猫又忍法帖   作:案院運

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どうも案院運です。

昨日はバタバタして執筆できませんでした。すみません。

これからもふいに休むかもしれませんがお許しください。

ではどうぞ。


修行・邂逅・戦闘

 

 

 

 

 

 「んだらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 

 「…ふっ」

 

 

 

 

  ザクッ ザクッ

 

サスケとナルトが同時に木に向かって駆け出す。

 

 「(くっそ。サスケの奴まだのぼってやがるってばよ。)」

 

 「(…段々ナルトが追いついてきやがった。)」

 

修行開始から3日たった。

サスケとナルトは7割、5割程度のぼれるようになってはいたが未だ木を完璧に登りきることができずにいた。

サクラはチャクラコントロールが優秀ですいすいっと登れるようになったため昼間はタズナさんの橋作りの護衛をカカシから任されていた。

一方ルナは…

 

 「ん 空が青い」

 

 「(もうちょっと集中したらどう?)」

 

修行場所である林の中にできた小さいがちょっと深めの池の上で寝転がっていた。

2日目にさくっと木に登り終わった後、カカシが再不斬との戦いで水の上に立っていたことを思い出し、このチャクラコントロールで自分も同じことができるのではないかと考えたのである。

 

水の上にはあっさり立てることができ、チャクラのスタミナを伸ばすためずっと水の上で走ったり逆立ちしたりと激しく動いていたりしたのだが・・・・・・・・彼は修行に飽きたのである。

 

しかし、水の上で寝転がることも修行の一環であるといえるだろう。体の背面から同じチャクラ量を一定時間放出するようにしなければならない。比重がどこかに傾けば即座に水浸しになること間違いなしだ。

 

 「おい、ルナ。ちょっと面貸せ。」

 

 「ん 何?うちは君 眠い」

 

 「いいから来い。すぐ終わる」

 

ぼんやりと青空を見ながらうとうとしているとサスケから呼びかけられる。

 

 「ん  何?」

 

 「…その 木登りのコツを教えてくれ。」

 

 「ん ナルトが春野さんに聞いてたけど?」

 

 「あいつには一度聞いた。だが、答えなかったからお前に聞いてるんだよ」

 

そう一度サスケはサクラがナルトにどんなことを聞いたのかとナルトに一度聞いてみたのだが、ナルトはにんまり笑うだけで教えなかったのである。

 

 「ん なるほど。」

 

 「…頼む。」

 

 「ん いいけど 一度上がってみて?」

 

 「わかった。」

 

 

サスケはルナに言われ、一目散に登っていく。途中まではいい感じに登りだすが、やっぱり七割ぐらいで足が離れてしまう。

 

 「グッ」   バキッ

 

 「ん わかった」

 

 「今の一度見ただけで分かったというのか?」

 

 「ん 昨日も見てたし大体わかる。」

 

 「なんで登らせたんだよ。」 「…」

 

 「無視するな。」

 

 「ん とりあえず 力入れすぎ リラックス 必要。」

 

 「リラックス?」

 

 「ん 力んで途中からチャクラが多くなってる 必要なのは一定にすること」

 

 「…わかった。 ありがとう。」

 

 「ん」

 

サスケはルナのアドバイスをもらうと、自分が修行していた場所に帰っていく。

その日には登りきることはできなかったが最長距離は更新していた。

 

 

 

 

ーーーーーーーー修行開始から7日後が過ぎた。

 

ナルトとサスケは木に登りきることに成功したのである。お互いドロドロになりながらも、満足げな顔を浮かべている。

 

 「(ん やっと おそすぎ)」

 

 「(絶対に2人にそんな言葉かけちゃだめよ?)」

 

 「(ん わかってる 猫ちゃん 心配性)」

 

 「(誰が猫ちゃんだ!…どうだか、本当に分かってるんでしょうね?)」

 

 「(ん)」

 

 「(・・・はぁ)」

 

本当に分かっているのかどうか怪しいルナであった。

 

そろそろ再不斬が動き始めるころなのだが、そんなことは忘れて夜まで2人はボロボロになりながらも木を何往復もしていた。ナルトに至っては体が動かなくなるまでだ。

 

こうなると必然的に

 

 「ナルトはまだ夢の中か。」

 

 「どうするの?カカシ先生  無理やりにでも起こす?」

 

 「いいや、休ませてあげよう限界まで体使ったんだし。」

 

 

ーナルト寝坊である。

 

 

