タフ外伝 Devils×Devil『宮沢鬼龍、スーサイド・スクワッドに入る』 作:スローダンサー
アメリカ ベル・レーヴ刑務所
ベル・レーヴ刑務所。ここは他の刑務所と比較しても危険である。ヴィランと呼称可能なほどの悪人がアメリカ中から集められているのだ
カラフルな素顔をオレンジの一様な囚人服に包み、刑務所で今日も暴れ回る。そこに統率なぞ存在せず、混沌とした秩序だけがあった
その一角、特別収容室。そこに入るのは特に危険な囚人だけだ。ずらりと犯罪の入り口が並ぶ廊下を歩く二人組がいる
1人は全身が黒白のスプライトだ。頭から背中にかけて生えている鬣も加味するとその男は人型のシマウマと言える。彼の名前はゼブラマンだ
| ゼブラマン 放射能汚染されたシマウマに噛まれた…………わけではない。その見かけに合わず、使える能力はバリア生成と磁力操作 |
1人は恰幅のいい黒人の女性だ。埃ひとつない高いスーツを着こなし、ハイヒールで歩く姿は場違いも甚だしい。そして、その顔は無表情で能面のようだ。彼女の名はアマンダ・ウォラー、アメリカ政府の人間である
| アマンダ・ウォラー 冷徹非道の擬人化。国益のためならあらゆる手段を厭わない鋼の女 |
「ゼブラマン」
アマンダの一言にぴくりと身体を震わせるゼブラマン。ゼブラマンがアマンダに向かって手を伸ばすと彼女の周辺は緑色のバリアに覆われた
これから会う男にこのバリアが有効かわからない。それほど危険である。アマンダ・ウォラーは躊躇する素振りを一切見せず、機械的に鍵をまわし、ドアを開けた
ゼブラマンは思わず息を呑む。殺風景な収容室は本の山により彩りを得ていた。山脈のように積み上がる本の真ん中にこの部屋の主人がいる。その服は黒い私服。コーヒーの湯気に顔を蒸しながら『1984年』のページをパラパラ巡る男がいた
アジア人だ。中国人か、韓国人か、日本人か、ゼブラマンに区別はつかない。オールバックになでつけた黒髪は整髪料で整えられている。この部屋の中といい服といい、おおよそ囚人には見えない
その顔には一文字の傷が入っていた
「宮沢鬼龍。『怪物を超えた怪物』、『この世にある道徳に背反して恬然としている不覊奔放の武人』。我が国の大統領にすら尊大に接し、悪の限りを振る舞う危険人物。刑務所も貴方からしたらただのホテルね」
つらつらと自分の情報をあげられた鬼龍は眉間に皺を寄せてアマンダを見た
「アメリカ政府がなんのようだ?」
「とぼけることは無駄なことよ」
アマンダ・ウォラーは鬼龍のとぼけた回答をばっさり切り捨てる
「灘神影流、その実用性はこちらも把握済みよ。貴方にはタスクフォースX、『スーサイド・スクワッド』に入ってもらうわ」
「ふんっ。スーサイド・スクワッドか」
鬼龍はその名前を鼻を鳴らして馬鹿にする。スーサイド・スクワッド、『自殺部隊』の名の通り、少しの減刑を盾に危険極まりないミッションに挑ませる政府公認・使い捨ての特殊チームだ
「倫理はカス、だが実力は本物な連中を奴隷として扱う。さぞ優越感を得ているだろうな」
挑発としか取れない言い草だ。ゼブラマンは側から見てて恐ろしく思い震えている。何故この男はここまで傲慢になれるのか考え付かなかった
「あなたも存外並みな人間ね」
アマンダは無感情に鬼龍を愚弄した。彼女にとって手段は感情移入の対象ではない。鬼龍の台詞は的外れなのだ
「議論は不毛ね。返事を聞きましょうか、私としてはYESしか期待してませんが」
「断る。何故俺がしなければならない」
「貴方だからこそよ」
ゼブラマンにバリアを解くようアマンダは促す。周りに緑の膜が消えたアマンダは鬼龍に向かって一つのファイルを投げた
