を無事に更新をすることができました‼︎
今回は『15794文字』までの膨大な量を頑張って
書きましたが豆腐のようなメンタルの自分はきちん
と書けているのかとても心配になります……(汗)
【お気に入り】や【しおり】、【投票】そして
【感想】などいただければ豆腐のようなメンタルで
脆い自分も更に『創作意欲』が増していきます‼︎
面白く出来ているかどうか心配でいっぱいですが
一生懸命にたくさん書きました。
最後まで読んでいただければありがたいです‼︎
それからも、ヨウム達は修行の日々を送っている。
ヨウムの武器と防具は完成したが、手下共にも装備
を用意してやる事にした。俺の役に立ってもらう為
の先行投資と考えれば、多少の出費は必要だろうし。
ヨウム同様ハクロウに扱かれている中、ウツロさんも
途中でハクロウの修行に参加をしてきたので、彼等の
実力もかなり底上げをされているだろう。英雄とその
部下一行という感じに、装備を揃えておくと箔が付く
というものである。
彼等の目的は装備だけではなく、どうやらこの町での
生活が気に入った、というのも理由の一つであるよう
であったが──文句も言わずに頑張ってくれるの
だから、俺としても満足である。
用意しているのはカバルに渡した試作品の完全版、
新緑色に塗った
者達には、紅染め
ヨウムの
ロンメルという魔法使いには、エレンに渡した純白の
裁縫した
「私にまで、こんな素晴らしい装備品を──」
この装備は、物理ダメージには弱いが魔法にはかなり
の耐性がある。英雄に従う魔法使いとして恥ずかしく
ない格好になってもらっただけなのだが、ロンメルも
喜んでくれたようで良かった。
それに、俺に出来るのはこれくらいだ。魔法使いは
修行で鍛えるというものでもないので、後は本人に
努力してもらうしかないのだから。
それともう一つ、通信水晶の複製製品を渡して
おいた。連絡手段がないと何かと不便なので、
魔法使いがいたのは僥倖だった。これで連絡も
取りやすくなるだろう。
装備を仕立てて彼に渡すと同時に、ロンメルには
ファルムス王国へ報告に戻ってもらった。ヨウム達が
オークロードを倒した英雄なのだと、誇大広告して
おいてくれるそうだ。
ロンメル自身は二ドル伯爵に雇われた身であった
らしいが、今回の報告をもってその契約を終了する
らしい。お抱えの魔法使いだったと言っても危険な
任務に就けられる程度の扱いでしかなかったそうで、
未練はないとの事だった。
報酬をキッチリと貰った上で、今後はヨウムと行動
を共にすると言う。
二ドル・マイガム伯爵といのは、碌な奴じゃない
ようだ。
領民の事より自分の利益を優先する男で、強欲な上
に人使いも荒い。
高額の税を領民に課すわりは、そう安全を守る為の
警備には金をかけない。被害が出てから対策するの
では、領民が自由組合を頼るのも仕方ない話である。
「アイツは、最低の野郎だよ。まあ俺達も悪党だが、
アイツには負ける」
というのは、ヨウムの吐き捨てるように言った台詞
である。
領主が強欲とは、よく物語で耳にする話である。
しかしそれが現実に自分の生活にかかわってくる
のなら、これ程うっとおしい話はないだろう。
だが──
今回それは、俺にとって都合の良い話であった。
ヨウムが英雄として帰還し、領民の安全を守らせる
各村々を巡らせて、自由組合を通す手間を省かせる
のだ。
当然だが、無償ではない。討伐証明報告のみの村から
自由組合に届けてもらい、その報酬は後で領主から
しっかり支払ってもらうようにするのである。
決して二ドル伯爵の為に、
のではないのだ。
こうする事で、俺とヨウムの利益は一致する。
最大のメリットは、ヨウムが英雄としての名声を
高める事である。助けられた者達から感謝され、
ヨウムの強さと誠実さが広く伝わる事になるだろう。
そうなれば、そのヨウムに協力したとされる魔物──
つまり、俺達の評価も上がる寸法だ。
各村々を補給なしで回るのは大変だが、この町を
拠点とするなら話は別である。
通信水晶は各村に一人二人いる
作動出来るので、大量に複製して配ってもらう事に
した。高価な
用意出来るので、実質無料で複製可能なのだ。
というのも、俺に『大賢者』があるから言える話
なのだ。
魔物から採れる”魔晶石”を抽出して、高度に結晶化
する。この事を知られると厄介そうなので、秘密に
しておく必要があるんだけどね。
盗まれる事も考えれるが、それは流石に責任を
取れない。それは各村にの問題であり、そこまで
面倒を見る必要はないだろう。今まで通りの生活に
戻るだけなので、自己責任対応すればいいのだ。
リグルドや
計画の詳細を練った。
契約を結んでも、ヨウムは俺の部下という訳では
ない。なので、あくまでも協力関係という建前が
ある。なので、給料を支払う必要がないのも本当に
