ブルアカ曇らせ性癖もりもりハッピーセット   作:龍角散ガム

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続きが見たいと言われたので書きました

オリジナル設定・独自解釈・矛盾もりもりですが

ご了承ください


『真相』

 

ヘイロー破壊爆弾

 

それは、エデン条約の時にアリウス分校が利用した兵器だ

 

この爆弾は、ヘイローを破壊する力を持っており、銃弾では死なない人物もこの爆弾を受ければ命を落とす危険性があるという

 

「あるという」というのは、実際にこのヘイロー破壊爆弾を受けた者はいないからだ

 

この爆弾を受けたとされたトリニティの百合園セイアは、実際にはこの爆弾を受けていない

 

彼女の部屋が襲撃された際に使われたのは普通の爆弾だったのだ

 

つまり、このヘイロー破壊爆弾は実際にその効力があるかは確認できていない

 

しかし、危険なものであることには変わりないのだ

 

ではなぜ、俺がこのヘイロー破壊爆弾について詳しいのか

 

それは、百合園セイアから今後起こりうる出来事を聞かされたからである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すまないね。こんな時間に呼び出してしまって」

 

 

「本当だよ。せっかくイブキと寝ていたのに呼び出しやがって」

 

 

「ははっ……キミは相変わらずだね」

 

 

セイアは紅茶を飲み、一息ついた後語りだした

 

 

「ヘイロー破壊爆弾……キミは聞いたことがあるかい?」

 

 

「ああ、噂程度に」

 

 

「それなら早い。そのヘイロー破壊爆弾によって近い将来、このキヴォトスが危険にさらされているんだ」

 

 

「………予知夢か?」

 

 

「その通りさ。私は見てしまった。とある場所でヘイロー破壊爆弾が量産されているところをね」

 

 

「へぇー……そりゃ物騒な話だ。それを何故俺に?」

 

 

「その予知夢の中で、キミの学校の生徒が出てきたんだ。そのヘイロー破壊爆弾工場でね」

 

 

「そいつは誰だ?」

 

 

セイアは自身の心を落ち着かせるように再び紅茶を飲む

そして、重々しくその口を開き、生徒の名前を口にした

 

 

 

「その生徒の名前は………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドガシャーン!!

 

 

 

 

「なっ、なんだ!?敵襲か!?」

 

 

万魔殿の入り口を吹き飛ばし、中へと入る

 

 

「お、おい!?貴様、何をすr……うぐっ……!!」

 

 

騒ぎ立てるマコトの首元を掴み、壁に叩きつける

壁にぶつかった衝撃で苦しむマコトを無視し、俺は怒鳴り声をあげた

 

 

 

「お前っ!!ヘイロー破壊爆弾について知っていることを話せっ!!」

 

 

「ヘイロー破壊爆弾だと……!?そ、そんなの知らん……!!」

 

 

「ふざけるなっ!!」

 

 

「ほ、本当だっ……!!仮に私が知っていたとして、貴様に何の関係がある!?ヘイローを持たない貴様には関係のない話だろ!!」

 

 

とぼけるマコトを床に振り払う

せき込みながらこちらを睨むマコトに俺は睨みつけながら、セイアから聞いた話を伝えた

 

 

 

「百合園セイアは知っているな?そいつが言っていた。ヘイロー破壊爆弾工場にとある生徒がいたと」

 

 

「とある生徒……?ゲヘナの生徒か?」

 

 

先ほどとは異なり、マコトは深刻な表情をする

彼女の問いかけに、俺はヘイロー破壊爆弾工場にいた生徒の名前を出した

 

 

「その生徒の名前は———」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「丹花イブキ———俺の妹だ———」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マコトは語った

ヘイロー破壊爆弾を持つことで、他の学園へゲヘナの恐ろしさを示すのだと

私たちゲヘナがいつでもお前らを滅ぼすことが出来るということを

 

つまり抑止力である

 

マコトはゲヘナが……いや、ヘイロー破壊爆弾を持つ自身こそがこのキヴォトスの頂点に立てると思い、ヘイロー破壊爆弾工場に投資をしていた

投資先の正体は分からない

だが、投資した見返りとして、ヘイロー破壊爆弾を譲り受けることを約束したらしい

 

なんて馬鹿げた話だ

 

俺はマコトの胸倉を掴み、拳に力を入れた

しかし、マコトの顔面は蒼白で、「そんなはずはない」とブツブツと呟いている

様子のおかしいマコトに俺は拳を緩め、どういうことか説明を求めた

 

