ブルアカ曇らせ性癖もりもりハッピーセット   作:龍角散ガム

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【アルの場合】の救済√になります
アルの場合、幕間①、幕間②を読み終わってからこちらのお話を読むことを強く推奨します


正義を愛する者

 

「貴様らには随分と手を焼いた。だがそれも今日までのようだな」

 

「便利屋68」

 

 

大量のオートマタの残骸の中、陸八魔アルは裏社会のボスであるロボットに銃を向けられていた

 

背後には血を流し、地面に倒れる仲間たち

 

彼女たちはボスの策略にはめられたのだ

油断は無かった

事実、ボスの部下やオートマタ軍隊を壊滅寸前まで追い込んだのだ

 

しかし、数の暴力には敵わなかった

 

まず初めにハルカがやられた

 

次にカヨコ

 

そして、二人を助けに入ったムツキまでやられてしまった

 

まだ意識はある

しかし、身動きを取ることが出来ないほどの重症だ

 

 

「安心しろ。命まではとらない」

 

「だが、死にたくても死ねない地獄を味合わせてやる」

 

「今から楽しみだ。貴様らが苦痛と絶望で泣き叫ぶ姿がな!!」

 

 

 

「アル……さま……」

 

 

「社長……」

 

 

「アルちゃん……」

 

 

仲間たちの声が耳に響く

アルは脳を最大限に活動させ、この窮地を抜け出す策を考える

 

風紀委員会や先生に助けを呼ぶ?

 

無理だ、外部に連絡を取る手段が無い

 

大声を出して外に知らせる?

 

こんなところに人がいるはずがない

 

私が犠牲になって、ムツキたちを逃がす?

 

彼女たちは身動きが取れない

 

 

 

詰みだった

 

 

 

 

どうあがいてもここから抜け出すことが出来ない

 

ならば、こいつらに捕まって地獄を見るくらいなら自ら命を投げ出すべきだ

 

そう考え、床に落ちているスナイパーに手を伸ばす

 

 

「おっと、そうはいかないぞ」

 

 

しかし、ボスによってスナイパーは弾かれてしまう

今度こそ完全に詰みだ

 

私たちは捕まって、こいつらの良いように扱われる

 

いつから私は道を踏み外したのだろうか

 

死んだ幼馴染の顔が脳裏に浮かんだ

 

私はこんな風になりたかったわけではない

 

私が望んだアウトローはこんなのではない

 

ただ私は

 

彼の側にいたかっただけなのだ

 

弱きものを助け、悪を砕く

 

正義の味方の側に——————

 

 

「さぁ、少し眠ってもらおうか」

 

 

アルの額に拳銃が突き付けられる

 

 

「アル様っ!!」

 

 

「社長!!」

 

 

「アルちゃん!!」

 

 

 

 

 

「(ごめんなさい、みんな……こんな情けないリーダーで……)」

 

 

 

 

 

「(ごめんなさい、○○………貴方を助けられなくて………)」

 

 

 

 

 

「次に目が覚めた時、お前はどのような表情を浮かべてくれるんだろうな……!!」

 

 

ボスが拳銃の引き金に指をかける

 

 

アルは目を閉じ、自分の運命を受け入れた

 

 

 

 

 

 

 

「……………助けて、○○」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ダイナマイトキィィィィィィック!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何ぃッ!?!?」

 

 

 

 

 

真横から強烈な蹴りを受け、ボスは吹き飛んだ

 

持っていた拳銃は地面を転がり手の届かない場所へと飛ばされる

 

 

 

 

 

「何者だ貴様ッ!!!!」

 

 

 

突如現れた侵入者に、ボスは声を上げた

 

その人物は、黒いサングラスをかけ、頭に白いタオルを巻いている

 

首にはアルたちがよく知るヘッドホンがかけられていた

 

 

「え……?まさか……!?」

 

 

「う……そ………ッ!?」

 

 

「本物なの………!?」

 

 

 

()はアルたちを守るように立ち、ボスに向かって指をさす

 

 

 

 