サスケは体が動かなくなるまで修行をしていたわけではないので一日の睡眠でしっかりと疲れをとっているが、限界まで体を動かし普段からぐーたらな生活をし、多くの睡眠時間を要するナルトはそうはいかなかった。

 

 「あの うすらとんかちが。」

 

 「ん やっぱりバカ」 「(…私もあれは擁護できないわね)」

 

 「まぁまぁ。二人とも!」

 

結局ナルトをそのまま寝かし、4人でタズナさんの護衛をするのであった。

タズナと一緒に橋作りの現場に向かうと、作業員たちが血を流し倒れているのを発見する。

 

 「どうしたお前たち!?いったい何が?」

 

 「ば・・ばけもの」

 

不自然なほど物静かである。誰の呼吸の音も聞こえないくらいに。

 

   すぅーーーーッ

 

 

段々と霧が立ち込める。明らかに人為的なものだった。

 

 「くるぞ!(再不斬め、やっぱり生きてやがったな。)」

 

 「これって霧隠れの術よね!?カカシせんせぇ!」

 

 「ん 春野さん 落ち着く」

 

 

サクラは不自然に出てきた霧に警戒し、サスケはぶるぶると震えだす。 

 

 

 『ひさしぶりだなぁ。ガキが震えてやがるぜ。 かわいそうに』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「武者震いだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

再不斬の声が聞こえると同時に大量の水分身が周囲に現れる。

 

 「やれ、ルナ・サスケ」

 

 ザッ  ガ ガ ガ ガ ッ   パシャッ

 

 

一瞬にして再不斬が作り出した水分身が消える。

 

 「ほぅ あの量を見切るか。ライバル出現か?白」

 

 「そうみたいですね」

 

 「あ!あのお面ちゃん!どの面下げて堂々と登場しちゃってるわけ?」

 

 「どう見たって再不斬のお仲間でしょ。並んじゃって。」

 

 「大した少年少女ですねいくら強さが10分の1とはいえ…あそこまでやるとは。」

 

 「先手は打った。 いけ」

 

 「ハイ」 シュッ

 

返事するや否や白と呼ばれたお面の子は瞬身の術で消える。

 

 「ん」  ガキッ

 

 「!?」

 

 

攻撃を仕掛けた白に合わせ、ルナは苦無を取り出し攻撃をいなす。

 

 「そこだ。」 シュッ

 

 「!?甘いですね。」

 

サスケが手裏剣を投げるが白は難なく躱す。

 

 「っち!」

 

 「ん 当たらない けど みえる。」

 

 「あぁ、そうだな。いくぞ」 シュンッ   ガキッ

 

お互い互角に打ち合う。白は1対2だが人数差を感じさせない立ち回りで戦闘を行うがルナとサスケは息を合わせたコンビネーションで戦っている。

 

ー白と呼ばれていたあの子強いな。

 

ー2対1とはいえ白のスピードについてくるか。

 

 「サクラ!タズナさんを任せる。俺は再不斬を、あいつはルナたちに任せる。」

 

 「!うん!」

 

……………

 

 「引いてはくれませんか。君たちを殺したくはありません。」

 

 「ん や!」 「そいつの言うとおりだ。」

 

 「無駄な殺生はしない主義なんですが、仕方ありません。次の術ではあなたたち程度じゃついてこれませんよ。」

 

白は千本を片手で投げながら、もう片方の手で印を組み始める。通常の印とは両手で組まないと発動しないはずなのだが

 

ー片手印だと?

 

 「秘術 千殺水翔」

 

ルナとサスケの周りには氷でできた巨大な千本が360度に展開される。

 

しかし二人は練り上げたチャクラを足に集め、ワープしたかと錯覚するような速さで抜け出す。

 

 「ん 甘い。」「案外とろいんだな。」

 

 「ん あと一言。         俺男!」

 

 「え?(そうなんですか? 今言うことですか?)」

 

 「…(気にしていたのか。)」 「今言うことじゃないでしょ!(気にしていたのね)」

 

 「(…あなた気にしていたのね。)」

 

 「(ん)」

 

 「・・・」

 

白が呆けている間にサスケは急接近し組手を仕掛ける。

 

 バキッ

 

サスケが白のお面に向かって思い切り蹴り上げる。

 

 「ッグ!」

 

 「白…油断だな。このままじゃ返り討ちだぞ。本気でやれ」

 

 「ええ…残念です。秘術 魔鏡氷晶」

 

片手で印を組むとあたりで冷気が立ち込める。

なんと何枚もの氷でできた鏡がルナたちを包囲する。

 

 

白がその鏡の中に入り込むとすべての鏡に白が写る。

 

