ハイスクールD×D+DIO   作:ダストブロワー(缶)

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実習に出荷よー

(´・ω・`)そんなー



今回は4千字割ってて短いですん。

原作開始させながら回想で過去を入れて行く方針に転換しようか考え中。忙しくて本編までに時間かかりそうだし…。



では第6話、開幕です。


第6話 決着、そして。

 

 ここは屋敷を中心として擬似的に造られた異相空間だ。ジラマ婆の結界は信用が置ける。少々のことでは壊れたりはしないだろうから存分に戦えるだろう。

 

 

 

「これでも邪龍の筆頭格なんでな。すぐに潰されるような期待ハズレを晒して俺を落胆させてくれるなよ!ディオ!!」

 

 

「フフフ……。ドラゴンの力で我が『世界』を超えれるかどうか、試してみるがいい!クロウ・クルワッハ!!」

 

 

 

 

 

 クロウクルワッハがまっすぐ此方に突き進み拳を突き出す。単純な力比べか、面白い!

 

「まずは……ッ、小手調べだ!」

 

「よかろうッ!フンッ!」

 

 拳と拳がぶつかり合う。ッチィ、やはり純粋な膂力だとドラゴン相手では、ほんのちょっぴりではあるが私の肉体の方がパワーが低い。このまま打ち合うのは危険か。

 

「来い!『世界』(ザ・ワールド)!!

 そぉら!受けきれるか試してみるがいい!」

 

 『世界』(ザ・ワールド)のラッシュにあわせて、本体の私が蹴りを仕掛ける。

 

「それが噂されるお前の力か!

 チィッ……結構な威力だな!」

 

 迎撃し力負けを感じた連撃のニ撃目ですぐさま後ろに跳ぶとは、なかなかの判断力だ。

 

「凌ぎ、いなしておいてよく言う。

 それに貴様とて全力ではあるまい?」

 

「あぁ、お前相手なら全力で戦えそうだ。楽しませてくれよ!」 

 

 途端、奴の体から漆黒のオーラが溢れ、此方を押しつぶさんとばかりの重圧を放ちはじめる。

 そして奴の漆黒のオーラ、アレはおそらく『死』の概念がオーラ化したものだろう。今感じる限りでは私に死を与えるには程遠いが、警戒はするべきか。

 

「その様子だと気づいているようだが、これは俺の司る『死』と『戦い』がオーラとなったものだ。

 ほとんどのケルトの神族共は弱くてな。この力を使えば驚くほどあっさり死んでしまったが、お前はどうだろうな?」

 

「私を殺そうなどとは大層なことだ。存分に試すがいい。

 さて、貴様が自分の能力を説明したのだ。私も我が『世界』(ザ・ワールド)の能力を見せてやろう。

 

 『世界』(ザ・ワールド)!!時よ止まれ!!」

 

 己を中心にした街一つ分は余裕で覆える程度の範囲の時間停止。未だ『世界』(ザワールド)の能力には噛み合わないような違和感があるものの、停止できる範囲は初期の建物一つ分程度から随分と広がり、また停止時間も20分を越えるに至った。それでもこのクラスの相手を止めれなかったか。予想の範囲とはいえ少々気落ちしてしまうな。

 

「グッ、これが……!なるほど、上級悪魔に一切の反撃を許さず打倒したというのも頷ける」

 

「……神を殺せる力を持った貴様のことだ。やはり私の止まった時の世界でも動けるか。

 さぁ、続きを始めようじゃあないか」

 

 

―――――

 

 

 互いに引かずの応酬が続く。私の時間停止の制限時間まで残り3分を切った。私にとって最上の条件である停止世界においても、かのドラゴンの死の呪いを極めて大幅に弱体させることこそ出来るが、無効にはできない。幻想種の頂点であるドラゴンで、かつ命の終着点である『死』と生物の根源の一つである『戦い』を司る桁違いの神性。

 加えて戦闘面では、部分龍化により直撃部位をずらすことや、的確な判断力などの技量。己のオーラを解放したドラゴンという優れた肉体のパワーは『世界』(ザ・ワールド)に勝るとも劣らない性能である。

 

「フハッ、フハハハハハハッ!!見ろ!俺の翼がひしゃげて潰れたぞ!これほど高ぶるのはヌアザを殺した時振りだ!

