異世界をグリードアイランドのカードと共に…   作:設定厨なテンシ

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5 第2の人生 クロウ の誕生

 

 異世界引きこもり生活を開始してから10日が経過した。

 

 この期間に分かった事を軽くまとめようと思う。

 

 

 ・トッポによる[複製]の確保

 

 トッポは[複製(クローン)]の作成でエネルギーを使ってるのか蛇にしては大食いで1日1回の食事をする事が分かった…1日1枚ずつ[複製(クローン)]を作成してもらっている。

 

 

 

 ・[強制取り寄せ券]とお金について

 

 あれからソファーなどいろんな品物を頼み部屋が住みやすく、いい感じに生活出来るようになっている、[強制取り寄せ券]を使うと翌日に段ボールが現れその上に黒猫が乗っている、黒猫にお金を渡すと開封出来るようになるようだ…。

 

 天使様がくれた硬貨はやはりそれなりの額だったようで、家具一式を揃えても「ゲイン」してないお金のカードがまだ2枚も残っている、ついでにお金の価値だが異世界と日本での物価が違い過ぎるので日本円換算が難しい…着替えの為に買った服とかがめっちゃ高かった。

 

 

 ・この世界について

 

 言語を[No.059 即席外語スクール]で習った後に[No.24もしもテレビ]に「もしも この世界の歴史について面白く説明するバラエティ番組があった なら」と入力して、この世界の知識をいろいろと調べていった。

 

 この世界…星のはじまりは、宇宙を泳ぐ一匹の龍神が死んだ際にその身体が星になったと言うものらしい。

 星の名前は「ラグリウム」この星には大きな大陸が4つありそれぞれの大陸に ヒューマン、アニマ(獣人)、エルフ、ドワーフ、の王国がある。

 

 この世界では4大陸共に差異はあるが「龍神教」がある、聖竜達とこの世界になった龍神様を祀ったものだ。

 

 聖竜は龍神の因子を持った4匹の竜で各大陸に住んでおり、その世界に産まれた人種を今でも見守っているというものだ、実際に聖竜は過去に何度も現れ魔物や天災から人々を救った事があると言う。

 

 地球の宗教みたいに権力や利権など、ややこしくはなってないみたいだ。たぶん祀ってる聖竜が生きている為、それを畏れてクリーンな宗教なんだと思われる。

 

 4大陸には共通の敵があり、それが 魔物 だ。赤い星「アスガロン」地球で言う月のような星、衛星からやって来たとされている。

 

 皮肉にも全大陸共通の敵である魔物のおかげで4つの王国に戦争の歴史はほぼ無く、対魔物で協力体制を取っており関係は良好である。

 

 ついでに言語は4大陸の交流の歴史が長い為、人口の多いヒューマン言語が共通言語になっている、エルフ語、アニマ語、ドワーフ語などは古語の扱いになっているそうだ…ま〜時間があったので俺は[即席外語スクール]で4言語全部を勉強している。

 

 

ーーーー

 

 

 

 ここ10日の事を軽く思い出しながら俺は今からおこなう作業に集中しようと思う。

 

  肉体改造の仕上げだ

 

 この10日間俺はカードによる自己改造をおこなってきて本日が仕上げの日である、まず下準備に使ったカードは。

 

[No.056 思い出写真館]

[No.065 魔女の若返り薬]

[No.070 マッド博士の筋肉増強剤]

[No.093 人生図鑑]

 

 の4つだ

 

 まず最初に[魔女の若返り薬]で若さを取り戻した、「1粒飲めば1歳若返る薬、若返るのは肉体のみで知識・記憶などはそのまま残る」と言うグリードアイランドでもかなり印象に残っていたカードだ。

 

俺は18粒の薬を飲み20歳の若い身体を手に入れた、ただ[魔女の若返り薬]は間違って歳以上に飲むと死んでしまうので能力の実験も兼ねて初めて「イレイズ」を使った。

 

 まずはおっさんからの卒業…ピチピチの青年である。

 

 次に身体作り、使用したのは[マッド博士の筋肉増強剤]だ、1週間飲み続けるとイメージ通りの筋肉を得ることが出来る飲み物だ。

 

