転生主人公、ガンプラバトルネクサスオンラインを遊び倒す   作:くずもちXXX

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経過報告

「数々の過酷なタスクを乗り越え、俺も頑張った……そして……俺のランクがSランクになりましたー」

 

「まだそんなもんかよ? SSSまであるんだろう?」

 

 シバ君の容赦ないツッコミは切れ味抜群だった。

 

「グフッ。そうだけど……俺は……頑張ったと思う」

 

「それはそうだな……いや、本当に」

 

 だがシバ君も俺の頑張りに一定の評価はしてくれている様で安心した。

 

 実際俺はここのところ相当に頑張っていると思う。

 

「機体は今いるELダイバーの分だけ作った。俺がいなくてもガンガンミッションに参加できるが、隊長のランクが著しく低いのはさすがにかっこ悪いから上げちゃった」

 

「休めばよくねぇか?」

 

「……もったいないと思っちゃったんだ。ELダイバーも人数揃ってきて、サンプルも増えたからより諸々の精度が上がってる。以上、現在の成果でした。次シバ君」

 

 近況報告を促すと、シバ君は意味ありげにニヤリと笑った。

 

「俺は、いい知らせがある。ELダイバーのサーバーだが、今後を考えるともう少し拡張しておきたいだろう? 実は知り合いからGPDの筐体と中古のサーバーを手に入れた。今は使っていない倉庫借りて、そこに置いてある」

 

「……シバ君、君、神かなにかだったのか?」

 

 寝耳に水の話に、俺の頭から疲れの類は吹き飛んでいた。

 

「ちょっとしたコネだ。まぁとにかく近いうちにサーバーの方は動かせるだろうぜ」

 

「マジでか……GBNにもあんま参加してくれないと思ったらいつの間にそんなことを?」

 

 どうやってそんなもの借りたのか興味はあったが、シバ君ならやってしまいそうな凄味がある。

 

 そう言えば原作でも、謎の倉庫は使っていた気がするし、本当に謎の多い男だった。

 

「まぁそう言うことだ。ちなみにGPDの方はすぐにでも動かせる」

 

「おお、普通に遊べるのか」

 

「ああ。しかもサルベージに成功したELダイバー達に協力してもらえば―――こっちでもあいつらがガンプラバトルが出来る! こいつはすげぇシステムだ!」

 

 いつになくテンションが高いシバ君だがそれはかなり驚きだった。

 

 言われてみれば確かに、ELダイバーがこちらで機体を動かせるなら、GPDを遊ぶことだってやろうと思えばできるわけだ。

 

 リアルでガンプラを動かす関係上、ガンプラもだがパイロットも必要になる。

 

 オートでガンプラを動かすこともできなくはなかったが、どうしても人間に劣る印象があった。

 

 しかしELダイバーなら人間並みの動きが出来る。それはGBNの中でも実感できた。

 

 希望者を募ればシバ君になら協力してくれると思う。

 

「もしかしなくてもずっと狙ってたな?」

 

「当然だ。ガンガン公式でやってた時もやっぱ対戦相手探しには苦労したからなぁ」

 

「そうそう。それはあった。そうか、ELダイバーならオンラインからいつでも対戦相手になってくれるってわけだ」

 

「その通り。見ている感じ、公式のNPCなんかより人間らしい動きをする。まぁ、機体は用意しなきゃいけないが……それくらいなら簡単なもんだ」

 

「なるほどなぁ。ELダイバー達のデータはくれぐれも慎重に扱ってくれよ」

 

「当たり前だ。せっかく助けたのにそんなバカな事する訳ねぇだろ。楽しく遊んでやんのさ。GBNでばかり遊んでちゃあいつらもつまんねぇだろ。それに……お前、ゆくゆくはこっちであいつら動けるようにすんだよな?」

 

「ああ、まぁ出来たらね」

 

「じゃあ、そのうちマジで出来んだろお前なら。GBNとGPDじゃ、やっぱ違いがあるからな。慣れられるなら慣れといた方がいい」

 

「そう言われれば確かに……俺も違和感があったんだから、ELダイバーの方も違和感あるかもな」

 

「……あー」

 

「どうした?」

 

「……妙な感じだ。GBNはなんか受け付けねぇって思ってたが、逆にあいつらをこっちに馴れさせようとしてるなと……」

 

「ああ、そう言えば。おかしなもんだね」

 

 軽く笑いが起きた。

 

 シバ君も、少しずつでもわだかまりが溶けて来ているのかもしれない。

 

 もしそうならいいことだ。

 

 経過報告も終わり、しばらくカタカタとパソコン作業をしていると、俺は不意にメールが届いたことに気が付いた。

 

 確認すると、それはミッションのお誘いだった。

 

「お……これは中々面白いかも」

 

「どうした?」

 

 耳ざとく反応したシバ君に、俺は送られてきたメッセージを見せた。

 

「シャフリヤールさんからのお誘いだ。これは是非ともいかねばなるまい」

 

「シャフリって言うと……あの08の時のダイバーだったか?」

 

「そうそう。この人相当の腕のモデラーでね。なら、仲良くなっておいて損はないだろ?」

 

「そんなもんかね?」

 

 フンと鼻を鳴らすシバ君はやっぱりいつも通りだった。

 

 まぁそんなに簡単に悪感情は消えないか。

 

「ミッションはリーブラ攻略ミッションだってさ。こりゃあ骨が折れそうだ」

 

「リーブラ!? ハハハッ! 消し炭にされないように気を付けるんだな!」

 

 だがまぁガンプラ好きなら時間の問題の様な気が俺はとてもするのだった。

 

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