星核ハンター「桜花」の日常と波乱   作:あるふぁせんとーり

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オンパロスありがとう!!!!
オンパロスありがとう!!!!
ちょっと真面目な話書けるテンションじゃないんで学パロで誤魔化させてください!!!!
ごめんね!!!!
オンパロスまた明日!!!!


ハッピーハロウィーン!!(その1)

「ねえインシァン、今年のハロウィンどうする?」

 

 10月某日、自室でねこねこ日本史を嗜んでいたインシァンにホタルは声を掛ける。

 彼女は単行本をぱたんと閉じると「もうそんな時期ですか」と微笑んだ。

 星穹高校は何故かハロウィンの日だけ仮装、コスプレでの登校が認められ、ついでに一部の先生はお菓子をくれるという私立にしか出来ないノリが存在しているのだ。

 

「そう……ですね。確かに無料で大量のお菓子を手に入れるチャンスですし、私としても指を咥えて見ているだけ、というのは避けたいところです」

「あれ、インシァン去年何やってたっけ」

「去年は……ああ、ヘルタ先生からの報酬があったので魔法少女を」

「そうだったね。……っていうか買収あるんだ……」

 

 困惑するホタルに「需要と供給、ですよ」と微笑み返すインシァン。

 そして彼女は少し悩んでから、ぽんと何か思いついたように手を叩きました。

 

「ホタルちゃん、私、今年も魔法少女にしようと思います」

「え?確かに似合ってたけど……ネタ被りになっちゃわない?」

「はい。なので闇堕ちifにします。衣装もボロボロにして、血糊で少し染めて、傷メイクもいっぱい入れましょうか。……あ、もちろん教えてくれたお母様にも聞かないと、ですけど」

「それって……まどマギの魔女化みたいな?」

「それに近いかもしれません。ホタルちゃんはどうしますか?」

「だったらあたしも闇堕ちスーツにしようかな。ちょうどそれっぽく出来そうなのがあるし」

「じゃあ、これで決まり。楽しみですね、ハロウィン」

 

◇◇◇

 

 一方その頃、星穹高校近所の住宅街。

 

「アベンチュリン、今年のハロウィンどうするの?」

「ああ、ハロウィン。もうそんな時期か」

「……あ、待って。前のくだりと全く同じ会話だ」

「OK、一旦やめよう、トパーズ」

 

 リビングで期限ギリギリまで溜めに溜めた宿題を解きながら話していたトパーズとアベンチュリン。

 丁度そのタイミングで彼女が家へと帰ってきた。

 

「あら、これまた随分と課題を溜め込んだものね」

「あっ、おかえりなさいジェイド先生」

「ええ。ただいま、エレーナちゃん、坊や」

 

 そしてジェイド*1は買い出しを終えたビニール袋の中身を冷蔵庫にしまいながら「イベントは楽しむだけ楽しまないと損よ」と微笑んだ。

 

「おや、そうなのかい?意外だな、ジェイドはもっと静観するものだと思ってたよ」

「いいえ。ハロウィンだって全国様々な場所で多額の経済効果をもたらす大事なイベントよ。ハロウィンに限らず、様々な行事を消費者として体験することはビジネスの感覚を養うことにも繋がるわ」

「……!流石です、ジェイドさん!」

「……で、本音はどうなんだい?」

「若者の青春ほど効果のあるアンチエイジングはないの」

「だと思ったよ。ヘルタもこの前の授業でおんなじことを言ってたからね。……それにしてもヘルタのやつ、毎度のことだけどよくこんな馬鹿みたいな難易度の宿題を用意するもんだな……」

 

 アベンチュリンはクラスLINEに乗せられた数十行の証明byインシァンを丸写ししながらボヤいた。

 ここだけの話、マダム・ヘルタの数学の宿題はあくまでも加点要素であり本人的にはまともに解かせる気とか全然ないため普通に数オリ級とはいわずともジュニア級の問題が飛んでくる地獄みたいな状況である。

 

「……あ、でハロウィンどうするの?アベンチュリン」

「そうか、ハロウィン回の前座だったね。まあ僕は……ああ、姉さんに頼まれてるコスプレがあったんだ」

「シスコン……」

「ねえエレーナちゃん、私いいアイディアがあるんだけど」

「はい!やりますジェイド先生!」

「君も大概じゃないかい?」

 

