可能性と言うものは無限にある。たとえあり得ない事であろうとも、何処かの掛け違いで起こり得る。
であれば、終わり方も無数にあってもおかしくないだろう。


繁栄があるように、衰退が。生があるように、死が。



これは、世界が終わった後の世界で、自由気ままに歩く1人の物語。



※ファンタジーバグワールドの外伝で、物語進行とは一切関りがありません。

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成層圏の果て………

気が付いた時には、世界は滅んでいたところに自身がいた。かつて栄えていた都市は見る影もなく、荒廃した場所にいた。

 

 

 

 

ウチは雲雀夜桜。何か知らんが荒廃した建物の中にいた傲慢の猫勇者や。

 

 

 

夜桜「何や此処?何でウチ、こんなとこにいんの?」

 

 

 

ここは何処なのか分からん、ただ一つだけ分かったのは、これは夢なんやって事だ。何せ、あの戦いの後に加えて、代償を如何にかすべく彼女らに手伝ってもらった後、そのまま眠りについたとこまで覚えておった。

 

まぁここから始まった以上、動いた方がええかもしれんと思い、その部屋から出た。と思ったら出たとこで何かがあった。

 

 

 

夜桜「ん?なんやこの部品?」

 

 

 

床に転がった部品が落ちとった。けど見た感じ使えそうに見えんぐらいに錆びとってたし、何に使うかよう分からん。そう思った時、何時の間にか外にいた。

 

 

 

夜桜「みゅ?」

 

 

 

例の部品を見つめとったからなんか、それとも視線から目を逸らしたからなんか、どっちか分からんが、どうせ夢やしと思い、探索を続けることにした。

見た感じ、どっかのアリーナかと思う程の広さ。そんで横たわる機械の残骸に、風化した死骸の数々。

 

しかも刀と思わしき武器も刺さっとったし、残骸のあちこちに弾痕もある。が、何かで見たような気がしてならんかった。

なんなら、この機械………なんかで見た気がするんやけど………。何やったっけ?

 

 

 

夜桜「(ってか思ったんやけど、人っておるんか?いやいたらいたで怖いんやけど、にしてはなぁ………。ん?)」

 

 

 

ふと耳に手を当てると、何かつけてたことを思い出した。

 

 

 

夜桜「あ、リアクターの存在忘れとったわ。あと武器………って、赤いドラゴンキラー?」

 

 

 

武器も見てみるが、持っていないはずの赤いドラゴンキラーがあった。いや、確かこれドラゴンスレイヤーだったか?何でこれなのかは、置いといてや。

リアクターがあるんやったら解析も出来るかもと思い、すぐさま機械の残骸をスキャンする。

 

 

そして、此処は何処なのかが判明するのもすぐやった。

 

 

 

夜桜「『打鉄』?確かこの名前、『量産機種IS』の………?って、ここインフィニット・ストラトスのとこなんか!?ほやったら何でこんなに荒廃しとんの!?戦争!?戦争かなんかか!?それともISの反逆!?にしては、乗ってた人もいるしな………。」

 

 

 

そんでうっかりその機材に触れた瞬間、再びウチは別の場所に飛ばされとった。夢やからしゃあないとしても、もうちょい探索させてもええやろ………。

まぁ文句垂れてもしゃあない、次の場所は………?

 

 

 

夜桜「如何にもポストアポカリプスって感じの廃都市やな。」

 

 

 

廃墟と化したビルに、打鉄、ラファール・リヴァイヴの残骸、瓦礫もあるし………人の生存は期待できそうにないな………。

でもほんまに何があって滅んだんや?其処さえ分かればええんやけど、それすらもなぁ………。

 

 

 

夜桜「いやそもそも、ウチ夢見とるから、まず人に気付いてもらえるかが謎やし、気付かれんのなら如何しよもあれへんよ……。」

 

 

 

独り言言うてもしゃあない、分からんもんはともかくリアクターで解析しまくって、こうなった原因を知っとかな。

 

 

 


 

 

 

と言ったものの、残骸や死骸ばっか解析してもあかんかった。流石にリアクターも万能やなかったか………。

いや期待し過ぎると言うのも考えもんやしな。けど、バラバラな情報やったけど、共通して存在した単語が『厄災』、『戦争』、あとは………『抵抗』だっけか?やっぱ戦争でこうなってしもうたんか?いやほうやとしても、絶滅戦争にまで発展する程の事があったんか?

