BLUE ARCHIVE ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR 作:神宮寺志狼
私事ですが、ミカが推しです。
というのもエデン条約編第4章をクリアしてミカに脳を焼かれた2日後くらいに復刻ミカが来たので。
運がいいことに諭吉ひとつで完凸しました。
ちなみに最終章「あまねく奇跡の始発点」クリアしたタイミングでシロコ*テラーの実装が確定したのでフルアーマーホシノと共に引きました。
今のアロナは青封筒ばかりでおサボり中です。
以下本編
シャーレオフィス
時刻、午前8時30分。
「やっっほー!!先生!!!」
事務所の扉が勢いよく開かれる。
顔を見なくても声だけでわかる
「"おはよう、ミカ。"」
「おはよう先生、今日もいい天気だね。」
「"集合時間は9時じゃなかったっけ?"」
ミカには伝えていないが、他にもトリニティの生徒を二人ほど呼んでいる。
「先生に早く会いたくて、来ちゃった!」
「"そ、そっか。朝食は?"」
「え?ちゃんと食べてきたよ?ナギちゃんとセイアちゃんと一緒に。トリニティを出るときにも挨拶してきたし。」
「"それならいいんだ。お菓子とかはそこの棚に置いてあるから。"」
「気にしないで。でも、ありがとう、先生。」
以前、ナギサや放課後スイーツ部を招いてから、みんなの好みの飲み物やお菓子は仕入れるようにしている。
しかしいまだに紅茶だけはうまく淹れられない。
「"ミカ、紅茶って淹れられる?今日のお客さん用に紅茶を出したいんだけど..."」
「え?うん...大丈夫だけど、私でいいのかな?」
「"私はミカの淹れてくれた紅茶が飲みたいな?"」
すこし頬を赤らめるミカ。
「あはは...//先生ほかの子にそういう事言っちゃダメだからね?」
「".....私は淹れられないし、ミカに任せたかっただけなんだけど....?"」
「そ、そうだよね、ちょっとドキッとしちゃった...じゃ、じゃあ淹れてくるね!」
そうしてミカはキッチンにかけていく。
「"まだいいんだけど.....まぁいいかな"」
「せ、先生!きたわよ!
まったく!急な呼び出しなんて.....い、一体何させるつもりよ!!////」
「あら、コハルちゃん、先程まで「久しぶりに先生に会える」と喜んでいたのは何処の誰でしたっけ?」
「ハナコ!!それは言わない約束でしょっ!!//」
「はいはい♪ふふふっ♪」
声の主はコハルとハナコだった。
「"おはよう二人とも"」
「おはようございます、先生♪」
「お、おはよう...先生」
二人は荷物をソファーの横においた。
「聞きましたよ、昨日は忙しかったみたいですね、他校の生徒がトリニティで
え、尾ひれどころか話がねじ曲がってる。
「"違うよ、対策委員会のみんなは...."」
「ふふっ、冗談です♪全部ヒフミちゃんから聞きました。先生がお探しの生徒のことも......」
「"そっか、揶揄っただけなんだね?"」
「はい、揶揄いました♪」
一方、置いてけぼりのコハルは頭の上にはてなマークを浮かべている。
「え?え?ハナコ、私何にも知らないんだけど.....。」
ハナコが説明してくれた。
「...先生はですね?気になる生徒さんがいるらしいんですよコハルちゃん。」
え?
「"ちょっとま──"」
「コハルちゃんに変なこと吹き込むのやめてくれない....?」
そこに紅茶の入ったティーカップ
「聖園ミカさん....どうして、
.......先生、あえて言いませんでしたね?」
「先生、私も浦和ハナコが来るなんて聞いてなかったよ」
ハナコとミカが一斉に私をみる。
一色即発の空気、人選を誤ったのだろうか........?
「もう!ハナコ!いくらなんでも失礼じゃない?
ミカ様は私の「命の恩人」で、
お、「お友達」なんだから!!!」
「コハルちゃん....」
「え....コハルちゃん...今私の事...と、友達って....」
コハルにミカが詰め寄る
「え....!?あ、あの時、古聖堂で私にそういってくれたから。て、てっきりそうだと思って.....」
上目遣いでミカを見るコハル。
ミカは涙目になりながら答えた。
「........嬉しいなぁ、私が一方的に友達だって言ってるだけかと思ってたから。」
「"ハナコ、もう意地悪はそのくらいでいいんじゃないかな?"」
「意地悪....?先生どういう事....?」
ミカが私を見る。
私はミカの視線をハナコに誘導する。
「先生、何を...?」
「"ミカがサオリ達のために一人で戦っていた頃、ハナコもミカを助けるために奔走してくれていたんだ。"」
「え....本当?」
「"本当だよ。"」
ハナコを見る。
当の本人は非難の目で私を見ていたがため息をついて肯定した。
「先生の言った事は本当です。
ミカさん、私は何処かあなたに自分の姿を重ねていたのかもしれません。
私も今の貴女と同じでした。
周りは敵だらけ、「
ですが補習授業部に入って、ヒフミさんやアズサちゃん、コハルちゃん、そして先生と出会って私の価値観は変わりました。
全てが敵ではなく、少なくとも身近に助け合える友達が、仲間がいるのだと気づけたので」
「ハナコ......」
「......同情...?」
ミカがハナコに問う。
「どうでしょう.....?貴女に同情していたからなのか、人から受けた恩を誰かに渡したかったのか。
今となってはもうわかりません。」
「自分の事なのに....?」
ハナコは笑って答えた。
「はい♪案外人って一番自分の事がわからないものなんですよ......?」
ミカにも思うところがあったのか、納得した表情をしていた。
