転生主人公、ガンプラバトルネクサスオンラインを遊び倒す 作:くずもちXXX
「ではプレゼントです」
「……もう出来上がったのですか?」
「当然ですとも。サービス開始したGBNは待ってはくれないのです」
特にサービス開始前からうきうきして準備してきたヘビーユーザーは、今もGBN内で切磋琢磨しているはずだった。
しかし思ったよりずっと大変だった大型機体の改修は滞りなく終わりを告げた。
組み上げた時の満足感は正直他のHGと比べても一段違うと感じるボリュームである。
HGの機体と比べると、大きさは3倍くらいはあるだろうか?
一応はサポートメカという分類になると思うそれは、モビルスーツよりもはるかにデカい。
デカさは力か……そう感じたことも否定はすまい。
「―――で、とりあえず、用意したのがこれです。はい、長距離輸送ブースタークタン参型……の改造機」
「飛行機ですか?」
「バルバトスを運べる輸送機」
「なるほど……すごい大きさですね。MSではないのですか?」
「……」
この素晴らしい機体を見てそんなことを言ってしまう君に。はい、このハロをあげよう。
「……このこも、MSなのですか?」
「分類的には、モビルアーマーかも。こうやって……輸送機にがちょんとはめられるよ
うに加工してみたんだけど」
「……なるほど、興味深い」
結構頑張って作ったのだけれど、無表情なリリネットがどう思っているのか判断に困った。
だが実際、こいつは少し過保護に過ぎたかもしれない。
クタン参型とは言ったが、実際は……その造形はティフォエウスガンダム・キメラと呼ばれた、巨大モビルアーマーだ。
本体と合体するクタン双竜型と名付けられたモビルフォートレスは、クタン参型とサイコガンダムMk―Ⅱをベースにカスタムされた超ド級の代物だ。
ティフォエウスガンダムの代わりにハロが入っている、自分で言うのもなんだがかなりのゲテモノモビルアーマーである。
実際見てみない事には想像できないだろうと、ためしにハロを装着して現物を見せているわけだが……じっくりと、舐め回すように機体を見ていたリリネットの目はその時輝いた。
「……これは素晴らしいものです」
「へ? き、気に入ってくれた?」
「はい、とても気に入りました」
「それは良かった……」
俺は特大のため息をついて胸をなでおろした。
他人にプラモデルを作って渡すと言うのは中々に緊張する。
専用機となればなおさらである。
しかしそうなのか。若干ネタが入っていたのでドキドキしてしまった。
あえて言おう。私の中でハロは最強の機体だと。
ジージェネの攻略本にもそう書かれている。
撃墜されないか心配だから、ハロビットを口の中にしこたま詰め込んであげよう。
妙に興奮している様子のリリネットが気になるが、まぁこいつが撃墜される事態はそうそうないだろうと俺は満足感を噛みしめた。