BLUE ARCHIVE ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR 作:神宮寺志狼
#1 After The belkan students war
After The belkan students war
あれから1ヶ月ほど経った頃。
キヴォトスではとあるゲームが話題となっていた。
「ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR」
ゲーム開発部の渾身の一作。
何とミレニアムプライスでの結果は正規の判定で3位を受賞した。
これにはゲーム開発部とセミナーが全員嬉し涙を流したそうだ。
モモイ達の初期からの想定は大当たりし、
『キヴォトスで闇に葬られた歴史』
『自分が主人公となり、とんでもない陰謀を打ち破るゲーム』
『親友だった友人と涙の一騎打ち。』
『力とは、正義とは何かを考えさせられるゲーム』
との評判が話題になり続出してヒットした。
モモイは皆に言った事をしっかりと実践し、このゲームがノンフィクションである事を明記した上、ゲームエンディングにはアンケートを仕込み、それを連邦生徒会に各学園の代表を引き連れて提出したと言う。
その結果、学籍が無くなってしまった生徒の為の臨時の学校が設立される事となった。
そのゲームに、サイファーとフェリの本名は載っていない。
そもそもサイファーに至っては自身の名前が分からないという。
フェリは、と言えば。
「「キャーーーー!」」
「「お姉様ぁ~」」
「ごめんなさいね、皆。
話したいのはやまやまだけど、今から大事な部活だから、またね。」
黄色い声援を浴びながら彼女は教室に入ってくる。
「御機嫌よう、皆、先生。」
「こんにちは、フェリ先輩♪」
「フェリ様、今日もよろしくお願いします。」
「"こんにちは、フェリ"」
補習授業部の所属となっていた。
彼女はベルカ戦争後、アヴァロンダム周辺の市民のお陰で一命を取り留めたそうだ。
サイファーの放った弾丸は、心臓には当たっていなかったのだ。
回復した後、彼女はヴァルキューレに出頭したという。
しかし───────
『アヴァロンダムでクーデター?そんなものは存在していない。』
とカンナにあしらわれたという。
その時にはカヤは全ての作戦記録、資料を抹消していた。
連邦生徒会長が、何を持ってそれを黙認したのかはわからないが、カヤが当時失脚されていないということはそういう事なのだろう。
『でも、私は!!』
『そうか.....なら取引するのはどうだ?』
『取引....?』
カンナはアヴァロンダムの攻防戦に参加していた。
彼女が知らない、等ということは有り得ない。
『....連邦生徒会はあの戦争での記録も、『V2』の事も全て無かったことにした。
だから、お前の罪は公的には裁けない。』
『.....』
『しかし、
お前がその罪を反省しているというのであれば、残ったベルカ生徒の動きを探って欲しい。
私ももう二度と、あんな戦争は....ゴメンだ。』
『.....許しが与えられないこと、罰が与えられない事こそ、私の贖罪なのね....。』
それ以降、彼女はヴァルキューレの監視の元、ベルカ生徒の情報提供者として活動していた。
その為、私の立ち上げた掲示板を早い段階で見つけ、アビドス線を乗っ取っていたベルカ生徒を監視していた。
私が初めて彼女と出会った時に渡された手紙の内容の1部だ。
その活動1年間、ニーナの生活費と自分の生活費を稼ぐための仕事、それにヴァルキューレから来る仕事を両立していた為帰れなかった、というのが1つ。
そしてもうひとつは罪悪感だろう。
トリニティの自治区に出入り禁止になったと言うのも、真っ赤な嘘だった。
そして、P.J────ペロコの姉に、謝罪しにいったという。
ペロコの姉は、寛容だった。
『......そうですか。
あの子はいつも、誰かの為になりたい、とか。
世界を平和にしたい、と言っていました。
そのサイファー、という生徒を庇って、逝ったなら。
誰かを守って死ねたのなら、あの子も本望でしょう.....。』
『......』
『フェリ様......戦とは、正義と正義のぶつかり合いです。
