BLUE ARCHIVE ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR 作:神宮寺志狼
あえて作中では文字にしてませんが、
1年前、セイアが雲隠れした事でミネがおらず、救護騎士団の代わりにベルカ戦争の負傷者のサポートをすることになったのがシスターフッドです。
以下本編。
時刻は18:30。
サクラコ達はセイアの指示で持ち場に戻り私達は待合室で待たされていた。
1時間ほど待ってようやく待合室の扉が開いた。
「待たせたね。準備が整ったよ。」
「"じゃあ行こうか....あれ?"」
私は待ってる間Momotalkで各方面と連絡をとったり、作業中の筈のモモイからのゲームの招待に応じてソーシャルゲームをしていたので対策委員会の皆の様子は見ていなかった。
「これはまた気持ちよさそうに寝ているね。」
セイアがシロコ達の寝顔を覗き込む。
「そだねぇ~。」
「あはは....さっき聞きましたけど道中も大変だったんですよね?
慣れないジープで山道を駆けたり、電車では不良達から市民を守ったり...」
「電車と言えばさ、先生。
「"彼女は君らが居ないアビドスを守るって、帰ったよ"」
「....そっか。」
少し嬉しげな顔をするホシノ。
彼女達対策委員会は
返答の内容は「秘密」とだけ言っていたが、今の彼女の行動こそがその答えだと私は思いたい。
「ええと....?クロコちゃん....って初めて聞いたんですけど、どなたですか?」
ホシノの口から聞きなれない名前が出てきたのかヒフミが頭の上にはてなマークをのせている。
「あ、えっとね。シロコちゃんのお姉さんだと思っておいて。
また今度説明するよ。
さてさてみんなこんな状態だし。私一人でもいいかな?」
セイアに向き直るホシノ。
その顔は緊張や警戒ではなく穏やかで
「構わないよ。
長いこと待たせてしまったのは此方だ。
さぁ来てくれたまえ。」
「じゃ、案内よろしく~」
いつもの、ホシノに戻っていた。
日はすっかり沈み、蛍光灯が廊下を照らしていた。
「えと、そのセイア様...?お2人は...その?」
「心配せずとも大丈夫だ。
まぁ手紙を読んで感情の波が激しかったけれど。
今は落ち着いている。」
そうして部屋の目の前まで来たところでアズサが口を開いた。
「先生から聞いたが、"片羽の妖精"か.......
私は直接はあっていないがサオリから聞いたことがある。」
「"え?どうしてサオリの名前が出てくるの?"」
セイアのノブを取る手も止まった。
「どういうことだい?、まさかあのアリウス生徒というのは......」
セイアも混乱しているようだった。
「ナギサやミカも交えて話す。中に入れて欲しい。」
セイアは切り替えて頷いてからノブを開けた。
「2人共。連れてきたよ。
と、言っても疲れていたのか起きていたのはアビドスの生徒会長だけだったが...」
「いやいや、長いしホシノでいいよ。
私はセイアちゃんって呼ぶから。皆もテキトーに呼んでよ。」
「わかりました、ではホシノさんと。」
「じゃあ私はホシノって呼ぶね!」
そこには泣き崩れていたナギサの姿も、怒り心頭のミカもいなかった。
私とホシノ、ヒフミ、アズサが椅子に座り、セイアが話し始める。
「まず整理させてもらいたいのだが、私達ティーパーティー....いやトリニティの生徒は皆先輩達が亡くなったと思い込んでいた。
何故なら先輩達が私達に連絡をくれた
「"そうだったんだ。"」
「ふぅん、やっぱりかぁ....」
「え!?あの?セイア様、フェリ先輩ってあの片羽フェリ先輩ですか!?
私もてっきり亡くなってしまったかのでは無いかと...」
「ヒフミも知っていたのか...?」
「え....それはそれとしてちょっと事態飲み込むの遅くな~い?」
アズサがヒフミの顔をのぞきこむのと同時に「えっ、今更?」といった感じでホシノが衝撃を受けた。
「いえ、先程までペロケーキの事で頭がいっぱいだったので....それに"片羽"だとか"片羽の妖精"だとか直接的には言ってなかったような....」
「あ~.....」
もしかしてミカとホシノが銃撃戦していた時にすらペロロケーキのことを考えていたのだろうか?
