曇らせばっか考えていると、自然と気分が落ち込んできてしまうのでね……
とあるところにお姫様と王子様が暮らしていました
お姫様と王子さまは国中の誰が見てもお似合いのカップルで
皆二人の幸せを祝福していました
しかしある時、悪い魔女がお姫様と王子様を妬み、二人を離れ離れにしてしまいました
お姫様は酷く悲しみました
この広い世界で再び王子様と出会うことは不可能だからです
しかし、お姫様は祈り続けました
いつか必ず王子様に出会えると信じて
「おい。起きろ」
「起きろって言ってんだよ!!」
顔に水をかけられて私の意識は覚醒した
私は手足を縛られ地面に横になっていた
辺りは薄暗く、砂埃で地面が汚れている
おそらくどこかの倉庫なのだろう
「やっと目を覚ましたな聖園ミカ。アタシを覚えているか?」
「貴女はっ……!!!!」
目の前にいたのは、昔から私を虐めていた女子生徒
私から彼を奪った張本人だった
「おいおいそんなに睨むなって。久しぶりに会うんだから、もっと明るくいこうじゃん」
「っつ!!どの口がっ!!」
「おーコワッ。もう少し頭を冷やせよ……ほらッ!!」
再び私は水をかけられる
おかしい
いつもならこんな拘束なんてすぐに解けるのに力が出ない
「昔からアンタはそうだったよな?ゴリラみたいな馬鹿力もアタシの前では発揮できない。トラウマになってんだよ。アタシは、散々アンタを痛めつけてきたからなぁ!!」
「うぐっ……!!」
みぞに蹴りを入れられる
肺の空気が外へと漏れ痛みが私を襲う
「アタシはアンタが気に食わなかった!!いつもかわい子ぶって自分をお姫様だと言っていたアンタが!!彼に好かれていたアンタが!!」
「何がお姫様だッ!!頭が悪い癖にッ!!力しか能がないくせにッ!!それなのになんでお前の側にいつも彼がいるんだッ!!」
「カハツ……!!」
「アンタを憎んでいたのアタシだけじゃないんだぜ?おいお前ら!!」
彼女が呼び掛けると、奥から何人もの生徒たちが現れる
どの娘も見たことがある顔だった
「アタシたちは馬鹿の癖に周りの人間から好かれるアンタが大嫌いなんだよッ!!」
私は髪を掴まれ、蹴られ、殴られる
抵抗しようにも、幼いころに刻まれた彼女への恐怖心が拒んでしまう
「アタシは彼が好きだった!!だから彼に告白した!!その時彼はなんて言ったと思う!?」
「げほっ……群れることしか……能がないサルに……興味ない……とかじゃない……?」
「ッッツ!!!」
「がはっ!!」
図星をつかれ、彼女は私の顔を蹴りつける
「生意気なんだよお前ッ!!」
癇癪を起した子供のように彼女は私を何度も殴りつける
周りの娘も彼女に便乗して暴行を続ける
私は抵抗できず、彼女たちの暴行を受けることしかできなかった
暴行を受けてからどれだけの時間が経ったのだろうか
体中から血が抜けていくのを感じ始め、視界も霞んでいる
息を切らした彼女は、なぜか私の元から離れた
ボロ雑巾のように倒れる私を見て、彼女の部下たちは下品に笑っている
すると、彼女は再び私の前に姿を現した
その手には金属バットが握られている
カラカラとバットを地面に擦り付け、彼女は私に近付いてくる
流石にそれはまずいと思い逃げようとするも、ボロボロな私の体はピクリとも動かなかった
「アンタを苦しませるために彼を殺したけどさ……それでもアタシは満足できなかった。だからこうやって直接アンタを傷つけることにした」
「でももう飽きちゃった。もういいよ。アタシからの慈悲としてアンタも彼の元へ連れてってやる」
「……貴女が?………恋のキューピットにしてはかなり品が無いじゃんね……」
「ッッッ!!死ねぇッ!!!!!」
彼女が私の頭部に目掛けてバットを振りかざす
これを受けたら私は確実に死ぬ
しかし、なぜか心は晴れやかだった
再び彼と会うことが出来るかもしれないからだ
私は目を閉じ彼を想った
「(私も今———そっちに行くよ———)」
「待ちなさいっ!!」
バットが私に振りかざされることは無かった
倉庫の扉が開かれ、女性の声が倉庫に鳴り響く
「私の友人を傷つけるのはそこまでにしてもらおうか」
「ナギ……ちゃん……?それにセイアちゃんまで……」
二人だけではない
コハルちゃんやハスミちゃんを始めとする正義実現委員会
ハナコちゃんやアズサちゃん、ヒフミの補習授業部の皆まで……
”ミカ!!大丈夫!?”