 いや、ヌアザと戦ったときもここまでではなかった。これほどまでに心躍る戦いは初めてだ!感謝するぞ。ディオ!!」

 

「私と同等での打撃戦が出来るとは期待以上だが、勝利するのはこのディオだッ!」

 

 とは言ったものの、最後の一手が足りんのが現状だ。私は回復で、奴はその馬鹿げた耐久性があるため互いに勝敗を決する一撃を打ち込めない。一見すると回復する私が有利にも見えるが、奴の死の呪いによって回復能力は少しずつ妨害されてきている。このままでは私が先に倒れる可能性を否定しきれない。それに、時止めが解ければ奴は十全に能力を振るえる。そうなれば私が不利になる可能性は高い。

 拮抗した戦いは容易に崩れ得る。一撃だ。そう、一撃有効打を当てれればそれで勝負は決する。

 

「―――吹き飛べ」

 

「無駄ァ!」

 

 戦いは激化する。攻撃をいなし、打ち込み、防ぎ、避ける。速度的な余裕は瞬くほどもなく、一瞬たりとも気を抜けない状況。だが、私の思考は今までにないほどに澄んでいた。

 

 

 私は以前から我が『世界』(ザ・ワールド)の力に疑問を抱いていた。

 

 何故、『世界』(ザ・ワールド)の能力の中で動ける存在がいるのか。

 

 何故、『世界』(ザ・ワールド)の能力に効果範囲があるのか。

 

 何故、時を停止する時間が延びているのに、言いようの無い違和感を感じているのか。

 

 

 私は、何か考え違いをしているのではないか。我が『世界』(ザ・ワールド)は時を支配する能力を持ったスタンドだ。

 

 だが、はたして本当にそうなのか?

 

 『世界』(ザ・ワールド)の能力が時間の停止であるのは、“ジョジョの奇妙な冒険”という世界だったからではないのか?

 

 思い出せ、『世界』(ザ・ワールド)を得てからの過程を。

 

 散弾銃の弾をつまんだ時?違う。ホル・ホースが後ろから私にスタンドを構えた時?違う。

 エンヤ婆が『認識』することと、精神力を説いた時か?いや、近いが違うだろう。

 ヴァニラ・アイスが敗れ、ジョースター一行が私の前に現れたとき?違う。

 

『世界』(ザ・ワールド)の能力でもって、花京院を斃した時?……待て、花京院を仕留めたとき、私は彼に何と言った?

 

 《我が『世界』(ザ・ワールド)の真の能力は……まさに!「世界を支配する能力」だということを!!》

 

 なるほど、そうか。これが『答え』か。

 

 己の能力の深奥へと手を伸ばす。確信を持って扉を開く。

 

 さぁ、クロウクルワッハ。この戦いを終わらせよう。もっともその瞬間を、貴様が何かを感じることも見ることもないだろうが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 面白い。翼が砕かれ、時の停止によりブレスを封じられる。戦争を司る俺にとって、戦うことほど愉しいことはない。最近では、残念なことに俺の力が高まると比例し、対等な相手が減り、満足のいく闘争は出来なくなっていった。だが今はどうだ!邪龍として力を高めた俺と、正面から殴り合いで戦える相手がいる!俺の目的を賭けにしているが、これほどまでの戦いだ。掛け金が低すぎたかもしれないな。まぁなんにせよ、俺が勝てばいいだけの話だ。時間停止にも限界はあるはず。このやっかいな時間停止さえ凌げば、俺の死の呪いやブレスも使えるようになり、戦いの天秤は俺のほうに大きく傾く。そこで決める。

 

 奴が仕掛けてきたので、捌きつつ反撃を叩き込む。が、防がれる。この程度の攻防では間合いをあけるのが関の山だな。

 

「フフ……フハハ……ハーッハッハッハッハ!

