遅くなってスミマセン
ピピピピ ピピピピ ピピピピ
午前6:00比較的静かなアラームが鳴った。
「ん~朝か…ブラッキー起きようか」
ベッドの上で伸びをしてからシノはブラッキーを起こした。ブラッキーは小さくあくびをしてから起きた。
「おはよう」
シノはしゃがんでブラッキーの頭を撫でてブラッキーはシノに頬ずりをした。これはいつものルーティンで昔から一緒にいる二人はブラッキーがまだイーブイだったころからしている。
まだ少し寒さが残っている中でシノはリビングへ向かった。
シノがリビングのドアを開けるとリビングで寝ているポケモンたちが目を覚ました。
ポケモンたちは基本的にリビングか庭で寝ているかボールにいることが多くシノはポケモンたちを第一にしているので好きにさせている。シノは現在8匹のポケモンをゲットしている。
・ブラッキー
・サザンドラ
・キリキザン
・ヤミラミ
・マニューラ
・ドラピオン
・バンギラス
・サメハダー(ライド枠)
最初にゲットしたのはブラッキーで『相棒は?』と聞かれたらブラッキーだと答えるが他のポケモンたちも優劣はなくポケモンたちも仲が良い。
サメハダーはボールの中にいるかシノの家の庭には小さめながらも池があるので基本的にはそこにいる。
他にもサザンドラにドラピオンそしてバンギラスはその大きさから家に入ることが難しく庭にいる。
シノの自宅はヨスガシティの北側の森にある小さな一軒家で元はヨスガジムの先代ジムリーダーが土地を管理していて息抜き出来るようにと建てたそうで池にバトルコートまでついている。
森をジムリーダーが管理している理由はヨスガシティの北側にはふれあい広場と呼ばれるポケモンとトレーナーの憩いの場が設けられている。その昔に広場が出来た時に森にポケモンハンターが広場から侵入して野生のポケモンを大量に捕まえる事件が起きたそうだ。広場の中にはポフィンというポケモン用のお菓子が作れると話題になった。そしてそのお菓子の匂いにつられて野生のポケモンがやって来るところを狙ってポケモンハンターが乱獲していたそうだ。そこでリーグ側が森の管理を先代に任せたらしい。そしてシノがジムリーダーを引き継ぐ時に引っ越しの話をすると家を使っても構わないと言われたので現在までシノが住んでいる。今では森に住んでいるポケモンたちがよく遊びに来ることも度々ある。
キッチンへと向かうと足元にヤミラミが寄ってきた。おはようと声をかけるとヤミラミはシノの左肩へと乗ってきた。ヤミラミはゲットしたときはとある洞窟を調査しに行った際に一人ぼっちでいたところを見つけてバトルの末にゲットした。一人でいたことから寂しがり屋でよくシノの左肩へと乗ってきたり、他のポケモンに乗っていることもある。
今朝はパンとコーヒーにでもしようと調理を始めた。シノはオーキド博士と住み始めた頃に本を読む面白さを知り,その過程で料理本を読みこれまでも簡単な料理くらいなら出来て、シロナの助手をしていた頃はシロナが家事が全く出来ないためほとんど毎日料理をしてきた。今は朝と夜は自炊し、昼も気が向けば自分の弁当を用意してジムへ行くこともある。
お湯を沸かす間にポケモンたちのポケモンフーズを用意することにした。それなりの量は必要だがマニューラとキリキザンが手伝ってくれる。ポケモンフーズはポケモンごとに違う。これはブリーダーに頼みそれぞれの好みを調べて貰ったからである。きのみも備蓄しており思い思いに食事がとれるようにしている。
こうして全員に行き渡ったところでお湯が沸いて、インスタントコーヒーを入れて食パンにレタスとハムを乗せてリビングへ行くとポケモンたちが待っていた。
「食べようか,いただきます」
シノが合図をするとポケモンたちも思い思い食べ始めた。ポケモンたちに目を向けるとシノの回りに集まるように並んでいて窓の外でもポケモンたちが仲良く過ごしている。
そして朝食を終えると自室に戻り身支度を整えてからリビングでポケモンたちとソファーでニュースを見ていた。左右にはブラッキーとヤミラミがいて少し離れたところがはマニューラとキリキザンがコミュニケーションを取っている様子が見てとれた。