「今回のミッションの概要よ」
「…………また拐われたのか」
その紙に載っている顔に鬼龍は見覚えがある。その名前はビクトリア、現大統領の娘、そして世界中にいる鬼龍の種を持った女だ。
「現実にピーチ姫がいるとは思わなんだな」
「そのなりでマリオするのね貴方」
「貴様、おちょくってるのか」
鬼龍はアマンダをギロリと睨むがたじろぐ事はない。常人が自らの死を連想するほどの殺気もアマンダにはただの風だ。鬼龍の台詞を無視して話を進める
「貴方を縛ることはできない。刑務所の檻でも、国の軍を使っても。だからこそ行しやすい」
「心外だな、お前は俺の何がわかる?」
「ここにいる目的」
アマンダの言葉は鬼龍を口を封じるのに十分だった。先ほどの比ではない迫力が刑務所の部屋にみちる。ゼブラマンは自らの死を連想して気絶した
「貴方がわざわざここに入っている理由は全て把握済みよ」
「それ以上口を出すというのか?」
「私ならその手助けができる」
「その言葉を信用しろと?」
「貴方のIQなら…………どうするべきか判断つくのでは?」
少しの沈黙が独房に流れる。無音を破ったのは鬼龍の方だった
「一つ注文がある」
「なんでしょう?」
「メンバーは俺に選ばせろ」
◇◇◇◇◇
十数分後、鬼龍は医務室にいた。傲慢な龍は今おとなしく手術代の椅子に座っている
「ブライアント捜査官が組み込んだ爆弾はまだ取り除かれてないようね」
アマンダは鬼龍の脳内をスキャンした画面を見て言った。鬼龍はかつて工作員に仕立て上げられた事があった。その際、裏切り防止のため脳内に超小型爆弾をつけられたのである
「手術面倒なのよね。手間が省けて助かったわ」
「ふん、自分でするわけもないのに」
「あら、予算だって決まっているのよ。節約できるならしたいわ」
「首輪代で潰れそうなのか?」
「危険な野犬を行するなら必要なことよ」
『activate』、画面にそう映ると鬼龍の爆弾が光始める
「これで我々が貴方の生殺与奪権を握ったわ。しっかり働くことね」
「ふん…………」
鼻を鳴らす鬼龍はアマンダにファイルを投げつけた。そこには5人の囚人のデータがある
「これが俺のスーサイド・スクワッドだ。さっさと解放する許可を出して来い」
「頭吹っ飛ばされたい?」
「今の段階でするほどお前は愚かか?」
険悪な雰囲気はあいもかわらず。お互い煽り合うその姿を止めるものは存在しない
「では行くか」
鬼龍は椅子にかけていたコートを颯爽と羽織る。風もないのに靡くコート。アマンダは自分の顔にかかったコートを鬱陶しそうに払った
鬼龍とアマンダは檻の前にいる。自動的に扉が開き、2人は中に入った。そこにいたのは若い男である。黒髪の碧眼、しっかりと鍛えられた筋肉、ナンパをすれば成功するであろう野生味溢れる美顔。若い男は自分のベッドで横になっている
「レッドフード、本名はジェイソン・トッド。必殺の武器凶器の使い手。元バットマンのサイドキック。世界で初めて死から蘇った人間」
「あんたが俺の身元引受人か? …………見たことないな」
「そりゃそうだ。お前は今から俺の駒になる」
「ひでぇ言い草だな!? 何様のつもりだよ」
「俺様はお前の雇用主よ、逆らうつもりか?」
「なんも知らない人間に従う気はおきねぇってことだよ!」
「ふん…………バットマンもこんな礼儀知らずを雇ってたとはな。お山が知れる」
「なんだとっ?」
ジェイソンは鬼龍の挑発に乗った。ベッドから立ち上がる。そしてジェイソンは目の前の男をしっかり見た。恐ろしい気迫である。昔相手にしたヴィランでもこれ程の強さを持つのはジョーカーくらいだろうか?
