BLUE ARCHIVE ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR 作:神宮寺志狼
Pixv版に存在しない新規に書き下ろした話です。
一応3-3AでFinとはしましたが、続きとして書かせていただきます。
私の構想では3-3√Aまでがアビドスルートが正規ルートでゲーム本編に戻っていく感じです。
具体的には何時ぞやのアイドルイベントとかですかね。
補習授業部のフェリは.....ナギサやセイアの代わりに運営と事務処理をしてるとでも解釈して頂いてw。
思えば結構、ゲーム本編で未回収の伏線たくさん利用した気がします。
この先のアビドスルートのお話は対策委員会にさよならしたサイファーのその後、別のオチを求める方の為の話。
言わば後日談の後日談とかいうかなりの無理くり延長話です。
興味無い方は飛ばしていただきたく。
それと、前にも言いましたが。
【エースコンバットのプレイヤーは自分自身】ということで、敢えてこれまで出してこなかった、私なりのサイファーのコンセプトアートを貼っておきます。
プレイヤーの数だけサイファーが居るように。
読者の数だけ、サイファーが居るんです。
あくまでこの子は私のサイファー。
イメージがつかない人だけ、「こんな感じなのか」と当て嵌めていただければ。
【挿絵表示】
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後、今回出てくる子はただのモブです。
特にキーきゃらではありません。
以下本編。
「んっ.......」
薄い意識の中、遠くからの銃声が耳に入ってくる。
〈ダダダダダダダダダ!!!〉
私は仮拠点にしている砂に埋もれた家の部屋で目を覚ました。
「....また、戦闘か。」
傍に立てかけておいた銃を手に取った。
ここは自治区の狭間。
アビドス市民はまだしも、ゲヘナとトリニティの隣接する町では争いが耐えない。
しかも、ブラックマーケット近郊ともなれば尚更だ。
ゲヘナ側では追い剥ぎ。
トリニティ側では不当な値段による悪徳商売。
その度に生徒達は銃を手に取り諍いが起きる。
今回起きていたのは、恐喝だ。
「なぁ、オイ、有り金全部出せよ、まだ持ってんだろ?」
「いえ....!それが全てです....!!」
「嘘つくのは良くねぇな。
テメェら、こいつの身ぐるみ剥がすぞ!」
「おうよ!!」
「ヒッ!?だ、誰か.....」
「誰も来ねぇよ!こんな辺境に一人で来たのが運の尽きだわ!」
私は遠目から警告射撃として足元に数発撃ち込んだ。
「ア?なんだテメェ。」
「見せもんじゃねぇぞ、コラ」
私を一瞥しても態度が変わらない。
ベルカ生徒では無いことは分かった。
「1度だけ言う。
その生徒から奪ったものを置いて失せろ。」
「ハ?」
「何言ってんだこいつ?一人でアタシ達5人やれるとでも?」
「........」
私は睨みつける。
「おい....どうすんだよ。アイツ普通じゃねぇぞ」
「誰だかしらねぇけど、あいつ倒して、日銭の足しにすりゃいいだろ。」
話し合いが終わったのか、スケバン達は私に向かって言った。
「寧ろそっちが何もせずに金目のもんだけ置いて失せな。」
「少なくとも痛い目にあわずに済むぜ。」
「 ......そうか。」
私は一歩、踏み出した。
「あ?マジ?」
スケバン達は銃を構えた。
私はいつもの場所からハンドガンを引き抜き、その銃弾を5人の持っていた銃の
弾丸は銃口内で発射された弾丸と弾け合い、5人の持っている銃のバレルが破裂した。
「な!?」
「嘘だろ!?」
「はぁぁっ!?」
私は相手の懐に踏み込んだ。
そのうちの1人の腕をねじ曲げた上で体を地面に叩きつける。
「ぐへぇっ!」
「な、なんだコイ────う゛っ」
2人目の鳩尾に一撃。
「テメェ!!!良くも!!!」
その様子を間近で見ていた3人が同時に遅いかかってくる。
「.....懲りない奴らだ」
私はインファイトに備え、拳を構え直した。
その時だ。
〈ダダダダダダダダダッッッ!!!〉
「ぐほっ....!」
「......」
〈....バタッ!〉
聞き覚えのある銃声と共に目の前の2人が気を失い倒れていく。