 

核………は、あってもおかしないな。それ使った結果で………いやいや、ほやったら生存者はいるはずや。人の気配も感じんってなると、第三者の誰かによって滅亡したって事の方がまだ分かるんやけど。

ほやとしても、無関係なカタギまで殺すってどんな神経しとるんやろ?もうほうするしかないぐらい病みまくった神経になっとるんかな?それとも事務的に?快楽的に………やないか。滅んだら滅んだで、退屈するやろうし、誰かによって終わらせられとった可能性も無きにしも非ず。

 

 

せめて、新聞とか、生存者か、それか………ホログラムとか………。まぁないものねだりしても───────

 

 

 

夜桜「あだっ!?

 

 

 

何かが頭にぶつかった………。

 

 

 

夜桜「いったぁ………。何が当たって………?」

 

 

 

いや待って?何で痛覚あんの?普通夢の中って痛覚ないんとちゃうんか!?と言うか何に当たったんや!?

 

 

 

夜桜「ん?なんかの装置か?しかも、新しいな………。」

 

 

 

一体どこから落ちてきたんだ?そう思っていると、何かが聞こえた。

 

 

 

『~~~~~~~~~~~~~~たぁぁぁああああああああああああ!!!!!』

 

 

 

夜桜「みゅ!?」

 

 

 

なんか来ると思い、すぐさま動く。途端、何かが落ちてきてそのまま犬神家のような状態となった。

 

 

 

ッ~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?

 

 

夜桜「え、ほんまの生存者!?ってか、何で犬神家で!?」

 

 

 

しかも恰好が不思議の国のアリスみたいな恰好やし………、え?もしかしてこの人、IS開発者の………?ってか何で空から?

 

まぁひとまず、抜いてっと。

 

 

 

あぶっ!

 

 

夜桜「あー、大丈夫か?普通に考えたら即死なんやけど、よう無事やったな………。」

 

 

「大丈夫大丈夫、だって私天才だもーん。」

 

 

夜桜「いや天才やとしても普通空から降って来て地面に叩きつけられたら即死やぞ?そうはならんやろ!?」

 

 

「なっとる、やろがい!ってかそれはともかく、やっと生存者………って、違うじゃんか………。」

 

 

夜桜「いや勝手に期待して勝手に失望すんな、ハザードビルド。」

 

 

如何言う例え!?

 

 

夜桜「天災開発者的に。ほれはええとして、その………篠ノ之束、でええよな?」

 

 

「そうだよ。人類最後の1人にして、ISを開発した天才科学者、篠ノ之束だよ。本当なら有象無象の人にはこんな態度取らないけど、特別にね?

んで、お前は?」

 

 

夜桜「ウチは雲雀夜桜、何でか知らんがこの荒廃した世界で何で人類が滅んだのか調べ取った傲慢の猫勇者や。」

 

 

束「んじゃあにゃおう君と呼ぼうか!」

 

 

 

それは猫の鳴き声になるんやけど………。ひとまず話せそうな場所まで動き、まだ座れそうなベンチを見つけると、其処に座った。

 

 

 

束「にしても、意識だけこっちに来る人間は初めてだよ。」

 

 

夜桜「ウチも何でなのかさっぱりや。てっきり淫夢見るかと思たらこの世界に来たんやから………。まぁそれはええか。

単刀直入に聞くけど、この世界は………ってか人類は滅んだのか?」

 

 

束「うん。宇宙で観測していたけど、皆いないよ。いっくんも、ちーちゃんも、箒も、皆ね………。」

 

 

夜桜「………戦争か?」

 

 

束「そうよ。彼奴ら、本気で戦争にまで発展させやがった。独自で、それも無断でISコアを作りあげて、私が不要になった途端箒を殺しやがったんだ。」

 

 

夜桜「huh?え、でもISコアは、アンタじゃないと作れないはずやろ!?」

 

 

束「当然よ。まっ、見てみれば、劣化も劣化。それも私のよりも最悪な代物よ。開発したクソ野郎は、相当馬鹿。何せ、コアの中にAIチップを埋め込んだ脳みそだもん。」

 

 

 

いやキチガイ過ぎるだろ!?