素晴らしい。
ぶっちゃけると、今の俺達には外貨が稼ぐ手段が
ないので、寧ろこっちが場所代としてお金を払って
欲しい程なのだから。
そんなケチ臭い事を言っても仕方ないので、寝床と
食事の面倒は無料で用意する事にしたのだけど。
もう一つ理由としては、この町の宣伝だ。
村々での生活が厳しい者は都会に出ると聞く。
それならば、ここに移住をしてもらえないかと
思ったのだ。まあ、魔物との共存共栄は一朝一夕
で現実出来るとは思っていないので、これは長期的
に考えている計画なのである。
数週間後、ヨウム達の装備が全て用意出来た。
通信水晶や、馬の用意も出来ている。三十一頭もの
野生の馬──
だったけれども。B+の魔獣であり、非常に強い。
だが、ヨウムもその手下達もハクロウとウツロさん
により鍛えられ、数週間前とは見違えるようになって
魔獣如きに恐れをなすような者は一人もいなかった。
頼もしくなったものである。皆が新しい装備を着用
して、歴戦の勇士のようになっていた。これならば、
英雄の仲間として見劣りはしないだろう。
「それじゃあリムルの旦那、行ってくるぜ」
そう言って、ヨウムは旅立って行った。
今後はその地を拠点として、彼等の活躍が始まる
のである。
「ハクロウはいるか?」
「ワシならここおりますぞ。リムル様」
リムルがハクロウの名前を呼ぶといつの間にか
ハクロウがリムルの隣に立って返事していた。
「ヨウム達に修行を付けてくれてありがとうな、
本当に助かったよ」
「いえいえ、弟子が増えるのは”指南役”のワシに
とって喜ばしい事でありますしそれにとても扱きが
いがある者達ばかりだったのでワシにとっても退屈
はしませぬからな」
ホッホッホッとハクロウは嬉しそうにそう笑いながら
リムルにそう言って旅立って行ったヨウム達に視線を
向けていると修行の日々を懐かしんでいると
「ハクロウ。一つ質問してもいいか?」
「ふむ、なんですかな。リムル様?」
リムルがハクロウに声を掛けるとハクロウは視線を
リムルに向けてきた。
「ヨウム達の修行をしている時、ウツロさんも来た
らしいな」
「ええ、ウツロ殿も訓練所に来られて是非とも見学を
させてほしいと言っていたのでワシなりの判断で許可
をしましたが……何かいけなかったでしたかな?」
「いや、別にそうじゃないんだけど……もしも
だけどハクロウとウツロさんが勝負したら一体、
どっちが勝つんだ?」
リムルはそこが気になってしょうがなかったのか
ハクロウに質問する。
ハクロウ程の実力者ならば冷静に見定めてくれる
と思うからだ。
するとハクロウは「そうですなぁ……」とそう言い
ながら顎の生えている白くて長い髭を触りながら
「一度、ウツロ殿の実力を見て見たくなり模擬戦を
してみましたが……ワシの刀は古くから確立されて
いる技術、それに比べウツロ殿は日常の中で培った
我流みたいですな。しかし、ウツロ殿は自己流であり
ながらもワシ以上の早さと鋭いそんな動きをしており
ました。実際、戦場ような本気での命のやり取りと
なったならばワシも勝てるか否か……」
いかにも険しそうな表情を浮かべながらリムルに
答えた。
「ハクロウがそこまで言うなんて……そんなに
凄いのか?」
「はい。かなりの手練れですじゃ……」
「そうか……」
俺がハクロウの言葉にそう返事するとハクロウの
隣に人影が出現した。
ソウエイだった。
ちなみにソウエイが今したのはエクストラスキルの
『影移動』である。
『影移動』は影を通って最短距離を走って移動
出来るようになるスキルである。
俺も
のだが、実際に試した事は一度もなかった。
思った以上に、便利そうな能力である。
まさしく、情報収集に持って来いの能力である。
ソウエイは俺に視線を向けるなりすぐに跪いてきた。
「ソウエイか、ちょうど良かった。今呼ぼうと
思っていたところだったんだ」
「リムル様がお呼びとは……もしかして”あの件”に
ついてでしょうか?」
「ああ、その件についての報告を聞きたい」
リムルが言う”あの件”とは『ロムルス達』の足取り
や正体などを探るそんな諜報活動の任務だった。
「……申し訳ありません。奴等の情報どころか
正体を暴く事すら掴む事すらできませんでした」
ソウエイは申し訳ないと思ったのか更に深々と
リムルに頭を下げる。
「リムル様から”隠密”に任じていただき更には
このような重要な任務も任せていただいたのにも
関わらず結果を出せずにこの失態の有様……
自分は一体、どの様にしてこの失態をリムル様
に詫びれば良いのか……」
「い、いやいやいや‼︎ そこまで気にしなくても
いいから‼︎」
俺は必死になってソウエイにそう言う。
なぜなら、かなり思い詰めていたのかソウエイの目
は
本当に止めないと何をするか俺にも分からない程