 ただクソ不味かった…苦みだけなら何とかなるが生臭く舌触りもなんかザラザラする…本物のカードに比べ飲む量が減るなど天使様の優しさを感じたが出来れば美味しくして欲しかった…。

 

 ただその苦行も終わりだ、「ゲイン」してから増強剤を飲み続け今日が最後の1本である。

 

 俺は理想の筋肉をしっかりとイメージする為に[思い出写真館]と[人生図鑑]を使用して理想の身体を写真にしている。

 

 [人生図鑑]を使い「燃えよドラゴン」のビデオを見てる俺の日時を調べて割り出し[思い出写真館]でその時間の写真を現像してもらう。

 

 目の前にある写真は武術家にして世界的なスター、ブルース・リーの写真である。

 

 あんなかっこいい肉体に俺はなる!

 

 意を決して、クソ不味い液体を一気に口に流し込む、一度止まったらキツイのは経験済みだ一気に終わらせた方が良い。

 

 

 …ご馳走様でした………

 

 飲み終えた瞬間に俺の身体の中から光の粒子が溢れ身体を纏っていく、痛みは無いが身体がきゅーっと引っ張られる様な感覚がある…光が消え俺は下を向き身体を見る、厚い胸板に割れた腹筋、腕にはメリハリあるカットが入った筋肉…やっべーかっこいい…。

 

 若い肉体にかっこいい筋肉と改造したら最後は顔である…俺は[No.072 マッド博士の整形マシーン]を[複製(クローン)]して整形マシーンを「ゲイン」する。

 

 この整形マシーンはなりたい顔の写真をインプットすればその通りに整形してくれる。 何度でも手術可能だが、5%の確率で手術が失敗するし1%の確率で故障すると言うものだ。

 

 まだ[複製(クローン)]のカードに予備がある為、例え失敗して壊れても再度呼び出し再手術すれば大丈夫だ。

 

 俺はブルース・リーの写真と同じ方法で現像した写真を取り出す、HUNTER×HUNTERの幻影旅団の団長 クロロ=ルシルフル をコスプレしたレイヤーさんの写真である。

 

 名前は知らないがクオリティが馬鹿みたいに高く実写版のクロロがいる〜ってなったのを覚えていてそれを写真にしたのだ、そのイケメンフェイスを第2の人生の俺の顔にさせていただくつもりである。

 

 扱う本が「盗賊の極意」ではないけど、本を持って戦うであろう俺の姿としては最高の顔だと思う…。

 

 マシーンに写真をセットして緑色の謎マスクを被る…[マッド博士の整形マシーン]起動。

 

 若干顔に熱を感じる程度で痛みも無く、今俺の顔の整形がおこなわれているとは思えないくらいに静かだ。

 

 チーンっとレンジの様な音がなり俺は謎マスク装置を取る…。

 

 急いで洗面台の鏡に自分の顔を見に行く。

 

 「…これが俺か………」

 

 イケメン団長フェイスを手に入れて嬉しい気持ち半分としばらくこの顔に慣れないだろうなと言う気持ちで顔を触りながら細部を見ていく。

 

 「デコの十字の入れ墨まで再現されてる…、気になったらヨークシンシティの団長みたいに布巻いたら大丈夫かな?」

 

 デコにある十字のマークまでしっかりと整形されていて最初は気になったがこのイケメンフェイスならこれもオシャレに感じてきたのでたぶん大丈夫だろう。

 

 せっかくなのでこの世界での俺の名前も格好良く クロウ に改名しようかな。

 

 (くろ) だ れんたろ (う) 最初と最後の字を取ったもので、俺がいつもゲームなどで使うハンドルネームだ、このイケメン団長フェイスならこの名前でも違和感ないだろう。

 

 

 こうして新しく異世界の俺 クロウ が誕生したのだった。

 

 

 

 




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 文章を書くスピードが遅いので毎日投稿は出来ませんがなるべく早く書けるように頑張りたいと思っております、温かい目で見守って下さると幸いです。
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