 

 

 

束「まぁ劣化ISコアとはいえ、男でも使えるようになると分かった途端、女性権団体も黙っていなかった。が、そのキチガイ開発者相手に何も出来なかったらしい。それどころか、団体を解体した上に、政府にこんな事言いだしたんだ。」

 

 

夜桜「女尊男卑だった社会が、また男尊女卑の社会的な?」

 

 

束「………女性の人権を剥奪し、肉奴隷にしろと言ったんだ。」

 

 

夜桜「これ伊集院さん案件やないか………。ってか、政府はこんなもん承認せんやろ!?」

 

 

束「したよ。」

 

 

 

した?政府が?あの腐れ外道開発者の?

 

 

 

夜桜「イかれとるんか!?国民も反感買うに決まっとるやろ!?」

 

 

束「そりゃあしたよ。でも、黙らせたんだ。そっからは、彼奴らにとっては地獄だったね。兵器だったり性奴隷だったり、もう女性に人権なんてなかったよ。

刃向かう奴らなら殺処分して、劣化ISコアにさせられて、あの開発者は豪遊していたそうだよ。手に入れた奴隷も犯してね。」

 

 

夜桜「………んで、何なかの形で男尊女卑の社会が広がって、世界大戦が勃発したって事か?」

 

 

束「説明を省けばね。でも、大戦も何もかも、あの開発者や関係者が裏で引っ掻き回していやがってね。おかげで世界は滅茶苦茶。私のISも、完全に兵器と化しちゃって………、最悪だった。」

 

 

夜桜「………お前は何やっとったんや?何もしてない訳やないやろ?」

 

 

束「その前にだけど、劣化ISコアが何で作られたか聞いたでしょ?」

 

 

夜桜「さっき聞いたが……………、ん?ほういや、最初のコアは誰の脳みそやったんや?」

 

 

束「いっくん。」

 

 

 

え?一夏を、殺してISコアに………?どうやって?IS学園にいるはずやろ?待て待て待て待て!?!?!?

 

 

 

夜桜「ちょっと待て、ちょい待て!!確認するぞ、織斑一夏はIS学園にいたか?」

 

 

束「ううん。あの誘拐事件で、いっくんは死んだよ。頭だけ取って。ちーちゃん滅茶苦茶暴れまわってたよ。」

 

 

夜桜「一夏が死んで………?そっから狂ったのか………。千冬は?」

 

 

束「あの法令が発令して、レジスタンスを結束したけど、殺された。天才の私も、かなり鬱だったし、絶望したよ………。箒ちゃんも殺されて、もう希望も何もなかったから、思い切って世界中の核やら色々ハッキングして、コアにも自爆コード入れて……………後は馬鹿でも分かるでしょ?」

 

 

夜桜「………それで、これか。」

 

 

 

一夏の死を切っ掛けに全部狂った。恐らく、セシリアも、鈴音、シャルロット、ラウラ、刀奈、簪、本音も……………悲惨な末路を送ったのかもしれない……………。

その開発者は、何がしたかったんだ?何がやりたかったんだ?