「何!?テメェ1人じゃ──!」
隙をみせたスケバンの腕を取りそのままねじ伏せた。
「........銃を、使わないんだ...。」
そこに居たのは、服装が黒づくめの
「. .....シロコ....?」
しかし、違う。
身長も、持っている武器も、目つきも。
何もかもが。
それはあの日、あの時見た『絶望』に包まれたフェリのような。
「......半分正解。
ううん。
「....お前は.....誰だ。」
私の耳が、シロコだと言っている。
私の目も、容姿がシロコだと捉えている。
それでも、私のどこかが自分の知っているシロコではないと、告げている。
「......私は.....砂狼
シロコの姉。」
その自己紹介に、納得は出来なかった。
それでもその違和感を無理やり飲み込んだ。
「 .....ホシノ達から頼まれて連れ戻しに来たのか?」
私の問いにクロコと名乗るその少女は首を横に振った。
「.....違う。確かに見かけたら連れてきて、って頼まれていたけど。
貴女を探していたわけじゃない。」
その言葉を聞いて、ほっとする自分と少し残念な自分がいた。
「ならお前は?何をしていたんだ?」
クロコは懐から覆面を取り出せば、
「正義の味方ごっこ...」
とふざけているのでは無いかという答えを吐き出した。
「お前な─────」
「そう、貴女と同じ。」
「.......」
文句のひとつを言いたかったが、自分のやっていることが偽善まみれの「ごっこ」でしかないのは否定のできないことだった。
「......ごめん。言い方が悪かった。
傷つけるつもりも否定するつもりもない。」
「......別に気にしてはいない。」
「そう .....」
「あ....あの....!」
置いてけぼりにされていた生徒が、放置していた生徒が立ち上がり話しかけてくる。
「あ、ありがとう!なんてお礼を─── 」
「別にお前を助けた訳じゃない。」
「で、でも......」
食い下がる生徒に、クロコが言った。
「......じゃあ。少しでもアビドスに、お金落としていって。
ここに美味しいラーメン屋がある。」
彼女は地図を広げ指し示した。
「待て、地図だけじゃこの辺は迷う。
下手すればサンドストームで遭難するぞ。」
「ん、じゃあ、
狙ったかのように少しだけ、本当に少し、クロコの頬が緩む。
「いや、待て!」
「わ、私がご馳走しますから!一緒に食べましょう!!」
その少女に、強引に腕を引かれて私はアビドス地区に連れていかれた。
断りたかった。
しかし、抵抗ができなかった。
その少女の背中には少しだけ、あいつの面影があった。
───────────────────────────
閑話
ガルム隊の休日
それはホシノ達と別れ、円卓での戦闘が終わった数日後だ。
「サイファー!!!」
私がヴァレー駐屯地の部屋で銃のメンテナンスをしている時だ。
ノックもせずにアイツが入ってきた。
「.......P.J、どうした?
緊急指令でも起きたか?」
私はP.Jの方に目を向けず、そのままウエスでハンドガンの掃除を続ける。
「違いますー!!!」
「じゃあ、なんなんだ。」
「......買い物に行きましょう!!!」
私はその言葉に、ついP.Jの方を向いてしまった。
「は?」
このろくに雑誌も売っていないヴァレーの購買部で?
「いつもお世話になっているサイファーとピクシーにお返ししたいんです!!
D.Uのデパート街まで出かけましょう!!」
「.....お前、」
このウスティオ自治区のヴァレー駐屯地からD.Uまで1時間半以上かかる。
「自分の身分を言ってみろ。」
「はい!私はSRT特殊学園1年生!CROW小隊所属のP.Jです!!」
「今は何をする時だ?」
「はい!48時間の報酬休暇です!」
私はそのウキウキのP.Jの言葉に肩を落とす。
「ならやる事は沢山あるだろう、銃器弾薬の確認整理、私のように整備するなり、次の戦闘に備えるなり。」
彼女は私の言葉に頷いた。
「はい!!ですから!心身を休め、次の任務に集中するためにお出かけしましょう!!」
そうしてP.Jは
「ほら!ピクシーからも言ってくださいよ!」
と、廊下にいたフェリを私の部屋に連れてきた。
「ちょっと!何よ!
やっと出来た休暇なのよ!?
