【FILE:7】邂逅
「今日はフェリス、ヴィルヘルムと共にとある場所に赴いてほしい」
朝からクルシュが切り出すのは、王都を出る用事であった。非常に珍しいというか、初である。
「ついに王選に関わる動きが本格化する。賢人会より呼び出しがかかり、候補者が集められるとのことだ。私はそのまま親睦を深める酒宴が開かれると踏んでいるが」
話をまとめると多忙を極める賢人会に代わり、王選候補への伝達を買って出たらしい。これからその一人がいるというメイザース辺境伯領ヘ向い用向きを伝えるそうだ。
「しかし、その髪と服は見慣れないが似合っているな。しっかり王国に馴染んでいる」
ケイの白い髪と執事服に目を向け、楽しそうに眺める。
「はぁ。まぁ適当な脱色剤があって助かりました。黒髪黒目は本当に目立つみたいですからね」
「相も変わらず機能的な物言いだな。貴族の子女にしてはと小言を言われ続けていた私から見ても相当だぞ。まぁいい。それよりも辺境伯の擁するエミリア陣営の観察については任せたぞ。必要であれば名代としての交渉も許そう」
永井圭は、この一月足らずでカルステン公爵家において頭角を表していた。書記という立場で様々な場面に立ち合い、相談を受け補佐をしてきた。計算を任されればほぼ全てを暗算で即座に回答し、一度見たものは忘れない。
常識を知らないことや慣習を無視しがちなことと、礼儀を欠くことを除けばその能力は誰もが認めることであり、カルステン陣営の頭脳として分析や意見が受け入れてもらう形が出来上がっていた。
無駄を省き、必要ない時はだらけ続ける態度に反感を覚えるものもいるが、実際の仕事と実績によって黙らされる。
事実として彼が参加してからの白鯨討伐計画の改善と支援の増加は目が見張るものがある。討伐隊は当初の想定を遥かに超えた規模に仕上がりつつある。
そう。余裕も生まれたのだ。陣営の重要な面子を他の陣営の偵察に回せる程度には。
竜車に乗り込み、エミリア陣営に関わる資料を読み込む。
この世界にある竜車という乗り物は移動の際には一般的な方法だ。
しかしスプリングも不足しており、悪路も多い。それを使った旅と言われて苦労を覚悟していたが、しかし竜車を引く地竜の『風除けの加護』と呼ばれる魔法のような効果により、乗り心地は現代の車と大差ないほどの仕上がりになっている。
一行は快適に目的地へと向かう。
「では、銀髪のハーフエルフであった嫉妬の魔女の大災害から亜人への迫害が本格化したということですね。その元凶と同じ要素を持つ者を候補者として擁立するというのは、かなり不利な戦いでは?辺境伯は何を考えているのでしょう」
「この老骨には辺境伯様のお考えはわかりませぬが、おっしゃる通りハーフエルフ、まして銀髪となれば民衆はそれだけで恐れます。何か理由や勝機がなければ、無駄な行いとなるでしょう」
「でもでも〜聞いた話だと王選始めるための数合わせって説もあるみたいよ?なかなか候補者の数が揃わないみたいで近衛も忙しくしてるしね〜」
数合わせの泡沫候補か。その説もありうるが、それなら辺境伯自身に非難が及ぶハーフエルフにわざわざする意味もない。そんなことをすれば魔女教に絡まれる。これも自明の理であるらしい。
竜珠が反応するかどうかがシビアすぎる可能性もある。なかなか候補者が揃わず、その場合は意思に関わらず候補者にされ王選開始後すぐに辞退する人もいるかもしれない。
想定はしておくだけする。その上でフラットに観察しよう。
「けどケイきゅんさ〜君って面倒くさがりかと思ったらものすごく下調べとかするし、ホントわかんないよね。こんなおつかい一つで行動計画とかいらないでしょ。近衛の遠征じゃあるまいし。それは無駄じゃあないわけ?ヴィル爺ですらちょっと引いてるって知ってるんだから」