 

どっちにしろ、こんな腐れ切った外道は、ハードグリンじゃ収まらん。拷問で徹底的に凌辱し尽くして、身も心も壊れ果てなきゃ足りん所業や………。

 

 

束は人類滅亡させたことには言いたいことはあるんやけど、そう決断させた開発者に怒りを向けてまう。まぁ彼女の性格上、多分簡単で理不尽な理由で世界滅ぼそうとするやろうけど、理由がなぁ………。

 

 

 

……………月夜の前世、似たような理由で世界を滅ぼした事とかあったんかな?何でかそれが過ぎってまう。

 

 

 

夜桜「やったら、あの装置は………生存者だけやなく、低いけど例の開発者を………?」

 

 

束「そっ。私を人類滅亡と言う選択をさせたことへの報いと、ちーちゃん達の仇討ちをする為に、定期的にこれを落としているの。

まぁ例の開発者と無関係の生存者は極めて稀だし、関係者なら拷問して吐かせて、その後宇宙に放り出すけどね。」

 

 

夜桜「下手すりゃ恨まれるぞ………。お前は関係ないやろうけど。」

 

 

 

とはいえ、乗りかかった船や。束がやった事は外道やけど、それでも復讐を果たしたいのなら、手を差し伸べなあかんのやろうな。

 

これ明晰夢かどうかは分からんが、関係ない。ウチがやると決めたらやる。非道で許されざる事は除くが、困っとるのなら手伝う。

 

 

 

これは、依頼として認識してええな。

 

 

 

夜桜「リアクター、探索機能作動。」

 

 

束「にゃおう君?」

 

 

夜桜「開発者の名前は?」

 

 

束「え?『神輝司(カミキツカサ)』だけど?」

 

 

夜桜「神輝司ね。もし奴が死んでいたとしても、蘇らせてから惨たらしく殺すよ。お前が気が済むまで、拷問してもいいよ。」

 

 

束「………手伝ってくれるの?」

 

 

夜桜「ウチ、ある拷問ソムリエに影響しとってな。束から無念と後悔、怨嗟の感情があった。人類滅亡を犯した大罪人やけども、その償いは腐れ外道に裁く。

その声を以て、IS開発者 篠ノ之束を依頼人として認識し、協力する。」

 

 

束「そっか。……………ありがと、にゃおう君。」

 

 

 

付き合ったるよ、その復讐。許されざる事をしても、そんな原因を作った奴は如何なる理由があろうと赦すつもりはない!

 

 

 

夜桜「(拷問ソムリエに劣るもんやけど、それに迫れる恐怖と絶望ってもんを教えたるよ。)お前の人権は今以て消滅した、束の憎悪と一夏たちの無念と怨嗟、正倍にして返してやる!!!

 

 

束「成敗だけに?」

 

 

夜桜「あの、アルトじゃないとやないんやからやめて?」

 

 

 


 

 

 

少し時間が経つと、リアクターが座標を表示させた。

 

 

 

夜桜「国会議事堂の地下?地下とかあったんか?」

 

 

束「いや、多分秘密裏で改装したんだと思う。ご丁寧に私にすら分からないようにしていたらしいけど、無意味に終わったみたいね。」

 

 

夜桜「住民は……………百数人。その内性奴隷は、十数人………。それも廃人が全員か。」

 

 

束「関係ない、皆殺す。性奴隷だろうと、死んでもらう。」

 

 

夜桜「……………まぁ、楽にしてあげた方がええやろうな。下種野郎共の慰み者なんて耐えられんやろうし、残す訳にもいかんしな。」

 

 

 

そんでウチと束は国会議事堂の地下に向かう。さぁ、荒廃世界で初のカチコミや!!

 

 

 

夜桜「どうも初めまして、外道スレイヤーです。お前らの人権は今以て剥奪されたので、大人しく、惨たらしく死んでくれ。

 

 

束「かくれんぼはおしまいだよ、クソ野郎共!

 

 

「な、なんだ一体!?」

 

 

「嘘だろ!?篠ノ之束にはバレないって言ってたじゃないか!?」

 

 

「アイエェェェェ!?タバネ!?タバネナンデ!?」

 

 

「あの子供は何だ!?」

 

 

 

ドラゴンスレイヤーしか持ってなかったんだが、夢の中だからか、FF武器の10のアルテマウェポン、更にハンドガン2丁、村正、更に天羽組の小林さんが持ってるはずの紫蘭が出てきて、それ等を使う事にした。

 

 

 

夜桜「腐れ政治家、今日からお前はダルマ!!