に本気の目だった。
「しかし、リムル様から任されたこの任務。情報
どころか正体すらもまったく暴けずに何の成果を
出せなかったのですが……」
「いいよいいよ。ソウエイは引き続きロムルスくん達
の監視をそのまま続けてくれ。これはソウエイにしか
出来ない事だからさ」
「ッ‼︎」
俺がソウエイにそう言うとソウエイは目を見開いて
俺を見ていた。
「分かりました…… ”隠密”というこの重要役職を
自分に任せていただいたリムル様の為にこの身を
掛けて必ずや奴等の情報を全て暴き出しそして
曝け出して見せましょう」
ソウエイは俺にそう言って真剣な表情でそう言う。
どうやらいつものソウエイに戻ってくれた様だ。
いやー……本当に良かったよ。
「リムル様。ワシも如何したら良いのでしょうか?」
「ハクロウはいつも通りに”指南役”としてしっかりと
役目を全うしてくれ」
「了解ですじゃ」
ハクロウが俺にそう聞いてきたので俺は”指南役”と
しての役目にしてほしいと言うとハクロウは俺の指示
に納得して表情して返事をした。
「それと、もしもの場合になってしまった時は……
構いませんかな?」
ハクロウが俺にそう聞いてきた。恐らくもしもの時の
戦闘の許可を求めているのだろう。
「その時は戦闘の許可をする」
「ホッホッホッ……腕が鳴りますのぅ……」
「あ、ああ……程々にね」
ハクロウは自分よりも強いかつてない強敵がいて
嬉しいのかそんな表情して笑っている姿を見て
俺はとりあえずハクロウにそう言った。
「とりあえず俺からは以上だ‼︎ 頼むぞ‼︎」
「お任せください。リムル様」
「この老ぼれを頼っていただけるとは有り難い事
ですのぅ。さて、ワシも訓練所に戻るとしますぞ。
目を離せば特にゴブタめが修行をサボっているやも
しれませんからなぁ……」
ソウエイは跪いたまま短く返事してハクロウも返事を
するが弟子であるゴブタが修行をサボっているかも
しれないと言いながら目を細めながらそう言う。
俺はチラッとハクロウの表情を確認するように見る
とハクロウは笑っているがいつもよりも更にやる気の
表情をしていた。恐らくウツロさんとの手合わせした
せいだろう。この様子だとハクロウの修行は更に
厳しくなるだろう。
俺もハクロウの修行を体験した事があるから分かる。
あれは本当にツラかった。なのにその倍になるとか
本当に哀れなゴブタ……
そう思いながらもソウエイとハクロウに伝える事は
伝えたのでその後はソウエイは『影移動』をして
ハクロウは訓練所へと向かって俺も町へと戻って
行った。
「ただいま」
「うん。おかえり」
シズはそう言ってグレイと共に泊まっている宿屋の
部屋を開けてグレイにそう言うとグレイもシズに返事
をしながらベッドに寝そべっていた状態から身体を
起こして視線をシズに向けた。
「今日も遅かったね。また修行をしていたの?」
「うん。少しでも早く『
おきたいから」
シズはそう言いながら右手に『
握り見つめながらそう言う。
「そう言えば最近、
みたいだね」
最近シズは訓練所が気になっているのか毎日通って
いるのだ。
そしてそこでヨウムやゴブタなどと訓練所にいた者達
全員と手合わせしていたらしいのだがしかしヨウムや
ゴブタ達などではシズの相手にすら全くならなかった
らしい。
そして年寄りの
確かハクロウと言ったかそのハクロウとも模擬戦とは
いえ本気の手合わせをしたらしい。
だが、流石は”
グレイとの手合わせをしていたおかげか苦戦する
事なくハクロウに勝てたらしい。
そのせいかハクロウはシズに負けた事が悔しかった
らしくまた訓練所に来て模擬戦の手合わせをしよう
と言われたらしい。
僕としては出来ればそれを断ってほしかったのだが
シズはそんなハクロウ提案を快く受け入れたらしい。
「出来れば、その誘いを断ってほしかったけどね」
でなければリムル=テンペストを含めた他の部下達
などが僕とシズの正体を怪しまれてしまう可能性が
高くなって更に
しまう可能性が間違いなく高くなるだろう。
故にシズには出来るだけ目立つ行為は控えて
前もって相談をしてほしかったのだが
「見ていたら血が騒いちゃって、つい……」
シズは「あははは……」と困った様な苦笑いで
申し訳なさそうにそう言いながらグレイに答える。
どうやらハクロウという”指南役”の
様な猛者に影響されたのか”
彼女の冒険者としての血がまた騒いでしまう可能性
がある。
「今回は良いけど次からはちゃんと僕に相談してから
にしてね」
「そうだね……」
「それと気付いていると思うけどどうやら誰かが
僕達の事を監視しているみたいだからそれにも
注意をしてね」
「やっぱり……気のせいじゃなかったんだね……
誰かにずっと監視するように見られているような
そんな視線と気配をしたんだ」
グレイがシズに注意するように言うとシズも誰かに
