受肉体無双   作:覚め

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羂索と新羅はかなり仲良かったです。


宿儺が逃げる?あー、良かった!

「…虎杖悠仁。あまり気負うな」

 

「くそっ…」

 

あの後。顔面を切られ、腕を切られ。今乙骨の反転術式で治癒中。俺も使えないことはないが、術式が術式。それに反転の出力もかなり弱い。羂索からは、『君さ。なんであんな馬鹿げた出力してるのにこんな反転遅いの?』と言われるくらいには弱い。最も、俺とて乙骨に任せるだけじゃない。俺自身でも治して乙骨に余裕を持たせてるつもりだ。

 

「考えを切り替えろ、虎杖悠仁。今回の目的は全てが最悪だった。なら、次の目的で最善を取ればチャラだろう」

 

「…うん」

 

「次は?」

 

「…五条先生…!」

 

と言うわけでゴジョーセンセーと言う人間を封印から解放することとなった。獄門疆とか言う呪具に仕舞われているらしく。俺を空から焼いて来た奴が封印を解除するらしい。そう言うことができる術式らしい。俺のように知ってても対策できない術式のようなものだ。俺の場合は威力、天使の場合はそう言う相手によく効く。

 

「…ん、何だお前は」

 

「私かい?私は冥冥。何か用事があれば言っておくれ。お金次第で、応えるさ」

 

「金か。もしかしたら、俺もそう言うふうに生きていればここにはいなかったかもな」

 

「へぇ。そうかい」

 

「それとは別で。この餓鬼は?」

 

「私の弟だ。憂憂と言う。こっちも、お金と私の機嫌次第で応えるよ」

 

「…今の世で、苗字を得る方法は?」

 

「お金次第、と言っておく。方法は他にもあるけど、自分で探すことだ」

 

苗字持ちは良いね。家名持ちとも言うが。大仰な苗字、平凡な家名、見栄のような家名もあるが。自由に名乗る…芸名もあるらしいし。とまあ、そんなこんなで適当な話はしているが。今一応の待機場にいるのは俺と先ほどの二人、後は何人か。他はゴジョーセンセーだ。

 

「…地響か」

 

でかいな…下手したら、俺が過去に起こせた地震並みだ。そうなれば、ゴジョーセンセーの復活とやらも危ういのでは?

 

「収まったか…さて。俺は…」

 

入れ替え修行とやらについて、知見を深めるとしよう。まあ入れ替わった後で身体に覚えさせ、頭でどうにか感覚を掴ませる、といった感じ。そこで先ほどの憂憂が役に立つのだとか。俺としては、領域対策の簡易領域は良くて。反転術式持ちがいいが…それでなくとも領域は既にあるし。更に言えば、相手がそれほどの規格外でなければ領域は脳みそ使うからな。俺は外側からも崩せるし。

 

「おかえりだ」

 

「ただいま!」

 

「…憂太、勝ったの?」

 

「ええ、まあ」

 

「どうやって勝ったの?いや、憂太が本気なのはそうだろうね。でも、術式を観る感じだと勝ち目ないと思うよ?」

 

「手加減したからな。と言うよりも終わりは俺が勝手に辞めただけだ」

 

「勝てないだろうな、とは僕も思います」

 

「あの富士山より強いと思うし。僕が見た宿儺よりは呪力あるかな。」

 

全員が驚くが、どうでも良い。適当に挨拶を済ませ、それからの入れ替えが始まる。術式が受肉のように残る訳でもない入れ替えに何の意味があるのか。まずは皆が簡易領域から始めるらしい。簡易領域があって反転できない奴は反転。俺と数名との入れ替え。俺との入れ替えは、ミワとか言うやつになった。

 

「…あ、できた」

 

「えっ」

 

「縛りは確かに必要だな。難易度が下がる」

 

「ちなみに、縛りは?」

 

「武器の不所持。手に何も持たなければ良しだ」

 

「…え、普通逆では?」

 

「おうミワ」

 

「三輪です」

 

「鎌倉時代にコレはなかったが、これとは別に印を結んで発動する領域対策があった」

 

「へぇ」

 

「俺も使えはするが、呪力を消費するし両手が使えなくなるしで面倒だった。」

 

「じゃあ、その分こっちの方が良いですね!」

 

「…まあな。後、俺の姿でそれをするな。むっちゃ気になる。」

 

入れ替え修行が一瞬で終わり、これからは簡易領域の特訓らしい。しかしまあ、良いなこの領域。展開するだけで出力上がるから、これと領域を合わせたら隕石はもう少し大きくなるんじゃねえか?結構良さそうだが、普及してない部分を見るに何かあったのだろうか。縛りとかもあったようだが…

 

「まあ、私は何もないので。それじゃあ、私次の人のところへ行って来ます!」

 

「…元気な奴だ、冥冥。その分、死ぬのも早そうだが」

 

「その分良い子さ。こういう時、男と入れ替わるのは抵抗が大きいだろうに。」

 

「それもそうだな…」

 

簡易領域の感覚を忘れずに、展開。少しばかり違和感はあるが、まあ身体の差異だろう。しかし、術式のついていない領域か。彌虚葛籠と違ってある程度の制限はあるものの、両手をあけたままで領域対策はかなり嬉しい。時代によって彌虚葛籠の代わりとなったようだな。

 

「少し大きいね」

 

「俺の術式からして、バカみたいな出力が芸だと勘違いするやつがいるが…全然違う。むしろ術式は繊細だ。」

 

「へえ、そうなのかい。ま、頑張ってね。私もお金を稼げない世界は嫌だからさ」

 

「バカいえ、欲しいものが手に入らん人生なんてゴミ以下だ。」

 

「君は、手に入らなかったのかな?」

 

「憂憂、焼肉行こうぜ」

 

「姉様が貴方に質問しているのですよ。さあ、早く返答を」

 

「めんどくせえな」




羂索「イカれた術式紹介だぜ!!新羅の術式!名前はない!!中が空洞の岩を作り出す術式で、極ノ番は空洞を埋めるように岩を作り出し落とすもの!!領域効果はほぼない!」
高羽「へぇー」
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