私これからトリニティに─────」
その言葉を聞いてつい食いついてしまう。
「トリニティだと?お前も何を考えているんだ....」
「わ、悪いかしら。別にやる事はやったもの!」
私はあぐらをかいて2人に向き直った。
「私達は傭兵だ。P.J、お前に至っては任務でここヴァレーまで派遣されている。
いくら休みとはいえ直ぐに動けるようにしておかなければ───」
「大丈夫です!!
私がここのトップにお話通しておきましたから!!
2人を連れ出すけど問題ないっすよね!って。」
「............」
そういえば、こいつ百鬼夜行連合学院ではお嬢様だったな。
意識してはいないが確実にコネをねじ込んだな?
「本当は私だって百鬼夜行に帰りたいっす!!
でもいくらなんでも遠すぎるんで、諦めてるんです!!」
いつも呑気で悠長なこいつを見ていると正直、「家で家族とゆっくりしてろ」と言いたくなるが、百鬼夜行は確かに遠い。
P.Jの言葉を聞いてフェリも気が変わったようだった。
「......私だけ帰る、っていうのも、嫌な話ね。
というか、帰ったら下手すると戻って来れないかも。
後輩たちに捕まって。」
「じゃあお土産買いましょう!!」
そう言ってP.Jは私とフェリの腕を掴んだ。
ギリギリ私はいつものアサルトライフルだけは回収できた。
「じゃあ沢山買いますよ!!」
「....まぁ、こういうのも悪くないわね。サイファー。」
「........はぁ........。」
私は無理やりジープに乗せられてD.Uに連れていかれた。
で、連れてこられたのが。
「なんだ、この気持ち悪いトリは。」
なんだかよく分からないマスコットキャラクターのぬいぐるみが沢山あるショップだった。
「あぁ、モモフレンズね。
ほんとに好きね、P.J。
貴女、部屋ほとんど埋まってるじゃない。
配達の子も呆れてたわよ?」
P.Jはフェリの言葉が気に入らなかったのか迫ってくる。
と思いきや、彼女は私の目の前にたった。
「今!気持ち悪いって言いましたか!?」
「.....おいP.J...?」
おかしい、いつもと態度が違う。
「サイファー!答えてください!!
今!
「あ ....いや」
「私の聞き間違いですか?
サ イ フ ァ ー????」
「キ、キノセイデス。」
私が棒読みでそう答えればP.Jは大きく息をつく。
「いやぁーー!!良かったっす!!!
ペロロ様とサイファーは私にとって神様っすからね!!
サイファーもペロロ様の魅力がわかるんっすね!!」
いや、そこまで言ってない。
「P.J......ペロロの事になると、人が変わるのよ。
どうも、自分の名前は育ててくれた人がペロロにあやかって付けてくれたらしくてね?」
「.....以後気をつけよう。」
ウキウキのステップを踏んで店内に入っていくP.Jをフェリが追いかける。
「貴女ねぇ!まだ増やす気なの!?」
「だって!通信販売では手に入らない特別グッズもあるんですよ!?
買わないわけが無い!!
これはサイファーやピクシーでも止めさせやしない!!」
彼女は片っ端からぬいぐるみを買い物かごに、しかし丁寧に入れていた。
「見てて恥ずかしいから!!頼むからやめなさい!!!///」
私は頭を抱えた。
しかし、目に映ったのは、P.Jが買い物かごに入れ忘れたメガネをかけたペロロのぬいぐるみ。
「........」
数時間後。
「お!サイファーも買ったんですね!!」
「.....何を買おうが別にいいだろう。」
フェリは私を見て唖然とする。
肩を掴んで体を揺らしてくる。
「サイファー!!!おかしくなっちゃったの!!?
やっぱりあのモモフレンズには洗脳効果があるんだわ!!!!」
私はその腕を振り払う。
「違う!!」
.....基地に着いたらP.Jに渡そう。
次はフェリの要望で化粧品や服、食器や茶葉など。
トリニティのティーパーティーに相応しい買い物だ。
「え.....このベルガモット....!!!
え!?まじ......こほん。
山海経の茶葉ですって!!?」
「......P.Jと同じだな。」
「サイファーは行きたいとこ、あるんすか?」
「いや....私は.....」
「なら食べ歩き行きましょう!!