しばらくニュースを見てると早速、トーナメントについて報じられていた。かなり注目されていてSNSでは早速,各ジムリーダーのファンなどが優勝するのは誰かなど盛り上がっているようだ。一番人気はシンオウ最強のジムリーダーと名高いデンジらしく、シノはジムリーダーとしてはトウガンとマキシに次いで3番目に長いがリーグにもあまり出場してこなかったので実力は世間にはほとんど知られていない。
ふと時計を見ると時刻は7:30分を過ぎていた。シノはテレビを消してから自室に置いておいてあるリュックを背負ってから腰にボールホルダーをつけてサザンドラを除く全員をボールへと戻してから家を出てきてサザンドラに乗りヨスガシティが見える辺りまで乗せてもらい、そこからは歩いてジムへと向かった。
ジムに入ってすぐにジムリーダールームへと向かった。ジムリーダールームとは各ジムにあるジムリーダーの専用の部屋でシノはそこで作業をしている。
コンコン
「どうぞ」
「失礼します。シノさんおはようございます」
入って来たのはジムのマネージャーをしている女性がだった。各ジムにはそれぞれのマネージャーがおり、運営や資金の管理それからスケジュール管理等も担当しているが一年程前に今のマネージャーに変わったことでシノは自分でもある程度の管理をしているがジムを留守にしている間の管理は彼女に任せている。
「おはようございます」
「おはようございます。留守の間に何か変わったことは?」
「シンオウ地方ジムリーダーNo.1トーナメントについての概要等がリーグ委員会より送られてきています」
「了解。すぐに確認します。他に急ぎの仕事はありますか?」
「いえ、これといったものはありません。それでは失礼します」
マネージャーが退室した後にジム用のパソコンを開いてメッセージを確認するとリーグ委員会からトーナメントの概要が送られてきていた。
~シンオウ地方ジムリーダーNo.1
トーナメントについて
開催日○月△日 午前10時~開会式
午後1時~第一回戦
翌日○月□日 午前10時~準決勝
決勝の時刻は当日に発表
ルール
・対戦の組み合わせは開会式で抽選する
・手持ちはあらかじめ6体を決定してから開催の一週間前までに委員会へと送ること(交代は不可能)
・第一回戦と準決勝は3対3,決勝は6対6でバトルする
・いずれのバトルも全てシングルバトルで行う
・もちものは無し
・バトル中の交代は何度でも可能とする
「6体のポケモンを誰にするかな」
シノは手持ちを誰にするかを考えながらジムリーダールームから出てジムの中にあるチャレンジャーとのバトルに使用しているコートへと向かった。
シノがバトルコートへと行くとジムトレーナーたちがトレーニングをしていた。
「あっ、シノさんおはようございます」
「「「おはようございます」」」
「おはよう。悪いんだけど話があるから今いる人を全員ここに集まるように伝えてくれる?」
「私が行きます!」
「ありがとう。急がなくてもいいから」
「は~い」
数分後には現在ジムに来ているジムトレーナーたち8人が集まった。そもそもヨスガジムにはジムトレーナーが12人しかいない。残りの4人もそれぞれがスクールに通う学生である。その為、ヨスガジムは自由に過ごすことをモットーにしている。これはシノが若くしてジムリーダーに就任したときに出来るだけ居心地を良くしようと決めたもので、それがシノがジムリーダーと研究者の両立を可能にしているのだ。
「さて、皆に集まってもらったのには理由がある。今度行われるトーナメントに向けての調整をしたいのだがどうせやるなら希望者とバトルしようと思う」
「ヤッター!」
「ヨッシャー!」
口癖に喜ぶジムトレーナーたち。そしてシノはもう一つ言葉を発した。
「ただし、本気で頼むよ。こっちも一切の手加減はしない。いいね?」
「「「はい!」」」
「じゃあ明日から始めよう。各自準備をしてくるように」
2日でシノはジムトレーナーたちとの本気のバトルを一通り終えて、手持ちを少しずつ選び抜いていっていた。
こうしてシノはトーナメントへの準備を着々と進めていた。
シノ…実はジムリーダーの中で3番目に長く努めている。ヨスガシティの外れに住んでいる。ジムでの評判は高く、本人もかなり居心地がよいと感じている。
※作中の情報はオリジナルの部分がありますがもし、間違った情報を見つけた場合お知らせ下さると幸いです。