「しゃあっ」
鬼龍の叫び声と共に彼の右手が迫る。拳の風圧がジェイソンの髪を後ろへ送る。彼の顔は風を受けて頬が膨らみ、歯が全部見えた
「…………ほう、俺の霞打ちを止めるとはな」
「これでも経験は豊富で…………な!」
鬼龍の拳がジェイソンの頭を撃ち抜く、その1ミリ前、ジェイソンの両手が鬼龍の右腕を掴んでいた。プルプル震えるジェイソンの両手。ビリビリとジェイソンの身体に衝撃が走っている。内心ジェイソンは冷や汗をかいていた
(いやなんだよこのおっさんのパンチ!? 威力が強すぎる!)
「俺の本気ではないが、止めたことだけは褒めてやる」
(嘘だろ?!)
掴まれた腕をあっさり引き剥がし、鬼龍は翻った
「さっさと来い。『赤ガキ』、お前の力が必要だ」
「ちっ! 拒否はできねぇだろっ。…………『赤ガキ』ってなんだよ!?」
#
質問に答えずさっさと外に出る鬼龍にいらつく。頭をかきながらジェイソンは鬼龍とアマンダの跡をついて行った
◇◇◇◇◇
「今回のミッションは私が選んだチームと鬼龍が選んだチーム2つで挑むものとなります」
「俺の選んだスーサイド・スクワッドは5人。それぞれが唯一無二のエキスパートだ」
鬼龍とアマンダとジェイソンは檻の前にいる。自動的に扉が開き、3人は中に入った。そこにいたのは男だ。黒いマスクをつけている。真ん中に射的の的跡マークが入ったものだ。その皮膚も真っ黒で光を吸収しているようだ
「オノマトピア。必殺の武器凶器の達人。グリーンアローの息子をはじめ、数多くのヒーローヴィランを殺した凶悪犯。グリーンアローの報復でここに収監された」
「ちょっと待った」
「なんだ、赤ガキ」
「今さっき『唯一無二のエキスパート』ばかり集めたっていたよな?」
「その年で難聴か? 若年寄りか?」
「いやちげーよ。『必殺の武器凶器の達人』って説明俺と被ってんじゃん!? てかonomatopoeia(擬音)? なんだよそれ擬音が武器なんか?」
「よくわかったな赤ガキ」
「あっ?」
「おい、オノマトピア」
鬼龍がオノマトピアに促す。手錠を外されたオノマトピアは一言つぶやいた
『SWISH』
すると彼の右手には真っ黒なナイフがあった。手首のスナップをきかせて投げつける。目標は鬼龍!!
ヒュン、ガシッ
「いい腕だ、俺じゃなきゃ死んでたね」
鬼龍は刃の部分を指で挟みナイフを止めていた。鬼龍もナイフを指のスナップで投げ返す
『SNAP』
オノマトピアの両手には黒いワイヤーカッターが出現していた。回転するナイフの刃を摘むとその刃をへし折る。バラバラになったナイフは消え、役目を果たしたワイヤーカッターも形のない影となった
「おい、こいつメタヒューマン*1か」
「そうだ、擬音しか口に出せないが、その擬音に即したものを生み出せる。お前とは違う唯一無二の所がある」
「くそぉ…………」
何も言えないジェイソンにオノマトピアは指を刺して笑うジェスチャーをしていた。無音でも笑われていることにジェイソンは少しばかりイラっとするが取り合っても仕方ない。さっさとでてった鬼龍の跡を追った
◇◇◇◇◇
鬼龍とジェイソンとオノマトピアは檻の前にいる。自動的に扉が開き、3人は中に入った。そこにいたのは東洋人の女である。豊満な肉体、水色と紫の二色に染めたセミロング、その口は『HELP』と書かれた黒マスクで隠していた
「ミャウミャウ*2、本名は記載なし。こいつもメタヒューマンだ。娼婦で、プレイ中の暴行にキレたすえの過剰防衛で捕まる。スーサイド・スクワッドでの任務経験あり」
「メタヒューマン?」
「ん〜? フツ〜に見える私?」
ミャウミャウはジェイソンの疑問に反応した。寝転がっていた彼女は立ち上がりジェイソンの前に移動する
