皆の意見や知識で動かせ戦国物語   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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1543年 家操10歳 オナホール ハーブ

 秋になり五位様のところで植えていたじゃがいもの収穫となった。

 

「おお、すごい量収穫できるな。この馬鈴薯とやらは」

 

「はい、こいつは蒸して味噌を塗って食べるとそれはもう絶品で」

 

「ほうほう!」

 

 早速ふかし芋にして食べてみると五位様も気に入ったようだ。

 

「これは美味いな。それにこれほど育つのなら農民の良き食べ物になるのではないか?」

 

「それなのですが1年や2年は良いのですが、連作障害という病がありまして、同じ場所で連続して育てると芋が病気になり全く穫れなくなるのです。隣の田畑に植えれば解消しますが……」

 

「なるほど、学の無い農民がやたらと植えると不作になりそうじゃな」

 

「それに調理をしっかりしないと芽の毒で強烈な腹痛に襲われてしまうのです。注意しなければならない食材でもあります。実家の村で慎重に育てるに止めようと思います」

 

「なるほど……家操に考えがあるならよいが」

 

「それにこれから多く取れる片栗粉の方が重要です」

 

「ほう?」

 

 俺は片栗粉の抽出を行い、片栗粉X……オナホールを作製する。

 

「五位様、吾妻形(オナホールの日本語の言い方)を作ってみました」

 

「ほう、片栗粉で吾妻形とな?」

 

「これに海藻から取れるローション……ヌメリを使うことで男根がそれはもう気持ちよくなるのです。衆道だと病気になることもあるのでこれを使うことで予防することができまする」

 

「なるほど……夜に使ってみることにする」

 

 

 

 

 

 

 翌日

 

「家操、あれは凄い、女よりも良いぞ」

 

「それはそれは……あの吾妻形の良いところは洗えばまた使うことができることです。基本使い捨てですが、馬鈴薯の片栗粉を使えば量が作れますし、ヌメリ粉と合わせれば病気になる男性を救うことができるかと」

 

「そうじゃな! 面白い物を作りおったな」

 

 というわけでオナホールが完成し、吉法師様や愚連隊でも射精できる年齢の人に渡して感想を聞く。

 

「凄かった……」

 

「ああ、凄かったという感想しかでん」

 

「ヌメリのお陰で気持ちよかった……もう他の吾妻形では満足できん」

 

 流石に吉法師様も気持ちよかったと言っていたが、射精まではいかなかったらしい。

 

 年齢も年齢だからな。

 

 愚連隊の隊員にこれをこっそり広めてほしい事を言い、今年はあまり数が用意できないが、来年にはある程度の量を用意しようと約束した。

 

【愚連隊員の年長者達と団結した 五位様の評価があがった】

 

 

 

 

 

「ふぉぉぉ!? なんじゃこれはぁ!?」

 

「気持ち良ぃぃぃい」

 

【上級武士達の間でオナホールが流行し始めた】

 

 

 

 

 

 

 

「石鹸屋、れ、例の物を」

 

「あいよ、10文。使い方は」

 

「大丈夫だ」

 

 石鹸を売っていると例の物をという合言葉でオナホールが売られるようになり、金を持っている上級武士との繋がりを得ることができた。

 

 利益はあまり出ないが、織田家の上級武士との繋がりができた。

 

 平手様とか柴田勝家様とか林様とか佐々木様とか……なんでも織田信秀様も吉法師様経由で広まり、愛好家が続出したらしい。

 

 作る時の棒に突起をつけることで更に性能が上がり、包むのも笹の葉で包んで小さな袋にヌメリ粉を入れて一緒に渡すことで、一見弁当にしか見えないのも男達の隠し物をしているスリリングがあると好評だ。

 

 お陰で石鹸屋として上層部にも認識されていく事となる。

 

 

 

 

 

「アニキ、馬鈴薯を育てて欲しいんだが」

 

「おう、良いぞ。いくらで買い取ってくれるんだ?」

 

 中村の面々にも馬鈴薯を広め、食い方や値段を取り決めた。

 

「佐助がいねーと新しいモノ作りができなくて寂しいぜ」

 

「幸之助、もう少し俺が偉くなったらお前に必ず工房を持たせて色々作ってもらうからな!」

 

「おう、期待しているぜ」

 

 虎徹や伏龍丸からも若様の下で働いていると聞いて羨ましがられた。

 

「流石佐助のアニキ!」

 

「日吉丸も俺が偉くなったら雇ってやるから、養蜂とか頼むぜ! 馬鈴薯作りもな」

 

「おう! でも馬鈴薯といい、村の外に出ても村の利益になることを持ってくるアニキは凄い!」

 

「なに、中村は俺の故郷だからな。故郷の為に頑張るのは普通だろ」

 

「か、かっけぇ! かっけぇよアニキ!」

 

「流石中村の神童だぜ」

 

「なぁ若様の話や熱田の出来事の話をしてくれよ!」

 

「ああ!」

 

 久しぶりの中村に戻って皆と語り尽くし、日が暮れる前に熱田に戻るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 五位様の許可を貰い、さらにハーブを育てることを始めた。

 

「ずいぶんと良い匂いのする草じゃな。薬草の一種か?」

 

「はい、大陸より伝わった薬草です。毒素や邪気を祓うとされて茶にしたり、料理に風味をつけたりするのですが、石鹸に混ぜればさらに良い匂いになると思いまして」

 

「ほほう、石鹸は既に良い匂いじゃが、更に匂いが良くなるのじゃな」

 

「ええ、少しとれましたので茶にしてみますか? 腹の調子を良くし、食欲が湧きますよ」

 

「ほう、いただこうではないか」

 

 お茶を五位様に淹れると

 

「普通の茶葉とは違う味わいじゃな。それでいてスッキリとしていてとても飲みやすい。薬草にしては苦みも無くスルスルの飲める」

 

「この薬草を使って蒸し料理をすると魚の味がより引き立てられますよ。作ってみましたが」

 

「いただこうではないか」

 

 川で獲れた鯉を使って料理をしてみた。

 

「うむむ! 泥臭くないな! 薬草の風味で泥臭さが消えとても食べやすい。それにたまり醤油に付けて食べれば食が進む進む!」

 

「気に入ってもらえたようで何より」

 

「植えていた薬草は幾つか種類があったように見えたが」

 

「はい、ハーブと大陸では言うようで、何種類もあり、風味が変わり、効能も色々あるのだとか。こちらのハーブは解熱作用があり、こちらは利尿により体の毒素を抜くのに良いとされます」

 

「家操は薬屋としてもやっていけたな。それだけの知識があれば」

 

「いえいえ、素人の浅知恵でございます」

 

「香として焚いてもよさそうじゃな」

 

「ええ、部屋中に良い香りが広がりますよ」

 

 五位様はハーブでお香を作り、重臣達へ教養を教える際に持ち寄り、お香を焚き、リラックス効果を高めた。

 

 その残り香を嗅いだ奥様方がお香を気に入り、旦那が五位様にお香を買うようになるのだった。

 

 そこにお香と同じ香りの石鹸が売られれば、良い匂いとして馴染んでいるので買われるようになり、更に石鹸の利益が拡大するのだった。

 

 

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