ハリー・ポッターと残忍な笑み   作:KAERA☆

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人生で初めて書いた小説です。
「ズバッ」って言われるのは嬉しくないけどこれから小説を書くにあたって大事な事です。なので「ここ変だな」って思ったら遠慮しないで言ってください。
皆様からの感想が批判だらけにならないよう頑張って書きました。
楽しんでください!


衝撃の過去と事実

目が覚めた。

「まただ…」溜息交じりに少女は呟いた。

毎晩少女は同じ『夢』を見ていた。

しかしそれは夢というより『過去の思い出』に近かった。

それもただの思い出ではなく少女を悲しみのどん底に陥れた思い出だった。

 

 

 

6月、梅雨も明け暑い日が増え始めたころ、ニーナ・バラクロフは生まれた。ニーナはバラクロフ家の最初の子供だった。長年子供に恵まれていなかったバラクロフ夫妻はニーナの誕生を心から喜んだ。

しかし、幸せは長くは続かなかった。ニーナの母ベティはニーナが2歳のとき病気で亡くなった。ニーナは幼いながらも「母の死を決して無駄にはしない」と心に誓った。そしてこれから始まる父ジェフリーとの新たな暮らしに思いを馳せていた。

しかし、そんな思いも一瞬にして消え去った。ジェフリーは最愛の妻を失った悲しみからかニーナに暴力をふるうようになった。怒りを買うと形振りかまわずすぐ暴力。ニーナはもうこんな生活は耐えられなかった。

しかし、そんなニーナの気持ちなどお構いなしにジェフリーの暴力は続いた。その暴力はもう3年程続いていた。そして日に日に勢いを増し、怒りを買わずとも暴力をふるうのが当たり前になっていった。

ところが、こんな生活にも終止符を打つ時が来た。仕事場に何日も行ってなかったジェフリーを心配してか同僚の方が何人か様子を見にやってきたのだ。ジェフリーが暴力をふるっていた丁度そのときだったので同僚の方が警察に通報、ジェフリーは逮捕された。

しかし、ニーナは不思議と喜べなかった。どんなに暴力をふるわれてもニーナにとってジェフリーは掛け替えのない存在だった。「どうしてあんなに優しいお父さんが逮捕されなきゃならないの?」ニーナの心の叫びだった。そしてニーナは心に誓った。

「もう誰も信じない。誰かに愛されてこんな事になるんだったら愛されない人になろう。私がお母さんたちを大切にしたからこんな目に遭ったんだったらもう誰も大切にしない。もうどんな人も私の大切な存在じゃないんだから誰がどんな目に遭おうと私の知ったことではない」

 

 

 

 

 

 

ニーナはその後両親が遺してくれた貯金を切り崩して一人暮らしをしていた。親戚、近所、両親の友人。「引き取る」と言ってはくれたものの、人間不信に陥っていたニーナにとってそれは『救いの手』ではなく『世間体を気にする大人の汚らわしい手』にしか視えなかった。

こんな生活が続いて早6年。ニーナはもう今日で11歳になった。そしてニーナは6年間一人で頑張った自分に、ご褒美として誕生日プレゼントを贈ることにした。

準備も整い、ニーナが出かけようとしているところにインターフォンが鳴った。ニーナは初めての来客に少し心が躍った。「着替えてて良かった」と安心しながら扉を開けるとそこに立っていたのは、長い丈の真っ黒いマント、マントに負けず劣らず長い真っ黒いローブ、鉤鼻の目立つ顔、黒くてベタベタで肩まで伸びた長い髪。明らかに普通の人ではない人が立っていた。ニーナは驚き、暫く喋れないでいた。何とか平常心を保ち、一言目を脳内で探した。

「な、何用ですか?」

やっと出てきた最初の言葉だった。

「フッ…我輩の名はセブルス・スネイプだ。ホグワーツ魔法魔術学校で『魔法薬学』を教えている。我輩が何の用で来たのか、ホグワーツとは何か。まだ分からない事だらけなのは充分承知だ。しかし話せば長くなる。こんな所で立ち話をしていないでリビングで話しても宜しいかな?」

折角のお出かけが―と半ばガッカリしながらニーナは客を案内した。リビングまで通して、ニーナはお茶を出した。一服するとセブルス・スネイプは語り出した。

「扨、先ずはホグワーツとは何かを説明しよう。ホグワーツとはその名の通り魔法や魔術を教わる学校だ。そして何故我輩が此処に来たかというと、そのホグワーツにバラクロフの入学が許可された事を伝えるためだ。無論嫌なら魔法に関する記憶を消させてもらう。入学するというなら、明日我輩と共に必要な物を買いに行く」

スネイプは一気に説明した。ニーナはこれだけのことを一度に言われて少し頭が混乱していた。ニーナは暫く考えていた。

――魔法使いか~。どんなことができるんだろう?『死んだ人を蘇らせる』とかもできるのかな?できるならなってみたいな。でも人と関わるのは避けたいな。でも、もし魔法が使えたら、使えたら…もう寂しい思いをしなくて済むのかな?――

「よし、入学しよう!」そうニーナは心に決めた。たった一言のために大きく息を吸い、落ち着いて言葉を発した。

「私、入学します」

「君ならそう言うと思ったよ。では明日の13時頃迎えに行く」

「はい。有難うございました」

そしてスネイプは帰って行った。しかし、ニーナには一つ心残りがあった。

「何でスネイプ先生は『君ならそう言うと思った』なんて言ったんだろう?」

思わず呟くほど気になっていたようだ。――まぁそんなことどうでもいいんだけど――こんなことを思いながら明日のことについて考えていた。




「何で『残忍な笑み』なの?」と思った方!続きも是非読んで下さい。その理由が分かります。
思っていない人も読んで下さい。
では、また続きでお会いしましょう。
さよぉ~なら(^○^)/
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