見られているそんな視線と気配に気が付いていたのか
真剣な表情で言う。
「これって、やっぱり……」
「そうだね。間違いなく魔王の誰かの手先だろうね。
それぞれの魔王達の思惑でこの町
などをそれぞれの配下達を介入などさせて調査をして
いるんだろうね」
”
が言っていたミリムを含めたクレイマン、カリオン、
フレイなどの新参の魔王達が新たな傀儡の魔王の誕生
などを計画して企んでいたその魔王達の誰かなのは
間違いない。
「だからシズもあんまり大勢がいる前で『
に晒さない様にしてね」
グレイはシズに視線を向けて真剣な表情をして
言った。
「…………」
「わかっているよね?」
「……わかった」
グレイの言葉に黙っていたシズだがグレイの威圧を
放ちながらシズに念押しするようにそう問いかけると
口を閉ざしていたシズの口はその一言だけをゆっくり
と口にした。
その時のシズは顔を俯きながら『
魔人ミュウランは、感情を押し殺し森を歩く。
──ミュウランは昔、森に住む魔女だった。
人間から迫害を受けて、逃げ出した先で三百年。
人間とも魔人とも関わる事なく、静かに魔法の研究
を行っていた。
だが、そんな時は終わりを迎える。魔法で寿命を
延ばしたとしても、限度があったからだ。
死を目の前にして、ミュウランは軽く後悔した。
未だ魔法の深淵をを覗く事も出来ず、得た知識を
継がせる後継者もいない。果たして自分の人生とは
なんだったのか、ミュウラン自問したのだ。
そんな彼女の前に現れたのが、魔王クレイマン
であった。
およそ三百年前に魔王となったクレイマン。
彼は当時、名のある魔人や魔物と交渉し、あるいは
叩きのめし、凄まじい勢いで配下を増やしていた。
ミュウランの前に現れたのも、彼女を配下に加える
為だったのである。
『貴女に永遠の時と、老いる事のない若き肉体を差し上げましょう。その代わり、この私に忠義を誓いそして仕えなさい』
ミュウランの魔法と知識を欲しがった魔王クレイマン
は、彼女に取引を持ちかけた。そしてミュウランは、
その取引に応じたのである。
それは失敗だったと今なら思う。
彼女は若返り、永遠の時を手に入れた。
だが、代わりに自由を失った。
等価交換とは言えぬ、不平等な取引だった。
魔王クレイマンからすれば、魔法の知識のみ豊富で
世間知らずのミュウランを騙す事など、赤子の手を
ひねるより簡単な事だったのだろう。
忠義を誓うと同時に、ミュウランの心臓に呪印が
刻まれた。
魔王クレイマンがミュウランに施したその術式は、
”
対象者の魔力を融合させて、被術者を魔人へと生まれ
変わらせる秘術。
その秘術は成功し、ミュウランは人から魔人へと
生まれ変わった。同時に、クレイマンに逆らう事の
出来ぬ
ミュウランは高い魔力を有しており、かなり格の高い
魔人へと生まれ変わった。しかし、自由を失った彼女
にとっては嬉しくもない話だった。
それ以来、彼女はクレイマンの言いなりの人形
である。
ゲルミュッドのように、自ら支配されたがる者の
気持ちなど彼女には理解出来ない。
ミュウランは常に隙を窺っていた。自ら施された
呪印を解除し、魔王クレイマンを討つ機会を狙って。
しかし彼女の知識が、それは不可能であると教えて
くれる。”
戻るだろう。そうなれば、堰き止めていた時の流れ
により、彼女の寿命は一気に奪われる事になるの
だと、と。
そして、もう一つ理由があった。
うんざりする程に、ミュウランと魔王クレイマン
での実力に差があり過ぎるのだ。
逆らう気など起きるはずもなく、ミュウランは魔王
クレイマンに従い続ける。いつの日か、この忌々しい
呪縛から解き放たれる事を夢見て……。
そして今回。
魔王クレイマンに命じられたのは情報収集である。
「私には戦闘には向いていないと思うのですが……」
「ええ、貴女は上位魔人とはいえ戦闘には向いて
いません。なので、他の魔王の配下の戦いぶりを
監視し、記録するのが任務です。直接接触する訳
ではないので、貴女でも出来るでしょう?」
てっきり戦力増強の為のスカウトを命じられるのだと
思っていたミュウランだったが、肩透かしを食う事に
なった。魔王クレイマンは穏やかな笑みを浮かべて、
ミュウランにそう命じたのだ。
魔王クレイマン。
二つ名は、”
彼にとっての仲間とは、一部の者達のみを指す。
そして配下とは道具に過ぎず、使い潰す事になんの
抵抗もない。生き残る為には、与えられた任務を遂行
するしかないのだ。
今回の件も、既にクレイマンの中では決定事項なの
だろう。これ以上ミュウランが何かを言っても、
クレイマンを不快にされるだけだろう。
「承りました」
感情を押し殺し、ミュウランはクレイマンに従う。
彼女に出来るのは、頷く事だけなのだから。
未練だわね、とミュウランは呟いた。
