もしもジオンの中に身内をコロニー落としで失ったヤツがいたら   作:タンゴンゴン

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その後の復讐鬼にならなかったヤツ

一年戦争でジオンが無様に負けてもう何年たっただろうか?

 

アレからジオン残党というバカが湧きつつ連邦は変わらずクソでその中からティターンズなんてアホも出てくればネオジオンなんて間抜けも顔を出した

 

その中で俺はただ生きていた

 

元ジオン兵だった俺が行く宛なんざどうしようもない場所でそこでジオン残党のバカを叩いて生きた

 

最初は楽しかった

 

家族の仇だと思ってバカ共を連邦カラーのザクで転がしてやるのは痛快だった

 

裏切り者だの愚民だの喚く奴らを地面に叩きつけ宇宙に溺れさせる気分が良かった

 

でも飽きた

 

怒るのに

 

笑うのに

 

飽きてしまった

 

泣く事は何時までも辞められないのにな

 

そうして残党狩りは辞めてジャンク屋を始めた

 

辞めるのにドタバタしたがキッチリ辞めて退職祝い品として連邦カラーザクももらった殺しの道具だったが何だかんだ愛着もあり今でも弄くる日々だ

 

辞めたその日の夜に家族が喜んでいる夢を見た

 

頑張れる気がした

 

シャアの生き急ぎ野郎の時のあの光よりも俺はあの時の家族の夢の方が好きだ

 

アレからもどうしようもなく馬鹿や阿呆は俺の所に来るが退職祝い品で追い返している

 

骨董品も骨董品に泣かされてる奴らがご苦労なことだ

 

そんな終わってる世界で俺はオイルにまみれながらも生きている

 

あの日、空が墜ちて皆を失った日

 

ジオンが憎くて憎くて仕方がなかったあの一年

 

残党共をザクで蹴飛ばして笑ったあの時

 

ジャンク屋を続ける今を俺は生き抜いて行く

 

家族の元にはいけなくてもただ最後まで生きて行こう

 

このザクを弄くりながら最後まで

 

 

 

 ジャンクSHOP【ワンマン】地球の何処かにあるジャンク屋で店の目印として白く塗られたザクIIが店の横に立っている

店主が毎日欠かさずメンテナンスと塗装を施すが中身は一年戦争時代から一切変わっていない

 噂ではこのザクでティターンズやエゥーゴ、ネオジオンを追い返したらしいが定かではないが近所に住む一家はこのザクで相手のMSを文字通り蹴り飛ばす姿を見たと言う

 ちなみに店主とその一家は今でも交流を深めている

 

【ワンマン】の店主、本人曰くバカ公国出身で特技はバカを殴り飛ばすことで目標はベットの上で老衰するらしい

店の横のザクを改造しないのはハエ叩きを改造する馬鹿はいないとの事

 最近、近所の一家の娘の自分を見る目が獲物を見る目をしている気がして怖いと呟いているが他人から見てもそうなので安心して食べられて欲しい

 

その後この店はいつまで続いたかは分からないが少なくとも人類がMSでの戦闘行為を辞めるまでは続いたようだ




連邦カラーザクは最後まで壊れなかった
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