ブルアカ曇らせ性癖もりもりハッピーセット   作:龍角散ガム

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オリ主くん主体の駄文です


幕間③

 

『ボ、ボス……!あいつ、一人で全員倒しやがった……!!』

 

 

『あ、ありえない……!!』

 

 

ボスと呼ばれた男は、一人の男を見て冷や汗を流す

その男の周りには100人を超える部下たちが倒れ伏している

 

部下たちはバットやハンマー、メリケンサックといった武器を装備していた

しかし、部下たちを倒した男は武器を持っていない

己の拳一つで100人以上の部下を倒したのだ

 

もちろん男は無傷ではなかった

額から血を流し、拳はボロボロだった

だが、男は何事もなかったかのように煙草に火をつける

 

 

『テメェ!!何が目的だ!?』

 

 

男は答えない

小休憩を挟むように煙草を味わっている

 

 

『このガキか!?テメェには何の関係もないただのクソガキだろうがッ!!』

 

 

『うぐっ……!!』

 

 

ボスと呼ばれた男が、縄で縛られた少女の腕を引き寄せた

軽く首を絞められた少女はうめき声を漏らした

 

 

『お、おじさん……!!』

 

 

『そういえば、このガキはテメェのところへ助けを求めていたなぁ。だがテメェは報酬が無えからと追い出したじゃねぇか!!なんで今更助けに来やがった!?』

 

 

男はため息を吐くように煙草の煙を吐き出した

そして、ボスと呼ばれた男を見据え、固く閉じていた口を開いた

 

 

 

 

 

 

『助けを求める声がした。ただそれだけだ』

 

 

 

 

 

 

 

 

「か……かかか………」

 

 

 

 

 

「かっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 

 

 

テレビに映る主人公を見た少年が歓喜の声を上げた

手に持っていたお菓子を地面に落としジュースをこぼすのだが、そんなこと関係なしに身体いっぱいに喜びを表現している

 

 

「もう、○○くん。後でお母さんに怒られても知らないよ?ね、アルちゃん?」

 

「…………アルちゃん?」

 

 

「わぁ…………っ!!」

 

 

「あちゃー……アルちゃんも脳みそ焼かれちゃってるよ……」

 

 

「見て見てムっちゃん!!はーっはっはっは!!安心しろ、俺が来た!!」シュババッ!!

 

 

「私もこの人みたいなアウトローに……!!」

 

 

「はぁ……駄目だこりゃ……」

 

 

 

これは、正義の味方とアウトローに憧れを抱いたとある少年と少女の起源(オリジン)の物語である

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

深く、深く

 

 

底知れない闇へと落ちていく

 

 

ここは水の中だろうか

 

 

口から漏れ出した空気が海面へと浮かんでいく

 

 

苦しみは無かった

 

 

むしろ心地よささえ感じる

 

 

身体を動かすことはできない

 

 

意識も朦朧としている

 

 

俺は何もできないまま闇へと落ちていくのだろうか

 

 

 

 

 

『なんと無様なものか』

 

 

 

 

 

誰かの声が耳に響いた

 

 

 

 

 

『何も残せずこのままただ死を待つだけか?』

 

 

 

 

 

誰だ?

 

 

 

 

 

 

『答えろ。貴様は死を望むのか?』

 

 

 

 

 

……どうでもいい

 

 

死ぬことに恐怖は無い

 

 

 

 

 

『そうか』

 

 

 

 

 

『ならば貴様の妹はどうなる?』

 

 

 

 

 

『貴様は大切な妹を一人残して逝くというのか?』

 

 

 

 

 

 

 

———おにいちゃん!!

 

 

 

 

 

 

 

 

イブキ……ッ!!

 

 

 

 

 

『残された妹を誰が守るのだ?』

 

 

 

 

 

俺が……

 

 

俺が守るんだ……!!

 

 

 

 

『ならば手を伸ばせ』

 

 

 

 

『我を掴め!!』

 

 

 

 

『大切なものを守るために!!』

 

 

 

 

目の前の光に手を伸ばす

 

 

光は輝きを増し、俺を包み込む

 

 

そして——————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んが……?」

 

 

 

目が覚めた

 

時刻は昼過ぎ

 

イブキの手作りおにぎりを食べて寝てしまったようだ

 

 

「なんだこれ?木刀?」

 

 

手には見覚えのない木刀が握られていた

修学旅行のお土産に売ってそうなどこにでもある木刀

しかし、不思議と手に馴染む

 

何故俺は木刀を握っているのか

 

さっきまで何の夢を見ていたのか

 

疑念ばかりが頭の中で反芻する

 

数分悩んだ後、一つの妙案が浮かんだ

俺は木刀を握りしめ、部屋の外へと駆け出した

 

 

 

 

 

「イブキ、ヒーローごっこしよう!!俺が敵役な!!」

 

 

 

 

 

この後、イブキが木刀から放った衝撃波にめちゃくちゃ吹き飛ばされた

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私たちね、帰る場所が無いの」

 

 

 

 

 

 

 

目の前の彼女は僕に告げた

 

誰かが傍にいないと今にも消えてしまいそうな、霧のように儚げで美しい彼女

 

けれど、僕は知っている

 

彼女は太陽だ

 

彼女の笑顔は周囲の人間を明るく照らし出す

 

暗く冷たい世界を光で包み込んでくれる

 

アリウススクワッドのみんなも、彼女が言う先生も

 

みんな彼女の笑顔に救われているんだ

 

僕もそのうちの一人だ

 

絵を書くことしか能がない僕に幸せをくれた

 

僕の真っ白なキャンパスに彩をくれた

 

だから君の悲しい顔を僕は見たくない

 

 

 

「なら、僕がアツコちゃんたちの帰る場所になるよ」

 

「たとえ道に迷ったとしても」

 

「どんなに遠い場所にいても」

 

「僕は君たちを待ち続ける」

 

「僕は君を想い続ける」

 

「いつまでもずっと、この花畑で」

 

 

 

非力な僕は絵を書くことしかできない

 

不思議な力を持つ僕は、僕自身を守ることしかできない

 

だけど

 

僕は生まれて初めて誰かの力になりたいと思った

 

彼女を助けたいと思ったんだ

 

 

 

「私はアツコの頼みで貴方を見過ごしていました」

 

「所詮、貴方は道端で無様に生きながらえている花がらです」

 

「わざわざ私から干渉する価値もありませんからね」

 

「けれど、貴方自ら私の元へと来たのであれば話は別です」

 

 

 

「アツコちゃんを返してもらうぞ」

 

 

 

「———ふふふっ、何を言い出すかと思えば」

 

「ただの絵描きに何ができるというのです?」

 

 

たとえこの目が光を失っても

 

この手が力を失ってでも

 

僕は描いて見せる

 

アツコちゃんのために——————

 

 

 

「ガウ……!!」

 

「ガルルゥ……!!」

 

「ブルルルゥ……!!」

 

 

「うん、いくよみんな———」

 

 

 

 

 

 

形態変化(カンビオ・フォルマ)!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 





曇らせ要素どこ……?


最近感想に返信できなくて申し訳ございません

全ての感想は一読しています

引き続き感想や自身の性癖をぶちまけていただけると幸いです

【アツコの場合】や【ヒナの場合】みたいにオリ主くんが他作品の世界観や能力を持っているのは?

  • あり
  • なし
  • 好きにしていいから黙って曇らせを書け
  • 好きにしていいから黙って救済しろ
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