BLUE ARCHIVE ZERO~THE BELKAN SCHOOL WAR 作:神宮寺志狼
先に注意を促します。
この先、放課後スイーツ部の生徒(主にカズサとヨシミ)推しの方は落ち着いて、読んでください。
下手をすると解釈不一致、テメェ何書いてんだゴラァ。
となる可能性があります。
一応弁論すると、カズサやヨシミのキャラ補完をグループストーリー[放課後スイーツ部]で行った事が主な原因です。
あたしゃ知らなかった.....
ウイの常駐イベントであんなに思いやりのある生徒だって、知らなかったんだよぉぉぉぉ!!
[シーマ様小並感]
以下本編。
トリニティ自治区内において
「横取りする気!?この泥棒猫!」
「あ?割り込んできたのはそっちでしょ?!難癖つけんのやめてくんない?」
「うへ......セリカちゃーん、ストップストップ~...って思ったより力強かった ....これ、おじさん本気出さないとな~」
「そんな事言う前にセリカちゃんしっかり止めてください....先....輩ッ!
あとセリカちゃん!その言葉の使い方間違ってます!」
[アヤネちゃんとホシノ先輩がキレてるセリカちゃんを抑えてて──]
「カズサちゃんも落ち着いてくださいッ!」
[アイリちゃんがカズサちゃんを羽交い締めにする形で押しとどめてます。
中略、先生。
ヒフミです.....
今私とアビドス廃校対策委員会のみんなは私の学園の放課後スイーツ部とひょんな事から大喧嘩になってしまいました.....]
「セリカちゃん、ちょっと落ち着きましょう!」
「ん、ノノミの言う通り。流石に他校の自治区で問題を起こすのは不味い。」
「で、でもこのままだとっ.....ヒフミのお目当ての限定ケーキがっ......!」
「カズサの言う通りよ!
割り込んできたのはそっちなんだから
アンタ達の方がよっぽど横取り泥棒じゃない!」
「は?!何よ!!!??」
「あ、あはは......」
(先生......助けてください.....。
このままだとペロロ様コラボの限定ケーキが .........)
───────────────────
数時間前
「よいしょ、あぁ~やっとついたー。
おじさん腰が痛いよぉ。」
電車から降りたホシノは「んん~っ」と唸り腕を上げて背筋を伸ばした。
「ノノミ先輩の膝枕で寝ておいてそれ!?」
「でも、確かに長かったですねー
トリニティ総合学園に来るまでにあんな事になるなんて...。」
ホシノやノノミはのんびりしていたがシロコだけは違った。
ずっと警戒を緩めていないのだ。
「でも、シロコ先輩、どうしたんですか?
フェリ先輩と会ってからずっと怖い顔してますよ?」
それを1番最初に聞いたのはアヤネだった。
「......皆不思議に思わないの?
どうしてこのタイミングで彼女がいたのか。」
全員が押し黙る、偶然と言うにはタイミングが良すぎた。
しかも自ら「私たちの知らない所で起きていたことを話す」と言ったのだ。
「でもさぁ、シロコちゃん。
「それに....えっと....ガタガタヘルメット団でしたっけ....撃退してくれたじゃないですか?
少なくとも彼女はあのヘルメット団とは無関係だと思いますよ?」
ホシノとアヤネは説得しようとする、がシロコは納得しなかった。
眉間に皺を寄せたまま言った。
「でも、もう1人の私もフェリをずっと警戒していた。
変な動きをしたら多分、撃ってた位には....」
ホシノを除き全員が「え?」と驚きの声を漏らした。
「まぁ確かにさぁ?もう威嚇、ってくらいに殺気ダダ漏れにしてたし?
警戒して先生の隣に座ってたしさ?
電車内で遭遇した時、シロコちゃんだったらフルネームで名前呼んで確認しそうな所を慣れた口調で「フェリ」って呼び捨てにしてたし、「信用出来ない」ってまるで裏切られた事があるみたいに言ってたね?
極めつけはクロコちゃんがここに居る理由を説明するのがめんどいだろうとは言っても、嘘までつく必要があったかなぁ、って所かな。
おじさんも
でもさ、それって
だから多分違うんだよ、何もかも。」
「でも先生がベルカ戦争の事を調査しているのを知ってた....」
「いえ、待ってください!
それは先生が掲示板に書き込んだからで─」
アヤネの言葉をシロコが掻き消す。
「先生が掲示板に書き込んだのが昨日の夜。
それで、そんなにすぐ掲示板の書き込みが目に入ると思う?」
アヤネは黙り込んだ。
「たまたまじゃな~い?」
「ほんとに?
