死神と呼ばれた転生者 (連載版 全11話 エゥーゴルート) 作:masakoba(正博)
ユーリの案内の下ギレンの居るギャラクシーエッグと言う宇宙要塞に向かった。
始めて宇宙の外を見て俺達は感動していた。
俺達はユーリが戦争中にリズ達と作っていたギャラクシーゼウスと言う移動要塞で現れた。
ユーリ「ようやく連れて来たよ、ギレン兄」
ギレン「遅いわ、馬鹿者。『死神』は生きておるだろうな」
リュウイチ「当たり前ですよ。それでそこへ現れても構いませんか?」
ギレン「直ぐに出ろ。どんな成長をしたか見てやる」
リュウイチ「それじゃ出ますね。リズ、異空間移動解除通常空間へ」
リズ「了解」
ギャラクシーエッグの前にギャラクシーゼウスが浮上した。
それはギャラクシーエッグを遥かに上回っていた。
ユーリ「ギャラクシーゼウス登場」
ギレン「でかくすればいいものでも無いぞ」
リュウイチ「いや、これで無いとうちの戦力が入りきらないのですよね」
ユーリ「ギレン兄。マジで凄いよ。ジオン艦隊の5個艦隊分戦力だからね」
ギレン「それは凄いな。それで500年かかった理由は?」
リュウイチ「いやね。我慢しきれずもう宇宙大戦初めて7個支配しました」
サスロ「まじめな話か、ユーリ」
ユーリ「おひさ、サスロ兄。本当だよ、仲間が持っていた奴と合わせると13個になりました」
ギレン「うちとやり合うつもりか?」
リュウイチ「それも楽しそうですけどね。一応全員ジオン帝国に入隊希望ですよ」
ギレン「それならいい。それで早速だが任せたい宇宙がある」
ユーリ「うちが3度撤退した宇宙でしょ、ギレン兄」
ギレン「そうだ」
リュウイチ「そこならユーリに聞いてもう落としましたよ。それが終わったんで正式に仲間にして貰おうと来た訳です」
ギレン「何! 本当に落としたのか?」
ユーリ「本当だよ、今は残党狩りしているから2年程待ってね」
サスロ「信じられん。あそこを落とすなんて」
リュウイチ「13個宇宙を進呈します。総帥、次の依頼は?」
ギレン「任せる、『死神』。お前等は自由にやれ」
リュウイチ「リズ! あれを差し上げろ」
リズ「お久しぶりです、総帥。ギャラクシーゼウス級移動要塞30基と専用艦艇2000兆隻と新型機動兵器1隻に8000機進呈しました。既に総帥のペンダントに入っております」
ギレン「サスロ久しぶりに全艦隊帰還させろ。総入れ替えだ」
サスロ「だと思った。了解」
ギレン「『死神』行くのはちょっと待て、艦隊司令達に顔を見せておけ」
リュウイチ「了解しました。ゼウス全員暫く休みだ!」
2000年ぶりに全艦隊に帰還命令が来た。
そして驚く光景が目の前に合った。
本拠地ギャラクシーエッグの前にそれを遥かに上回る要塞があった。
過去の司令達は馬鹿者の仕業と分かったが、それ以降の司令は驚きで固まっていた。
だが全司令が驚く情報が入って来た。
3度の侵攻で落とせなかった宇宙をまだ新しい司令が落としたと言うのだ。
それがあの大きな要塞の司令と聞き更に驚いた。
そしてもう既に13個の宇宙を手に入れたと聞き更に驚いた、
ギレン「全員久しいな。今回は2000年ぶりの総入れ替えだ」
ドズル「兄貴、予想はしていた。それより新参の司令は何処だ」
ハマーン「そうだ。13個も既に宇宙を手に入れたと聞くどいつだ?」
ギレン「『死神』顔を出せ」
リュウイチ「はっ。ここにおります」
シャア「『死神』とはまた物騒な名前だ」
ハマーン「お前、強化人間か?」
リュウイチ「いえ、疑似的ニュータイプです。もっとも体には6割人工物が入っております」
ドズル「何故生身に戻さん?」
リュウイチ「自分が『死神』である事を忘れない為です」
