死神と呼ばれた転生者 (連載版 全11話 エゥーゴルート) 作:masakoba(正博)
UC0087年3月27日
連邦軍内でティターンズとエゥーゴの抗争が激化し始めた。
そして、エゥーゴがティターンズの開発していたMSガンダムMK-Ⅱ2機を強奪した。
これで完全に互いの全面衝突は避けようが無くなった。
だが俺には気になる事がある、誰がガンダムMK-Ⅱを強奪したかだ。
ア・バオア・クーでシャアを殺した筈だが、生きているのかもしれない。
軍のデーターベースを検索すると、クワトロ・バジーナの名前があった。
しぶとい奴、生きていたのか。
ジャブローの殆どの部隊に、他所への移動命令が出た。
ニューギニアへ移動せよと周囲には命令が出たが、俺達は捨て駒にされたらしい。
ティターンズの再三の勧誘を断った仕返しらしい。
5月11日までにジャブローを抜けるか、エゥーゴに参加するか全員で話し合った結果エゥーゴに合流決まった。
UC0087年5月11日
ジャブローにエゥーゴの部隊が降下して来た。
俺達は荷物を既にガルダ級超大型輸送機アウドムラに乗せていた。
もう1機のガルダ級超大型輸送機スードリも確保した。
俺だけがブルーでジャブロー内部に残っていた。
待っているのだ、シャアが来るのを。
俺の事は忘れて無いだろう、出会った時の反応が見たくてわざと残った。
どうやら戦闘が近づいてきた、そして百式が俺を見つけた。
いきなり問答無用でビームライフルを撃って来やがった。
シャアで間違いなさそうだ、本当に良く生き残っていたな。
リュウイチ「よお。生きていたのか、赤い彗星」
クワトロ「やはり、貴様は。ララアの仇討たせて貰う」
リュウイチ「遊んでもいいが、今は時間が無い」
クワトロ「ほざくな!!」
リュウイチ「まあエゥーゴ全員を道連れにする気なら遊んでやるぜ」
クワトロ「何が言いたい」
リュウイチ「ジャブローはお前ら用の罠だ。ティターンズの馬鹿が核を仕込んでいる」
クワトロ「場所は何処だ?」
リュウイチ「無駄だよ。地下深くに埋めてあるからな」
クワトロ「何故教える?」
リュウイチ「俺達もティターンズに嫌われていてね。捨て駒さ」
クワトロ「そのまま死ね!」
リュウイチ「つれない事を言うなよ。俺の仲間がガルダ級2機を押さえている」
クワトロ「・・・・・条件は?」
リュウイチ「俺達をエゥーゴに入れてくれ。それだけだ」
クワトロ「断ったら」
リュウイチ「ガルダが消えるだけさ。どの道別の手段ではもう逃げられんからな」
クワトロ「くっ・・・・条件を呑む」
リュウイチ「そうか。それとそこのビルにお宅の仲間とカイが捕まっている」
カミーユ「大尉! レコアさんの気配がします」
リュウイチ「流石ニュータイプ凄いね。そこのビルの4階だ、潰すなよ」
俺達はエゥーゴのレコアとカイを助け、急いでガルダに乗った。
通信機で急ぎエゥーゴの連中をガルダに乗せると滑走路に出た。
リュウイチ「チィ、馬鹿どもが、俺が始末する」
カミーユ「何をするんです!」
俺は滑走に入った、ガルダから飛び降りた。
前方にはハイザック3機を見つけたので、ツインバスターライフルで消し飛ばした。
カミーユ「捕まってください」
リュウイチ「悪いが邪魔だ。そこを退け!!」
カミーユ「えっ」
俺はブルーをジャンプさせ、フルバーニアンで軽々飛び乗った。
クワトロ「チッ。そのまま落ちれば良いものを」
カミーユ「大尉。何でそんな事を言うのです」
リュウイチ「ああ。気にしてないから」
俺は機体を待機させると、降りって行った。
カイ「よう『死神』、まだ生き残っていたのか」
リュウイチ「カイか。久しぶりでご挨拶だな」
カイ「俺は2度とお前に会わないつもりだったのに」
リュウイチ「俺も特別会いたくて会った訳じゃ無い」
カミーユ「何でみんな酷い事を」
カイ「カミーユだったか。こいつは1年戦争で『死神』と呼ばれていたんだ」
カミーユ「強かったんですね」
カイ「ああ、確かに強かった。だがこいつはコックピットだけをわざと狙う。撤退している奴を後ろから皆殺しにする。そんな奴だ!」
リュウイチ「ご丁寧な紹介ありがとう。そう言う事だ、少年」
カミーユ「・・・・・・・・」
エゥーゴに入った俺達はティターンズの攻撃を退けながら、エゥーゴの地上支援組織カラバと合流して又会いたくない奴と会った。
クワトロ「エゥーゴのクワトロです」
ハヤト「カラバのハヤト・コバヤシです」
カイ「ようハヤト」
ハヤト「カイ、久しぶり」
カイ「もう1人乗っているぜ。こっちは会いたく無い奴だがな」
リュウイチ「俺も会いたくないと言っている」
ハヤト「『死神』! 何故あんたが此処に?」
クワトロ「不本意ながら、エゥーゴに入れた」
リュウイチ「そう言う事だ。ああ、宜しくしなくていい」
