皆の意見や知識で動かせ戦国物語 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
ゆっくり解説 前編
ゆっくり信長……女体化した信長をゆっくり化した饅頭。
中身はこし餡。
基本的に質問する側。
ゆっくり家操……女体化した家操をゆっくり化した饅頭。
中身はカスタードでなぜか金髪にされることが多い。
基本的に解説する側。
だぜ口調で喋る。
「「ゆっくりしていってね!」」
「ねぇねぇ家操」
「なんだい信長」
「私達の元ネタの戦国武将女大戦の更に元ネタになった男の方の信長と家操についてあまり知らないのよね」
「おいおい、小学生でも知っている偉人の2人だぜ」
「でも知らないものは知らないのよ」
「仕方がないぜ。今回は解説の前段階として戦国時代について解説していくぜ」
「お願いするわ」
「まず戦国時代は室町幕府の応仁の乱から始まったのは周知の事実だぜ」
「確か銀閣寺を作った将軍の後継者争いで応仁の乱になったのよね?」
「その認識であってるぜ。そこから約100年近くが戦国時代になるぜ」
「戦国時代で有名な大名ってどこなのかしら?」
「戦国時代に大きな影響を与えたのは管領の細川氏と山口県で大きな権力を握っていた大内氏の2つだぜ」
「管領って何かしら?」
「管領は将軍の次に偉い人って思えば大丈夫だぜ。管領は戦国時代の後半になると細川氏が独占して強い権力を誇ったんだぜ」
「へえ……じゃあ大内氏はなんなの?」
「勘合貿易の権利を握った一族で、幕府の代わりに勘合貿易を取り仕切って莫大な利権を手に入れたぜ」
「そんなに儲かったのかしら? たかだか貿易でしょ?」
「普通の貿易でも大きな利益が出るのは現代でも通じるものがあるけど、この時代は朝貢貿易と言って、中華帝国……この時代には明が、皇帝の権威を保持するために朝貢国に貿易品の数倍……多いと30倍もの高価な品を贈るのが常とされていたんだぜ」
「じゃあ貿易しただけ大きく稼げたのね」
「ああ、そうだぜ。その利益を独占できた大内氏は九州と中国地方に巨大な勢力を築くことができたぜ」
「他には大きな家は無いの?」
「関東の北条一族、東北の伊達一族も広大な領地を保有できたぜ。北条氏は低い年貢により民衆から高い人気を背景とした拡張政策で代を重ねるごとに膨張したぜ」
「伊達一族は婚姻政策により周辺諸国に息子を養子入りさせたり娘を当主に嫁がせたりして勢力を広げていったぜ。ただ北条以外の一族は色々な要因で没落してしまうんだぜ」
「へえ……あれ? 私達の織田家が出てこないけど?」
「織田家はそもそも終盤になるまで戦国大名どころか領主の家来の更に家来という立場だったぜ」
「ええ!? そうなの!?」
「織田家の天下取りは親子二代で行われたというのが主流で織田信長の父親である織田信秀が尾張領内で徐々に力を付けた事とその基盤を引き継いだ信長が武力によって各地を制圧したことで天下統一を実現したぜ」
「意外ね。織田家は古くから力を持った一族だと思っていたわ」
「じゃあ次に織田家について解説するぜ」
「お願いするわ」
「織田信秀の織田家は尾張に勢力を保有する守護代の家老という家柄で尾張には大量の織田と名のつく家があったぜ。ただ織田信秀が第二次小豆坂の戦いという合戦で大勝したことで三河に勢力を有することになるぜ」
「へえ、家臣なのに国を2つ保有する歪な権力構造だったのね」
「織田信長はこの歪な統治状態を改善するために動いたぜ」
「へえ? どうやったの?」
「粛清だぜ」
「ええ!?」
「諸説あるが三河統治で一揆が発生した時に対応を遅らせて反抗的だった弟を一揆に殺させて、それを理由に一揆を根絶やしして三河統治を盤石な物にしたりしているぜ」
「諸説あるってことは他にも説があるの?」
「一揆はあくまで織田家に対して蓄積された不満が爆発した形で信長は関与していない説もあるが、以後の統治を考えるとちょっと弱い説になるぜ」