シャア「何故『死神』にこだわる?」
リュウイチ「転生した最初私は連邦兵でオデッサにおり、そこでジオン兵2人を直接手に掛けました。また仲間を見捨てザクから逃げました。そこでついたのが『死神』なのですよ。これは忘れてはいけないと思い体は治しませんし、こだわりではなく事実『死神』だからです」
シャア「すまん、悪い事を聞いた」
リュウイチ「いいえ、構いません」
ギレン「そこまでだ。それぞれ過去に何があっても今は仲間だ」
ユーリ「みんな、おひさ」
ドズル「やはりいたか、馬鹿者が」
ギレン「こいつが『死神』を見つけて来た」
シャア「では、あの要塞は」
ギレン「違う。こいつと仲間とで作り上げたものだ」
ハマーン「今度からはあれが本拠地に?」
ギレン「あれは『死神』の要塞だ。しかも移動式要塞だ」
サスロ「あれ以外にも30基同じ要塞と艦艇2000兆隻と1隻に8000機新型機動兵器搭載済みだそうだ」
ハマーン「ちょっと待て! 2000兆隻と1隻に8000機の新型機動兵器」
ドズル「それにあの要塞が付くのか?」
サスロ「そうだ」
ギレン「凄いだろう。だが『死神』はあの要塞に5個艦隊を持っている」
シャア「それなら13個の宇宙も納得できます」
ギレン「それぞれを司令にしてやると言ったが断わられた。『死神』と一緒に戦うのが面白いそうだ」
ユーリ「俺もね。今は一緒にやっているよ。だって宇宙を取る度に仲間が増えて楽しい」
サスロ「お前の艦隊はどうする?」
ユーリ「ラル部隊以外はみんなで分けて、人が足らなくなるし」
サスロ「分かった」
顔見せも終わったし『死神』再起動と思っていたが、全艦隊司令から通信が来た。
何でも俺達の新技術、異次元潜航システムの説明と機体の訓練に人を寄越せと言われ全員の慣熟訓練終了までつき合わされた。
異次元潜航システムは名前通り異次元に潜航出来る。
なぜ必要か、それはギャラクシーゼウスみたいなのが動くとそれだけで巨大星雲を10個ぐらいは消し去ってしまうからである。
それで仲間達と考えたのが異次元潜航システムだ。
潜ってしまえば衝突の恐れも無いし、敵に対抗手段がなければ一方的に攻撃できる。
要塞だけでなく艦艇・新型機動兵器にも搭載されている。
このシステムのおかげで、破竹の勢いで宇宙制覇をやれた。
うちも新しくランバ・ラル隊1万人が入ったので、訓練をしなくてはならないから調度よかった。
ただラルさんの位置づけに問題が起きた。
面倒なのでユーリ直属部隊にしておいたけどね。
さて慣熟訓練も終わったので、『死神』再起動だ。
何せ5個艦隊もあるので、3個同時に宇宙侵攻が可能なのだ。
最近手ごたえの無い宇宙ばかりだったが、ある宇宙でギレン帝国より巨大な国家とぶつかった。
130個もの宇宙を支配する神聖宇宙国家と言うらしいが、久しぶりに全員総動員でぶつかった。
他の司令が援軍にと言って来たが、俺の戦いの邪魔をすれば味方であろうが潰すと言って追い返した。
こんな楽しい戦いを俺達以外にやらせるかというのだ。
戦争は3000年を経過した。
今や俺達は80個宇宙を分捕った。
その80個の宇宙から新たな仲間をドンドン増やし今やギャラクシーゼウス級要塞が20個で戦っている。
毎日が楽しい。
もうユーリもコウタも古い仲間は、要塞の司令をしながら最前線で戦っている。
リズ達科学工作要塞艦隊は、新しく手に入れた宇宙でドンドンと新技術を手に入れ更に新技術にして最前線に送っている。
更に1000年経過した時、神聖宇宙国家から降伏の通信を受けた。
4000年の戦争で俺達は150の宇宙を手に入れた。
4000年ぶりに全要塞司令の仲間達と合流要塞も既に70個になっていた。