かつて自由だった頃の自分を思い出し、感傷に
浸っていたようた。
ミュウランは気持ちを切り替えると、与えられた
任務を全うすべく周囲に幻覚魔法:
巡らせる。
スキル『魔法感知』と併せて使用する事で、さらに
広範囲の情報を読み取る事が出来るのだ。
ミュウランが数百年も生き延び続けてきたのは運が
良かった訳ではなく、確かな実力に裏打ちされての
事だ。直接戦闘が苦手だったのは事実だが、それは
決して力がないという意味ではないのである。
ミュウランは
使いこなす。戦闘能力では及ばないものの、利便性を
考えるならばゲルミュッドなんかよりも遥かに格上の
上位魔人なのだ。クレイマンはそうした特性をよく
理解しており、状況に適した任務を与えているので
ある。
(反応は……)
魔法発動と同時に大量の情報が流れ込んでくる。
一刻ごとに調べていたが、今回は大きな
保有する魔人の存在が感知されたのだ。
どうやら監視対象の支配領域に近付いてきたよう
だと、ミュウランは気を引き締める。そして、意識を
極限まで集中させて、目標へと視線を向けた──
ミュウランが目にしたのは、不思議な光景だった。
多数の魔物が木を切り倒し、それを加工していく。
大きな木は空間系の
その場から消失していった。
どうやら、気を切り倒して道を作っているようだ。
作業する者の後方には、綺麗に整地された道路が
延々と続いているのが見えたのである。
中には地面に埋まっている大岩を掘り起こし、粉々
に砕いている者もいた。その砕かれた小石は運搬が
されて、地面に均等に敷き詰めいく。それを大きく
重たそうな鉄で出来た丸太のようなもので丁寧に
おしならし、締め固めているのだ。
鉄で出来た──それは、リムルの要望を元にすぐに
作られたロードローラーの一種である。人力──
この場合は力ある魔物──で引っ張るような設計と
なっているのだが、前と後ろの両側に取っ手が付いて
おり、前後に三人ずつ人員が配置されていた。かなり
の重量があるが、掛け声に合わせてその三人の魔物に
よって軽々と引かれている。そのローラーが通った
後は、砕石が固まって綺麗に整地された道が仕上がる
という寸法となっていたのだ。
上位個体の魔物が指揮を執り、皆が協力して道路を
広げているように見える。それは、ミュウランが
初めて見る光景だった。
それを行なっているのは
一体、
いた。
先程感知した、一際大きな
正体である。
(どうやら豚頭帝が勝ち残り、進化したのね──)
そう判断しかけたミュウランだったが、自分が結論を
出すのは監視役の本分を逸脱する行為だと、その考え
を打ち捨てた。監視役とは、ただただ情報を集める
のが仕事なのだから。
そしてミュウランは、数日間を作業の監視に費やした
のである。
記録を行いつつ作業を監視していた時、完成した道の
先がどうなっているのか、ふと気になった。
(そうね、目標の魔物を監視し続けるのが正解かも
知れないけれど、やはり広く情報を集める方が良い
でしょうね)
用心深いクレイマンならば、必ず質問をしてくる
だろう。長い付き合いのあるミュウランとしては、
手に取るようにその様が想像出来た。
自分上回る魔人の傍で、気付かれないように監視
をし続けるストレスから逃れたい、という思いが
あったのは否定出来ないが。
ともかく、ミュウランは監視を中断し、移動を開始
したのである。
森の中を迂回しつつ、気付かれないように完成した
道路へと出る。そして、真っ直ぐに伸びる道路を
作業場と反対方向へ向いて直進を開始した。
魔法により認識阻害により、自分の姿は見えない
ようにしたままで。
走り続ける事数時間。
ミュウランのエクストラスキル『魔力感知』に、
新たな情報が届いた。
(これは……かなり上位の魔人が来ているようね。
あれは──”
とは、魔王カリオンは本気、という訳ね──)
ミュウランなど歯牙にもかけぬ、凄まじい力を持つ
上位魔人。オークロードが相手でも、フォビオならば
問題にしないと思われた。
しかし不思議なのは、フォビオの同行である。
オークロードを素通りして、別の場所に向かう
ようなのだ。
それはミュウランが向かう先。この道の繋がる場所
であろう。
果たしてそこに何があるのか、ミュウランは興味を
引かれた。
情報収集という役目から、対象に近付き過ぎるのは
禁物である。だが、ミュウランには遠距離からでも
見通せる魔法の目があった。
好奇心の赴くままに、ミュウランはフォビオの追走を
開始する。
そして暫くして──
前方に大きく開けた場所が視えてきた。
魔法を併用しなければ認識出来ない距離だったが、
どうやらフォビオはそこに降り立ったようである。
(そこが目的の場所、って訳ね。オークロードの
根城なのかしら? フォビオは本拠地を先に潰す
つもりなのかしら?)
