受肉体無双   作:覚め

5 / 10
乙骨の2倍以上の呪力
六眼がなければ確実に宿儺が勝つ
↑こんな化け物相手に生き残った奴、最強だぜ?


宿儺?ワァ…バケモン!

「…やれよ」

 

「わかってる。コガネ」

 

コガネとの言い争いを流しつつ。この後を考える。これが終わったらこいつらは多分、死滅回遊を辞めさせることを頭に入れて動き出すだろう。今この場には乙骨と真希(というらしい。絶対強い)がいる。さらに言えば、あの珍妙な男。俺は好かんが、一応実力もあるにはあるらしい。

 

「あ、恵。よかった、すごいビックリ」

 

「おう」

 

見てて、何か違和感。呪力に色はない。だが、人によって呪力の感覚が違う。ヌルッとした奴、何処か痛そうな奴、頑丈なもの。これは呪力特性にもなるが、同じ呪力特性でも人によっては全く違う。それこそ、近縁でない限りは大きな違いが発生する。近縁者でもそうだが。

 

「そうか」

 

見ててようやく気づく。おかしいのだ。伏黒恵からは覚醒タイプだと言われていた。だが、覚醒タイプの割には呪力が少なすぎる。甘井とか言う奴にも会ったが、あいつよりも少ない。寝ていたから?違う。仮にも羂索の影響で呪力が扱えるようになったのだ。本能で出る。転びそうになる時、つまづく時。数年寝て、起きてすぐで呪力は完全に抑えられる?あり得ない。

 

「…恵!!」

 

「あ?」

 

「コガ━」

 

岩で閉じ込める。間違いない、こいつは受肉タイプだ。受肉なら体の調子はほぼ関係ない、むしろ今の伏黒の姉であれば、本人の意思があやふや…あるかもわからんが、とにかく意思を潰しやすい。このまま投げれば話が分かる。乙骨もいるしな、最悪俺の首一つで済む!

 

「っぉい!?」

 

「あら、バレちゃった」

 

岩を一瞬で破った。ある程度の力はあるな…

 

「は?」

 

「オマエ…誰だ!?」

 

「誰だ…?ですって?」

 

呪力を隠さなくなったな。呪力量から見て…まずいな。乙骨レベルじゃないと話にならん。俺でも戦い方、術式次第で変わってくる…質、量から見て俺と同年代…呪術全盛かもしれんな。

 

「貴方のお姉さんよ!!伏黒恵!!」

 

素早く蹴り飛ばす。伏黒恵は岩で覆い包む。ショックを与えて自棄になられても困る。多少景観がぶち壊しになるのは許してもらいたいが…どうだろうか。手元に小さめの極ノ番を出し、投げ付ける。逃すつもりは一切ない。追いかけて、地面に叩き落とす。空を飛べる術式でも関係ない。つーか、空を飛ぶやつほど俺の術式がよく刺さる。

 

「っの!」

 

「あらっ」

 

「ぅら!」

 

「あなたがなぜ私と戦うの?利益はないはずだし」

 

一二三と数える女の顔面に極ノ番。乙骨は。天使とか言うやつも確か飛べたはずだろ。とうなってる?検討が全くつかねえぞ…

 

「こっち♪」

 

「っ」

 

やっぱ力はかなりある。羂索め、絶対に許さねえ。あいつ、羂索のお気に入りだろ。わかるんだぞ、そういうの。両足下に岩を出し、それを蹴って帰ってくる。そのままドロップキック!更に移動先に足の速い極ノ番をひとつまみ。さあ、どうなる。

 

「落ちなさい」

 

と、その一言で地の底へと叩き落とされた。あーらら、と思っていたら。遠くで嫌な呪力。なんだ、何が起きている。宿儺とやらは出られないと聞いたが、何が起きている?伏黒が自棄になったのか?早くそっちに行って事実確認だな。

 

「とうっ」

 

「鵺」

 

巨大な怪鳥が出現する。すぐさま隕石で貫こうとしたが、一瞬遅い。電撃を喰らってしまった。その直後に隕石が怪鳥を貫く。電撃は止んだが、少し動けないか。となれば…すまん、伏黒達。お前ら任せになる。…ん?待てよ。何か変だぞ。

 

「…はっ。そういうことかよ」

 

「説明しろ。憂太は電撃モロに喰らった」

 

「あいつは殺しても死なない!」

 

「伏黒恵に受肉したがっ」

 

切られる。宿儺の術式か…呪力もまあまあ。羂索の話よりは少ないが、それでもかなりの物。俺よりは少ないが、効率面で言えばあっちのほうが上だ。

 

「羂索は嘘つきだな」

 

さらに言えば術式の出力も弱い。俺でも死なない程度だしな…ただ、さっきの鵺が消えた以上デカい的はなくなった。隕石で攻撃は一切できない。当たらないからな。

 

「とすれば…」

 

「余所見するな」

 

「ふんっ」

 

近付いて来た宿儺にカウンター。その後掴んで地面に叩き付ける。虎杖悠仁と真希が突撃する。この橋を直径として、隕石を落とした方が無難か…?

 

「新羅さん!!こっちに怪我人がいる!術式はダメ!」

 

「憂太!」

 

「ケヒッ」

 

殴り合いに移行する。真希と虎杖悠仁が主軸、俺と乙骨が追撃。極ノ番ではないが、ある程度の大きさで空洞のある岩を使い、自身を包む。天蓋に穴を開け、光を確保。これで少しは戦いやすくなる。

 

「捌」

 

「チッ」

 

一瞬で崩壊。だがこれで隙は出来た。小さめの極ノ番を投げ付ける。止められるのは想定してた。その隙に真希が殴る。乙骨はリカを呼んで変な技を披露していた。

 

「退け」

 

「っ!」

 

壁越しに行ったら出力が上がった…今の宿儺は寝起きか?いやそれは関係ない。そういうのが受肉体だ。では…恵が出力を下げている?それとも宿儺が遊んでいる?どちらもあり得る。そして恐らくは前者だ。受肉と言う状況下で、身体を馴染ませる必要があるはず。ならば遊ばずに身体を馴染ませるため直ぐにでもここから立ち退きたいはず!

 

「極ノ番」

 

「待って!!」

 

こればかりはきつい。上空に飛んでデカめの隕石を掴んでそのまま落とす。そうすりゃ、多少はダメージを喰らうはず。当たればまず傷がついて当然の代物!

 

「━」

 

「!」

 

直後、氷が辺りを襲う。その場にいるほぼ全員が氷のせいで動けない。俺は動けるが、このまま行けば全員割れて死ぬだろうな。なら、氷の術者を!!

 

「デカいの忘れてるぞ」

 

「っ!」

 

「解」

 

斬撃で姿勢がズレる。巨大な岩は氷の術者にも当たらず、転がっていく。羂索め。絶対に許さねえ。今度あったら文句だ。

 

「まっぁ!?」

 

「立つな。不快だ」

 

「っ…!」




宿儺「こいつ、何回切っても立ってくるんだけど」
羂索「いざという時は彼に死滅回遊の人間狩らせるつもりでいたんだけどなぁ」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。