星核ハンター「桜花」の日常と波乱   作:あるふぁせんとーり

163 / 190
学パロ欲が収まりませんでした


学園:スターレイル
私立星穹高校の日常(その1)


「星ー!早くしないと遅れちゃうよー!」

 

 午前8時前。

 「姫子」と書かれた玄関からホタル*1はおそらくまだ寝ているであろう星*2へと呼びかけていた。

 

「星ちゃん昨日何時まで起きてました?」

「ログイン履歴見る限り3時前くらい」

 

 X(旧Twitter)の通知を確認しながら問いかけるインシァン*3に、ログインボーナス、デイリークエストを回収しながら答える銀狼*4

 ホタルが呼びかけ始めてから3分くらいした辺りで玄関のドアが半分くらい開き、丹恒*5がひょこっと頭を出した。

 

「すまない、ホタル。今大急ぎで星に朝食を食わせているからもう2分ほど待ってくれ」

「相変わらずお疲れ様だね……」

 

 申し訳なさそうに言う丹恒にホタルは苦笑いしつつ彼のことを労った。

 その後ろでは「ちょっ、あんた今からガーリックトーストはヤバいって!!」と必死ななのか*6の声も聞こえてくる。

 そしてもう数分のドタバタ音が聞こえた後、一足先にサンデー*7が出てきて、それから準備を終えたらしい星達がようやく玄関から出てきた。

 

「あ、来た」

「主役は遅れてくるって言うしね」

「あんたはもう少し申し訳なくするとかさ……!ごめんね、ホタル……明日こそは早起きさせるから……」

「でも星ちゃん、前早起きした時はレイシオ先生の授業で居眠りしてチョークぶつけられてましたよね」

「あったね、そんなこと。日本史の授業だっけ?」

「あれマジでヤバかったよ。脳割れるかと思った」

「お前は反省をしろ」

「皆さん、そろそろ行かないと本格的に遅刻してしまうかと……」

 

 サンデーがそう言うと、時刻は既に8時7分。

 8時15分からホームルームで、姫子宅及びそのお隣のカフカ宅から星穹高校までは頑張れば6~7分といったところ。

 

「結局こうなるじゃん〜〜!!」

 

 なのかの叫び声と共に、7人は星穹高校へと駆け出した。

 

◇◇◇

 

「照合:8時14分。7人とも、今日もなんとか間に合いましたね」

 

 教壇に立った星穹高校2年B組担任、スクリューガム*8が彼女達を出迎える。

 わりかし全力疾走していたにも関わらず全く以て息を切らさないどころか汗さえ流さないホタルとインシァン、流石運動部といったスタミナで息を整える星と丹恒、毎度全力疾走しては死にかけている銀狼、なのか、サンデー。

 彼らが席に着いた頃、教室の外を二つの人影が駆け抜けていった。

 

「今日こそは僕の勝ちだね、モーディス!」

「教室に入るまで気を抜くな、救世主!」

「諦めて下さい。2人とも等しく遅刻です」

 

 星達の遅刻未遂くらいおなじみの光景である星穹高校2年A組(通称黄金A組)のファイノン*9とモーディス*10の廊下並走を尻目にスクリューガムは丁寧かつ簡潔に連絡事項について説明していく。

 とはいえ体育祭も文化祭もまだ遠いこの時期では内容も大したことなく、マダム・ヘルタ*11の昨日のベスト賛辞が発表されたくらい。

 

「結論:これにて朝のホームルームを終わります。アスターさん、挨拶をお願いします」

「起立、気を付け、礼」

「「「ありがとうございました!!」」」

 

 級長のアスター*12がホームルームを締めると、生徒達は我先にと机を立つ。

 そして彼らと入れ替わるように、彼女がB組に足を踏み入れた。

 

「……あ」

「おはようございます、インシァン」

 

 一限の生物担当、ルアン・メェイ*13は、愛娘に微笑んだ。

*1
星穹高校2年。家庭科部。特オタ。「S.A.M」としてコスプレでそこそこ有名。やたら運動神経が良い

*2
2年。サボるタイプの野球部。何故か勝手に男子野球部に参加している。防御はからっきしだが打率.719、長打率1.458とあり得ないレベルの強打者のため星穹野球部代打の切り札「銀河打者」として恐れられている。

*3
2年。科学部部長兼天才クラ部特別部員。あとボカロP。「桜花」としてニコニコ動画の6桁再生常連。そろそろYouTube進出するらしい。

*4
2年。パソコン部。チートハッキングなんでもござれの天才ハッカー。チート抜きだとゲームの実力は中の中。最近配信が収益化した。

*5
2年。剣道部。小さい時刃と一緒にふざけていたら鏡流にこっ酷く叱られたことがある。バレンタインになるとガチの友チョコを配る。泳ぐのが早い。

*6
2年。写真部。非常に貴重な2年のツッコミ枠。ついでに数少ないインスタ女子。信じられないくらいレスバが強く、インスタどころかX(旧Twitter)、YouTubeのコメント欄などでも無敗を誇っている。

*7
2年。秩序部が廃部になったため現在は帰宅部。最近実家から独り立ちしようと意を決して姫子に世話になることにした。双子の妹は超有名歌い手のロビン。ファンクラブ会員番号No.1。

*8
担当科目技術。天才クラ部(生徒指導部とか進学指導部的なアレ)の教員。メカニックな見た目の紳士。変人が多い星穹高校の教職員の中では非常に信用できると評判。

*9
野球部不動のエース。投手陣にかなり問題があった星穹高校に来た超高校級のピッチャーということで「救世主」というあだ名がついた。株式会社壊滅でいやいやながらエリート街道を爆走するカスライナと大怪我のリハビリを乗り越えて大学生活を謳歌しているフレイムスティーラーという2人の兄がいる。

*10
野球部不動の4番キャッチャー。ファイノンとは良きライバルであり素晴らしいバッテリーでもある。流石に壊れるだろというプレーをどれだけ重ねても決して壊れないことから「不死身」とあだ名が付いた。

*11
担当科目数学、物理。天才クラ部。本名は普通にヘルタだが何故か周囲に小さいヘルタが仕えているため区別のためにマダム・ヘルタと呼ばれている。年の割にゴスロリとかのフリフリ服を好むが、それを指摘した生徒は翌日から来なくなった。

*12
世界的大企業の令嬢。マジで信じらんないくらい金を持ってる。一回クラスのみんなでカラオケに行った時1人で払おうとしてみんながガチ焦りした。よくマダム・ヘルタ及びヘルタの雑用に駆り出される。

*13
担当科目生物、地学、化学。天才クラ部。15の時に0歳のインシァンを引き取り、戸籍上の母親となった。思ったより自分そっくりに育って少し驚いてる。親バカ。




他にもいっぱい出てきます、多分。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。