「せん……せい……」
私を助けに来てくれたみんなが一斉に倉庫の中に突入する
そして、次々に私に暴行していた彼女たちを拘束していく
「クソッ!!なんでいつも天はコイツの味方をするんだ!!」
悪態をつく彼女に私はざまあみろと笑いつける
そんな私を見た彼女は、歯が折れるほどに食いしばる
そして、彼女の額の血管がプツンと切れた
彼女は再び私にバット振りかざす
”ミカッ!!!!”
先生が私に手を伸ばし駆け出すももう遅い
バッドは確実に私を殺すように顔に目掛けて落ちてくる
「死ねェェェェェェェェェェッッッ!!!!」
その瞬間
「ガッ……ッ!!!!」
彼女は背後から振りかざされた鉄パイプを受け吹き飛ばされる
「ゴリラがこんな群れることしか能がないボスザルごときにやられてんじゃねぇよ」
「え………なん………で………?」
衝撃で言葉を失う私に、ナギちゃんとセイアちゃんは私に近付き、申し訳なさそうに口を開いた
「ミカも知っているだろう?私の予知夢さ」
「最悪な未来が見えたからね。彼には一芝居打ってもらったのさ。内緒にしていて悪かったね、ミカ」
「ごめんなさいミカさん。貴女に辛い思いをさせてしまって………」
ナギちゃんもセイアちゃんの作戦を知っていたようだ
何故私にも教えてくれなかったのか……
もっと早く教えてくれればこんな思いは……
様々な思いが溢れてくる
しかし、そんなことよりも——————
「大丈夫か、ミカ?辛い思いをさせて悪かったな……」
彼が私に手を差し伸べる
目から涙が溢れ視界が見えなくなる
「ばか………ほんとうに………本当に馬鹿っ……!!」
私は彼に手を伸ばした————————————
伸ばした手は空を切る
力を失った腕はパタリとベットに倒れた
いつの間にか眠ってしまったらしい
何か夢を見ていたのだが
夢の内容を思い出すことが出来ない
既に日も落ち、窓から漏れる月明かりだけが部屋を照らしている
私は身を守るように膝を抱え込んだ
心が孤独と空虚に包まれる
自然と涙が零れ落ちベッドを濡らした
夜空に浮かぶ
んなご都合展開あるわけねぇだろォ!?!?
投稿場所が【ゴミ溜めアンハッピーセット】じゃねぇんだからよォ!!!!
「みらいいろ」:Plastic Tree
遊戯王5D'sのエンディング曲
夢みるように目覚めて 未来までって伸ばした手
つかむ はなす くりかえし探して
良い歌詞ですね
アニメ本編にもリンクしてて、
絶望の先に「絆」という希望が待っているという曲です
まあ、私の描く物語にそんな希望は無いんですが
以下没案
※キャラ・物語崩壊注意
スーパーゴリラ人「私をどうするつもりなの!?」
メタル○○「ふっふっふ……○○の死体を吸収したビッグゲテスターのメインコンピューターはこの星を支配した。更に、ほとんど無かった○○の肉体をメタル○○として再生させたのだ」
メタル○○「その桁外れスーパーゴリラ人の生命エネルギーを全て貰う。これからはメタルスーパーゴリラ人を何万人と持つことが出来るのだ」
スーパーゴリラ人「ふーん………○○の死体を回収………」
スーパーゴリラ人「許さない………私はお前を絶対に許さないっ!!!!」
メタル○○「なっ、なんだこの桁外れのパワーは!?」
スーパーゴリラ人「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」
メタル○○「やめろッ!!オーバーヒートするッ!!限界だッ!!」
メタル○○「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!!!」ドカーン!!
スーパーゴリラ人「敵はとったよ、○○——————」
【劇場版ブルーアーカイブ 100億パワーのゴリラたち】
【完】
【アツコの場合】や【ヒナの場合】みたいにオリ主くんが他作品の世界観や能力を持っているのは?
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あり
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なし
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好きにしていいから黙って曇らせを書け
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好きにしていいから黙って救済しろ