ヒフミはここでもヒフミであった。
ナギサがその姿を見てくすくすと笑う。
「やはりヒフミさんは変わりませんね。」
「....あ、あはは...」
その乾いた笑いを聞いてナギサの体が少し震える。
まだトラウマになってるのか....。
「...?ナギサ様?」
「い、いえなんでもありません....。」
「これこれ、全く....
話を戻すとしよう。
ちなみにフェリ先輩達の身体の情報は私達ティーパーティーと先程居たミネ団長、それにサクラコしか知らない...はずだったんだ。」
セイアの言葉の続きをミカが語る。
「でも何処からかその情報が流れちゃって...
しかも最終的には2人共トリニティには帰ってこなくて。
いつからかベルカ戦争で死んだんじゃないかって噂が流れ出すようになったの。
ほら、先輩達が処罰されてベルカ戦争に行くことになったのって殆ど私のせいだったじゃん?
だから私に対しての異常な扱いって多分姉様達を慕ってた子達の恨みもあるんだと思うよ。
先輩達がウスティオ送りにされた原因はトリニティのみんな知ってるから....。」
先生は気にしないで。とミカは言った。
「ホシノにも共有するが、ミカがクーデターを起こし、私が死亡したという欺瞞情報が伝わった結果、先輩達は後釜の権力争いでの容疑者としてベルカ戦争に向かわされた。」
「たしかに原因はミカさんにあります。
ですが、結局は
「ナギちゃん.....」
「確かに私達全員の責任かもしれない。
でも罪の重さは違うんだ、ナギサ。
ミカは忘れることはできなかっただろう?
あえて酷い言い方をするなら君は先輩達の生き方と体、両方の自由を奪ってここにいるのだから。
先生もおかしいと思わなかったかい?
1度目起こしてしまった事とはいえ、私は死なずに済んでいる。
もちろん、ナギサも先生もだ。
なのにミカは責任を負いこんでいた。
聴聞会への欠席を表明し、この学園から去ろうとするくらいには。」
「.........」
「ミカは私達に対しての罪悪感もあるが、おそらく....」
「"セイア、そこまでにしてあげて。"」
「そうだね...済まない、ミカ少々踏み込みすぎたようだ。」
「ううん、私は別に───」
「でも、私は忘れていました。
あれだけお世話になった、紅茶の淹れ方の細かいところまで、今の私を形作ってくれた、姉とも呼べる──
──いいえ、姉と呼び慕っていた先輩を......
この学園を、ティーパーティーを.....いえ、ミカさんを、身近な人を守る事に精一杯で。
考えて、考えて、考えて、考えて。
守る為に大事な後輩にまで私刑をくだそうとして.....
......もしかしたら忘れたかったのかもしれません。
そうでなければ、今この重荷を持ちながら
ナギサは思い出して、罪悪感に潰れかけて.....
だが、忘れていた事が悪いことなのだろうか?
そうは思わない。
「"ナギサ、よく聞いて?