疑問に思いつつもミュウランは、フォビオが降りた
場所へと”視線”を向けた。
そして、後悔する。
(ま、魔王ミリム──⁉︎)
絶対までの、暴力の波動。
それを放つのは、美しい
その少女がニィッと笑った。それは、絶対的な存在
である魔王の
”
そこにいた。
魔法により遠距離から監視しているにもかかわらず、
魔王ミリムはミュウランに気づいたようだ。笑みと
同時に、ギロリとした視線を向けられたのである。
恐怖すら感じながら、慌てて急いで魔法を解除する
ミュウラン。しかし、既に捕捉された後だろうから
手遅れなのだが。
幸いだったのは、ミリムに動く意思がなかった事
だろう。ミュウランの”視線”に気付いていても、
見逃してくれたのだから。
「互いの邪魔はしない、そういう話だったわね……。
命拾いしたわ……」
思わず声に出して呟くと、ミュウランはのろのろと
立ち上がった。ミリムと目が合ってしまったのは
衝撃的だったが、邪魔をされないと確かめられただけ
でも良しとする。
ミリムの周囲には映像で見た魔人達の姿もあった
ので、オークロードだけではなく謎の魔人達も
生き残っている事になる……。
ミュウランは考えを巡らせつつ、その場を後にする。
ミュウランは魔王クレイマンへの報告を終えて、
憂鬱そうに溜め息を吐いていた。
最初にかけられた言葉は、『監視対象に見つかる
など、お粗末過ぎますね』だった。
思い出すだけでも忌々しい。
『与えられた仕事も碌にこなせないようでは、
貴女に価値などありませんよ。勝手に死なれる
のは迷惑ですし、今後は十分に注意しなさい。
そのまま監視を継続しつつ、次の命令待つのです』
続く言葉で、吐き捨てるようにそう言われた
のである。
クレイマンにとってミュウランも、ゲルミュッドと
同様に価値がないのだろう。
魔王クレイマンとはそうした男なのだ。
”
非常に巧みである。ただし、彼は部下を大切に扱う事
はない。そこにあるのは、支配者と奴隷の関係のみなのだ。
(失敗だった。本当に失敗だったわ……。あんな男
に忠誠を誓う羽目になるなんて……)
内心を押し隠し、ミュウランは思考を切り替えた。
確かなのは、生き残る為には次の失敗は許されない
という事だ。与えられた役目は情報収集だけとは
いえ、魔王ミリム相手ではそれも難しい。このまま
監視を続けるなど自殺行為そのものあった。
ミリムという魔王は、知能は低くない事をミュウラン
は知っていた。その短気さ故に浅慮となどと思われて
いるが、実はそうではないのだ。更に言えば、異常な
までに勘が良く隠し事は出来ないと思った方がいい。
それとは別に気になるのが、クレイマンの言っていた
『次の命令』である。このまま言われるが儘に行動を
しているのは決して得策ではない、ミュウランの勘が
そう告げていたのだ。
(ゲルミュッドの二の舞はごめんだわ)
状況は良くはない。このまま手を拱ていては、
間違いなく身の破滅に繋がる気がしていた。
(最悪だわね。でも──)
ミュウランは覚悟を決める。
状況に絶望しつつも、これはチャンスなのでは
ないかとミュウランは考えたのだ。
長年仕えてきた事で、ある程度はクレイマンの思考を
読めるようになっている。そんなミュウランだから
こそ、クレイマンが何か大きな事に企んでいる事に
気付いていた。恐らくは、自分もそこで使い潰される
のではないか、そう予想を立てたのだ。
クレイマンの支配から逃れられなければ、待っている
のは死である、と。
ならば機先を制し、ミュウランが死んだと思わせる
事が出来れば……あるいは、
”
しれない。それが、ミュウランの賭けたそんな希望
であった。
クレイマンが喜びそうネタ仕入れる事出来れば重畳、
そのネタと引き換えにして自分の自由を手にいる事が
出来れば言う事はない。
そこまでいかなくても、当初の計画通りミュウランが
死んだて思わせるように動く。
それが不自然だと思われないように行動するにも、
魔王ミリムの存在は都合が良かった。
魔王ミリムが事を起こせば、それは大きく目を引く
事になる。クレイマンの興味を引くには十分であり、
ミュウランの事など取るに足らない些事であると
見なしてくれるはずだ。
ミュウランはそう結論付けたのだった。
魔王ミリムの行動は読めない。だが、”
呼ばれる程の魔王が動けば、それは大きな投石と
なってくれるはずだった。
その波紋が大きければ大きい程、ミュウランが
目立つ事もなくなるという寸法である。
