プレジデントウォーズ2016 ━最後の希望━ 作:TREBOR SAX!
シーン3
ドランプ陣営の首脳陣が勢揃いしている。全員鎧をきて武装している
カメラが、一番目立つ上座にいるドランプを映す
カメラが右に動く。ドランプの前に参謀が立っていて、手を振りながら何かを懇願している。
参謀の外見 ひどく太った白人の男でメガネをかけている。
ドランプが参謀に大声で叫ぶ 指を指しながら
ドランプ「駄目だ! 予定通り戦いは朝日が登りきってからだ。夜襲など臆病者のすること!!」
参謀 「今すぐに城内へ合図を送り、攻撃を開始すべきなのです。ミンシュー党は油断しきっており、酒をかっ喰らっています。今が最大のチャンスです。どうか考え直してください」
口論は延々とループしている ドランプはつばを飛ばし 鼻を鳴らして不機嫌そうに喋る
腕を右から左にふって周囲を示す
ドランプ「見ろ! ここは地の底のように真っ暗だ これでは何をしても闇に隠されてしまう。隣のやつの顔すらボヤケている」
一度息を吸って
ドランプ「俺の戦い……、俺の勝利は! 光が照らされ、人々がはっきりと見ている前で行われねばならん!」
参謀「しかし夜襲のほうが安全確実で、私の案のほうが合理的だ」
ドランプ「私は勝利を盗みはしない! お前は首だ!! どこへなりとも行くがいい。クソボケがぁ!」
ブチ切れたドランプの最後通告であった。
参謀は、ビクリと震え、顔を下に向けて、トボトボと陣営を去る
カメラが他の陣営メンバー移す。全て白人。激昂するドランプを恐れて沈黙している
ドランプの言うことは絶対で、他は意見を言えない空気
ドランプは、舌打ち。ドカリと背もたれのない椅子にすわり、右手で右膝をつかみ、左腕の肘を左ヒザに置く
目の先にあるDCの城壁、さらに先にある【山の上のホワイトハウス】をじっと睨む
ホワイトハウスは窓からこうこうと光が漏れ、キラキラと白い壁面が輝き、遠くからでもはっきりと見える。
カメラがかわり、メラメラと大きく燃える松明をうつす
ドランプにカメラ戻り、顔をドアップ。強い意志を宿す眼光。身を焼くような渇望。
次回 シーン4 ムアイクォー・アーム監督登場
作者コメ
前回と今回のエピソードは、キリスト教の聖書にでてくるエピソード。「山の上の街」を意識しています
秘められた意味は、①聖都エルサレム。神の栄光と愛に包まれた全世界で最も尊い街。
②良い行いは、光が届く高い位置で、堂々と目立つようにやりましょう。民衆もあなたの立派な姿を見て神様を愛し敬うようになる。明かりを床に置く者はいない。……といったような感じです
設定にキリスト教要素を入れるとオシャンティーでかっこいいよね。エヴァみたいで