 

 

転んだっ!?

 

 

束「はーい、君は人間花火!!」

 

 

「ちょ、何入れた!?何入れた!?」

 

 

束「整いました!手榴弾とかけまして、花火玉の効果音と説きます。」

 

 

夜桜「その心は?」

 

 

束「せーので、ドォォン!!

 

 

納得!!

 

 

「こんな漫才なやられ方は嫌だ!!俺逃げるぞ!!」

 

 

 

まぁここに居る腐れ政治家共は半グレ達と違って戦闘力ないもんな。例外を除いてやけど。それはそれとして、容赦せんけど。

 

 

 

夜桜「悪いけど、逃がす気ないから。国民を見捨てた下等共は死んで当然無間地獄行決定だ!!細切れになっとけ!!!

 

 

ギャァァァァァァァアアア!?!?!?

 

 

束「うわぁ、君凄いね。ちーちゃんでもここまでならないよ………。」

 

 

夜桜「ウチが住んどるとこは修羅やで?其処で鍛えられたんやから。治安最悪レベルで人が死にまくる。」

 

 

束「君地獄出身だったりする?」

 

 

話しながらの殺しッ!

 

 

ダメ!

 

 

絶対!

 

 

 

そこら辺の腐れ政治家を全滅させた後、ウチは神輝の元へ、束は性奴隷の元へ向かった。その本人だが、逃げずにISらしき機械を前に立っていた。

 

 

 

神輝「君か、僕の楽園を破壊しに来たドブネズミ風情が。」

 

 

夜桜「其処はせめて世界の破壊者と言えよ。」

 

 

神輝「ディケイドだったのか?」

 

 

夜桜「腐れ政治家共は皆殺しにした。性奴隷たちも、この世から消える。そうなれば最後はお前だ。」

 

 

神輝「その前にお前はこの『神罰』によって殺されるんだ。この選ばれしものによって───────」

 

 

夜桜「あ、そういう紅魔族的なもんはええわ。」

 

 

 

ウチは素早くハンドガンを手にして撃ち抜く。

 

 

 

神輝「ッ!お前、僕の傑作に傷をつけようとするな!!壊れたらどうするんだ!!(いつの間に撃ったんだ!?何も見えなかったぞ!?)」

 

 

夜桜「壊す気でやっとるに決まっとるやろ、アホか?(早撃ちが見えんかったのか?動体視力低いんとちゃうか?)

 

 

それはそうとや、聞きたいことがある。第二回モンド・グロッソの織斑一夏を誘拐事件のことや。」

 

 

神輝「は?あの唐変木で女を侍らせ、更には身の程を弁える気のない一夏がどうしたってんだ?」

 

 

 

なんや?一夏の事を聞いた瞬間不快感が出た?しかもその口ぶり、月夜と同じ……………?

 

 

 

夜桜「その誘拐犯は一夏を殺したらしいな。そんでお前は、何を思ったんかその遺体の頭部を持ち出して、劣化ISコアにしたそうやないか。」

 

 

神輝「ああ、したぞ?殺すだけじゃなく、自分が兵器のコアになってもらった。」

 

 

夜桜「それだけやない、暫く経って政府に女性の人権を剥奪させ肉便器に変え、更に世界大戦で裏を引っ掻き回し続けた。

束の夢を穢し、一夏の尊厳を奪い、千冬と箒の、そんで数多の女性の尊厳と自由を、多くの命を壊した事に対し、悔恨の念はねえのか?」

 

 

神輝「……………ハァ?もう一回言ってくれるか?」

 

 

夜桜「huh?お前は、彼らの事に対して何とも思ってないんか?」

 

 

神輝「思ってないさ!!所詮物語のキャラクター!!たかがモブ風情が意見する権限なんてないんだよ!!僕こそが主役、世界の決定権を握っている───────」

 