「いや普通に見えるってか能力がよくわからなんというか…………」
「この顔見ても〜?」
ミャウミャウはマスクを外した。淫靡な形をした目と鼻の下。口は耳まで裂けており、全ての歯はナイフのように鋭利、その舌は複数の舌が蠢いていた
「お、おうっ」
ジェイソンは後退りはしなかったが、身体を逸らした
「へぇ〜…………根性あるね君」
素直にジェイソンを褒めるミャウミャウ。彼女はその口を再びマスクで隠した
「赤ガキ、こいつは日本のモンスター『口裂け女』の血を引いている。見た目によらず力も強いぜ」
「あっ、日本人。久々に国の人みた〜」
「このミッションが成功すればお前の刑期もなくなる。しっかりやれ」
「あいあい〜」
檻から出る鬼龍の跡を雛鳥のようにひょこひょこついていくミャウミャウ。その後ろ姿を見ながらジェイソンはオノマトピアに話した
「あの鬼龍っておっさん、女子にゆるいし甘くないか?」
オノマトピアは首を2度縦に振った
◇◇◇◇◇
鬼龍とジェイソンとミャウミャウは檻の前にいる。自動的に扉が開き、3人は中に入った。そこにいたのは中年の男だ。丸メガネをかけており、白髪は頭の側面しか無い。ジェイソンはこの男に見覚えがあった
「ベントリロクエスト。本名は。赤ガキ、お前なら知ってるだろこいつ」
「ああ、こいつはゴッサムのギャングだ」
「ギャングなんて酷い。私のせいじゃ無いのに」
ジェイソンの声に反論するベントリロクエスト。そのわけは彼の名前の由来から来ている
「なんでこの人否定してるのジェイソンくん〜」
「Ventriloquist(腹話術師)、つまりこいつは人形に操られたって言ってんだよ」
「ふ〜ん? でその人形はどこ?」
「俺が持ってる」
鬼龍はコートの下からマフィア風の人形を取り出した。ツバ付き帽子を被った人形を投げるとベントリロクエストは慌ててそれを掴む
【いてぇじゃねぇかぁ!! ふざけてやがってこのやろー! 壊れたらどーする!】
人形の口がガバガバ動き、声がした。この人形はスカーフェイス、アーノルドが操られていたと主張する原因である
【…………どっかで見たことあると思ったらロギン! お前生き返ったて聞いたがまさか臭い飯食う仲だったなんてなぁハハはっ!!】
「まだBをGにしか発音できねぇんだな」
【ウルセェぜロギン! 意味が通じればそれでええんだよ!】
「うるさいスカーフェイス。少し黙れ」
鬼龍はスカーフェイスの口にスチール缶を入れる。モゴモゴ口を動かすが話が聞こえない
「いいかスカーフェイス。ボスは俺だ。これからは従ってもらう、いいな?」
スカーフェイスは身体を上下させ、了解の意思を示す。鬼龍の殺気に折れたのだ。返事に納得し鬼龍はスカーフェイスの口のスチール缶を取り出してミャウミャウに投げた。ミャウミャウは回転して空を飛ぶスチール缶を手に掴み、あっさり握りつぶす。スカーフェイスにはそれが脅しにしか見えなかった
【りょ、了解ですぜゴス! 従う従う】
「ふん…………」
鬼龍はアーノルドの肩を掴み、そのまま外へ出した
◇◇◇◇◇
鬼龍とジェイソンとベントリロクエストは檻の前にいる。自動的に扉が開き、3人は中に入った。そこにいたのは若作りの中年だ。金髪、筋肉隆々の肉体。しかし顔には若さだけでは隠しきれない貫禄が存在していた
「ピーター・キャノン、世界的企業キャノン社の元CEO。その正体は著名なヒーロー、サンダーボルト。脳と肉体の性能を常に100%引き出せる超人」
「サンダーボルト?! ブルービートルとかピースメイカーとかとつるんでヒーローチーム作ってたあの?!」
「流石に同業者に詳しいな赤ガキ。そうだクライム・バスターズを率いていたこともある」