◇◇◇

 

 さらに一方その頃、オンパロス寮。

 

「なあモーディス、今度のハロウィンはお菓子の量で競わないかい?当然買うのはなし、あくまで仮装してからの「トリック・オア・トリート」だ」

「ふん、いいだろう。クレムノス流ハロウィンをお前達に教えてやる」

「ふふっ、それは楽しみね♪」

 

 最近作られたばっかりの真新しい寮にもハロウィンの雰囲気が漂っていた。

 現在入寮しているのは野球部のファイノン、モーディス、キュレネ*2の3人、キャストリス*3ボリュシア*4姉妹、保健委員会のヒアンシー*5、実質的にアグライアの養子のサフェル*6、留学生のセイレンス*7に囲碁将棋部部長ケリュドラ*8の合計9人。

 さらにそれとは別で身元引受人的なアレとして教師のトリスビアス*9とアグライア*10が同じ空間で生活している、おそらく星穹高校の寮で一番賑やかな場所だ。

 

「会長、私はあまり詳しくないんだが、ハロウィンとはどのようなものなんだ?」

「何、難しいことじゃない。仮装し、相手を怖がらせ、菓子を奪う。簡単な仕事だ」

「偏ったことを教えては駄目ですよ、ドラたん!」

「あのさ、ライア。仕立ててほしい小物があるんだけど……」

「良いですよ、セファリア。材料もおそらく揃っていますから、すぐに取り掛かりましょう」

「ライアちゃん、フェルちゃんはまだ何も言ってないわよ?」

「お姉ちゃん、今年もボリュクスを連れて行こう!」

「はい。皆さん驚いて……きっとお菓子を沢山くれますね」

 

 こうして、決戦の日はどの生徒にも平等に訪れようとしていた。

*1
担当科目社会、倫理。戦略投資部顧問。年齢不詳。決して手の内を見せないクールさとミステリアスさを重ね持つ年齢不詳。おそらく二刀流。ついでに上京してきたトパーズ、アベンチュリン姉弟の身元引受人。授業の評判は良いが時々ブラックジョークのようなものが混ざる。授業の後にGoogleClassroomで「次回予告」と称して予習用の30秒動画を送ってくれるが、その時だけやたらテンションが高い。サービスサービスぅ!

*2
何故か星と一緒に勝手に男子野球部に参加している野球部最強のクローザー。「ロマンチックな物語」とか言ってるくせに全く劇場はやらない防御率0.32のガチガチ本格派。姫子宅に住み着いているピンクの小動物に似ている。

*3
家庭科部所属2年。学年腕相撲大会ストレート優勝の絶対強者。妹のボリュシアと一緒にペットのクソデカドラゴンボリュクスをお世話している。ぬいぐるみを作るのが得意で料理が苦手。すっごく苦手。

*4
陸上部所属2年。超走る。今日も今日とて花園の間の道を爆走する。お姉ちゃん大好き。

*5
2年。ペットのペガサス「イカルン」を用いたイカルンセラピーによって数多の患者を治療してきたプロフェッショナル。そのふわふわボディはリピート確定の中毒性に溢れている。地味に言うべきことはバッサリ言ってくるタイプ。

*6
家庭科部2年。反抗期終了気味ネコちゃん。久々に「ライア」と呼ばれた時アグライアは号泣したらしい。

*7
軽音部2年。人を海洋生物に例える独特なセンスを持ち、サーモンといくらの親子丼を見た時に絶句した。その圧倒的ビジュアルと声の良さから学内にも少なからず彼女のバンドのファンがいる。噂によると腹が透けてるらしい。

*8
サボり魔のたまり場となってしまっていた囲碁将棋部を根っこから叩き直し、一線級の強豪へと引き上げた天才。セイレンスとは幼馴染であり、小学校の生徒会長だった頃から「会長」と呼ばれている。

*9
担当科目歴史。分かりやすくて面白くてカウンセリングまでしてくれる担任ガチャTier1筆頭。実家にはびっくりするくらいの人数の妹がいる。お互いに覚えていないが昔幼いなのかに助けられたことがあった。

*10
担当科目家庭科。教師の傍らでファッション業界においても確固たる地位を気付いている有名ファッションデザイナー。サフェルに対する感情から非常に親バカ傾向が強い。とても立派なものをお持ち。

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