 

 

もうあかん。此奴の論理は話にならんわ。ウチが殺してきた外道共のような低レベルやわ。

 

 

 

夜桜「取り敢えず一夏、お前は安らかにな。」

 

 

 

ウチは村正で居合で一刀両断し、コアの中にあった一夏の脳諸共斬った。

 

 

 

神輝「な……………んだと……………!?(馬鹿な!?ISだぞ!?シールドバリアーだって満タンのはず!?それに絶対防御だって……………!!!化物か!?)」

 

 

夜桜「お前がなにもんかはどうでもええ、腐れ外道であるんやったら転生者やろうと神やろうと悪魔やろうと関係あらへん。

 

 

ってな訳で、寝てろ。」

 

 

神輝「ごべっ!?

 

 

 

ひとまず峰打ちで眠らせといた。ただ殺す訳にもいかんし、こう言うのは拷問の方が手っ取り早いな。

 

此奴を背負って部屋から出た時には、血塗れの束が到着した。

 

 

 

束「殺しておいたよ。」

 

 

夜桜「お疲れ。外道を拷問するから、外でやろか。残骸やら石やら持ってこな。」

 

 

束「石打ち刑的な?」

 

 

夜桜「そうそう。使われとらんドラム缶あるかな?あとセメントとか。」

 

 

束「いや期待しない方がいいと思うよ?」

 

 

 

その後、国会議事堂の地下は束の手によって破壊され、埋め立てられた。

 

 

 


 

 

 

ウチは早速外道を下着姿にさせた後、その辺の地面を掘り、下半身だけ埋め立てといた。因みに束が持っとったドリルとショベルでやった。

 

 

 

束「いっぱい持ってきたよ。」

 

 

夜桜「うんまぁ出来るだけ持ってこいとは言ったけど、筋肉あんまない方やから、車とか大きめの瓦礫無理やで?

と言うか簡単に殺してまうから、出来れば両手で包める程のもんに───────」

 

 

束「全部球体にしたよ。」

 

 

夜桜「目を離した隙にいつの間に………。」

 

 

 

まぁこれ以上ツッコんでもしゃあない、ひとまず少々大きめのもんの瓦礫を手に、顔面に向けて殴りつける。

 

 

 

夜桜「最後の目覚めや、さっさと起きんかい!!

 

 

神輝「あぶぉぁっ!?

 

 

 

思いっきり殴りつけたことで、鼻が砕けたようだ。まぁ外道に上物の鼻は要らんよな。

 

 

 

神輝「き、貴様ぁ!!何のつもりだ!?って、篠ノ之束だと!?」

 

 

束「やぁやぁ腐れ開発者さん、目覚めの一発どうだった?」

 

 

夜桜「それで目覚めのついでにこの世界を見ろ。」

 

 

神輝「は?」

 

 

 

束は早速装置を起動させ、各場所の過去と今を見せつけた。ウチも初めて見たが、此処以外の場所も酷すぎたな。具体的にはと言わんが、もう宗教すらも全否定、女性たちの末路、治安悪化、疫病蔓延………これが全部この外道の行動によってこうなったと思うと反吐が出るな。

 

 

 

神輝「そ、それがどうしたって言うんだ!?」

 

 

束「は?これ見ても何も思う気持ちないの?まぁ私も感じなかったけど、いっくんが死んで、劣化ISコアを作ったお前の所業の全てだと思うと吐き気がしたよ。

何も感じなかったわけ?世界中の人間たちに、申し訳ない気持ちがないわけ?」

 

 

神輝「あるわけねえだろ、腐れマッドサイエンティストが!!最終的にこの世界を滅ぼしたのはお前なんだ!!お前がISなんて言うガラクタを作ったからああなったんだ!!下らねえ夢を語って世界を滅茶苦茶にしやがったテメェが言うな!!身の程知りやがれ、クソガキが!!

