ドラゴンだけど人類が弱すぎて草   作:三笠木

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人類交流の道のりは長い

 さてさて、人類交流計画の開始を宣言したはいいが、だからといって直ぐに人類同士が接触できるわけもないわけで。それぞれの国と国の間に結構距離があるから、まずは交易路の開拓から始めないといかん。その交易路も、危険な中級魔物の縄張りを迂回したり、地形に合わせて曲げる必要があるから、人類に任せきりにした場合かなり時間がかかるだろう。

 さらに言えば、交易路が開通したとしてもその先には言語の壁がある。違う国の人間は当然使う言葉も違うから、コミュニケーションが取れるようになるまではさらに時間がかかるはずだ。

 なので、ここでちょっとてこ入れしていくぞー。

 

 というわけで、現在の人類の戦力を考慮した最短距離の交易路を記した地図と、翻訳機能付きポータブル版神秘の石板を各国に配布しました。

 

 これがあれば人類交流計画もスムーズに進むでしょ。何事もスタートダッシュが大事だからね。

 そんなことしたらまた信仰が高まらないかって?まあそうだろうねー。大丈夫分かってるから。うん。

 正直、宗教問題はどうしようもないんだよな。というか、この問題のデメリットって、創作の題材が俺ばっかになるってことだけで、これさえ許容できればメリットの方が多いんだよ。人類は素直に指示に従ってくれるしモチベも高くなるし。人類の発展を優先するならこのままの方が都合がいい、という結論に至ったので、これについてはもう気にしないことにした。

 そう、言うなればこれは人類界隈で空前の俺ブームが起こっている、というだけに過ぎない。あくまで一過性の流行でしょ?一部がコアなファンになることはあるだろうけど、全員がこの先ずっとこのままっていうわけじゃないしへーきへーき!しばらくしたら別のブームが来て、自然とそっちに移るだろ!うん!

 てなわけで、人類交流計画と宗教問題はそんな感じで、進展があるまで放置の方向でいこう!それよりも対処しなきゃいけない問題があるからね。

 問題っていうのは今後の人類の戦力強化の方針についてなんよ。今後人類は中級魔物を相手に戦っていかなきゃいけないわけだけど、こいつらにダメージを与えるなら、大砲クラスの兵器が必要になってくる。となると人類に火薬技術を伝えていきたいんだけど……。

 

 俺、火薬の作り方知らん。

 

 いやそらそうよ。俺、転生前は一般的な現代人よ?いくらオタク趣味でラノベやらネット小説読み漁ってたといっても、火薬の調合法なんか分からんて。現代社会じゃまず必要ない知識じゃんこれ。硫黄が必要らしい、なんていうふんわりした事しか教えられんぞ。

 これは火薬技術に限った話ではなく、現状だと俺の知識ではもう人類の文明発展を促進することが難しいのだ。文化芸術方面ならサポートできそうだが、化学やら軍事技術となるともうお手上げである。

 まあそもそも、地球の兵器に関する知識はあまり与えるつもりはなかったんだけどね。

 なんでかっていうと、地球の兵器は仮想敵を人類として発展したものなわけで。現代兵器レベルまでいかないと威力不足でこっちの魔物には通用しそうにないんだよねー。なので対魔物兵器関係は”必要は発明の母”という格言を信じてこっちの人類に期待することにしよう。

 じゃあこれからは戦力強化は人類任せにするのか、というとそうでもないんだな。あくまで前世の知識でサポートするのが難しくなっただけで、ほかの方法でなら人類の戦力強化はできるのだ。

 

 といわけで、人類戦力増強計画として、魔物の家畜化プロジェクトを始めるぞー!

 

 いままで魔物の強さについては話してきたけど、魔物も全部が襲い掛かってくるわけじゃない。縄張りに近づかなければ問題ない魔物もいれば、攻撃しなければすぐ横を通っても気にしない魔物もいる。中には、戦ったら確実に魔物が勝つのに人間を怖がって近づかない臆病な魔物なんてのもいるし。そんな大人しめな魔物を飼いならして、人類の戦力にしよう!というのがこの計画である。

 簡単に言ってるけど本当にうまくいくの?なんて思ってそうだけど、こっちも適当に言ってるわけじゃない。きちんと準備は進めているんだよね。

 まず、家畜化できそうな魔物のリストはすでに作成済み。現状は下級魔物が多いけど、中級魔物も何種類かいる。対象の魔物は現時点で接触しているか、交易路の開拓の過程で接触する予定の魔物なので、そもそも見つからないなんてことは起きないからそこは大丈夫。

 それに、魔物を捕獲、家畜化の工程をよりスムーズにするための手はもう打ってあるのだ。ほら、人類交流計画のために配布した翻訳機能付きのポータブル叡智の石板あるじゃん?

 

 こいつに魔物との対話機能も付けておきました。

 

 そう、魔物は魔力を持っているから、魔法で魔力を通して意思を読み取ったり伝えたりできるんだよね。なので魔法で魔物の意思を石板に文字で写しだして、石板に書いたことが魔物に伝わるようにしてみたわけよ。とはいえ、精度はせいぜい前世でペットの鳴き声を翻訳するおもちゃくらいの簡単なやつなんだけど。まあ、難しい言葉が使えないってだけで翻訳機能そのものは正確だからええやろ!

 ちなみに人間同士の翻訳は、石板上に文字が浮き出るだけで、相手の頭に直接意思を伝えるとかはできないよ。人間は魔力がないからね、しかたないね。

 

 さてさて、人類交流計画と戦力増強計画。この二つの計画は果たしてうまくいくのか?それは人類たちの努力にかかっている。頑張れよ人類!せめて片方は成功させてくれ!




書きたいことはたくさんあるのに、そこまで話が進まない……
それもこれも人類が弱すぎるのが悪い(責任転嫁)
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