 

確かにヘイロー破壊爆弾の制作のために投資をした

だが、工場を立てているとは知らなかったらしい

あくまでヘイロー破壊爆弾を1個作るだけという話だった

 

そして、そんな危険な場所にイブキがいる

あまりにも信じられない話にマコトは現実を受け入れられない

 

呆然とするマコトの頬を叩き、正気を取り戻させる

 

 

「教えろ。ヘイロー破壊爆弾の取引をした奴について。知っていること全て」

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

それから俺とマコトは他の風紀委員や万魔殿に悟られないように密かにヘイロー破壊爆弾工場について調べた

 

調べ始めてから3週間

やっと、ヘイロー破壊爆弾工場の場所を見つけ出すことが出来た

 

俺はヒナ委員長にバレないように休むよう仕向けた

そして、マコトと二人でヘイロー破壊爆弾工場に侵入した

 

 

 

 

 

「キキキッ……ここがヘイロー破壊爆弾工場か。今すぐにこのマコト様が壊滅させてやろう」

 

 

「おい静かにしろ。バレたら厄介だ」

 

 

「貴様は問題ないだろう。何せヘイローを持たないのだからな」

 

 

「お前は問題だろう。お前が死んだらイブキが悲しむ」

 

 

「……………デレ期か?」

 

 

「るっせぇ!!」

 

 

俺とマコトは工場を進んでいく

いくつもの大型機械がそこら中に設置されているが、人は見当たらない

というよりも、人の気配が全くしない

 

 

「おかしい……警備員すらいないのは不自然すぎる」

 

 

「キキキッ!!このマコト様に恐れをなして逃げたに違いないな」

 

 

「アホかそんなわけないだろ………ッ!!あぶねぇ!!」

 

 

突如、俺とマコトの間に四角い箱のようなものが投げ込まれる

赤いランプが点滅しており、その点滅速度は徐々に早くなっている

俺はマコトを庇うように抱きかかえ、背中に神秘を集中させ防御を取った

 

 

 

「がはっ………!!」

 

 

 

しかし、その爆弾は俺の神秘を貫通した

いや、貫通したのではない

神秘に反応して、俺の神秘ごと爆発させたのだ

 

マコトを抱きながら爆風で吹き飛ばされる

 

 

「おいっ!!しっかりしろ!!何故お前がダメージを負っているんだ!?」

 

 

マコトが体を揺らして安否を確認してくる

俺は口から血を吐き出しながら、立ち上がった

 

 

「………あれはヘイローを破壊する兵器なんかじゃない。神秘を破壊する兵器だ……ッ!!」

 

 

「な、なんだと!?」

 

 

俺はヘイローを持たない

だが、他の生徒とは異なる異質な神秘を持っている

その神秘に反応し爆弾は爆発したのだ

 

なるほど

ヘイロー破壊爆弾とはよく言ったものだ

 

ヘイローと神秘は深い関りがある

その関係性ははっきりと解明できていないが、神秘に直接影響を与えることでヘイローを破壊する

そのような仕組みをしているのだ

 

 

「一旦逃げるぞマコト!!ここは思っていた以上に危険だ!!」

 

 

俺とマコトは急いで工場から脱出を試みた

背後からは、先ほどまで姿を現さなかったオートマタが迫ってきている

 

 

「オッ……ラァッ!!!」

 

 

俺は木刀に神秘を込め、オートマタ達に神秘の衝撃波を放った

オートマタは神秘の衝撃波によって吹き飛ばされる

そして、神秘に反応したヘイロー破壊爆弾は、神秘の衝撃波に反応し爆発を起こす

 

 

「(やっぱり思った通り……今一番危険なのはマコトじゃない。俺だ……ッ!!)」

 

 

 

俺の中には、他の生徒とは比べ物にならないほど膨大な神秘が流れている

その神秘を放出し攻撃している

 

しかし、ヘイロー破壊爆弾にとって俺は火薬そのものだ

少しでも爆弾に巻き込まれると俺を中心に大爆発を起こしかねない

 

とにかく爆弾に近付かないように、この場から逃げなければならない

 

 

「うぐっ……しまった……っ!!」

 

 

先陣を切っていたマコトが工場の機械に躓き転んでしまう

すぐにマコトの手を取り立ち上がらせるも、その一瞬の隙にオートマタ達に囲まれてしまう

 

 

 

「万事休すか……」

 

 

 

「す、すまない………」

 

 

 

大量のオートマタが爆弾を持ち、こちらに狙いを定めている

 