 

 

束「お前っ………!」

 

 

神輝「そもそも俺は主人公なんだよ!!世界の中心となるはずの俺が、何故こうなるんだ!!何でこんな下らねえ仕打ちを喰らわねえといけねえんだ!?意味分かんねえよ!!モブ共の意見なんてきいてね───────」

 

 

夜桜「あーなる程、ウチの弟と義妹たちとはまた違った転生者って事か。道理で身の程知らずの愚か者やと思ったわ。

 

 

 

うるせぇよ死にぞこない、お前が身の程弁えろ。

 

 

神輝「ごぶぇっ!?

 

 

 

あー、納得。盾の勇者の成り上がりに登場する転生者みたいな存在か。五月蠅かったから残骸の方をぶつけて黙らせることにした。

 

 

だったら教えてやろうか、そのモブの嘆きと怒りを、束が宿す憎悪と絶望を!!

 

 

 

夜桜「お前の罪を思い知らせたる!!束ッ、やるぞ!!!

 

 

束「OK、束さんの剛速球見せてやんよ!!」

 

 

 

ウチらは用意しとった瓦礫や残骸を球体化したもんを手にした後、

 

 

 

夜桜「ボールを相手の顔面にッ!!」

 

 

束「シュゥゥゥーッ!!」

 

 

神輝「超エキサイティング!?

 

 

 

外道に向けて投げつけた。

 

 

 

神輝「ぉぉぉぉ………、顔がぁ………!!

 

 

夜桜「良い顔になったじゃあないか。じっくり甚振ったるからな?」

 

 

 

それに、夢の中でも鉄球技が使えるか試したくなったしな。その実験台になってもらう!!

 

 

 

夜桜「鉄球剛乱舞だ、有難く受け取れ!!!」

 

 

神輝「ぼがぁぁぁぁっ!?!?!

 

 

束「え?ちょっと待って、炎やら氷やら雷やら纏った瓦礫で投げつけてない?君、人間?」

 

 

夜桜「ある泉を飲んでもうたせいで、人間やなくなった、けどなっ!!」

 

 

神輝「化物ッ!?

 

 

夜桜「少なくともお前に言われとうないわ、人面獣心の下等生物風情が!!!

 

 

神輝「ごげっ!?

 

 

 

因みに石打ち刑はただ単純に石を投げてぶつけるシンプルなもんやけど、全力で投げた石を喰らったら骨が砕けてもしゃあない。

だがここにあるのは瓦礫と残骸。それを球体にしたもん。瓦礫はともかく、残骸は鉄製やらセラミック製も混ざっとるから、喰らえばひとたまりもない。

 

しかも対象は激痛で動けず藻掻いとったら、

 

 

 

神輝「ギャァァァァアアア!!!膝が、膝がぁぁぁっ!??!?

 

 

夜桜「え?ピザ?拷問喰らっとるのに、腹減りとは余裕やな!!」

 

 

神輝「ピザじゃない!?

 

 

束「え?ピッツァ欲しい?お前が喰らうのは残骸と瓦礫だけだ!!!」

 

 

神輝「違うぅぅぅぅ!!!!!

 

 

 

最も力が加わっとる膝の関節で複雑骨折が起こり、更に苦しむことになる。腹立つイケメン顔だった外道の顔も、今ではすっかり醜悪でボコボコの顔に様変わり。

何度も投げ続けていくうちに、ようやく命乞いを始めた。

 

 

 

神輝「ご、ごべんなざい………、ゆるじで………。

 

 

 

が、そんなもんは無視して、更に投げつけた。

 

 

 

夜桜「ほれっ!」

 

 

神輝「ぼぎゃっ!?

 

 

夜桜「束さん、今此奴なんて言ったっけ?」

 

 

束「え?風の靡く声しか聞こえなかった。」

 

 

夜桜「なんや、なら続けて投げるか。」

 

 

神輝「や、やめで………!?俺が、わるがっだ………!!わるがっだが………!!

 

 

夜桜「そう言って性奴隷たちや、彼らの声を聞いたか?聞かんかったやろ?