逃げることも、目を背けることも別に悪いことじゃないよ。"」
「ですが──」
「"どんな形であれ、どのような過程であっても。
例えどんな結果になったとしても
私はホシノを見る。
彼女は苦笑いをしているが、この前までの危なげない彼女の影はもう無い。
「"君達は向き合えるよ。"」
私は目にしてきた。
キヴォトスの生徒たちが、皆がどれほど強くて、頼もしくて、脆いのかを。
それでも立ち上がり、立ち向かい、何かのために、誰かの為に歩みを進められることを。
「"だってここまでの苦難を、皆、乗り越えてこられたんだから。"」
「......そうでしたね。先生はいつも、どのような状況であれ、生徒を、私達を信じてくれました。」
ナギサの揶揄うような声。
私は明るく、しかし真剣に言った。
「"うん、
そうして私は続きを促した。
最初に口を開いたのはホシノだった。
「....私が余計なこと言ったせいだよね、ごめんね。
でもさ、おじさん知らなかったんだ。
フェリ先輩とは終戦を一緒に戦い抜いた訳じゃなくて、最後は別々の場所で、戦ってたから。
それにさっき先生から聞いて初めて知ったんだ。
フェリ先輩がティーパーティーのホストだったって。
貴女達のことは話してくれたけど。
どうして戦場にいたのかは話してくれなかったからさ。」
ナギサ達は黙り込む。
「でも、最初に私がなんでここにいるのか聞いた時フェリ先輩こう言ってたよ
「卒業前の最後のわがまま」って」
「そうですか.....」
ナギサが持っていたティーカップをソーサに置いた。
「"ナギサ、良ければあの手紙に何が書いてあったのか、聞いてもいいかな?"」
この質問をすること自体、もう聞いているようなものだったが、3人は気にせず頷いてくれた。
「えぇ、構いません。
お姉....フェリ先輩の手紙には私達に対する謝罪。
それとあの日の聴聞会の真実が書かれていました。」
そう言ってナギサは私に手紙を渡してくれる。
「"いいの?"」
「はい、大丈夫です。」
私は手紙を読んだ。
ナギサ達への謝罪と現在自分が何をしているのか。
それ以外は本人の口から聞いたことが語られている。
セイアが口を開いた。
「彼女達がベルカ戦争に、ウスティオに編入されたのは、彼女達の身の証の為ではなく。
私達を含めトリニティの生徒をベルカ戦争に行かせないためだったようだ。」
行かせない。というより他のトリニティ生徒達が安全に、安心に暮らせるように、自ら聴聞会のトップと交渉した。
"戦争"に関わらせないように。
当時の聴聞会は始まる前から決まっていた、言わば出来レースだったのだろう。
「身代わり、というかこれじゃ生贄だよね....最後にコネを使ってまで聴聞会の決定をねじ曲げてまで、私達を戦争から遠ざけて。」
「"え!?
じゃあトリニティの生徒ってフェリとニーナしか参加してないの?"」
私の質問に真っ先に答えたのはホシノだった。
「いや多分それは無いんじゃないかなぁ、"円卓"での戦闘の時に正義実現委員会の生徒見たことあるし。」
ツルギちゃん、だっけ?、と確かめるようにホシノは言う。
「ホシノさんの言う通りです。
正義実現委員会からは当時副委員長であったツルギさん含め極小人数しかベルカ戦争に参加していません。」
ナギサの答えにミカが待ったをかける。
「あれ?ナギちゃん、シスターフッドも参加してなかったっけ?」
「...確かに現地には行ってました。
ですが、あくまで現地でのサポートや怪我人の世話や救助などをしていたので、正確には"戦争"に参加していたとは言えません。」
「"もしかして、ほかの学園もそうだったの?"」
各学園から少人数だけしかベルカ戦争に参加していないというのであればベルカの快進撃にも納得がいく。
この場でベルカ戦争を経験している生徒は一人しかいない。
その彼女は否定した。
「違うよ、先生。
混沌としてるゲヘナですら風紀委員総出だった。
それどころか風紀委員の腕章を付けてない生徒すらいた。
つまり"徴兵"みたいなものかな....」
"徴兵"....軍隊に所属してない一般人を戦場へ送る為の制度。
あまり彼女たちの口から聞きたい言葉ではなかった。