ほんとにホシノ先輩はそう思ってるの....?」
ホシノは真剣なシロコの瞳を見て言い返せなくなった。
ホシノの意見であるクロコのフェリに対する態度の違和感が「あちらの世界で何かしら関わりがあった為の苦手意識」はありえないことでは無い。
しかしシロコの言う通り「全てにおいてタイミングがが良すぎる点」と言うのも間違っていない。
「まさに『事実が観測できないのであればそれは両方の結果が存在する...』という事ですか....」
「ノノミ先輩....何言ってるの?」
呟いたノノミにセリカが質問する。
「CIPHERさんが先生の掲示板に書き込んでいた言葉です。
真相を知るまで私達にはフェリさんの行動の意図はわかりません。」
「まるで、第5の古則みたいですね。
『楽園に辿りし者の真実を証明することはできるのか。』
どちらにしろノノミ先輩の言う通り今の私達には情報が少なすぎます。
思い込みで行動してはいけないと思います。」
「ん....ごめん...。」
「まぁシロコちゃんの言ってる事の全てが分からないって訳じゃないし、間違ってもないから
ま、先生と合流したらまたお話しようよ。」
「ええ、そうしましょう☆
それよりアヤネちゃん。ヒフミちゃんからまだ返信は来ませんか?」
アヤネはアビドスを出た頃MomoTalkでヒフミに連絡をしていた。
「諸事情によってヒフミを迎える際のご馳走がなくなってしまったからヒフミと相談して選びたい」
と、
それに対してヒフミからは「分かりました!丁度欲しいと思っていたスイーツが合ったので皆で並んで買いましょう!」と返事が来た。
待ち合わせはトリニティの駅前にしてある。
「いいえ、何も....というより、皆さん気づきませんか?」
アヤネが端末のとある部分を指さしてみせる。
電波環境が他の地域より悪いのだ。
「何これ通信環境悪すぎっ!トリニティどうなってるの!?」
セリカを皮切りに対策委員会全員が端末をひらく。
「確かにダメですね....」
混乱する3人を他所にホシノとシロコは同時に電話をかけた。
『繋がらない』『繋がらないや』
『いやいや!同時にかけてるからでしょ!』
ホシノとシロコは真面目な顔をしているがセリカがあきれながらツッコミを入れる。
代表してホシノが先生に電話をかけることになったが
『おかけになった電話は電波の届かないところにあるか、電源が入っていないのでかかりません。』
と冷たい自動音声だけが電話から流れる。
「ダメだね、繋がらないや。」
「.....」
シロコが振り向いて走り出した所をホシノがすかさず手を引いて止める。
「待った、シロコちゃん。」
「.....」
シロコはホシノを睨みつけている。
ホシノに対して苛立っているのでは無い。
クロコが「私も降りる」と言った時点で自らも名乗り出なかったことに、
今何も出来ない、何も分からない事に対して苛立っているのだ。
ホシノもそれに気づいていた。
対策委員会の間に数秒の沈黙が流れる。
先に口火を切ったのはホシノだった。
「 ....じゃあ、シロコちゃん。
『勝負』する?今此処で」
「........」
「ま、待ってください!ここは他校の自治区ですよ?!私闘はダメです!」とアヤネが
「シロコちゃん、せめて先生を探しに行くならヒフミちゃんと合流してからにしましょう。」とノノミ
「これじゃあ、
自分の話が出て「棚にあげられないなぁ~。」と苦い顔をするホシノ。
「でもさ、クロコちゃんの事はもう少し信用して上げてもいいんじゃないかな....?」
「.....わかった。
あの時ホシノ先輩を追いかけるのは疲れたし、皆に心配はかけたくない....。
私は今冷静じゃなかった。
ごめん.....」
セリカがシロコをなだめようとする。
「仕方ないよ、先輩、私だって何が何だかわからないし.....」
その言葉に予想外の方面から
「.....セリカちゃんが事態を呑み込めてないのはいつもの事では....?」
アヤネである。
「え?アヤネちゃんそれ言っちゃうんですね?」
「あーあ、おじさんは知らないからね~?」
「え?え?....あ!
ごめんなさいセリカちゃん!