あの子にも正義はあったでしょうし。
当然、サイファーと貴女にも、正義があった。
ただ....それだけの話なのです。』
『.......てっきり、ヘイローを壊されるのだと。
命を差し出す覚悟で謝りに来たのだけど.....。』
彼女は首を横に振ったそうだ。
『貴女の事は、電話で聞いていました。
いつも図に乗るあの子を、諭してくださったと。』
『それは....同族嫌悪みたいな、もので....』
『嘘、ですわね。』
『!!』
『嫌いだとか、どうでもよいのであればそんな覚悟を持って謝罪に来たりしませんわ。
それに、それが本当だとしても、あの子が好いていた方を、どうして葬ることが出来ましょう?』
『好いていた....?P.Jが?私を?』
『はい....私はただ、あの子を甘やかすだけで、一度も叱ったことが無いのです。
あの子が急に『SRTに入学したい』と言った時も。
いつもの我儘だろうと。
したいことをさせてあげていました....。
だから叱ってくれる貴女は『もう1人の姉の様な存在』だと、電話で言っていました。
それに、『円卓』なる場所では、大怪我をしたあの子を看病してくれたのでしょう?』
『........ッ...!』
『あの子を、覚えてくれている方を、
あの子が好いていた方に、銃口を、向ける事など
...私には。
出来ません。』
フェリは、堪えきれずに涙を流した。
『ごめんなさい.....ごめんなさい.....ごめんなさい.....ごめんなさい.....ごめんなさい.....ごめんなさい.....ごめんなさい。
泣きたいのは、貴女の....筈なのに....』
『......貴女は優しすぎただけ ....人の痛みがわかってしまう....優しい人。』
余談だが、「ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR」が発売されてから、彼女の墓には多くの生徒が墓参りに来たという。
彼女の望み、「英雄」になる事。
それは、皮肉にも亡くなってから叶えられた。
それでも、ペロコの姉ははるばるゲーム開発部を訪れ、モモイ達に感謝の言葉を述べたという。
今のフェリに負い目や罪悪感が無いといえば、それは違う。
しかし、過去と、折り合いをつけたのは本当なのだろう。
でなければ、サイファーと正面から言い合い、殴り合いなどしなかっただろう。
その後の彼女は、1年にも及ぶ欠席日数により正式に留年扱いとなり、補習授業部に入部させられた。
「.....え、補習授業部のテスト内容って結構厳しいのね.....。」
「大丈夫です!フェリ様!!
私達はちゃんと合格出来ましたから....ええ...ちゃんと。」
「え、何があったの....?」
「 .....桐藤ナギサの妨害にあった.....。」
「ちょ。ちょっとアズサ!?何で言っちゃうの!?」
「....あ~.....あの子、後でお仕置きしなくちゃ。」
「では♪ナギサさんに『それなりに楽しかったわよ、ナギサとの姉妹ごっこ』と言ってあげてください♡」
「.......私も甘やかしすぎたし....それくらい厳しくしないとダメかしら。」
「ちょっと練習してみませんか?」
「えぇ......
『まぁ、それなりに楽しかったわよ.....
ナギサとの姉妹ごっこは』
.....流石にドスが聞きすぎね、やめましょうコレ。」
「"大丈夫それ、ナギサ立ち直れなくならない?"」
「あはは....さすがにやめたほうが────」
そしてタイミング悪く、見学に来たナギサ。
「"「......あ」"」
「──────────」
彼女は失神して倒れた。
「ナ、ナギサ!!?今のは軽い冗談で!!」
「いけません!!ナギサ様の心臓が止まってます!!!」
「誰か!誰かミネを呼んでちょうだい!!!」
そして、ナギサは後に心肺蘇生により目を覚ました。
エスコン×ブルアカの小説で読みたいナンバリングを教えてください(04、5、6、7)
-
04、メビウス1無双が見たい。
-
5、ZEROのねじ曲がったもう1つの未来
-
6、ブルアカは群像劇だぞ?
-
7、高性能ロボに苦戦する生徒達
-
もう満足
-
どこかの掲示板でスレ立ち上げたら?