カラバからの情報で俺達は、宇宙に上がる為ケネディポートを目指した。
着くともう既にシャトルは準備されており、いつでも発進可能だった。
パイロットが乗り込み、リックディアスが積み込まれた。
俺とクワトロとカミーユ、ロベルトは、ぎりぎりまで護衛だと。
連邦軍のブラン少佐率いる、可変式MSアッシマー部隊が攻撃を仕掛けて来た。
流石に空を飛び回られると、素早い上強いな。
そうしているうちに、ロベルトのリックディアスがやられた。
リュウイチ「『ファング!!』」
流石に鬱陶しくなって、ファングを次々にアッシマーに撃ち込み切り裂いた。
ブラン「貴様は連邦軍だろう、何故邪魔をする?」
リュウイチ「お前等が鬱陶しいのと、俺が『死神』だからだ!」
ブラン「では俺があの世へ送り返してやる」
リュウイチ「そうかい。出来る物ならやって見な」
ブラン少佐のアッシマーが変形し、MS形態になった。
大型ビームライフルを撃って来る。
余裕で躱しながらツインビームデスサイズを取り出した。
ああそう言えばこいつを今殺すと、楽しみが減ってしまうな。
それとも部下のウッダー大尉が、追撃部隊をやってくれるかな。
リュウイチ「仕方が無い。今はこれで勘弁してやる」
ブラン「何を言っている。何うぉおおおおぅ」
俺はアッシマーの懐に入ると、ツインビームデスサイズで両腕を切り飛ばした。
リュウイチ「失せな! お前じゃ相手にならん」
ブラン「くそっ、覚えていろ」
ブラン少佐のアッシマーは、再び変形して撤退していった。
悪役の捨て台詞はやめておけ。似合い過ぎだ。
シャトルは無事だったが、俺達の搭乗には間に合わなかった。
仕方なくアウドムラに戻ると、転生者の奴らも残っていた。
理由を聞くとホンコンで、サイコガンダムが見たいそうだ。
勝手にしてくれ、死んでも知らんぞ。
ロベルトの埋葬だけすると、俺達はアウドムラで飛び立った。
もう1機のガルダ級・スードリはそのまま放置された。
そのスードリを使い、ブラン少佐が追撃部隊を組んで追って来た。
何度か交戦したが、全部撃退した。
又ブルーを転生者の誰かが弄ったらしく、ミノフスキードライブが組み込まれていた。
まあ空中機動が可能になったのでよしととするか。
RX―78BD―5『ブルーディスティニー5号機』となった。
カラーリングは俺がブルーと言って変えさせなかった。
蒼い死神を俺は気に入っているのだから。
又ブランの追撃部隊かと思ったが、前方から来るのはおかしい。
そういえばロザミアがそろそろ、ブランと合流する頃か。
ギャプランがどれ程の物か遊ぶか、俺は単機で飛び出した。
リュウイチ「ちょっと、遊んで来るぜ」
クワトロ「そのまま落とされて死ね」
リュウイチ「それは無理だな。相手が弱すぎる」
そんな事を言っている間に、ギャプランとアクトザクの部隊を見つけた。
ロザミア「何! MSが変形もせずに飛んでいるだと」
リュウイチ「遊びに来たぜ」
ロザミア「舐めるな! 空中でギャプランに、勝てると思うな」
リュウイチ「遊びに来ただけだって。お供は邪魔だね」
俺は3機のSFSに乗った、アクトザク6機に狙いを付けた。
SFSとアクトザクからビームが飛んで来るが遅いな。
ビームを躱しながらSFSの下に潜りこむと、SFSをツインビームデスサイズで引き裂いた。
この高度で墜落したら、確実に死ねるだろう。
残り2機のSFSも同じように撃墜したら、ロザミアがお怒りになった。
ロザミア「貴様! よくもやってくれたな」
リュウイチ「最初に言った。お供は邪魔だと」
ロザミアのギャプランが飛行形態から変形し、MS形態になった。
両肩のビーム砲を撃って来るが、余裕で躱せる。
リュウイチ「遊んだから帰るわ。今度はブラン達と一緒に遊びに来てくれ」
ロザミア「待て! 貴様覚えていろ」
俺は暇つぶしを終えて帰って来ると、クワトロが悔しそうな顔をしていた。
それから何度か交戦したが、ある時ブランのアッシマーに特攻をかけた輸送機があった。
ああ、アムロかそろそろ合流する時期か、まあ関係無いがな。
カミーユのガンダムMK-Ⅱが、パラシュートのアムロを受け止めた。
百式が近寄りクワトロと何か喋っているが、こいつらのライバル関係ってあるの。
俺がフラグを折った気がするが、まあいいか。
俺が機体整備をしていると、後ろから声を掛けられた。
アムロ「リュウイチ何故貴方が、エゥーゴに参加している?」
リュウイチ「それはね。いっぱい人が殺せるからだよ。アムロ」
アムロ「相変わらず『死神』を続けているのか」
リュウイチ「違うな。続けているんじゃない、俺その者が『死神』何だ」
アムロ「何故そこまで『死神』にこだわる」
リュウイチ「お前には分からんさ。オデッサで人を直接殺した俺の事は」
分かられても困るがな、あの日の出来事を・・・・・・・・。