仮面ライダーとエイリアンヒーローとM.O.手術… 作:ビシャデスマーチ
前回のあらすじ
ライブでの戦闘
今から19年前燈は生まれて間もなく手術を受けさせられた。
生存確率が33~36%とかなり低い手術…そう、M.O.手術だ…
なぜ生まれて間もなくそんな手術を受けさせられたかは未だ明かされてない。
そして燈がノイズに触れても炭化しない理由だが、とある生物の
しかし…その臓器を人間に移植することには多大なリスクがついており、今までに何度も失敗し人の命だけが無惨に失われていった。
燈の手術で最後にしようと科学者たちは言ってたが、その最後の手術で燈が成功したことにより、燈は奇跡の子と言われ、戦闘時の獰猛性から国産戦闘鬼と呼ばれるようになった。
二課にて…
弦十郎は燈の写真を見て悩んでいた。
「素顔が分かっているから簡単な捜索になるかと思ったんだがな…」
弦十郎達二課は素顔が分かっている燈とのコンタクトを試みるが、全て失敗に終わった。
一般人に偽装させた職員を向かわせたりノイズと戦い終わったところを狙ったがすぐに逃げられてしまう。
「しかし何も収穫が無かったわけではない。そうだろう?緒川。」
弦十郎は近くにいた緒川に声をかける。
「はい。今までの傾向から、彼は一般人の目があるところではあまり騒ぎを起こさず能力も使わない。」
「極力私生活の中を狙うのが最適かと…」
「うむ。あまり気は進まないがこちらも協力を要請したいからな。」
別の場所
燈は電話で誰かと連絡を取っていた。
「博士、そちらに不穏な影はありませんか?」
『何だい急に…』
この博士こそが、燈のM.O.手術を担当した人だった。
「じつはどこかの組織のものと思われる人間が俺と接触しようとしてまして、博士にも何かしてきてないか心配でして…」
『こっちは何の問題もないよ。逆に翔真とベンの心配はいいのかい?』
「前まではあの2人にも来てたんですけど今は俺に集中してる気がしまして…」
『なぁるほどねぇ…だからあれほど顔は隠せと言ったのに…』
燈は博士の言葉に何も言えないでいた。
『おおよそ、アンタに接触しようとしてる奴らは戦力…アンタの力が欲しいんだろうよ。』
「それくらいなら予想してますよ…どうしましょう。」
『そんなこと言われてもアンタらの問題でさぁね~私にはどうしようもないよ。』
「ですよね…」
数日後
燈はわざと人目につくようなラーメン屋に入った。
「へいらっしゃい!ご注文は?」
「チャーシュー麺と餃子セット1つお願いします。」
「毎度ぉ!」
注文した品が届き食事をとっていると、燈の横にガタイの良い赤いワイシャツの男…弦十郎が座ってきた。
「小町燈君…だな。」
「あんたらよく執念深いって言われないか?」
燈が弦十郎を睨む。
「そう睨まないでくれ。俺は翼と奏の上司みたいなもんだ。」
「大体の予想はついてるよ。」
「今回は逃げないのだな?」
「今日でキッパリ諦めさせる予定なんで…」
燈は弦十郎と共に外にある黒塗りの車に乗り込んだ。
そこで手錠をかけられリディアン学院の地下に連れていかれた。
「ようこそ、人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へ♪」
そんなパーティーでもするかのような歓迎を受けた。
「…やってることの割にはアットホームすぎませんかね?」
「明るいのが取り柄だよ。では改めて、特異災害対策機動部二課の司令官、風鳴弦十郎だ。」
「できる女♪櫻井了子よ♪よろしくねっ♪」
「俺は小町燈。で、あんたらが聞きたいことは何だ?」
「君…いや、君達の事だ。」
「今回は俺の事だけでお願いできるか?」
「分かった。では君のその力は何なんだ?」
「気になるのよね~ノイズに触れても平気どころか倒してしまうなんて…科学者として興味深いわ~。」
「俺の力は赤ん坊の頃に受けたM.O.手術という手術で身に着けた力だ。その手術のおかげでノイズに触れても炭化しない。」
「M.O.手術?」
燈の放ったM.O.手術という言葉に周りはハテナを浮かべた。
「とある生物の
「では姿が変わるのは?」
「それは
「なるほど?」
ここで弦十郎は気になった疑問を投げかけた。
「そのM.O.手術を世界中の人々に受けさせることはできるのか?」
「無理ですね。M.O.手術は生存確率が33~36%とかなり低いので成功したのは俺が最初で最後ですよ。」
「つまり君は…」
「そう。俺は先人たちの屍の上で生きてるようなもんなんです。先人たちの為にも、俺は生き抜く。そして、すべてのノイズをぶっ潰す。」
「では本題に入ろう。君や君のお友達に二課への協力を要請したい。」
「俺の一存で決められる内容ではありません。俺にはあいつらや博士がいてくれればそれで十分です。交友関係を増やして守り切れなくなるのはごめんなので。」
「どういうことだ?」
「ある人が言ってました。人が人を助けていいのは自分の手が届くとこまでだって…これ以上失うかもしれない人を増やしたくありません。」
「我々が簡単に死ぬとでも思っているのか?」
「アンタらのオレンジ髪はライブの時ヤバそうでしたけど。」
燈の言葉に奏は苦虫を嚙み潰したような顔になる。
そんなこんなで会話が平行線をたどっていると…
ウィーウィー!
ノイズ出現のアラームが鳴った。
「ノイズが現れたか…じゃ、行きますかね。」
燈はそう言うと注射器を取り出し、自分の首に刺した。
「…人為変態」
すると燈の頭部から角のようなものが生えてくることに周りが驚く。
「…潰す。」
燈はボソッと呟くと手刀やパンチでノイズを倒し始めた。
「オラァ!」
ズバッ!
「らっしゃぁ!」
ドカッ!
「すげぇ…あっという間に…」
「これが…あの男の力。」
今回の燈のベース生物は「スマトラオオヒラタクワガタ」。
頑丈な体と大顎が武器で、大顎の力はヘラクレスオオカブトの角を真っ二つにするほどの力がある。
燈は懐からスペツナズナイフ「カフカス・カリンカ」を取り出した。
「ッシャア!」
ズババ!
燈の放った一閃はノイズを瞬く間に真っ二つにした。
そして、遠くにいるノイズには刃先を飛ばして対抗した。
この「カフカス・カリンカ」は、燈の血肉を糧に何度でも刃を復活させることが出来る。
そして、燈はまたしても1人でノイズの軍団を全滅させた。
二課の全員が、燈の強さを目の当たりにした瞬間だった。