いやぁ自分SRTだけあってD.Uは結構分かるんすよ!!!」
「お、おい!P.J!!」
P.Jに手を引かれ、フェリを置いて私たち二人はグルメ祭りをする羽目になった。
「待たせてごめんなさい!!!!
......待って、2人とも、どこ?」
「いやぁ、ここのラーメン屋、美味いんすよ!!
下手すると────」
「あのね、P.J。
何か言うことない?」
私たち二人は後ろに立つプレッシャーに、気づいた。
「あ、忘れてま─────」
屋台に座ってる私たちを見つけたフェリのげんこつを、2人して食らう。
「すまない......P.Jを止められなかった。」
私は初めてフェリに謝った。
「いいわよ ....どうせこのおバカのせいだもの。」
「おバカって!なんすか!!おバカって!!!」
私達は3人、ラーメンを頼んで待っていた。
「ヘイ。おまちどう。」
しかし、ラーメン並3つのはずが、出てきたのはチャーシュー卵などの別の商品だ。
「うわぁ、おやっさん!トッピングサービスしてくれたんすか!!?」
「おうよ、P.Jちゃんにはいつもお世話になってたからなぁ。
治安維持はよSRTじゃなきゃな!!
カンナちゃんが色々頑張ってるけど、あの子あんななりしてるからなぁ.....」
その大将の言葉を聞いてフェリが納得した。
「まぁ、貴女市民と仲良くなるのは得意でしょうしね。」
「はい!!」
長話になりそうだったのをP.Jは切り、箸を掴む。
「.....いっただっきまーーー───────」
そうして、ラーメン屋が爆発した。
「は?」
「え?」
「............」
私たち3人はラーメンを頭から被っている。
「「熱っ!!!!!」」
見れば屋台は破壊されている。
「オラオラァァァ!!!!」
どうも周囲で暴れている生徒達のようだ。
「......ざけるんじゃねぇです.....!!!
これよりSRT CROW3!!職権を用いて暴れている生徒を鎮圧します!!!
GALM1!GALM2!!援護を!!責任は私が───いえ、連邦生徒会長が!!!」
仕事のON/OFFをしっかり切り替えたP.Jが私達2人に向き直った。
それを見た私たち2人が通信機のスイッチをオンにする。
《了解よ!!》
《了解!!P.J、D.U地区に詳しいのはお前だ。
お前が指揮を取れ。》
《了解!サイファー!!
鎮圧開始します!!》
こうして、私達の休日は完全に潰れたのだった。
帰りのジープに乗ろうとした時に、気づいた。
(ペロロとやらのぬいぐるみ....何処だ。)
私がP.Jの為にと買ったぬいぐるみを入れた袋が見当たらない。
「サイファー?」
「..........」
時間が無い。
その時だ。
「あ、ペロロ様お探しっすか?」
P.Jがあの袋を渡してきた。
「いやぁ、ラーメン屋が爆発した時に吹き飛んでたんで、戦闘中に探して確保───」
「いや、戦闘に集中しなさいよ!!!」
フェリの忠告を無視して袋を渡してくるP.J。
「.....そうか。
ならお前が貰ってくれ。
もともとそのために買っておいたんだ。」
「えっ?!?開けていいっすか!?」
「.......あぁ。」
P.Jは私に断りを入れて袋を開ける。
「あ!!?これシークレットインテリペロロ様!!?」
「お前があのショップでカゴに入れていなかったのを買っておいた。
もっと見渡せ。
店内も、戦場もだ。」
私の言葉を聞いてP.Jの瞳が潤む。
「ありがとうございますっ!!サイファー!!
機会作って!!今度こそ自分がラーメン奢るんで!!!」
「.........そうか。」
私達はD.U地区を後にした。
フェリの羨ましげな視線が刺さっていたので後日、フェリには別のものをプレゼントした。
「ほ、ホルスター!!?」
「そうだ、お前は基本的に遠距離戦ばかりしているからな。
懐に入り込まれた時用だ。
申し訳ないが銃は自分で調達しろ。」
「ありがとう!サイファー。大事に保管するわね!!」
「保管するな!!!使え!!!」
───────────────────────────
結局、私はP.Jと食事することは、なかった。
(できれば、お前も一緒に.......)