ギレン総帥に4000年ぶりに通信を送ったらマジ切れされた。
こんな楽しい戦争に何故呼ばなかったと。
ジオン帝国は俺達が進呈した宇宙を入れて350個の大勢力となった。
だがまだ宇宙は無限にあり、まだ見ない巨大な敵が居るだろう。
俺達はジオン帝国でも『死神』勢力と呼ばれる様になった。
いい加減独立しろと言うのだが仲間で居ると楽しいと言われると仕方が無かった。
大宇宙の勢力者も俺達に降伏しだした。
ジオン帝国にではなく、俺達に降伏してくるのだ。
2000年で15の勢力が仲間になり、ジオン帝国は今や1000個宇宙を支配下に入れている。
『死神』が暇になり出した。
俺達が目を付けるだけで、降伏してくる。
そんな時であった、ハマーン司令から全司令に救援要請が来た。
ぶつかったのだ、大勢力と。
相手は名前が無いが5万と言う宇宙の大勢力だった。
ジオン帝国が蟻の様な勢力に、『死神』勢力が久方ぶりの全力総攻撃を仕掛けた。
ギレン総帥も自ら出陣し命がけの戦争が始まった。
リズ技術総司令もフル稼働してギャラクシーゼウス級要塞を生産していた。
『死神』がフル稼働を始めた。
3000年かけて50の宇宙を取った。
まあ、敵にすればほんの少し蟻が動いただけかもしれないが。
そんな中『死神』が本気になった。
敵の勢力の中央で宇宙を分捕り始めたのである。
流石に相手も本気で潰しに来た。
敵の名将、知将等が『死神』に敗れて行った。
5000年かけて5000宇宙を分捕った。
もう敵も『死神』を敵と認識した。
敵の大元帥と『死神』が1000年死闘を繰り広げた。
宇宙が20個消滅した。
気付いた時には2万もの宇宙が手の中に合った。
敵の大元帥も破った。
『死神』個人が直接討ち取ったのである。
ジオン帝国も勢いがついて1万宇宙を取った。
敵はもう敗走しか出来なかった。
これで終わりかとジオン帝国は思った。
だがもう1個巨大勢力が横入りしてきた。
10万個の宇宙を持つ勢力だった。
ジオン帝国3万5千個対10万と残り1万個の勢力がぶつかり合った。
『死神』は10万の勢力に対抗した、ジオン帝国は残り1万の勢力を潰しにかかった。
もう『死神』は大宇宙では有名になった。
10万の勢力が相手が『死神』と分かると怯えだした。
たった100年で先見艦隊を全て潰され、逆侵攻され1万もの宇宙が『死神』の手に落ちた。
相手は和睦を言って来たが『死神』は侵攻をやめなかった。
1000年で5万の宇宙が『死神』の手に落ちた。
ジオン帝国は1万の勢力を潰した時には10万の勢力は潰された後だった。
ジオン帝国は15万の宇宙を統治する事になった。
ギレンは流石に『死神』の勢力が巨大過ぎると、ユーリだけでも分けようとしたらそのユーリから1人でも仲間を分ける真似をしたら潰すよと言って来た。
それだけ『死神』の仲間の結束は固かった。
弟にまで言われたギレンはどうしようも無くなっていた。
ジオン帝国の3分の2の戦力が『死神』の仲間であった。
しかもジオン帝国で使っている兵器・技術が『死神』からの物であり、供給を止められるだけで死活問題になるのだ。
『死神』は謀反は考えていないのは誰にでも分かった。
『死神』はより巨大な敵と仲間と戦えればそれでよかった。
またその巨大な勢力が落ちた時、それらが『死神』の仲間に入るのだ。
現在も『死神』は100万個宇宙の勢力と戦っていた。
ギレンも『死神』が何処まで行くのか分からなくなっていた。
ギレンはまた自分の戦いを取られた気分になっていた。
だがもうユーリも『死神』の仲間であり、新しい世界を見せてくれるのは『死神』だけになっていた。
いつしか『死神』は100万個宇宙勢力も落とし、ギレンに進呈して自分はまた100兆と言う途方もない勢力に挑んでいた。