「そうだね......」
「な、なんの話....?」
一人、置いてけぼりにされるコハル。
「"先生としては二人にも仲良くしてほしいんだけど、ダメかな.....?"」
「 .....先生の頼みとあれば仕方ありませんね。」
「まぁできるだけ仲良くしてみるよ。」
二人はしぶしぶ承諾した。
午前9時30分
カンナが来るまで残り30分、
ミカはコハルとソファーで話をしている。
一方ハナコは私がまとめたベルカ戦争の中間報告書を眺めていた。
「ベルカ戦争ですか......私が知っているのは前ティーパーティの方と正義実現委員会の生徒が参加したことくらいですかね。
お役に立てなさそうですね。」
「"仕方ないよ、フェリ達が君たちのために、って代表して参加したんだから。"」
私の言葉を聞いたハナコが考え込む。
「"どうしたの....?"」
「いえ。片羽フェリ先輩、でしたね。
トリニティの生徒で知らない者はおらず。生徒全般から「お姉様」と呼ばれ慕われていました。
ですが先生、ご存じですか?フェリさんは文か武でいえば、文。
つまり政治などに秀でていただけで、別段強さでいうなら吾妻ニーナさんに遠く及びませんでした。」
「"そうなの?"」
「はい、それと情報源不明なのですが、フェリさんの出身地はトリニティではなく別の自治区である、なんていう噂話もあります.....。
でもそちらは信憑性は薄いです、なにしろ彼女にはトリニティ生徒特有の"羽"がありましたから。」
「"ハナコ自身はフェリとは会話した事ある?"」
「そうですね...1度だけ。ティーパーティーに誘われた事がありました......」
「"フェリがハナコを.....?"」
「あ、誤解しないで欲しいのですが、別段彼女は他の人達と違い、私を能力や表面上だけで判断してそういう言葉をかけた訳じゃないと思います。
しっかりとした会席を用意した上で誘われたので断りづらかったのですが、私の周囲環境を気にしてくださってはいました。
『ティーパーティーに入るも、入らないも、
貴女がどうしようと自由』と仰ってくださったので。」
「"じゃあハナコもフェリには好印象なの?"」
ハナコは戸惑いながら答えてくれた。
「どう、だったんでしょう。
あの時の私は凝り固まった猜疑心で、誰もが敵に見えていました....今となっては難しいですね。」
「"そっか"」
「生きているのならそれはそれでお話してみたいですね。
でも.....今の彼女はトリニティに戻ってこれはしないでしょう。」
「"どうしてそう思うの?"」
「恐く、優雅さの欠片も、残ってないでしょうから。
聞く限り、ベルカ戦争はさながら地獄がこの世に具現したような戦争だと、サクラコさんから聞いています。
あの人は私達の前で、銃を持つことすら、稀でしたから。
生き残るために、必死に足掻いた結果は想像にかたくないですね。」
B7Rの調査の時の彼女を思い出す。
戦うことに関して優雅さを持ち出す生徒が果たして何人いるだろうか。
〈コンコンッ、ガチャッ〉
「先生、お疲れ様です....今日は人数が多いですね。」
「"カンナお疲れ様。
ミカ、お茶をお願いできるかな?"」
「任せて!先生。」
私の頼みを聞いてくれたミカはキッチンに駆けていく。
カンナは持ち込んだ封筒の糸を緩めて私に渡す。
「これがお望みの資料です。
思ったより少なかったですね....これでもかき集めた方なんですが....」
ヴァルキューレでも資料は抹消されているということだろう。
「先生、私はベルカ戦争に置いて、3回しか作戦に参加しておりません。
それもひとつは非公認で私独断のものです。」
非公認....?
「まず、ウスティオ中央都市、『ディレクタス解放作戦CONSTANTINE』での避難誘導....
それとベルカ戦争終盤の工業都市攻撃任務。
「CARNIVAL」での市街地住民の安全確保です....。
最後の1つは──」
「"工業都市攻撃任務....?"」
カンナの言葉を遮って質問してしまった。
彼女はため息をついてはいるものの、説明してくれた。
「名前の通り、ほぼ無差別に等しい迫撃砲での市街地掃討任務です....。
先生この件に関してはまた日を改めてのお話でもよろしいですか?
まだ私も人に話すとなると気持ちの整理がついていないので.....」
「"カンナがそこまで言うなんて...もしかして独断で動いたのって....."」
「はい、当時の連邦生徒会、いえ、防衛室長の不知火カヤは市街地に対して避難勧告を出しませんでした。
なので、私を筆頭に有志の生徒による独断の避難誘導と安全確保を行いました。」
市街地に対しての避難勧告をしない、というのはどこの戦争でも戦争犯罪...違反である。
「.....無差別に攻撃って....そんなのダメじゃん!」
「.....醜いですね....戦争というのは....」
「"物的証拠は残ってなかったんだよね?"」
「....はい、先生もお察しの通り、全て処分されています。でなければ、あの時に室長の権限を剥奪され連邦生徒会からは追放されていたでしょう。」
カンナの言っている事は十中八九本当だろう。
カイザーとの取引のために街一体を爆弾で吹き飛ばそうとした生徒だ。
「話を戻しましょう。
今の私から話せるのはウスティオ中央都市ディレクタス解放作戦の時の話です。」
カンナに紅茶を出したミカが席に座って話が始まった。
「連合軍が勢いづいて続々と街を奪還する中、その作戦は行われました。
印象に残っているのは....5人の生徒です。」
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