「ミレニアムは.....生徒会関連の人と、なんだっけ、あのメイドさんばっかりの部活。」
「"
「そう、それそれ~。
そもそも私たちの
鷲野眼アイ、ミレニアムサイエンススクール、エンジニア部の元3年生。
そういえば確かに彼女もミレニアムサイエンススクールの生徒だった。
ナギサは言う。
「連邦生徒会の設立した連合軍への参加人数ならトリニティは遥かに他の学園より少ないと思います。」
私は気になった点をホシノに聞いた。
「"ゲヘナが風紀委員じゃない生徒も導入してた、って本当?"」
「うん、なんならヒナちゃんに聞いて──」
「......先生、やけにこの話題に食いつくね?」
少し聞いただけでは分からないくらいの不機嫌なミカの声。
「あ、そうだね先生、まず説明しないとさ。
ダメじゃん」
ホシノに怒られる。
「"そうだね。実は仕事の方でベルカ戦争について調べてるところなんだ。"」
「えー?ほんとに?興味があることを誤魔化そうとしてなーい?」
疑念を抱くミカに大して思わぬ所から助け舟が出た。
「いいや、ミカ。これは本当の話だ。」
セイアだ。
「え?セイアさん?なぜ知ってるような口ぶりを....」
ナギサとミカは困惑する。
「すまない....サクラコからこの件は聞いていた。
しかしあえてこの情報だけは私で止まるように、いえば君たちに届かないようにしていた。
私の
「そっか.....つまりセイアちゃんは意図的に情報を隠してたんだー。」
「......この短い期間で私達の周辺には色々なことが起こりすぎた。
それに余計かもしれないが、少しくらい整理する時間がナギサとミカには必要かと思ってね....」
「セイアさん....」
気遣った、と言われては強くは責められないのだろう。
ナギサとミカは黙り込んだ。
「私は大丈夫だ。
君らを騙すのはすこし心苦しくはあったが、先輩たちの件で1番心を痛めているのは2人だからね。
先生、他に聞きたいことはあるかな?」
気まずい雰囲気のなかセイアが私に話を振る。
「"そうだね ....3人ともベルカ戦争について何か聞いていたり、手紙に書いてあったりした?"」
「....いいえ、ですがお姉...先輩──」
「"ナギサ、話しやすいように喋ってくれて構わないよ?"」
ナギサは度々、「お姉様」という定着した呼び方を「先輩」と修正している。
俗称、などと言った呼び方は控えているのだろうが、ここでそれを咎める者はいないだろう。
「... わかりました。ニーナお姉様からの手紙に気になる記述はありました。」
「あー、ナギちゃん、あれかな?アリウス生徒の特徴を持った生徒を戦場で見かけた、っていうお姉様の?」
「....ここでその話になるのか。」
今まで黙って聞いていたアズサが口を開く、その呟きにセイアが問いかける。
「アズサ、心当たりがあるのかい?やはり...アリウススクワッドが .....」
「肯定する。アリウススクワッドは当時14歳、
「"?!"」
トリニティ、ゲヘナから疎まれており2大学園を恨んでいたアリウススクワッドが連邦生徒会の連合に参加するとは思えない。
つまりそれは────
「アズサさん、それはアリウス分校が、ベルカ戦争に
という事ですか?」
ナギサもその可能性に気づいたのだろう。
質問されたアズサは静かに頷いた。
「私は戦時の話しか聞いていないが
アズサの『あの女』というのは恐くベアトリーチェの事だろう。
「ゲマトリアが....ベルカ戦争に.....?」
「....一気にきな臭くなってきたね.....先生....?」
「"──ベルカ戦争には謎が多い"」
「....先生?どうなさいました?」
私のつぶやきにナギサが反応する。
「"いや、最初から感じていた違和感の謎を解く鍵がようやく見つかった気がする。"」
「先生...もしかしてサオリ達を探すつもりか?」
アズサに心を読まれたかのように考えを当てられセイアやホシノに心配される。
「 ....先生、本気かい?」
「え~?先生、おじさん心配だよ。ついていこっか?」
「"でも明日ホシノはアビドスでヒフミを迎えなきゃ行けないでしょ?
