転生主人公、ガンプラバトルネクサスオンラインを遊び倒す 作:くずもちXXX
家で待ってる系ヒロインを強くしてしまった……罪深い転生者です。ごめんなさい。
しかし不安はあるがそこは今問題じゃない。
思ったよりシバ君がいい仕事をした現在、俺にも相応の仕事が求められるということだった。
「……どうするイヴの機体。よっぽどじゃないと、印象にも残らないぞ」
これは半端な物は作れないな。
しかし中々に高いハードルだった。
「まぁ。こういう時は……気分転換だな! アイディアはそのうち降って来るさ!」
というわけで俺は一人GBNにログイン中だった。
「さて、手頃なミッションは……」
膨大なミッションの中から楽しそうなものを選んでいると、大型モビルアーマーとの戦闘ミッションを発見した。
「……よしこれにするか」
即決した俺は、専用ディメンジョンに転送された。
ミッションは少女達と対面するところから始まった。
紅いパイロットスーツを着た少女は二人いて、ヘルメットを外すとオレンジ色の髪が零れ落ちる。
ヘルメットから顔を出した二人の顔は、全く同じだった。
「今回は新型のテストに参加してくれてありがとう。こういうの参加してくれる人って少ないんだ」
「フン……私達のような小娘にやられるのが面白くないんだろうさ。お前には期待している。精々いいデータを取らせてくれ」
「もうプルツー! そんなんだからみんな手伝ってくれないんでしょ!」
「そんなわけあるか。並みのパイロットじゃまともなデータが取れないからだ」
おやおやプルとプルツー姉妹とお話しできるとは、素晴らしい。
俺はどうやらテストパイロットのような設定の様だった。
「それで、俺はどんな機体と戦うのでしょうか?」
どう反応するのか期待して質問してみると、プルとプルツーは一人は明るく、そして一人は不敵に笑い答えてくれた。
「クィン・マンサの新型だ。クィンマンサ・セプテット。パイロットは私達だよ」
そう言った彼女達の後ろには全く同じパイロットスーツを着た同じくらいの少女が格納庫に沢山浮かんでいた。
クィン・マンサ・セプテット。
ガンダムトライエイジが元ネタのピンク色のクィン・マンサだが両肩に装備したバインダーが左右合計で6基ついていて、それぞれのバインダーにパイロットが搭乗している変わり種の機体である。
「……プルシリーズが7人も乗ってるって豪華だなぁ」
しかしそれにしてもなんというレア機体。どうやら俺が引いたミッションは当たりの様だ。
そう言うたまにゲームに輸入されるロマン機体は大好きである。
「シミュレーションでの戦闘だ、気兼ねなくやれ」
「頑張ってね! でも私達強いから覚悟してよね?」
そして彼女達はやって来る。
宇宙の彼方から高速で迫って来るピンクのモビルアーマーを見て、俺は思わず笑みをこぼした。
「いいミッションじゃないか。さて……どうやって攻略したものか」
どう考えても一機で挑むものじゃない気がするが……それは負けた時の言い訳にでもするとしよう。
バインダーが本体からいきなり切り離されたら、戦闘開始は秒読みだった。
「まずは本丸を仕留める!」
俺は大型メイスを構えて突撃した。
真っすぐ行きたいところだったが、そう簡単にいかないのは放出されたとんでもない量のファンネルを見れば、一目瞭然である。
「喰らえー!」
全力で乱れ撃たれるビームの雨を、俺は緩急をつけてかわして見せた。
高速戦闘で緩急をつけるのはこれはこれで難易度が高いから、そう何度もできる事じゃないが、効果は抜群だった。
「うそ!」
「クィンマンサ! 狙われてるよ!」
「わかってるよ! なんだこいつは!」
だが一斉射撃のタイミングを回避してやれば、後は一直線である。
フハハハハ怖かろう! 取り乱しておるわ!
しかしモビルアーマーとはいえ、ビーム兵器に突っ込むことに今更ためらうバルバトスではないのだよ!
「このぉ!」
クィンマンサの全身から山ほどメガ粒子砲が飛んできたが、そんなものビーム兵器に変わりない。
とはいえクィンマンサに対して、なるべく面積が小さくなるように接近するのはGレクスの基本技能だ。
細かいテクニックが功を奏し、最小限のダメージで距離を詰め、体当たりに近くメイスを叩きつけることに成功した。
「うわああああ!」
悲鳴が罪悪感!
でもこっちだって、うかうかしている暇はない。
クィンマンサ本体は打ち所が悪かったらしく、行動不能にすることに成功したが、何せこのクィンマンサ・クインテッド。本体を無力化すれば終わりというわけじゃないのが困った所なのだから。
案の定、すでに殺気にまみれた砲門とファンネルがバッチリこちらを向いていた。