「へえ」
「あとは主君の守護代を自害に追いやったり、守護を家臣を使って毒殺したりしているぜ」
「毒殺!? 随分と物騒ね」
「ちなみに毒殺の指示役は家操だったことがつい最近判明したぜ。それまでは清廉潔白な人って人物像だったけど、毒殺の指示役ということでちょっとダーティーな感じの人物像に描かれる作品が多くなったぜ」
「へえ……とりあえず尾張をそうやってまとめたのはわかったけど他の家と織田家の違いは何かしら」
「一番の違いは織田家は銭と銃の価値を一番理解していたんだぜ。というのも尾張兵が他の国の兵に比べて弱かったからそれをどうにかするために銃の研究が進んだのが大きいんだぜ」
「へえ……銃の研究ねぇ」
「当時の銃は金がかかる代わりに弓と同等とされて他の家では普及しなかったのだけど、織田家では銃を作る工場まで作って銃を量産したんだぜ。銃を量産したことで火力が他家より飛躍的に上がり、戦力の拡張を迅速に行うことができたぜ」
「具体例とかあるかしら?」
「今川が三河に侵攻してきた戦いで銃を集中運用することで散々に打ち破り、今川家の衰退を招く結果に繋がったぜ」
「そしたら他家でも負けるんじゃないの?」
「ゆっくり信長は忘れてるかもしれないが銃は高かったんだぜ。そう簡単に揃えられる経済力が他家にはなかったぜ」
「じゃあ織田家にはあったの?」
「織田家は熱田と津島という経済都市を保有していたことと、当時は内葉家操が大量に特産品を作ったことで経済的な余裕があったんだぜ」
「お、ここで家操が出てくるのね」
「家操の話はまた今度話すとして、火力を手に入れた信長はまず今川家を武田家と北条家と同盟を結ぶことで周りを囲んで圧殺し、そのままの勢いで美濃を攻めて数年かけて落としたぜ。この時点で織田家は150万石の大勢力になるぜ」
「150万石ねぇ……匹敵する勢力ってなかったの?」
「畿内で大勢力だった三好氏と関東の覇者の北条氏が約200万石から180万石だったぜ。あと尼子氏もそれぐらいだったぜ」
「じゃあこの時点でも信長は日本で4番手になれたってことね」
「ちなみに信長が天下統一するのに美濃制圧から10年しかかかってないぜ」
「100年続いた戦乱が終わるのはあっけなかったのね」
「信長も元々は将軍を担いで室町幕府を再現する動きをしていたぜ。献金に5万貫やら10万貫を送ったとする書類がでてきてるぜ」
「5万貫ってどれくらいの価値なの?」
「現代換算で1貫12万円だから60億近くだぜ。ちなみにこの当時の全国の総収入が2千5百万貫だったらしいから5万貫の価値は凄く高かったのぜ。それこそ同額を貰った時の天皇が未分不相応の高い官位を贈ろうとして他の貴族に止められたって記録が残ってるぜ。それが最終的に織田家が幕府を開くことにもつながるのだけど」
「へぇ……」
「そんな信長の考えを一変させたのが永禄の変と呼ばれる将軍暗殺事件ね」
「えぇ! 将軍が暗殺されたの!?」
「されたぜ。それを知った信長は室町幕府に国を正常化させる力は無いと悟って武力を用いて天下を治める天下布武を掲げるようになるぜ」
「他の大名が黙ってないでしょ?」
「上杉氏と北条氏は幕府に政権運用能力が無いと悟り、織田家に協力姿勢を見せるぜ。ただ西国の大名達は猛反発して西国同盟という幕府の生き残りを担ぎ出して室町幕府の復興を唱えるが、家操が明と琉球王国から日本国王が織田信長であると認めることに成功しているぜ」
「外国の力も使ったのね」
「ああ、西国同盟は明との密貿易で資金を稼いでいたから明と正式な国交を持った織田政権に対抗できなくなり、1570年に最後まで抵抗していた大友氏が降伏して織田幕府が成立し、天下統一となったぜ」
「織田幕府はこうして成立したのね」
「織田信長は60歳まで生きて政権を盤石にするために動くんだけどそれは次の回にするぜ」
「では」
「「ご視聴ありがとうございました!!」」