ユーリからの連絡で楽しいらしい。
もう大宇宙でジオン帝国を知らない者がいても、『死神』を知らない者はいなくなっていた。
今戦っている100兆勢力も最初から本気で、『死神』を潰しに来ていた。
そうしないと『死神』が恐ろしいらしい。
ギレンは羨ましかった。
そんな勢力が一応ギレンの配下である司令個人に本気にさせる『死神』が。
大激戦をしても『死神』は仲間を失ったことは1度も無かった。
どんな戦闘をしようと『死神』はいつも最前線で戦い仲間が窮地の時はどんな時であろうが駆けつけ共に戦う。
そんな戦いが敵味方を越えて『死神』を信頼できると思わせていた。
ユーリがある時ギレンの元に現れた。
また暇になったでしょうと笑われた。
『死神』と一緒に戦えばいいのに、そんな椅子に座っているから、いつの間にか置いてきぼりにされるんだよと言われた。
そうかも知れんと久しぶりに笑った。
ギレンは統治にキシリアを呼び出し任せ、自分はサザビーを久しぶりに持ち出し『死神』と一緒に戦いを始めた。
最前線でだ。
確かに楽しい『死神』と一緒に遊ぶのが、ギレンはいつしか上官である事をやめて仲間として戦っていた。
早くこうしてればよかったと少し悔やんだ。
100兆勢力もいつの間にか50兆落としていた。
そしてまた仲間が増えて行った。
相手がまだ50兆も勢力を残し降伏を申し出た。
『死神』了解しまた仲間にした。
そして新しい仲間にもっと大きな勢力が無いか聞いて回り、もう勢力とも呼べない相手がいる事を聞くと仲間を集めまた戦い始めた。
ジオン帝国はもう200兆宇宙を持った。
ギレンは方面司令を全部この戦いに投入した。
さていつ終わるか分からない戦いが始まったが、全司令が最前線で戦う様になった。
戦う楽しさが甦ってきたらしい。
『死神』と肩を並べて戦うと新鮮な気持ちになり、昔の様に最前線で戦うのが普通になっていた。
ジオン帝国はいつの間に宇宙をどれだけ持っているのか分からなくなるほどの勢力になっていた。
もう『死神』だけが大宇宙で有名では無くなっていた。
ギレン、ドズル、シャア全司令の名前が知られる様になっていた。
ジオン帝国を知らないと言う者がいなくなった。
そして又気づけば相手がいなくなった。
どれだけかかるか分からないと思った戦いが6000年で終わった。
『死神』がまた新しい仲間に、敵が居ないか聞いて回った。
そして敵がいたいや出来た。
大宇宙中の大勢力が全て手を結び、敵になった。
ギレンは思ったこれが大宇宙でやる最後の総力戦だろうと。
もう敵が幾らとか言うレベルは終わっていた。
ジオン帝国対残りの大宇宙勢力全てが幕を開けた。
『死神』がまた敵のど真ん中で勢力を作り始めた。
それを大宇宙中から潰しにかかった。
ギレン達は周囲が開いたので素早く落とせるだけの勢力を落とした。
連合勢力は必死になり、『死神』を潰そうとしたが、味方の勢力が逆に落とされていく。
周りからギレン達が、ど真ん中では『死神』が勢力を広げていった。
連合勢力が潰された。
最大勢力を『死神』が潰した為に、一気にギレン達が勢力を拡大し連合は終わった。
大宇宙はジオン帝国となった。
無限だった戦いが終わったのだ。
戦いが終わるといつの間にか『死神』がいなくなっていた。
仲間も探したが見つからなかった。
ある時ある星で反乱が起きた。
ジオン帝国の鎮圧部隊が戦闘を始めた時先頭に『死神』の姿が合ったと言われていた。
『死神』はまだ何処かで戦っているのかも知れない。
リズ、コウタ、ユーリの3人は正式にジオン帝国の軍を辞めた。
『死神』を探す旅に出た。
戦争があれば必ずそこに行き『死神』を探したが5000年掛けたが見つかっていない。