フェリスというよりはヴィルヘルムに向かってほとんど話し続ける。この一月で分かったことはケイとフェリスは、気が合わない。具体的に言えば時間の使い方が違いすぎるということだ。
「無駄なことをするほど暇じゃない。辺境伯領の周辺は魔獣の群生地が複数。その上辺境伯は常備軍も持たず、魔獣対策は魔法に、主に結界に頼っている傾向にある。悪意を持って利用しようと思えばいくらでも活用できる材料が転がっているんだよ。野盗なども魔獣対策さえあれば辺境伯領に逃げ込むらしいが、それをスムーズに討伐している手法が見えない。警戒は必要だ」
他領に比べて検問が緩いメイザース辺境伯領に逃げ込む野盗は多い。しかし長く辺境伯領で活動している野盗はまずいない。魔獣に殺されているのか、それとも他に何かあるのだろうか。
「ケイきゅんたら早めにハゲそ〜。まぁその調子でクルシュ様のためになってくれる内はいいけどサ」
「私は敵を切ることしかできません。敵や危険を事前に抑制し回避する思考力というものは、どんな暴力をも越える素晴らしい力であるとそう思いますな」
そんなことを話しつつ考えていると、もうすぐ着くようだ。
早馬ならぬ早竜によって到着は知らされており、歓待の姿勢で屋敷の前に従者が控えている。
「「ようこそお客様。メイザース辺境伯に代わり歓迎をさせていただきます」」
青色と桃色の髪をもつ瓜二つのメイド。その二人の出迎えを受けてフェリスとケイは屋敷へ進む。
御者とヴィルヘルムは残り二人を待つことに。
奥へ進むと、なぜかピエロがそこにいた。
「やーぁあやあ。どーぅも。賢人会からの使者と聞きましたが、まーぁさかカルステン公爵の一の騎士。あの『青』のお越しとは驚きましたねーぇえ」
聞きしに勝る奇人が出てきた。どんなイントネーションだろうか。
「やだなぁ。メイザース様ったらご冗談を。色で呼ぶならそっちは『赤』『緑』『黄』様って呼ばなきゃじゃないですか。私の肩書きはクルシュ様の一の騎士、それだけで十分です」
「これはこ〜ぉれは失礼を。そして、そちらは?」
赤と黄色のオッドアイがこちらを見た。しかし言葉ほど興味はなさそうだ。
「こっちは新人の書記くんです。視界に入ると不快かと思いますがどうかお気になさらず。先に謝罪をいたしますネ。ごめんなさい」
一方的に頭を下げ始めるフェリス。
相手に不快な思いをさせるようなものを自分で持ち込むな。それこそ不敬だろ。
「いやそんなことはないとも。素敵な髪色だーぁあね。当家に面白いものはないかもしれないがゆっくりくつろいでいいかーぁらね」
ウインクしてこちらに微笑む辺境伯。どうやら見るものには髪色を変えていることはわかるらしい。元がわからないなら問題ないが。
フェリスとロズワールはエミリアを待ちつつ情報交換をしていた。
同盟についての探り合いも落ち着く、間を見つけたので手を挙げて入ってみる。
フェリスが威圧の笑顔をこちらに向けるが、無視して質問する。
「王国きっての魔法使いであるメイザース様に質問をしてもよろしいでしょうか?」
「おやお〜や?凄腕の専門家が身内にいるだろうに私に質問とは。私が答えられるものならなんでも答えるとも。魔法に興味が?」
「ええ。特に今調べているのが、『飛行魔法』についてなのですが、これはなかなか人には聞けないもので」
そう。飛行魔法というのは希少だ。基本的に快適な空の旅をするには複数の属性を同時に高い水準で扱うことが求められる。
彼はそんな超高等魔法を普段使いしている世界でも唯一と言っていい存在だ。
「確かに。それは私以上に詳しいものはそういないだろうねぇーえ。問いに問い返すようですまないが、なぜ飛行魔法を?」