だが、決して慌ててはいけない。
魔王クレイマンは油断ならぬ男であり、生半可な
企てでは簡単に見破られてしまうだろうから。
今は雌伏の時であり、ミュウランに出来る事は
ひたすら忠実に任務を遂行する事のみ。
ミュウランは静かに、時が動くのを待ち続ける──
魔王クレイマンはミュウランの通信を終えて、
小さく笑う。
ミュウランを追い込むような発言をしたものの、
ここまで全てがクレイマンの計画通りだった。
クレイマンは会談でのミリムの様子から、本人が
出向いている事も想定していたのである。
それを踏まえ、クレイマンが謎の魔物達に興味を
持っていないと思われるのは都合が悪かった。
この計画を立ち上げ、ここまで柱となって進めて
きたのがクレイマンだったからである。
クレイマンが欲するのは忠実な傀儡としての魔王
であり、不確定要素を含んだ今、生き残った者を魔王
として擁立するのは危険であるとそう判断している。
まして、自分の手駒にするつもりなどは毛頭ない。
なんらかの弱みでも握れるなら話は別だが、カリオン
のように力で従えるようなつもりなどクレイマンには
なかったのである。
だが、それを説明する必要はない。クレイマンも興味
を持っている、そう思もわせておく方がミリムに疑念
を抱かれずに済むだろうから。
クレイマンの本当の目的がフレイを篭絡する事である
以上、ミリムの注意を謎の魔物達に引き付けておく方
が何かと動きやすいというのも理由だった。
これでミリムは、クレイマンを出し抜けたのだと
そうほくそ笑んでいるだろう。ミリムは勘はいい
ので、下手に騙そうとしても失敗するだろう。
だからこそ、ミュウランには本気で行動してもらう
必要があった。その上で、ミリムにミュウランが
始末されたとしても、クレイマンにとってはなんの
痛手にもならないのである。
「所詮ミュウランなど、今になってはもう使い捨てに
出来る駒。彼女の知識は既に得ましたし、戦闘面では
大して役に立たない。そろそろ処分をしようと思って
いた時期でしたし、丁度いいでしょう」
クレイマンは冷酷にそう呟いた。
その時──
「相変わらず、酷い事を言うねクレイマンは。
アタイは悲しいよ。道具は大切に扱わないと駄目
だって、ラプラスも言ってたよ?」
誰ともなく発せられたクレイマンのそんな言葉に、
応じる声が響き渡る。部屋の片隅に淀んだ闇から、
少女が姿を現したのだ。
嘆くような涙のマークを象った、道化の仮面を付けた
少女。その少女が悲しそうな声で、クレイマンに話し
かけてくる。
しかし、クレイマンは慌てる事はなかった。
「おや、戻ったのですか。早かったですね、ティア」
平然と振り向き、その少女に気安そうにクレイマン
に声をかけたのだ。
私室に無断で侵入されたにもかかわらず、その声
には親愛の響きがある。クレイマンにしては珍しい
事だった。だが、それは当然の話なのだ。何しろ
その少女は、クレイマンの本当の仲間なのだから。
中庸道化連の副会長”
”
の一人なのである。
「うん。今回はちょっと大変だったね。流石に魔王な
だけあって、フレイの
出来なかったよ」
「それはそうでしょうね。気付かれません
でしたか?」
「それは大丈夫。調査も終了だよ! アタイだって
中庸道化連の一員なんだ、少しは信用してよね!」
「ははははは。信用してますよ、ティア。
でも、貴女が無茶をしないか、私は心配なのです」
クレイマンは愉快そうに笑いつつ、ティアを宥める。
先程のミュウランに対する態度とはまるで大違いで、
その声にはティアを気遣う気持ちが込められていた。
クレイマンがティアの身を案じているというのは
本当なのだと、一発で理解出来る程である。
「もう! いつまでも子供扱いは止めてよね!」
「ははははは! わかりましたよ、ティア。
それにしても、聞こえましたか? 魔王ミリムは余程
あの魔人共を気に入った様子。これは思った以上に
面白い展開です。三獣士まで出したカリオンも、
まさか魔王ミリム本人が出向くとまでは想像が
出来なかったのでしょうね。不愉快ですよ。全く」
それならいいけどと呟きつつ、ティアは首を傾げた。
「でもさ、実際とこどうなの? アタイはまだ記録
の水晶を見てないんだけどさ、魔王ミリムが興味を
持つぐらい凄い魔人なの?」
純粋な好奇心から、ティアはクレイマンに聞いて
みた。クレイマンは本心を包み隠さずに答えた。
「──そう、ですね……。正直に言えば、無視は