3人以外『死神』の名前を忘れた頃、ある次元世界でジオン対連邦軍の1年戦争にジオン軍ドズル宇宙攻撃軍の中にザクⅡC型で活躍するジオン兵がいた。
その戦いはまるで『死神』の様だと噂されていた。
地球降下作戦オデッサの戦いで何故かそのパイロットはザクに乗らず歩兵に入った。
そして銃ではなくナイフで連邦兵を斬りまくっていた。
その姿は本当に『死神』の様だったと生き延びた連邦兵は語った。
その『死神』はア・バオア・クーの戦いでザクⅡF2型に乗り、連邦の白い悪魔をヒートホークで撃墜すると連邦軍のMS部隊に1機で突っ込みその部隊を殲滅した。
『死神』が守るエリアは連邦軍の残骸が大量に漂い連邦は突破出来なかった。
リュウイチ「弱い。もっと強い敵のいる場所に変えるか」
???「見つけた!」
リュウイチ「やばい奴が来たな」
???「何ですって!」
リュウイチ「奴等か」
そこにプトレマイオス2が現れた。
リュウイチ「懐かしいもんで、来るんじゃねぇよ」
リズ「あんたねぇ。何で姿を消したの?」
リュウイチ「ああ、戦争が無くなったからな。暇なんでそこいらの世界とびまわって遊んでいた」
リズ「こっちはどれだけあんたを探したと思っているのよ」
リュウイチ「何でだよ。帝国にいれば遊んで暮らせたんだぞ」
リズ「あんたが居ないと、私達も暇なのよ」
リュウイチ「暇って」
ユーリ「リーダー何で負け側にいるの?」
リュウイチ「勝つ方に付いても面白くないから」
コウタ「でもさっきザクでガンダム落としていましたよね」
リュウイチ「暇だからちょっと遊んだら落としたわ」
ユーリ「よくそんな神化してない機体で遊べるね」
リュウイチ「それは最初は苦労したけど、流石にこれだけ遊ぶと慣れるぞ」
リズ「それなら反乱でも起こしたら遊べたでしょ」
リュウイチ「無理。反乱してみろ。大半は俺に着く、勝つのが分てる事をするか」
リズ「そうだけど」
リュウイチ「第一ユーリ。てめえは一応第5王子だろうが、こんなところで何している」
ユーリ「暇」
リュウイチ「なるほど」
リズ「納得するな!」
リュウイチ「リズよ。『死神』が平和な所に居て何するの。する事無いでしょうが」
リズ「だからって何も言わずに、消える事無いでしょ」
リュウイチ「言ってみろ。司令官クラスで世界制覇出来るわ」
リズ「だからって、私達にだけでも言ってよね」
リュウイチ「言ったらどうする?」
リズ「ついていくわ」
リュウイチ「俺1人抜けるのも苦労したのにぞろぞろ連れて行けるか」
ユーリ「俺は?」
リュウイチ「帝国の王子様誘拐犯にするつもりか」
コウタ「俺は?」
リュウイチ「無理。お前に隠密行動出来んのは分かっている」
リズ「とにかく見つけた以上、ついて行くからね」
リュウイチ「へいへい。1人で楽しんでいたのに」
リズ「逃げられるものなら、逃げて見なさい。もうあんたにトレーサー付けたから」
リュウイチ「そんなもの腕輪で解除してやる」
リズ「科学班指令を舐めないでね。解除出来ないのをつけたから無理よ」
リュウイチ「チィ。それで何するんだよ。ここはもう終わりだぞ」
リズ「乗れ! 撃ち落とすわよ」
リュウイチ「はーい」
5000年ぶりに『死神』が見つかった。
リズは初期メンバーにだけ通信を送り、後はそれぞれの判断に任せた。
だがリズもユーリもギレンがトレーサーをつけており、『死神』の仲間が動き出したので見つかったと判断艦隊を送り込み『死神』をジオン帝国へ連行した。
ギレン「『死神』言う事は無いか」
リュウイチ「暇なんですよ。解放してください」
ギレン「たわけ。みんな暇なんだ」
リュウイチ「だから『死神』が今更何をするんですか?」