そういうつもりで言った訳───」
「ぐぬぬぬぬぬっっ!!!じゃあどういうつもりで言ったのよ~!!!」
「ご、ごめんなさいセリカちゃーん!!!!」
セリカがアヤネを追いかけ始める。
「あ~あ....セリカちゃん激おこだよ~?」
「ふふっ☆」
「ん、たまにアヤネは酷いこと言う。ホシノ先輩を書記に格下げした時もさりげなく口にしてた。」
「....え~?」
「お待たせしましたーー....あれ?どうしたんですか....?」
セリカがアヤネを捕まえた所でヒフミがやってくる。
「あ~ヒフミちゃん、やっほ~。」
「こんにちはファウストちゃん。」
「....ノノミちゃんお願いですからトリニティでその呼び方だけは辞めてください!
はぁ、あの2人はどうして喧嘩してるんですか....?あんまり騒ぐと自警団の方達が駆けつけてきちゃいますけど....」
「....アレは気にしなくていい。」
セリカに捕まったアヤネは指で口を広げられながら喋った。
「
「え、あ、ヒフミだ!」
2人が取っ組み合いを止めてヒフミの元に駆け寄る。
「あはは....皆さんお元気そうで何よりです。
アビドスでは何か騒動があったって聞いてましたけど。」
「コホン、こんにちはヒフミ先輩。」
アヤネは眼鏡をかけ直し髪を整えてヒフミに挨拶する。
「あ!ヒフミじゃん!やっと来た!?」
セリカは基本先輩に対してもタメ口だったり、呼び捨てだが、あんまり気にする者はいない。
「いや~、でも合流出来てよかったよ~、電波繋がらないし、」
「あ、それは今トリニティ基地局がメンテナンスで少し電波状況が悪くなってるのでそのせいですね。
そういえば、先生の姿が見えないですけど ....?」
「先生はお仕事で少し遅れてきます、お気になさらず」
ヒフミの質問にアヤネが答える。
「 .....ヒフミちゃん1人で来たの?」
「え?」
ホシノはヒフミには視線を向けず、ヒフミが来た方向の建物の角を見つめる。
「ん、確かに誰かに見られてる。」
ホシノの見つめている方向を皆が見る。
「あはは....やっぱり気づきますよね.....?」
ヒフミもその方向へ視線を向ける。
すると建物の影から1人生徒が歩いてくる。
「貴女達か?ヒフミを
「え?アズサちゃん、なんで銃を....」
そこには銃のグリップを握りしめたアズサがいた。
「あーエデン条約の騒動の時の!」
対策委員会全員がアヤネの言葉を聞いて思い出す。
「あ、あの時のボロボロだった子。」
「ねぇ、なんだか態度変じゃない?」
「すごく睨まれてますね...?どうしてでしょう?」
「『
あぁ~、そっか、盛大にバラしちゃったし、仕方ないかなぁ。」
「貴女達が、ヒフミを銀行強盗に巻き込んだ事は全て知ってる。」
そこでホシノ以外のメンツも顔をしかめた。
「あー ....」
「つまりこの方はヒフミちゃんのお知り合いの子で、何故だか分かりませんが覆面水着団を結成した私達を恨んでいると?」
「大正解みたいだねぇ~」
両手を上げるホシノの顔面に銃を突きつけるアズサ、それを止めようとするヒフミ。
通行人がこちらを見て青い顔をして去っていく。
「待ってくださいアズサちゃん!アビドスの皆さんは悪い人達では...!」
「今後ヒフミに関わらないと約束するなら見逃す。
だが.....」
「聞いてください!アズサちゃん!皆さんは自分の居場所を守ろうとしただけなんです!!」
「....?それがどうして銀行強盗に繋がるんだ?」
「うーんと.....アズサちゃんだっけ?
このままだとお堅い人のお世話になっちゃいそうだからその辺の店に入ってお話しない?」
「私からもお願いします!アズサちゃん、大事なお友達が銃を向け合うのは見たくありません!」
必死に止めるヒフミ、「友達」の言葉が刺さったのかアズサは銃を下ろした。
「分かった ......」
後書き
「え、ここで基地局のメンテで電話まで繋がらない描写」いる?
と思われた方多いと思います。
むしろ逆で「電波障害を意図的に起こそうとしていた時にアビドス生徒とイレギュラーの先生が来てしまったから途中で計画を変更せざるを得なかった。」が事実なんです。
これ伏線なんですが、この作品で回収することが出来ません。
いえ、この作品を最後まで読めば「あ、もしかしてそういう事?」って勘づく方もいらっしゃるかもしれません。
続編というか世界線違う方の「THE UNSUNG STUDENTS WAR」ではこのせいでホシノ達だけじゃなくて、皆バラバラになってしまうんです。
この「情報遮断」はACE COMBAT 7からの小出しネタですね。
『今この世界を支えているのが情報的な見通しの良さなのであれば、
それが潰えた』
と。
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