「俺は……悪は絶対に許さない!!正義の味方………」

 

 

 

 

 

シュタタタとその場で足踏みをし、独特なポーズを決める

 

 

その正体は——————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グレートゲヘナマンだッ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーン………

 

 

 

 

 

辺りは静寂に包まれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「決まった………!!」

 

 

「うそ………本当に○○なの………?」

 

 

アルは声を震わせ、確かめるようにグレートゲヘナマンの顔に触れた

 

 

「○○……?違う!!俺は正義の味方、グレーt……あ、ちょっとまだ決めセリフの途中だからやめてよアルちゃんサングラスを取らないでっ!!」

 

 

サングラスを取られ、その素顔がさらされる

 

その顔を見たムツキたちは、痛みを忘れ、彼へと飛び掛かった

 

 

「「「○○(くん)ッ!!!!」」」

 

 

「うわぁ!?みんな急に飛びつかないで!!ムっちゃん顔を引っ張らないで!!ハルカちゃんはどこに手を入れてるの!?カヨコちゃんはお腹に顔を………ってなんでみんなそんなに泣いているの!?!?」

 

 

便利屋のみんなに押し潰される○○

昔と変わらない彼の様子に、凍り付いた便利屋68の心が溶けていく

 

もうそこに冷酷な彼女たちは存在しない

かつての明るく愉快で破天荒な便利屋68が戻っていた

 

 

 

「貴様………ッ!!何者かは知らんが、殺されたいようだな!!」

 

 

 

「あいつ……!!」

 

 

「○○くんは私たちの後ろに……くっ……!!」

 

 

立ち上がったボスはこちらを睨みつけ、残った部下に指示を出す

 

 

「もういいお前たち!!あいつらを殺せ!!」

 

 

「○○……貴方は逃げなさいっ!!!!」

 

 

アルは○○の肩を引き、盾となる

 

 

「安心して、アルちゃん。()()()()()()()()()()———!!」

 

 

 

 

 

 

「とぉ~~~~うっ!!!!」

 

 

 

 

 

「ぐはっ!!」

 

 

 

大きな盾を持った少女がボスを吹き飛ばす

その少女も、○○と同じ黒いサングラスをかけ、淡いエメラルド色の髪をなびかせ独特なポーズを決めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この世に悪がある限り、正義の怒りが炎と燃えるっ!!グレートアビドスマン2号登場っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シ~~~~~~ン…………

 

 

 

 

 

再び静寂に包まれる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「決まった…………!!」

 

 

「最高にカッコいいですよ!!ユm……じゃなかった。グレートアビドスマン2号!!」

 

 

「ちょっと()()()()()!!一人で勝手に飛び出さないでくださいっ!!」

 

 

「ホシn……じゃなかった。グレートアビドスマン1号ちゃんっ!!本名をいわないでよ~!!」

 

 

ピンク色の髪をなびかせながら、小柄な少女がオートマタたちを破壊していく

その二人だけではない

 

四方八方からオートマタが破壊されていく

侵入者は複数人いるのだ

彼女たちの活躍でボスを除いたすべての敵は再起不能となった

そして、グレートアビドスマン以外の()()()()()()()()()()が一か所に集まった

しかし、一人だけ覆面ではなく茶色い紙袋をつけていた

彼女たちも変なポーズしながら決め台詞を放つ

 

 

 

 

 

「1号!!」

 

 

「ブルー!!」

 

 

「クリスティーナ☆!!」

 

 

「4号!!」

 

 

「ファ、ファウストっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みん」

 

 

「な」

 

 

「そ」

 

 

「ろ」

 

 

「って」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「ファウスト特戦隊ッッッ!!!!!!」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン……………

 

 

 

 

 

 

再び静寂(以下略

 

 

 

 

 

 

 

 

覆面越しでも伝わる彼女たちのどや顔

アルたちは呆然とファウスト特戦隊を見つめるのであった

 

 

「うぅ………恥ずかしい………」

 

 

しかし、ファウストと名乗った少女だけは手で顔を覆いしゃがみこんでいる

 

 

「ほらね、仲間がいるって言ったでしょ?」

 

 

○○はアルの手を取り、笑顔を見せる

 

 

 

 

「あとは俺たちに任せて、みんなはそこで休んでて!!」

 

 

 

空に浮かぶ雲が晴れ、太陽がアルたちを照らす

 

 

正義の味方は存在する

 

 

助けを求める者の側に——————

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「先生!!これアルちゃんから!!」

 

 

”やあ、○○。アルは元気だったかい?”