ギレン「知らん。だがお前だけ遊ばす気にもならん」
リュウイチ「ちゃんと働いたんですから、自由をください」
ギレン「お前、仲間にもそれを言えるのか?」
リュウイチ「だから静かに消えたのに」
ギレン「お前第一帝王に辞表を出していないだろうが」
リュウイチ「おい、ユーリ。総帥が帝王じゃないのか?」
ユーリ「違うよ。ガルマ兄が帝王だよ」
リュウイチ「そんな話マジで今聞いた」
ユーリ「あれ?」
リュウイチ「聞いていません。ユーリの責任。俺は無罪だ」
ギレン「たわけ、お前いつから所属した。今頃言うな」
リュウイチ「だって、まさか4男が帝王だ何て思うと思う方がおかしい」
ユーリ「あのね。最初ギレン兄が帝王だったの。でも退屈だからってガルマ兄に帝王の座を押し付けて大宇宙へ逃亡したの」
ギレン「余計な事を言うな、馬鹿者」
リュウイチ「あれーぇ。何か偉そうに言った人が俺と似た事してますね」
ギレン「俺は正式に譲っただけだ。お前は逃亡しておる、同じにするな」
ユーリ「団栗の背比べだよ」
リュウイチ「お前が言うな」
ギレン「こいつはこう言う時だけまともになる」
サスロ「『死神』戻ったか。仕事があるぞ、お前の取った勢力がお前がいなくなったら反抗的になっている。健在だとアピールして来い」
リュウイチ「何で俺が。総帥の方が偉い筈ですよね。抑えて来て」
ギレン「あれはお前に怯えていた勢力だ。俺の権力に怯えて等おらんわ」
サスロ「いいから、早く行け」
リュウイチ「俺が反抗したいわ」
ユーリ「リーダー行くよ」
リュウイチ「ユーリ。引っ張るな」
こうしてまた大宇宙の世界に『死神』が戻り、世の中は安定した。
仲間達も喜びまた『死神』が大勢力になった。
反抗的な態度を取っていた所も手の平を盛大に返し従順になった。
そして1万年平和が続いたが、敵が現れた。
それは別世界の大宇宙を取った、平行世界からの敵だった。
『死神』が喜んだ別世界と言う新たなる敵との戦いとこれから平行世界を切り取り行けると言う退屈な世界と違う本当の無限の戦いに。
『死神』はまた無制限に仲間を集め今度の敵は無限な世界一生戦い続ける、いや『死神』にとっては遊び続ける。
ついて来る奴は永遠の戦いが出来る奴だけ。
こうして『死神』は退屈だった世界に別れを告げ、まずは侵攻して来た敵を追い返し逆侵攻を始めた。
『死神』にケンカを売った以上、ただでは済まなかった。
それと『死神』に新しい遊び相手が無限に居る事を教えた世界は、凄まじい勢いで潰されていった。
それからは平行世界を見て回り制覇が完了している世界があると、『死神』からの挑戦状が届き侵攻が始まった。
平行世界大戦が始まった。
流石のギレンも平行世界を永遠に戦う事は無理と笑いながら元の世界の統治だけに専念する事にした。
ずっと言い続けているが『死神』は統治はしなかった、だが仲間は集め続けた。
ギレンを遥かに上回る勢力を持ちながらいや現在進行形で増やしながらも、ギレンの一配下である事はやめなかった。
ギレンは『死神』から進呈される世界を統治するシステムを考えだし、進呈された世界は元の持ち主に統治させた。
『死神』がいる以上その恐ろしさを味わった本人に統治させた方がその世界が裏切る事が出来ないと考えたのだ。
もし裏切れば喜んで『死神』が襲って来る、考えたくも無い悪夢だった。
しかも自分の世界の優秀な人材はみんな『死神』が仲間にしている。
その仲間の結束も微塵も揺るがないので、裏切ればその世界の『死神』の仲間に入った人物達が恥をかかされたと『死神』より怖い敵に変わるのである。
『死神』が生き続ける以上、このシステムは有効である。