 

「おい、私を置いて逃げろ」

 

 

「何言ってやがる!?」

 

 

「お前ひとりなら逃げきれるだろう。それにこれは私が引き起こした事件だ。自分でけじめをつける」

 

 

マコトはそう言い庇うように俺の前に立った

なんだよそれ……

なんでこんな時に格好つけるんだよこいつは……

 

俺は気が付いた

マコトの手が震えていることに

言葉では強がっているも、やはり恐怖をごまかすことはできない

 

ふっ……

こいつにも女の子らしいところがあるとは……

 

 

()()()()()()()()()()()()()

 

 

俺はマコトを抱きかかえ真上に跳躍する

 

 

「お、おい!?何をしている」

 

 

「イブキを頼むぜ」

 

 

「な……何を……?」

 

 

マコトを軽く放り投げ、木刀を構える

痛い思いをするかもしれないが、これはイブキをゲヘナに入学させた罰だ

黙って受け入れろ

そう心の中で言い放ち、ほんの少し神秘を纏った木刀でマコトに振りかざす

 

 

「グフッ………!!」

 

 

神秘を纏った木刀を受けたマコトは工場の壁を突き破り外へと吹き飛ばされる

その時、マコトがこちらに手を伸ばしていたのが目に入った

 

 

「(へぇ……優しいところあるじゃん……)」

 

 

マコトが無事外に逃げるたのを確認した俺はヘイロー破壊爆弾を持つオートマタ集団へと落ちていく

 

 

「(俺のありったけの神秘を解き放つ。そして、この工場を全て吹き飛ばす……!!)」

 

 

木刀にありったけの神秘を込める

今にもあふれ出しそうな神秘を抑え、一気に解き放つ

 

 

 

 

 

 

「月牙天衝ッッ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

最期に俺はイブキの笑顔を思い浮かべた

 

今後イブキが危険な目に合わないようにと祈りを込めて

 

 

 

 

 

そしてヒナ委員長

 

すまない…………

 

 

 

 

 

俺のありったけの神秘に反応したヘイロー破壊爆弾は、俺の神秘と混ざり合い反応を起こす

 

視界が真っ白に染まる

 

そしてすぐに、とてつもない熱を受け

 

俺は意識を手放した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが……これが今回の事件の真相だ」

 

 

 

顔を俯かせたマコトがそう語った

 

 

チナツとイオリは信じられないと口を塞ぎマコトを睨みつける

 

 

「ふざけるな……ふざけるなっ!!貴女は自分が何をしたのか分かっているの!?!?」

 

 

アコがマコトを掴み上げる

涙を流し、今にもマコトを殺してしまいそうな勢いで

 

 

「………アコ」

 

 

「………くっ……!!」

 

 

私はアコの腕を引き、やめなさいと目で伝える

アコは渋々マコトを離し、部屋から出ていく

 

 

「ア、アコ行政官……!?」

 

 

「ま、待ってくれアコちゃん……!!」

 

 

二人はアコの後を追う

私は力なく床にへたり込んでいるマコトを睨みつけた

 

 

「いつも貴女の行動にはウンザリしていたわ……でも、私たちは許した。彼がいたから」

 

 

マコトは私の「彼」という言葉に反応し、肩を震わせる

 

 

「だけど、彼はもういない……貴方が彼を殺したのよ。………羽沼マコト」

 

 

「ッッッ…………!!!」

 

 

マコトが崩れ落ちるのを横目に私は部屋を出た

 

私は溢れ出る涙をこらえることが出来なかった

 

もし私が彼の行動に気が付いていたら………

 

もしあの時、私が休まずに仕事をしていたら………

 

後悔ばかりが私の中で溢れていく

 

 

 

 

 

だから私は気が付かなかった

 

 

 

 

 

彼女が私たちの話を隠れて聞いていたことに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マコト先輩が………おにいちゃんを殺した………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ……羽沼マコトがこの工場を作ったって本当なの?」

 

 

『えぇ……我々は彼女の援助があってここまで成長することが出来ました』

 

 

「そう…………なら私も貴方たちを援助する」

 

 

「だから…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私にヘイロー破壊爆弾を提供して」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






救いが無いのが曇らせ

これが『ゴールド・クモラセリング・レクイエム』


【アツコの場合】や【ヒナの場合】みたいにオリ主くんが他作品の世界観や能力を持っているのは?

  • あり
  • なし
  • 好きにしていいから黙って曇らせを書け
  • 好きにしていいから黙って救済しろ
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