 

 

 

先生は○○から一枚の紙を受け取った

 

助けられた便利屋68はその後、ヴァルキューレに自首した

 

自身の罪を認め、償うことにしたのだ

 

ムツキ、カヨコ、ハルカはすぐに釈放された

 

しかし、殺人を犯したアルだけは罪が重く釈放されることは無かった

 

 

「元気だったよ!!嬉しそうに笑ってたからね!!」

 

 

”そっか”

 

 

「なんかよくわからないけど、()()()()()()()()()()()……?だか何かで、もう少しで外に出れるんだって!!」

 

 

()()()()かな?それはよかった!!”

 

 

嬉しそうに飛び回る○○

その姿を見て先生も頬を緩ませた

 

 

「それじゃ先生!!また今度!!」

 

 

”今日もパトロールかい?”

 

 

「うん!!最近出来た友達のレイサちゃんと一緒にね!!」

 

 

”あまり無茶をしてはいけないよ。みんな○○が大切なんだからね”

 

 

「それムっちゃんやカヨコちゃんにも言われた!!そんなに心配しなくても大丈夫だって」

 

「それじゃあ、行ってきます!!」

 

 

○○を見送った先生は、受け取った紙に目を向けた

 

 

 

 

 

『進路希望調査票:陸八魔アル』

 

 

 

 

 

 

 

そう書かれた紙に、アルの進路が書かれていた

第二希望、第三希望は黒く塗りつぶされ、第一希望のみに書かれている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一希望進路:弱きものを助け、悪を砕く真のアウトロー(正義の味方)

 

 

 

 

 

 

 

 

〜Fin〜

 

 

 

 

 




グレートアビドスマンとファウスト特戦隊をやりたかった

ただそれだけ

本来の覆面水着団1号は、この世界ではグレートアビドスマン1号となっているため空席

だから覆面水着団0号がファウスト特戦隊1号になっているわけですね

そして残念ながら、〇〇くんのせいで覆面水着団は結成されず、クソダサネーミングセンス及びポーズがアビドス高校に感染してしまいました





ブルー「ん、銀行を襲う」

馬鹿「なんだって!?そんな悪行をこの正義の味方ができるわけ・・・・・・」

ブルー「でも銀行のお金は悪い人たちが集めた悪いお金。正義の味方はそれを見過ごすの?」

馬鹿「見過ごせないっ!!!!待ってろ銀行!!この正義の味方『デッドリー・デビル』が成敗してくれるっ!!!!(スペシャルファイティングポーズ)」

ブルー「 ( ᓀ‸ᓂ+)b」






ちなみに幕間②が救済ルートの分岐点になっています

○○くんがユメパイセンを救わなかった or 病院で目を覚ました後、一人でアルちゃん達を救いに行った場合死にます

同じようにダイナマイトキックを決め、アルちゃんに救いの手を差し伸べます

そして、アルちゃんがその手を取った瞬間、○○くんの顔面に真っ赤な花が咲いちゃいます

アルちゃんの顔に血がこびり付き、○○くんはアルちゃんに倒れこんで……

みたいなね(ゲス顔)




あ、Y〇sterさん

ファウスト特戦隊のフィギュア化待ってます

あと雀魂の設定6ゲーやめてください

【アツコの場合】や【ヒナの場合】みたいにオリ主くんが他作品の世界観や能力を持っているのは?

  • あり
  • なし
  • 好きにしていいから黙って曇らせを書け
  • 好きにしていいから黙って救済しろ
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