「すでにご存知かと思いますが、白鯨について調べていまして。かの魔獣の飛行原理の参考にならないかと思ったのです」
オッドアイが油断なくこちらを射抜く。ただの書記よりも少し注目されたようだ。
「具体的にお聞きしたいのは、重量に合わせてマナの消費量がどのように増えるか、というものですね」
メイザース伯は少し思案したのち、その内容について語ってくれた。
まず、初期設定の重量は幅がありその範囲であれば誤差であるということ。メイザース伯であれば自分ともう一人成人を運ぶ程度であれば、マナの出力を少し上げるだけで事足りる。
しかし、大きく超過する場合は術式の再構築をしなくてはいけない。それが途中で増え続ければ当然更新も必要だ。その際には通常の運用とは比べ物にならないほどのマナを消費をすることになり、限界がくれば術式は壊れる。
「そしてこれは予想だがね。かの魔獣の飛行は、どちらかといえば陰魔法による重さの操作を疑った方が良い。推力に風のマナは使っているかもしれないが、あれほどの巨体を風で持ち上げるのは不可能だと思うねーぇえ」
「メイザース様、情報に感謝いたします。このご恩はこの後の相談に返せればと思います」
「失礼致します。エミリア様が、ご到着なされました。」
ちょうど良いタイミングで、主役が現れたようだった。
桃色の方に連れられた人物が部屋に入る。
事前の調査と同じ容姿。
銀髪のハーフエルフ。耳が長いのが特徴であり、魔法に秀でた才能を持つ。
「お待たせしてごめんなさい。少しお出かけしてしまっていたの」
フェリスに向き合い、改めて挨拶を行う。
「わたしはエミリア。ただのエミリアよ。あなたがカルステン公爵の?」
「お初にお目にかかります。フェリックス・アーガイルと申します。この度は、王選における告知のために王都までおいで下さいますよう。賢人会より言伝を持って参りました」
やろうと思えばまともなフリもできるらしい。もう少しまともの比率を高めてもらえないだろうか。
そんなことを考えながら見ていると、移動の際に足を踏まれた。やり通せよガキめ。
エミリアは意を決した様子でフェリスに語りかける。
「事前にロズワールから連絡もあったと思うのだけれど、こちらからお願いがあります」
すでに相談も終えているようで、最終の返事をしにきたようだ。貴族のやり取りというのは本当に面倒が多い。
「ええ、『青』へ向けての治癒の依頼でしたね。そのお返事をするためにも私が来ました。ご安心ください。条件は詰めさせていただきますが、お受けするつもりです」
「よかった!実は最近ね。すごーく無茶をした子がいて、体もボロボロだったんだけどそっちはもうよくて。覚えたてなのに魔法を使いすぎてゲートが壊れかけちゃったの。お願いできる?」
エミリアの印象は、なんというか貴族らしさがゼロであり。家名もないことから事実貴族ではないのだろうと思う。
そして言葉の運び方や応答を見ても、あまり頭が回る方でもない。素直と言えば聞こえはいいが、バカ正直というのが所感である。
フェリスは快諾し詳細を相談していく。その内容に興味はないが、王選候補者のエミリアの様子と重症の患者には少し興味が湧いた。
そしてそんな正直者が先ほど言っていた。「覚えたてなのに」という言葉。
魔法を覚えるのは幼少期が一般的であり、貴族であればやっていないとおかしい。しかし今回の患者は成人の男性であるという。
魔法覚えたての成人男性(この国では)という点では人のことを言えた義理ではないが、自分のように特殊なケースが想定される。
一応、カルステン家に招いて治療をする前に問診程度はすべきだろう。
フェリスに一応患者を見てから戻りたいと伝えると、それが叶うようだった。