 なるほど、古今の伝承において竜を倒すことが新たな力を得る理由となるわけだ。あぁ、認めよう。貴様は強い」

 

 ディオが笑いながら言い切った。そうだな。俺も認めよう。なるほど確かにこれはとても愉しい闘争で、奴は極めて面白い男だ。

 

「その俺とここまで戦っておいてよく言う。

 だがそれも時を止めていられる間だけだ。そして、いつまでも時を止めれるはずがない。お前の能力が途切れたときがお前の最後だ!」

 

「そうだな。このまま続けていればこの勝負の行方はわからなかっただろう。だが今は違う」

 

「戯れ言を!」

 

 形勢は膠着しているが、展望を含めれば私が有利だ。それを既に勝ったかのように言うのは俺を焦らせようとでもしていいるのか?

 

「戯れ言なものか。……クロウクルワッハ、貴様には感謝するぞ。おかげで私は私を知ることが出来た。

 なればこそ敬意を表し、貴様は我が『世界』の能力を使って倒すと宣言しよう。」

 

 ディオの時間停止が解かれる。『世界』の能力で俺を倒すと、時間停止ではない能力を使うと、そう言いたいのか。そして奴の言うスタンド、『世界』(ザ・ワールド)から今までとは比較にならない威圧感を感じる。気を抜けば膝をついてしまいそうなほどの圧迫感だ。

 

 だが、だからこそ面白い!

 

「面白い。来い!逆に叩き潰してくれる!」

 

 残りのオーラを可能な限り全て使用し、俺の攻撃力を、防御力を、魔術抵抗を上げる。神の一撃すら、今なら止めてみせる。

 

 放出されたオーラを纏った俺に、もはや時間停止はきかん!

 

「知るがいい。クロウクルワッハ!我が『世界』(ザ・ワールド)の能力は、まさしく『世界を支配する能力』だということを!……『世界』(ザ・ワールド)!!」

 

 

 

 

 

―――――――

 

 

 

 

 

 目が覚める。意識を取り戻し、そして俺は悟った。

 

 負けたのだ、と。

 

 意識を失う直前に見た光景は、奴の『世界』(ザ・ワールド)が私の腹に風穴を開けたものだった。何も、そう、一切合切まったく認知も感知することも出来なかった。防御姿勢はおろか、防御することを考えることすら出来なかったのだ。いっそ出来の悪い悪夢のようだ。そして更に俺が今ここで寝かされていること。つまり、信じ難いが、奴には俺を殺さないよう手加減する余裕すらあったのだ。

 

 わかってはいても、尚信じられない。俺が止められたことにすら気づけないレベルでの時間停止。最初からその能力を使えば楽だったろうに、とは思わない。奴が言っていたよとおり、事実、俺と戦うことで得た力なのだろう。闘ったからこそわかる。奴は、己が認めた相手が強ければ油断も慢心もしない。そういう男だ。

 

 

 

「起きたか。さっそくだが、勝負は私の勝ちだな」

 

「あぁ、俺の負け、だ。」

 

 こいつになら……ディオになら話してみてもいいだろう。話した上で共に来いと誘われれば、それに乗るのも良い。

 

 『ドラゴンの行き着く先がみたい』俺の望みだ。戦いを司りながら、想い願ったのはこれだった。邪龍を含めた他のドラゴンにこんなことを話せば一笑に付されるだろう、そんな望みだ。だが、俺には確信が合った。根拠など一片もないが、ディオは俺の望みを否定しない。認めてくれるだろう、と。

 

 

 それに、ディオについていけば、今後、訓練という名目であの愉しい闘争が出来るだろう。あぁ、楽しみだ。




今回も読んでいただき感謝感謝であります。

誤字脱字があれば報告していただけると嬉しいですー。ではでは。


次回、予定は未定。
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