 

 

お前が世界の決定権があるように、ウチらには生殺与奪の権があるんだよ。最も、お前には普通に死なせるつもりはない。尊厳も何もかも徹底的に壊れ果てて、死んでもらうからな?

 

 

神輝「な、なんなんだよ………お前は………!

 

 

夜桜「傲慢の猫勇者や。覚えて死んどけ。」

 

 

 

そうして何十分も投げ続け、最初の死を遂げた。

 

 

 


 

 

 

次に目を覚ました時には、外道は誰かの身体に代わっていた。

 

 

 

神輝「な、何だこれ!?何で縛られて!?しかも、この身体は!?」

 

 

束「お目覚めかな?」

 

 

神輝「なっ!?俺を如何する気だ!?」

 

 

束「勿論、今後君には退屈しのぎの為のおもちゃになってもらうのさ。色々実験やら兵器の試用運転とか、気が済むまでやらせてもらうからね?」

 

 

神輝「や、やめろ……!!死なせてくれ………!!僕が悪かった、悪かったから!!」

 

 

束「大丈夫、壊れても直してあげるから。いっぱい壊れて、いっぱい狂おうね?

 

 

 

まぁ、恐らくアンドロイド的な何かに代わって束が何かやるだけのもんだし、語る必要もないがな。

 

 

そして用事も終わり、束はウチがいる部屋に来た。あの後、束の宇宙ラボに招待され、暫く地球を眺めていた。

 

 

 

束「にゃおう君、此処までしてくれてありがとう。」

 

 

夜桜「………今後、どうするんだ?」

 

 

束「勿論、色んな星に行って調べたりするよ。もしかしたら、高次元生命体とかも会えるかもだし。」

 

 

夜桜「………そっか。まぁ、地球はもう………アレだしな。」

 

 

束「にゃおう君は?」

 

 

夜桜「ウチは夢見とるだけやしな。目覚めと同時に、消えるやろうな。そうなると、束は独りぼっち………やな。」

 

 

束「まぁ、天才と言うのは孤独なのだから、問題ないよ。」

 

 

夜桜「………。」

 

 

束「だから気にしなくてもいいよ、にゃおう君。」

 

 

 

束に撫でられた瞬間、リアクターから電子音楽が流れ始まれる。同時に、ウチの身体が消え始めていた。

 

 

 

夜桜「え?急過ぎんか!?」

 

 

束「あれ?にゃおう君、何処に行ったの!?」

 

 

夜桜「はい?束さん、ここに………!!」

 

 

 

ここでウチもようやく、声をかけても無駄なんやと気付いてしまった。多分この電子音楽、いや、『Goodbye To A World』の曲が流れ始めた時、夢から覚める時。

そして、夢の中で出会った人からも認識されなくなる時でもあった。なら、束さんとはここでお別れなんやろう。

 

なら、せめて別れを告げてから消えるとしよう。

 

 

 

夜桜「束さん、どうやら時間っぽいので、このまま消えることにします。きっと、声も聞こえないかもやけど。」

 

 

束「にゃおう君!?消えるって、帰っちゃうの!?」

 

 

夜桜「声聞こえるんかい。まぁ、そういう事やな。」

 

 

束「また何処かで会える?今度は君の世界の事教えてくれない?どんなとこなのか知りたいからさ!!」

 

 

夜桜「どうやろうな。でも、縁があったら、また会えるかも。生きて次元を越えて会えたら、多分………。」

 

 

束「分かった、色んな惑星見飽きたら君を探しに行くよ!!絶対見つけるから覚悟してよ!!」

 

 

夜桜「うん。またね、篠ノ之束。」

 

 

 

そうして、ウチはこの世界から消え、夢から覚めた。

 

 

 


 

 

 

夢から覚めたのはいいが、何故かウチの横にボロボロのISコアがあった。

 

 

 

夜桜「え、何でこれ?」

 

 

 

それにしても、何でウチ荒廃した世界の夢見たんやろ?不思議な事があるもんやな………。


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