわよ」

「交換よ!」

「な・・・」

 

チャンピオンのカルネはアマルルガを引っ込めた!

 

「いってきて、ヌメルゴン!」

「よーし、がんばるぞー」

「じゃあ、あなたから貰うわよ」

 

いらないの“ギガドレイン”!

ヌメルゴンの“そうしょく”

 

「なっ」

「へっへーん!」

 

ヌメルゴンの攻撃が上がった!

いらないは毒のダメージを受けた!

 

「くっ ここまでね」

 

いらないはたおれた!

 

「お疲れ様、あとは任せなさい」

「お願い、ナクラお姉ちゃん」

 

ナクラが飛び出していった!

 

「これで、決めるわよ」

 

ヌメルゴンの元に数多くの隕石が降り注ぐ

 

「このぐらい、躱しきってやるさ!」

「どうかしらね」

「えっ あっ」

 

気が付くと、ヌメルゴンのしっぽに小さな隕石がぶつかっている

 

「フフ、逃げれるかしら」

「くっそー」

 

ヌメルゴンはしっぽに落ちた石を振り払ったが・・・間に合わないっ!

隕石は全てヌメルゴンに直撃した!

ナクラの“りゅうせいぐん”!

効果はバツグンだ!

急所に当たった!

ナクラの特攻ががくっと下がった!

 

「これがお姉さんの必殺よ」

「そんな~」

 

ヌメルゴンはたおれた!

 

「強いわね・・・じゃあもう一度お願い、アマルルガ!」

 

「あのヌメルゴンを一撃・・・すごいじゃん! 次は僕の技も見てよ!」

「残念ね、そんな貴方の技が見れないなんてね」

「え?」

 

ナクラはアマルルガの首をつかみ、そのまま力の限り壁に叩きつけた!

ナクラの“ばかぢから”!

効果はバツグンだ!

ナクラの攻撃、防御が下がった!

 

「がっ!はっ」

 

アマルルガはたおれた!

 

「いいね! 今のあなたたち、すっごい輝いてる!

 じゃ、次は・・・この子よ いけ!パンプジン!」

 

「君のステータスはボロボロじゃないか 大人しく倒されるんだな」

「ここはお願いね カイン」

 

ナクラの“とんぼがえり”!

 

ナクラがミツミの元へ帰り、カインが飛び出していった

 

「だからなんでナクラお姉ちゃんは勝手にやるの~」

 

今行われた“とんぼがえり”はミツミの意思は一切入っていない

基本、ミツミのポケモン達は自分で考え技を繰り出す

ミツミは交換やそのタイミングを伝えるだけだ

しかし、ナクラの“とんぼがえり”はナクラが面白くなりそうなポケモンを勝手に繰り出す

このため、ミツミや他のポケモン達は不意を突かれる形となり、慌ててしまう

 

「また、ナクラがやったのかよ」

 

・・・カインは慣れてしまったため、もう驚くこともないが

 

パンプジンの姿が一瞬にして消えた!

 

「チッ この隙に消えちまったじゃねえか」

「お兄ちゃん!注意して!」

「ああ さて、どこからくる・・・右か左か あるいは下か」

「残念後ろだ」

 

パンプジンの“ゴーストダイブ”!

 

「くっ だがこれは避けられんだろ」

 

カインはすかさず、パンプジンの方に向き直し、ありったけのパワーをぶつける

カインの“めざめるパワー”!

効果はバツグンだ!

 

「くそ」

 

パンプジンはたおれた!

 

「いいよ、いいよ もっと魅せて、あなたたちの輝き! いけ!サーナイト!! そして」

 

サーナイトのサーナイトナイトと カルネのメガチャームが反応した!

 

「「お見せしましょう、私たちの輝きを!!」」

 

サーナイトはメガサーナイトにメガシンカした!

 

「これが・・・カルネさんとサーナイトのメガシンカ・・・」

「声までハモってたぜ」

「本当に心が一つになってるみたい・・・」

「こっちもいくぞ!!」

「うん・・・ってお兄ちゃんメガシンカできないでしょ」

「気分だ 気分! うぉおおおおおお!!」

「「いくわよ!」」

 

カインの“エナジーボール”!

サーナイトの“ムーンフォース”!

2匹の放った球は、ほぼ同時に相手に当たった!

 

「「くっ」」

「ぐはっ」

「大丈夫!?」

「ああ」

 

「これで決める!うぉおおおおおおおお!!」

「「いくよ!」」

 

カインの“エナジーボール”!

サーナイトの“ムーンフォース”!

 

 

 

先に当てたのは・・・

 

「「あぁ!!」」

 

カインの方だった

 

メガサーナイトの姿が元のサーナイトの姿へと戻っていく・・・

 

 

サ-ナイト戦闘不能! ジュカインの勝ち

よって勝者、チャレンジャーミツミ!!