「なんだってこんなところに…………」
「聞きたいか、ジェイソン君」
鬼龍とジェイソンの話に割り込むサンダーボルト。その表情は実に清々しいものだ
「いや私がいうことでは無いかな? 私の偉業を自分の口で説明するのは烏滸がましいことだね」
「ふん…………傲慢な言い草だな。まるで神のようになった気分か?」
「鬼龍君。君の無神論は好きだが、話にはそぐわない。私の概要をジェイソン君に説明してあげなさい」
「赤ガキ、この紙読め」
鬼龍はジェイソンにピーターキャノンのデータが記された紙を押し付けた。横で覗くスカーフェイスを鬱陶しく思いながらも読み込む
「『メトロポリスでタコ状の怪物爆弾を爆破。大量殺人による終身刑。スーパーマンによって収監される』…………何でこんなことを」
【悪いジョークを見ている気分だぜ、サンダーゴルト、あんた頭おかしいんじゃないか?】
「ギャングの君に言われたくは無いねスカーフェイス君。私は見事に平常さ。ニューヨークにイカ爆弾を落とすことでエイリアンの存在を世界中に信じ込ませてこの核危機を乗り越える。それが私の偉業だよ! …………おっと結局自分の話をしてしまった。これじゃあ私が傲慢みたいじゃないか!!」
大きく笑い、その声を独房に反響させるサンダーボルト。先ほど言っていることはジェイソンが見た記事とは矛盾点が多かった
「お前ら、こいつはサイコ・パイレートと戦った時から精神に異常をきたした。あまり話を間に受けるな」
| サイコ・パイレート 本名ロジャー・ヘイデン。神すら狂わせる感情コントロールの名手。また彼は特異点になりうる特性を持つがそれはまだ知られていない |
【サイコ・パイレートにやられちゃあ…………仕方ねぇよなぁ?】
「…………アーカム精神病院の方がいいんじゃないか?」
「赤ガキ、あそこのこと知ってて言ってるんだよな?」
「まあ治らんよね」
「失礼なことを言うな君たち」
こそこそ3人で話している声はサンダーボルトには筒抜けである。彼はあらゆる肉体の性能を、100%引き出せる。五感の鋭さも自由自在だ
「私は狂ってない。むしろ彼に真実を見せてもらったんだ。いかにこの世界の危機が見えてないのか君たちはわかってないんだよ」
「その話はいずれ聞く。とにかく俺のスーサイド・スクワッドには貴様の経験が必要だ、ついて来い」
「仕方ないねぇ。ここで鍛えるのも飽きていたしね」
サンダーボルトは檻から出ていく鬼龍の跡を優雅についていく。その後ろ姿を見たジェイソンはスカーフェイスに言った
「サンダーボルトのおっさん、…………本当に選んでよかったのか?」
【俺たちが言えたことじゃねぇよロギン。ゴスの判断を信用するしかねぇ】
ジェイソンは先行きが不安になった
(てかサンダーボルト、自己紹介する前から俺たちのこと知ってなかったか?)
◇◇◇◇◇
プロジェクターがある会議室
鬼龍が選出したスーサイド・スクワッドが席に座る
レッドフード:ジェイソン・トッドは赤いフルフェイスマスクをつけ、拳銃を仕込んだジャケットを着込む
オノマトピアは的マークのついたマスクをしっかり固定してナイフを三つお手玉のように回す
ミャウミャウは灰色のジャケットに赤円の描かれた黒Tシャツ。長いブーツと網タイツ、そして紫のスカートを短くして履いた
ベントリロクエスト:アーノルドとスカーフェイスはドラムマシンガンのミニチュアを持ち、汚れたメガネを拭く
サンダーボルト:ピーター・キャノンは赤と青を中心で分割したヒーロースーツを身に纏い、目の周りを隠す黒いマスクをつける
正装したメンバーを見て鬼龍はプロジェクターを起動した
「お前らに今回のミッションを伝えるっ!」
◇どんな話が…?!