シャンフロで商人プレイする奴の話   作:白詰

15 / 30


今更かもしれないですが、この場をかりて感想や高評価をくださった方に感謝を。
感想いただけるたびに小躍りして、高評価で舞い上がってます。
口下手……書き下手?なので返信を控えてるのですがいつも見て励みになってます。


皆さんありがとう!(KOZiMA風)


聖女ちゃんストーカー被害事件とは

 

 

聖女ちゃんストーカー被害事件とは

 

 

あらすじ

聖女ちゃんストーカー被害事件とは、幾多の悪意と欲望から聖女を守るために、勇士たちによって行われた連続事件解決のためのストーリーの通称のことである。

 

 

詳細

 

「最近、特殊な愛情表現をしてくる人たちに困っている」

 

事の発端は、聖女イリステラからクラン「聖盾輝士団」のリーダーであるジョゼット氏へのそんな悩みが打ち明けられたことからである。

この悩みをうけたジョゼット氏は即座に行動を開始。自クランだけでなくシャンフロ掲示板においても協力を求め、これに多くのプレイヤーが参加したことで、人海戦術による犯人探しが開始された。

 

しかし三日間の大規模捜索にも関わらず犯人の足取りがつかめず、犯人探しが行き詰まりつつある中、クラン「図書館(ライブラリ)」所属のプレイヤーによって、犯行場所とその手口が明らかにされたことで事態は急激な進展をみた。

 

これらの行為はなんと懺悔室で行われており、多数のプレイヤーが別場所で他教会NPCを足止めすることでイリステラを懺悔室に誘導。その後犯行に及んでいたことを知ったジョゼット氏率いる聖盾輝士団と有志たちは、さらなる団結により犯人グループの特定に成功。

即座に捕獲された犯人たちは自分たちの身の安全を守るための言い訳を行ったものの、それは多数のプレイヤーにとっては火に油どころかニトログリセリンを注ぐだけの結果となり、これに窮した犯人たちは、この手口を提案したという他プレイヤーの情報を提供。これによって、事件は終息に向けて三段飛びの飛躍を得ることになった。

 

 

数々の犯人とその模倣犯が捕まっていき、そして最後の犯人、つまりこの事件の発起人がついに捕まり、ジョゼット氏直々のお仕置きにより、長きにわたったこの事件もついに終息―――とはならなかった。

なんとこの犯人によれば、この手口は自分が考えついたものではなく、他の何者かが懺悔室にて同様の行為を行っているのを模倣し、大人数で実行しただけだったというのだ。

この情報により、事件は思わぬ方向に転がっていくこととなる。

 

今回限りだという前提が覆された聖盾輝士団及び有志たちは、今一度の情報精査と犯人捜索を実行。事件初期から比べると人手も減っていたものの、その熱量と手腕によって多くの容疑者の洗い出しに成功。

これらに対してジョゼット氏はひとつひとつ対処していったという。

その際に起こったのが「PK連合vs討滅連合」「商人アンバー捕獲大作戦」「ライブラリと秘密の部屋事件」である。

詳しい内容は該当の記事に任せるものの、これらの事件を含む数々の問題を解決したジョゼット達の前に残った容疑者は、なんとNPC「ギルーノ」であった。

 

事の発端がプレイヤーではなくNPCであったことに、もちろん多くのプレイヤーが驚愕を隠せなかった。しかし、ライブラリによる情報にこのNPCが当てはまることにより、一部有志たちによる証拠確保が行われた。

この時、発見された計画書によりギルーノによる聖女イリステラの洗脳計画が判明。それと同時にユニーククエスト「正教融合」が発生した。

これを受けて、ジョゼット氏は急遽クラン連盟を結成。「in虎団」「午後十時軍」「聖盾輝士団」によってこれが成され、クエストが開始された。

 

連盟は懺悔室を利用しようとフィールドを移動していたギルーノへ襲撃を実行。この際、ギルーノ率いる私兵団と激突。数的には連盟が勝っていたものの、私兵団が全員【劇毒】つきの武器を持っている高レベル呪術を使う集団であったことにより、連盟側に多くの死傷者が発生。

参加したプレイヤーによると、「倒しても自滅呪術で巻き添えを狙ってくる」「敵味方関係なく呪術が飛んでくるため、油断すると即死する」といった状況だったのだという。

まさしく戦場、と形容するにふさわしい惨状。大した被害なく生き残ったのは各クランリーダーの三名しかいなかったという。

 

この三名は逃げていたギルーノを追跡、懲りずに聖女イリステラがいる三神教聖堂に逃げ込もうとしていたところで、その身を確保した。

しかし、ギルーノはなんと確保される直前に魔魂丸薬(イヴィル・フォース)の原料を服用。拘束するために体に巻かれていた縄を引きちぎり、三名の前でその身を触手の怪物と称するほかない形に変貌させた。

圧倒的レベル差を感じさせる高耐久とそのリーチを活かした攻撃に、少なからず消耗していた三名が徐々に劣勢に追い込まれ、ついにタンクであるジョゼット氏がその膝をつきそうになった時、彼女の身にひとつの加護(バフ)がかかった。

それはいったい誰からのものであったのか、場所と彼女の肩書を考えれば、答え合わせは必要ないだろう。

三名にそれぞれ配られたその加護は、受けた三名曰く「チートに対抗するために公式チートを使っているような気分になった」というほどすさまじい力を持っていた。

 

一転攻勢、まさしくそんな言葉が似あうほどにひっくり返された盤面でそれでもなお醜く暴れ続けるギルーノへ、聖女の騎士を自負する者の一撃が叩き込まれたとき、彼はついにその動きを止めたという。

 

魔魂丸薬の影響からか、その身が灰のようになり、そして風に吹き飛ばされていくギルーノであったものを三人が見届けたとき、連盟の前に事件終了を意味する「クエストクリア」の文字が浮かんだという。

 

 

この長い長い一連の悪意との戦いを、その事の始まりを忘れないために「聖女ちゃんストーカー被害事件」というのである。

 

 

 

 







ちなみに形態変化のせいでジャンルがごちゃまぜになり、催眠本だと思って触手本買ったりその逆が起きたりしたそう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。