お久しぶりでございやす
ネタ切れやら学マスやらポケポケやら別小説やらで大分期間が開きましたが初投稿です(鋼の意志)
曇らせもりもりとは真逆のブルアカギャグ小説も投稿していますので、よろしければ味変感覚で読んでいただけると幸いです
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https://syosetu.org/novel/361761/
『トリニティ学園から離れた丘でお前を待つ』
私の元に届けられた1枚の手紙
最初は誰かのいたずらだと思い無視しようと思った
けど、指定された丘は、○○との思い出が詰まった大切な場所
もしかしたらこの手紙の主は……
一度考えてしまうともう止めることはできない
一筋の希望を信じ、私はあの丘へと向かった
だがやはり、あの丘には誰もいなかった
○○がいなくなってから、この丘には一度も来ていなかった
この丘に来てしまうと、○○が死んでしまったことを認めざるを得ない気がするから
人工物が一つも見当たらない自然豊かな丘
私と○○だけの秘密の場所
頭の中に、○○との記憶が溢れ出してくる
それと同時に、○○は死んでしまったという現実が私の胸を締め付ける
ああ……
だからここに来たくなかったんだ……
視界がにじんでいき、涙が零れ落ちる
もう……
○○はいない……
「うぁ……あぁ……っ」
寂しい
会いたい
私を一人にしないで……
「あはっ……やっぱり来てくれたんだ……!」
背後から声を掛けられた
聞き覚えのある声だった
身体の奥が凍ったように冷たくなり、身体が震えだす
震えを押さえるように両腕で身を抱きしめながら、私はゆっくりと後ろを振り返った
「久しぶりだねぇ……聖園ミカ……!!」
声の主は、昔私を虐めていた女子生徒集団のリーダー……
○○を殺した犯人だった
「なん……で……貴女は捕まったはずじゃ……」
「アンタに復讐するために、わざわざ檻の中から出てきてやったのよ。見てよこのお腹の傷。ヴァルキューレも酷いことするよね」
彼女は服をめくり、腹の痛々しい傷を私に見せつけてきた
銃弾によってできた痣が何個もできており、紫色に変色していた
さらに、頭や腕にはボロボロの包帯が巻かれており、激しい戦闘があったことを想像させる
「私……貴女に何かした……!?どうして……どうして私をこんなに追い詰めるの……!?」
自身に向けられた憎悪の理由が私にはまったく心当たりがなかった
私は彼女に話しかけたことすらなかった
それにも関わらず、彼女は仲間を集め、私を虐めてきた
私が貴女の物を壊したのなら弁償するから
私が貴女を傷つけたのなら謝るから
だから
もう私を傷つけないで……
そんな私の想いをあざ笑うように
彼女は感情のない顔で私の問いに答えた
「楽しいから」
「…………え?」
私は彼女が何を言っているのか分からなかった
「アンタ、ゲヘナを相当嫌っているようだけどなんで?」
「それ……は……」
「特に理由なんてないでしょ?それと同じ。理由なんてない。ただ楽しいからアンタを虐めるの」
「いじめの対象は誰でも良かった。最初はクラスに馴染んでなかった地味な子をターゲットにしようとした」
「でも、そこにアンタが現れた」
「お姫様のような綺麗な髪」
「大切に育てられたであろう身なりや仕草」
「裕福な暮らしをしていた人間が地の底に落ちるのを見てみたかった」
「だからアンタにした」
「ただそれだけ」
「だから安心して。アンタは私に何もしてない」
「楽しいからアンタを虐めてたのよ」
理解が出来なかった
自身の娯楽のために私はこんなに苦しい思いをしてきた
自身の快楽のために
○○は殺された
凍っていたはずの身体に徐々に熱を帯びてくる
無意識に拳を握りしめ、血が流れる
目の前の女を許してはならない
怒りの感情が私の身体を支配した
しかし、その怒りも一瞬にして消え去った
彼女が歪んだ笑顔で、自身の腕の包帯を取った
腕の関節部分に縫われたような跡があった
肌の色が異なっていた
腕先が女性とは異なる筋肉のつき方をしていた
そう
まるで
「ぇ……」
「あはぁ……その顔……最高じゃない……っ!!」
恍惚とした表情で、彼女は手を自身の頬に添えた
快楽に身を委ねるかのようにぶるりと身体を震わせている
「う……そ……」
「そうよ……アンタの想像通りよ……!!」
「知ってる?腕を切るのって相当力が必要だし、尋常じゃない痛みなのよ?何度失神しそうになったか分からないわ」
「でも、アンタのその表情を見られただけでその対価を払っただけのことはあるわ……!!最っっっっ高……!!」
「あははははははははははっ!!!!!!」
やめて……
○○の手でその汚い顔に触れないで……
私の救いの手を汚さないで……
「でも、もっとアンタを苦しませたい……アンタの歪んだか顔を見たい……っ!!」
彼女は私に視線を向けたまま、後ろに下がっていく
彼女の背後には何もない
広がっているのは自然豊かな美しい緑と
「………っ!!!!」
私は駆け出し、
しかし
その手は届くことなく
「その表情……最高よ……!!」
グチャリと肉が弾けるような音が耳に入る
静寂が辺りを包んでいた
私は身体を震わせながら崖下を覗き込んだ
そこには内臓が飛び出し、血だまりを作っているナニか
その表情は今まで見たほどない程に笑顔だった
そして、彼の腕は力なく地面に倒れていた
「………………あはっ」
彼が死んだ
私の目の前で
助けられなかった
いや
違う
「あはははっ…………」
『この魔女めっ!!!!』
そう
私は魔女だ
全てを不幸にする邪悪な魔女
私に幸せなんて存在しない
だって
ぜんぶわたしがわるいのだから
「あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
【アツコの場合】や【ヒナの場合】みたいにオリ主くんが他作品の世界観や能力を持っているのは?
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あり
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なし
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好きにしていいから黙って曇らせを書け
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好きにしていいから黙って救済しろ