 

「気高き魂を持つポケモンとトレーナーの姿に 激しく心揺さぶられて・・・」

「ありがとうございました!」

「いま胸一杯でうまく言葉にできないけど あたしチャンピオンでよかったとおもっているの」

「それは、どういう・・・」

「だってあなたとポケモン達輝いているんだもの!」

「あ・・・あのカルネさん!私・・・」

 

カルネは人差し指を立てた手を自分の口元へ近づけた

それ以上は言わないでというサインだ

 

「ミツミさん!もう少しあたしに付き合ってくれる?」

 

 

 

 

 

~ポケモンリーグ 殿堂入りの間~

 

「ここなら、誰にも聞かれずに済むわよ あたしに話したいことがあるんでしょ」

「はい、実は・・・」

 

ミツミは、カルネに自分の事を正直に話した

この人に隠し事はできないし、したくないと思ったからである

カルネは少し驚いていたが、静かに聞いていてくれた

 

「じゃあ、ミツミちゃんはジュプトルに戻る方法を探しているんだ」

「はい、でも全然そんな方法見つからなくって」

「うーん樹海に戻れないのは難しいな」

「ですよね・・・」

「私以外にあなたの事を知っている人はいるの?」

「最初に出会ったウルップさんと、プラターヌ博士、あとコンコンブルさんとコルニさんにも」

「私を含めて5人・・・か じゃあ何とか全員集めて話しましょうか」

「話って」

「あなたが元に戻れる方法よ」

 

 

 

 

 

 

~ミアレシティ ポケモン研究所~

 

「やぁいらっしゃい、みんな集まっているよ」

「お久しぶりです!プラターヌ博士!」

「しかし、平気なのか?こんな所でこんな話をして」

「大丈夫ですよ、ウルップさん 緊急の用以外は誰も通さないように助手たちに頼んであります」

「ミツミ!久しぶりだね!」

「コルニさん!久しぶりです!」

 

5人は他愛もない話をした後、本題であるミツミをジュプトルに戻す方法を考えていた

まず、エスパータイプのポケモンに術を解いてもらう方法が試されたが、カルネのサーナイトでも解くことが出来なかった

 

「すまない・・・この術は強すぎる」

「気にしないで 私の為にメガシンカまでしてくれてありがとう」

「ありがとう、サーナイト」

 

そういうとカルネはサーナイトをボールへと戻し、近くの椅子へと腰かけた

 

「やはり、セレビィしか解くことはできないのか」

「しかし、フリースに見てもらえるよう頼んでいるがまだ現れていないようだぞ」

「うーん他に方法は・・・」

「ちょっといいかな?」

「何ですか、博士?」

「ホウエン地方には、どんな願いも叶えてくれるポケモンがいるという話を聞いたことがあるんだ」

「ホウエン・・・ですか?」

 

ホウエンはミツミも聞いたことがあった、ななみが行っている事になっていた地方だ

ななみはミカルゲとしてこの場にいる

この事は、ここにいる6人の秘密である

ななみは、ミツミの元にいてお互いに戻れたら、ミツミ達を樹海の近くまで連れて行くことで意見が一致した

 

「ああ、ミツミ君にかかっている術は幻のポケモンがかけたもの・・・憶測だが、解除する為には同じ伝説級のポケモンにしか出来ないんじゃないかと思う」

「あたしのサーナイトでもダメだったものね」

「それで、ダメ元ではあるが行ってみてはどうだろう」

「でも・・・大丈夫?カロスにいたほうが戻れる可能性だってあるよ博士」

「コルニ、敬語」

「・・・可能性もありますよ、博士」

「うん、コルニ君の言う事も最もだと思う これは一種の賭けだ・・・それでも行くかい?」

「私・・・行ってみます」

 

 

ミツミの出した答は、ホウエンに行くという事だった

少しでも自分が元に戻れる可能性があるなら全てを試そうという思いからだ

それに、ミツミは今だからこそ見れる景色をもっと見て回りたい

その思いから、ホウエンに行くことを決めた

 

「そう、じゃああたし達から言える事はないわね」

「元気でやれよ」

「2人とも元の姿に戻って必ず帰ってきてよ!」

「ポケモン達との絆、忘れんようにな」

「向こうのオダマキ博士に連絡しておくから、まずはミシロタウンに行くと良いよ」

 

「はい! 行ってきます!!」

 

 

こうしてミツミはホウエン地方へと旅立っていった

自分の本当の姿を取り戻すため

そして、より多くのトレーナーと出会うために

 

 

ミツミのホウエンの旅はこれから始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~101番道路~

 

「ここを超えれば、ミシロタウンね!」

「たっ助けてくれ~!!」

 

 

 




次回予告
カロス地方を出て、新たな地方、ホウエン地方にやってきたミツミ
謎の悲鳴の正体は?
ミツミはこの地方で何を見るのだろうか

次回「新たな仲間」



前々回は予告詐欺になってしまい、すみませんでしたm(-_-)m

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