気づけば夜。
そうして3人でラーメン屋に寄った。
「「あ」」
「......あ」
扉を開ければ、そこに居たのはバイト制服に身を包んだホシノの後輩と。
アビドス生徒会の面子だった。
私は反射的に逃げてしまう。
見ていようが、いまいが。
あんなメッセージを残しておのおのこんな所で飯など食えるわけが無い。
「....ッ!!」
「シロコちゃん!!ノノミちゃん!!!捕まえるよ!!!
「.......仕方ない。」
「お、おい皆どうしたんだい!」
「た、大将!!あとで事情説明するから!!!」
そう言って黒髪のバイト生徒間でもが追いかけてくる。
そして彼女達よりスタミナが少ない私が逃げられる訳もなく。
〈カチャッ〉
「ホ、ホシノ先輩!!!?」
〈パァァァァン!!!〉
「うっ!!!」
私はホシノのサブアームで足を撃たれ、その反動で地面に転んだ。
「大丈夫ですか!?」
ノノミが駆け寄ってくる。
「ごめんね~、サイファーちゃんがすごい勢いで逃げるもんだからさ。
つい抜いちゃった。」
「.....痛みは無い。大丈───────」
〈ボコッ!!!〉
私はホシノにグーで殴られた。
「これは、シロコちゃんの分。」
〈パシィッ!!〉
掌ではたかれる。
「これはノノミちゃんの分だよ。
あのね、サイファーちゃん。
私達、別に厄介事が増えてもいいって言ったよね?
あれ嘘じゃないよ?」
ホシノから相当な怒りを感じる。
「私ね、先輩を1人、砂漠で失ったの。
誰だかわかるよね?この盾の持ち主。
サイファーちゃんと、同じバカな人だよ!」
「......そうか。」
やっぱり死んでいたのか。
「お人好しでさ、騙されやすくてさ、強くなくてさ。
銃も持ってない、風が吹いたら飛んで行って死んじゃいそうな人!!」
ホシノが私の胸ぐらを掴んだ。
「わかるよね!!!サイファーちゃん!!!!
........お願いだから私を置いて逝かないでよ......。」
ホシノはそのまま私に身体を預けて泣き始めた。
「すまない.....だが───」
「だが、も、しかし、も無し。
これはサイファーの負け。」
シロコが隣に座ってそう言ってくる。
「そうですね~。
泣いてるホシノ先輩は手に負えませんから。
でも。次泣かしたら、容赦しませんからね☆」
ホシノが泣き止んだ後、私はラーメン屋に連行された。
「な、何があったんです?」
追い剥ぎから助けた生徒が不安そうに見つめてくる。
ホシノが答えた。
「あ~気にしないで、家出してたから説教してきただけ。」
「家出....ですか?」
「.....家出ではないだろ。」
私の言葉をノノミが否定した。
「いいえ、もうアビドス高校は、
「.....」
犬の大将が話しかけてくる。
「そうか、お前さんがセリカ達が話してた
ほら、アビドスの夜は冷えるだろ。
食ってけ。」
私は出されたラーメンをセリカという少女から渡された箸を使って口に含んだ。
「.......美味いな.....」
大将はご機嫌だった。
「おう!そうかそうか!!泣くほど美味いか!!」
泣く.....?
「へぇ~、サイファーちゃんラーメン食べた事ないの?」
ホシノのその言葉に私は
「あぁ......生まれて、初めて食べたと思う。」
そう、返した。
(P.J......ホントはお前と食べたかったさ。)
わたしはなみだをふかず、ただもくもくとラーメンをたべつづけた。
───────────────────────────
「この人変な人ですね。」
サイファーとクロコが連れてきた生徒が言った。
「そそ、どうせ名前も名乗ってないんでしょ?」
ホシノの言葉にクロコが頭を縦に振る。
「ん、私が無理やりここに誘導した。」
「流石、私。」
シロコとクロコがハイタッチしている。
「それで、この人の名前、なんて言うんですか?」
サイファーとクロコが連れてきた生徒が疑問を呈した。
ホシノは答えた。
「この子はね、サイファーちゃん。
以下後書き。
もともと、ガルム隊の休日。は書こうと思っていたんですけど、ここで無理やりねじ込みました。
P.Jなぁ.....いい子だなぁ。
私ひとでなしだな。
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