一番最初に『死神』に新しい遊びを教えた世界は、ありとあらゆる世界から恨まれている。
『死神』さえ来なければその世界で楽しい生活を送れたのにと。
もう既に幾つの世界が『死神』に蹂躙されたか分からなくなって何万年経ったある時同じく平行世界を配下にしている勢力とであった。
それは別の世界の『死神』であった。
平行世界にとって悪夢であった。
2人の『死神』が現れたのである。
当然誰も仲間でさえ、ぶつかり合うと思っていたが何と手を結んだのである。
そして2人の『死神』が恐ろしい事を始めた。
それは平行世界中の『死神』を集め出したのだ。
大昔ユーリが平行世界中の自分を集めて戦った事の真似をするかのように、平行世界中からこんな楽しい遊びがあるけどやるだろうと誘いをかけた。
悪夢が現実化した。
平行世界『死神』連合軍、平行世界で勢力を持っていた勢力達が怯えた。
1人の『死神』だけでも手が負えない時に、何千億の『死神』が一斉に手を結んだのである。
平行世界で『死神』が誕生しなかった勢力同士が手を結び反『死神』連合を作ったのである。
火にガソリンを投げ込む所業である。
『死神』連合は蟻に見える程の大勢力が出来たが、『死神』達にとっては豪勢な遊び相手が出来ただけである。
『死神』達は喜んだ流石の平行世界であってもこれが自分達が味わえる最後のそして『死神』達にとって最大級の遊びのフィナーレであると分かったからである。
色んな機体に乗った『死神』達が仲間を下がらせた。
これが『死神』最後の遊びだ、手を出す奴は仲間でも潰すと言った。
蟻程の勢力がもうマイクロ顕微鏡で見ても分からない『死神』達だけの勢力が敵に突撃した。
1日で敵の3割が潰れた。
『死神』達はとまらない、もう既に敵が5割を切った。
降伏を言って来る勢力が出始めたが、『死神』達にとって最後のデザートだ。
降伏、逃亡、全て潰しにかかった。
最後だからここに居る敵勢力は皆殺しにすると暗黙の了解で『死神』達は遊びつくした。
最後の勢力になった時『死神』達は突然仲間達に譲った。
永遠の戦いも終わりになった時、仲間に最後の思い出作りをさせようと譲ったのである。
勢力としてはもう既に同じぐらいになっていた。
仲間達の突撃を『死神』達は目に焼き付けた。
仲間達は既に『死神』達と同じ力量を持っていた、潰されない精神力を持っていた。
だから安心して後の事は任せられると確信していた。
そう『死神』達が居なくなった世界を任せられると。
仲間達は勝った、だが歓声は起こらなかった。
何故なら『死神』達が1人も居なかったからである。
みんなまた隠れたと思っていた。
だがトレーサーにどの世界のトレーサーにも反応が出なかった。
あらゆるアイテムを持ってしても生命がある限り絶対に隠れられない筈だった。
答えは『死神』達が死んだのだ。
仲間達は愕然とした。
そしてある世界の『死神』の仲間が1人だけ通信を受け取っていた。
その通信文は全世界の仲間宛てだった。
これからは平和な世の中になる『死神』はもう不要だから完全に消える。
だが『死神』の精神はお前等に充分伝わった。
安心して眠りにつかせてもらう。
『死神』
これが最後の『死神』からのメッセージであった。
仲間達はそれぞれの世界へと帰って行った。
1隻の小さな船を残して、その船が最後のメッセージを受け取った船だった。
プトレマイオス2そうジオン帝国所属の船だった。
その船に1人の女性が居た。
リズ・ゼロ。
リズは最後の1文だけは仲間に伝えなかった。
それは彼女だけに送られた個人メッセージだったからである。
リズ。怒っているよな、だが平和な世界に『死神』はいらん。
だから完全消滅する。
『死神』より愛する女へ
以上である。