ちょうど竜車のところにいるらしく、エミリアたちには別れを告げて退出する。
ヴィルヘルムは待ち時間にお茶を差し入れてくれたスバルと名乗る少年と歓談し、フェリスとケイを待っていた。
「どうやら、時間切れのようですな」
別の方向へ指を指し終わりを告げる。
「へ?」
少年は気の抜けた声を出し、屋敷の方向を指した指先を目線で追う。
戻ってきた二人に青色のメイドがついている。
「出てきたのはレムと……誰だ」
「なんつーか。改めてファンタジックさが尋常じゃねーな」
少年はフェリスの、主に耳へ注目しそれを感じたフェリスはニヤリと笑って狙いを定めたようだった。
また悪癖が出ないといいが。
「こーら、美人に見惚れるのはわかるけど、そんなにジッと見てたら失礼じゃにゃい」
「ついに接触、モブじゃないネコミミ」
「にゃにゃ?」
スバルは耳を見てワナワナと震え始め、右腕を抑えて距離をおいた。
側から見ても明らかに好意的な視線であり、亜人に向けた差別というものは感じない。
「あれれ、嫌われちゃったかも? フェリちゃん、失敗~」
てへり、と頭を拳骨で叩き、舌を出しておどけて見せる。
「ぐああ!なんて破壊力!」
身悶えするスバルを横目に、フェリスは満足げに頷いている。
「これこれ!こういうの!年頃の男の子ってこうだよネ〜どっかの誰かがあまりにも可愛げなさすぎてフェリちゃん自分の可愛さという暴力を忘れてたかも」
ふっ。と吐き捨てるように鼻で笑うものもいる。
「ただいま、ヴィル爺。待たせてごめんネ。退屈、そうにはみえないね?」
「ええ。こちらの方が老骨の話相手になってくださいましたので、思いのほか楽しい時間を過ごさせていただきました」
「ふみゅ?」
「君がエミリア様の言ってた男の子なんだね。なるなるほどほど」
そういって少年を詳細に観察し始める。ということは彼が治療の対象者ということらしい。
固まる少年をいいことに、フェリスは抱きつき問診、というか触診を始めた。
何も知らないのであろう少年は、哀れにもメイドに冷たい視線で射抜かれそれでも体が動かないようだった。
最後にトドメとして耳を甘噛みされて倒れ伏す。
ヴィルヘルムが引き剥がし、よろよろと腰砕けに地面に倒れる。乙女のような姿で何事か言い訳を呟いているようだ。
こんな日常が眩しいと、ヴィルヘルムは素直に思う。若者たちが健やかにあることのなんと美しいことか。
しかし、その穏やかな感慨の一切を次の瞬間には捨て去る。
剣に感傷はいらない。
ただ一振りの剣であれ。凡人が天災に手を届かせたいのならあらゆるものを捨てねば。
気構えを戻し、周囲を見やる。
ヨヨヨと涙をふくスバル少年に手拭いを渡すと、フェリスが一旦の結論を出したようだった。
「お話に聞いてた通り、体の中の流れが澱んじゃってるね。早くどうにかしてあげたいけど、時間がないから今は無理っぽい。またゆっくりね」
「ところでスバル様。ご出身はどちらで?」
ここで初めてスバルはケイに気づいたらしい。
「生まれかぁ。説明がむっずいんだよなぁ。遥か遠い昔、遥か彼方の銀河系っつーことでここは一つ」
「にゃにそれ〜意味わかんない。秘密ってこと?」
「ああ、それでいいぜ。好感度稼がないと情報が聞けないタイプのキャラなんだ俺は」
「それは失礼しました。それでは、また」
メイザース邸を出て、一行は帰途に就く。
敷地を出るまでケイは黙って考え込んでいた。
竜車の中ではフェリスが使者として、青としての仕事の首尾を語り問題なく進行したことを確認する。
「私としては、ヴィル爺が待ってる間に人とお話してた方が意外ー。だってヴィル爺って、人と話すの嫌いだもんね?」
「それは酷い誤解です」
「うんうん。ケイきゅんと仲良くしてるのも頷けるネ。人でなしだもん」