アズサもヒフミについていくんだよね"」
「うっ.....」
「だが、それでは先生が .....」
「先生おひとりでアリウススクワッドと会うことは承諾しかねます。」
皆から否定される中、1人だけ賛同してくれた子がいた。
「じゃあさ、先生。私が一緒に行ってもいいかな?」
全員がミカを見る。
真っ先に否定したのは、ナギサだった。
「
ミカさん。貴女は1度アリウススクワッドと手を組み、トリニティを混乱に陥れています。
その貴女を錠前サオリ以下アリウススクワッドに合わせる訳には....」
「そう.....だよね」
ナギサの言葉を文字通りに受け入れるミカ。
ナギサも今のミカがそのような事をするとは思ってはいないはずなのでこの言い回しには意味があるのだろう。
「ナギサ。それは意地悪がすぎるのではないかな?」
セイアはナギサの意図を理解したようだがティーパーティーの一員である自らが言うのは憚られるのだろう。
そうなると私自らがナギサの言葉と糸を汲む必要がある。
ナギサはわざわざ『ティーパーティーのホスト』という権利と責任のある立場を主張した。
つまり、私にもそれに見合った立場として、ミカに頼む必要がある。
つまり、今私が主張できる立場はこれしかない。
「"じゃあ、
私の言葉に、ナギサとセイアは納得と言うよりもはや安心に近い表情をした後、わざとらしく告げた。
「シャーレとしての依頼であれば私達ティーパーティーにも拒否権はありません。」
その言葉を聞いたミカの顔が明るくなる。
彼女も今の茶番が必要な事だったのを理解したのだ。
「いいの、ナギちゃん?」
「良いも悪いも先生の決めた事ですから。
これもいつものボランティアだと思ってしっかりお願いしますね、ミカさん。」
「ありがとう!ナギちゃん!じゃあ先生は私がしっかり守るから!」
「"じゃあ詳細はまたあとでMomotalkで詰めようか。"」
私もミカには1度サオリともう一度話をして欲しいと思っていた。
気持ちを
だから2人に仲良くして欲しいと言うのは、多分私の自己満足なのだろう。
「先生、1つ言っておきたいことがある。」
話が一段落した後にアズサが再び話し始めた。
「"何かな、アズサ。"」
次にその口から出てきた言葉はこの場にいる皆に動揺をもたらすには十分過ぎた。
「サオリから聞いた話だから私が自分の目で見たわけじゃないけど、
....サオリ達は別のアリウス生徒と戦った。と言っていた。」
「別の、アリウス生徒....ですか?」
「そう、らしい。
その生徒との戦闘でサオリは撤退を強いられたって聞いた。」
「ふーん...」
サオリはゲリラ戦闘を得意としている。
言うなれば多人数すら少人数で打ち負かす戦術を練れる。
そのサオリが生徒単独に撤退という選択を強いられた。
「恐く相当の練度の持ち主だ。サオリが
その生徒の呼称を"鬼"と言っていたのが印象に残っている。」
「"鬼"ですか?」
「うん、聞き間違いじゃないと思う。
サオリは確かにその生徒の事を"鬼"と呼んでいた。」
「"本名とか、他にその子の情報ってあるの?"」
「いや、その生徒の名前は1度も口にしなかった。
ただ、アリウス生徒だと判別したのは、戦い方が自分と似ていたからだと言っていた。
先生、心当たりがあるの?」
「"うん、ちょっとね"」
恐くサオリがアズサに語った生徒が"円卓の鬼神"と呼ばれている生徒であるならば、サオリが名前を呼ばなかったのも頷ける。
言わなかったではなく、言えなかった。名前を知らなかったのだ、と。
しかしそうだとするとおかしい。
「"ベルカ戦争で連邦生徒会の連合を勝利に導いた謎の多いウスティオの生徒の実態は、敵である筈のアリウス分校の生徒.....?"」
謎を解くどころか、深まってしまった。
「あれ、もうこんな時間か、そろそろ帰らないと帰りの....アビドスに帰ったらもう10時になっちゃうや。」
「"そうだね、皆起こしにいかないと。"」
ホシノの言葉から今日のお茶会はお開きになった。
「もう、そんな時間ですか。ホシノさん今日はご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
また今度時間を設けてお話しましょう。
アビドスでのヒフミさんのお話しなど....」
「ナ、ナギサ様....?」
「.....お、おじさんから話すことなんてあんまり思いつかないけどなぁ~
まぁお茶なら何時でも誘ってね~。」
「またね~、あ、先生!後で連絡するね☆!」
「ヒフミ、見送りを頼むよ。」
「あ、はい。わかりました。」
「では先生、お気をつけて。」
「"今日はありがとね、ナギサ"」
こうして私たちはティーパーティーの部屋を後にした。
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