出来ないといった所でした。強さだけならば、
私の敵ではなかったですし。ですが──」
そこで一旦思案するクレイマン。
「ラプラスがね、不気味さ、とでも言うのか……
何かを感じた、と言うんですよ。彼の考え過ぎだと
思ったのですが、オークロードだけでなく謎の魔人達
まで生存していたというのは、少し気になりますね」
言葉を選び、そう締めくくった。
「ふーん、そっか──」
ティアはクレイマンの言葉に、どこか納得したような
表情を浮かべた。
そして言う。
「あの小ずるいラプラスが不気味だって言ってたん
なら、やっぱり何かあるんじゃない? オークロード
とソイツ等が和解したのか、あるいはどちらかが勝利
し相手を従えたのか、それも分からないのに価値は
判断出来ないと思うな。少なくとも、魔王ミリムが
興味を持った理由は知るべきだと思うよ」
「確かに……。そう言われれば否定は出来ませんね」
「でしょ? いつもは慎重なのに、クレイマンらしく
ないよ」
クレイマンとしても、ティアにそこまで言われると
認識を改めざるを得ない。これが配下の魔物からの
進言であったならなら、誠実な対応を取る事などは
なかっただろう。下手をすれば、怒りのままに配下
を殺す事すらあり得るのだ。
「そうかもしれません。少し急ぎ過ぎたかも。
もっと多角的に、あらゆる情報を集めて検討しない
といけませんね」
「うん。それがいいよ!」
クレイマンはティアの意見を取り入れ、魔人達に
ついても調査を行う事にした。
別に手駒に加える
見直す訳でもない。
ただ一点。
魔王ミリムが何に興味を持ったのか?
言われてみれば、非常に気になった。魔人達の情報を
知れば、その答えに繋がるだろうという判断だった。
魔王たるクレイマンにとって、上位魔人などは
どうでもいい存在だった。
気を取り直し、クレイマンはティアから調査結果
を聞く事にした。
「それでは、報告をお願いします」
「うん。フレイはね、ジュラの森に関わるつもりは
ないみたいだった」
「やはりフレイは動きませんか……。そちらは
どうなっているのか、事情を掴めましたか?」
「うん、バッチリだよ!」
そう言って、ニンマリと笑うティア。
今回、ラプラスは別口で動いており、代わりに
ティアがクレイマンの依頼を受けたのだ。
内容は、魔王フレイの調査である。弱みを握る為に、
情報を集めるのが目的だった。その依頼を受け、
ティアは魔王フレイの領地に侵入していたのである。
少女のように見えるが、ティアもまた超一流の実力
なのだ。
「うんとねー、フレイはやっぱり、何かを警戒をして
いる様子だった。領域全域に
ね、まるで戦争準備でもしているしている感じだった
かな」
「やはりそうですか。原因はわかりましたか?」
クレイマンがそう切り出すと、ティアは二ヒヒと
笑った。
「わかったよ! なんとビックリ! あの
が復活するって慌ててたよ!」
楽しそうに、ティアは告げた。
それを聞き、なるほどとクレイマンは納得する。
「なるほど、なるほど……。では、ティア──
次の仕事を頼みたいのですが、予定は大丈夫
ですか?」
「二ヒヒ。そうくると思っていた。フットマンのヤツ
も呼んでるから、多少の荒事も大丈夫!」
「ふふふ、流石ですねティア。ですが、なるべくは
暴力はなしでお願いします。先ずは封印の地を探し
出し、カリュブディスを手懐ける事が出来るのか
どうか、それを探って下さい」
「わかった! 任せてよクレイマン!」
「場所は恐らく──」
「任せてって言ったでしょ! それじゃあ、
アタイは行くね」
そう言葉を残し、ティアは淀んだ闇へと再び
沈んでいく。
それを見送るクレイマンの瞳は、彼にしては
珍しく心配そうな色を浮かべていた。
しかし、直ぐにいつもの不敵な色を取り戻す。
「さて、カリュブディス、ですか。なるほど、
魔王に匹敵すると言われるそう力、どれ程のものか
非常に楽しむですねえ──」
そう呟くと、愉悦を含んだ笑みを浮かべ思考の海へと
潜るのだった。
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【報告】
『転生したらスライムだった件 ■■の魔王』か
『デート・ア・ライブ ■■■の精霊』の『最新話』や『殺戮者が斬る!』に『百戦錬磨のウマ娘』などを
近いうちにと更新をする予定なので、是非とも楽しみ
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