ドラゴンだけど人類が弱すぎて草   作:三笠木

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書いてるうちに日曜日過ぎてしまいましたゴメンナサイ
一時間に千文字くらい書けるようになりたいなぁ……


人類の繁栄はこれからだ!

 人類繁栄計画を始めてから早いもので、地球基準でいう数百年の月日が経った。え?展開が早いって?人類があれしたこれしたなんて一々言ってたら切りがないからね。切りのいいところまではサクサク行こー。

 

 人類繁栄計画を始めて現在までの間、この世界の人類は地球の人類と同じように、いやそれ以上のスピードで発展していった。

 いやー良かった良かった。似たような環境で人類が繁栄できたといっても、それはあくまで地球での話なわけであって。叡智の石板のサポートもあるから十中八九大丈夫だろうとは思ってたけど、最悪の場合、ファンタジーなめんな人類!みたいな展開になる可能性もちょっとは考えてたからさ。そうならなくて本当によかった。

 文明レベルは前世で言うと中世ぐらいまで発展した。今の人類なら、ファンタジー世界の人類とその暮らしです!と紹介しても何の問題も無いだろう。紹介する相手いないけど。

 でも今のところ人類が相手してる外敵は地球でも見るような野生動物と恐竜みたいなのしかいないから、そこらへんのファンタジー感はゼロなんだけどね。

 そうそう。その外敵との生存競争でも人類は大きく進歩したんだよ。

 

 人類は現時点の生存圏であるこの動物オンリーエリア内の、全種類の動物の狩猟に成功しました!

 

 おめでとう人類。ここから君たちはこの成功体験を再現し、効率化して、遠くないうちに生態系最下層の頂点に君臨することになるだろう。あの洞窟のまわりでひっそりと暮らしていた人類がよくぞここまで成長したよ。俺はお前たちの努力をずっと見ていたぞ。本当によく頑張ったな?

 で、ここまでの結果も十分嬉しいんだけどね?それよりもっと嬉しいことがあったんだよ!聞いてよこのビッグニュースを!

 

 なんと!人類が!本を!作ってくれました~!イェ~~~イ!

 

 いやー、ついに来たかって感じだね!壁画から絵文字に派生して、そこから文字が誕生してからは早かった。叡智の石板でも、口伝だけじゃなくて絵や文字でも知識を残しておこうね、って誘導した甲斐があった……!

 いや分かってるよ?まだ本という文化は生まれたばっかりだから、前世で読んでた娯楽小説とは全然別物だってことは。でも大事なのは本っていう文化が生まれたことそのものよ!最初の一歩さえ踏み出せれば、あとは人類が勝手に発展させてくれるからな!娯楽の確保という目標に大きく近付いたといっても過言ではないでしょ!

 んじゃ魔法で本の内容を転写しましてと。ではでは、人類の皆が作ってくれた本を!読んでいきたいと!思いまーす!

 うんうん。……うんうん?。ッスー……なるほどね?

 

 これ俺が叡智の石板に書いたことのまとめじゃねぇか!

 

 いや完全にそれだけってわけじゃないよ?人類側のこともちょいちょい書いてあるんだけど、そっちも何か思ってたのと違う!

 具体的には俺のイメージが美化されすぎてる!なんだ「慈悲深き大いなる叡智の神」って!?さすがに盛りすぎじゃない!?今の俺の自己認識、自堕落生活のために人類を利用してるニート志望のドラゴンって感じなんだけど?それなのにこんなに持ち上げられると、ちょっと良心が痛むというかなんというか……。

 あと石板に書いた内容の解釈が仰々しすぎる!そんな尊大な感じだったかなぁ俺!?

 確かにいろんな技術を叡智の石板で教えたけどさあ、どうすればうまくできるかとかは全く教えられなかったじゃん!俺はあくまできっかけを作っただけで、試行錯誤したのは人類側なんだから、もうちょっと自分たちの努力も誇ってくれてもええんやで?「全てはか弱き我らを導きし偉大なる神の恩寵である」とか書かれてて、なんか申し訳なくなってきた……。

 でも冷静になって考えてみれば、人類視点からすると俺が神様的な存在に見えるのも仕方ない事ではあるのか?今まで全く気にしてなかったけど、実際俺がやって来たことって現代の地球人類から見ても神とか超常の存在じゃなけりゃできないことばっかだったな、うん。ドラゴンとしての力に慣れすぎて忘れてたわぁ……。

 理解が及ばない現象に対して神という存在を見出すのは、前世の人類も通った道だし。地球でもこのくらいの文明レベルの時は宗教の影響力が強かったから、こうなるのも無理はない……のかなぁ?

 まあ人類の俺に対する信仰は一旦置いといて、人類の現状をまとめよう。

 人口は増えたし文明も発達した。生態系内のカーストも上がって娯楽文化の芽も出てきた。人類繁栄計画は順調に進行していると言って問題ないだろう。

 

 ではこれより、人類繁栄計画を次の段階に進める!

 

 人類がこの山で囲われた動物オンリーのエリアで発展している間に、さらにここを囲むように下級魔物以下の生物しか生息していないエリアを造らせてもらった!

 仕上げに、二つのエリアが繋がる場所の封鎖していた魔法を解除!これで準備は完了だぁ!

 これから人類には、下級魔物を相手に生存圏を広げていってもらう!今まで戦ってきた動物たちなど所詮は生態系最下層の連中よ。こんなところで満足してもらっちゃ困るぜ?その程度の力ではこの世界を生き抜くことはできんのだからな!

 

 まだまだ道は長いぞ人類、お前たちの繁栄はこれからだぁ!




サブタイトルと主人公が打ち切り漫画の最終回みたいなこと言ってますが、まだ続きます
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