「そのようなことは決してありません」
ケイに矛先を向けるが、無視というか聞いてすらいない様子。不貞腐れたようにフェリスは不満を口にだす。
仕方ないからヴィル爺であーそぼと目が語っていた。
「はいはい。そうだよね、ゴメンゴメン。ヴィル爺は話すより、斬る方が好きなだけだもんネ」
「それもとんでもない誤解ですな...」
「にしたって実際珍しくなーい?ヴィル爺があんなに話してさ。なんか見どころある子だったの?魔法的には属性が珍しいくらいで凡人って感じだったけど」
「ええ、同意見です。彼は毛も生えていない素人。目を惹くような才覚もありはしない。凡庸な存在であることには間違いないでしょうな」
ならなぜとフェリスが問う前に剣鬼が続ける。
「目が、気になりました。」
「目?」
問い返す少女の声に顎を引き、ヴィルヘルムは思い返すように視線を上げ言葉を続ける。
「あの少年の目が、少しばかり気になったのです。あれは、死域に踏み込んだものの目です。何度も。寸前で立ち帰り、戻ったものはいくらかいます。ですが……」
言葉を切り、ヴィルヘルムは静かに瞑目すると、
「一度ならず数度、死域から舞い戻る存在を私は
その目は、黙したままのケイを見据えている。
ケイは虚空を見つめたまま、おもむろに話し始める。
「彼は、恐らく異世界人です。自分と同じ時代、国から来たであろうことは確信が持てました」
予想外の一言に驚く一同。しかし、確かに少年は髪を染める前のケイと民族的な近さを感じる髪と肌色をしていた。
「同じ出身であっても自分のようなものは稀です。そんな変わり者だけが選ばれてこちらに来ているならわかりますが、彼にも何かあると思った方が良い」
「あの子も、同じ亜人ってこと?でも治療するってことは隠してる?」
「いえ、彼は亜人ではないと思います。亜人なら流石に自分の顔はバレているはず」
それに、無反応だったしな。
実のところケイはスバルと会った時にはIBMの粒子を上空へ細く上げ続けていた。狼煙のようなその黒い流れは亜人にしか見えない、そして見えているなら絶対に反応するだろう。
「彼の状況はおかしい。何かある可能性が高いです」
「どこら辺がおかしいの?嘘つけるような器用な感じはしなかったけどネ」
「彼には魔法の才能もなく、武の才能もない。知性も感じない。我々の見立てが正しいとすると状況と整合しない。全身ボロボロに怪我をして、ゲートを酷使し、死線を何度も乗り越えてエミリア様たちの信頼を勝ち取っている。そんな状況は凡人には実現できない」
そう。非凡な結果には非凡な素質が伴って当たり前なのだ。
「とはいえ現状ではその理由を特定するための材料はない。彼に何かあるのか、我々が見落としているのか。今は考えても無駄です。せいぜい迎える際に警戒をしておきましょう」
ケイの総評を聞くと、あの変哲もない少年が、その凡庸さこそがひどく不気味なものに感じてくる。
「しっかし同郷の人を見かけた反応がこれじゃねー。友達とか少ないでしょケイきゅんてば」
様々な思いをのせて竜車は王都へ向かっていく。
【永井圭のIBMについて】
永井圭のIBM発現量は異常といえるほど多く、煙のように出る粒子は、それなりの空間を濃霧のように満たせるほど。さらに人形IBMの再生成までの時間も回数も他の別種とは大きく差をあけて優秀である。
しかし、幼少期から無意識にIBMを放置していたせいか通常のIBMと違いコントロールが効かない。目標以外に襲いかかったり、自身を傷つけたりと理性なく行動するためその活用は困難を極める。
強い殺意を特定の誰かに向ければそこを襲いに行く程度には誘導できるが、その後IBMが何をするかは本人ですらわからない。