 

 

ーなんだこの術は。

 

カカシはすぐさまルナたちを救出しようと駆けだすが、再不斬はそれを許さない。

 

 

 「(…!来るよ!)」

 

 「ん いたっ」 「グぁ」

 

痛みを感じてはじめて自分たちが攻撃されたのだと気づく。

 

そこからは早かった。

 

 「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

 「! うちは君 んぎッ」

 

 「(ルナ!くそ こんな檻などなかったら…)」

 

サスケとルナは何もできないまま圧倒されていく。

 

 「づぅ (ん 猫ちゃん やるよ?)」

 

 「(!?このチャクラ量でそれはあまり長くはもたない…倒せなかったら確実に死ぬぞ)」

 

 「(ん…わかっている でも お願い)」

 

 「(わかった。あまり無茶はするなよ。)」

 

 「(んう 約束はできない)」

 

 「忍法 蒼鏡入れ替えの術」

 

ミズキのときに使用した蒼鏡入れ替えの術を使用する。

白は氷の鏡に自分の姿を反射させて高速移動を行っている。たまたま氷でできた鏡に割り込む形で炎でできた蒼鏡をだせたことにより、反射する白の移動を妨げることに成功した。

 

 「!?なぜ?こんなことが!」

 

 「うちは君合わせて  火遁 炎弾 」 「!? 火遁豪火球の術」

 

 「!? ふっ その程度の火遁じゃ僕の氷は解けませんよ。」

 

 「普通の火遁で鏡を直接攻撃するのはちょっと厳しいか。しかし、火遁 緋ねずみの術」

 

 「!?これは!」

 

表に出てきた2尾は魔鏡氷晶の弱点を理解していた。

 

 「考えましたね。まさかこんな対策をされるとは。」

 

 「なるほど。あいつの移動は鏡の反射を利用したもの。鏡の反射は言わば光そのものを反射してるわけで、その光の道筋を乱せばいいってわけだ。」

 

 「その通り。だがこの術も長くは続かない。早めに決めるぞ。今あの小僧が写っている鏡が本体だ。」

 

 「(こいつ口調が…)わかった。」

 

 「これしきの事で破られる術ではありませんよ。この片手印がまだありますからね。」

 

片手印で氷千本を用意する。

 

 「千本はこちらで何とかする。いけ!」 「ああ。」

 

 「火遁猫小判(びょうこばん)」

 

ルナ(2尾)は火でできた小判で千本を解かす。

 

 「何!?さっきの火遁とは威力が!」

 

 「おらぁ」ズドンッ 

 

 「グっ」

 

千本をすべて解かされたことに驚き、近づくサスケに気が付かず攻撃を受けてしまう。

 

 「(この子の術でルナのからだはボロボロ。チャクラもこれ以上は打ち止め。 ここが限界ね  解!)」

 

 「んぅ(ん まだ…)」 バタッ

 

 「おい!どうした!」

 

 「ん だいじょうぶ じゃ ない」

 

 「早く立て!殺されるぞ!」

 

ルナは命を奪い合う殺し合いにはまだ慣れておらず、体も魔鏡氷晶でぼろぼろ。挙句の果てに大量のチャクラ消費で倒れてしまう。

 

 

 

だがしかし、そんなピンチの中現れる人影が一つ。

登場するは忍びのくせして稀代の目立ちたがり屋。意外性ナンバーワンなこの男。

 

 「うずまきナルト!ここに参上だってばよ。」ボンッ

 

 

 「!いいところに来たナルト!この鏡の外から攻撃を…」

 

 「よ!助けに来た!」

 

ナルトは倒れているルナとボロボロのサスケのもとに駆け寄る。

 

 「こんのっ!うすらトンカチが!」

 

 「なんでだってばよ?俺ってば助けに来たのに!それよりもルナ大丈夫か?」

 

 「…ん からだ うごかない」

 

 「っち!どいつもこいつも世話が焼ける。」

 

 「俺とお前でやるってばよ。」

 

 「…わかっている。足引っ張んじゃねーぞ」

 

 「わかってるってばよ。影分身の術」 ボ ボ ボ ボン

 

 

 

 

 

 「全部の鏡ぶったたいて引きずり出してやるってばよ!」

 

 

 

 

 「!まて!話を聞け!」

 

 

 

 

倒れているルナをかばうように前に出る。

ナルトはサスケの静止を歯牙にもかけず得意な影分身で突っ込む。

しかし、白の術は一筋縄ではいかず、ナルトはすぐにボロボロになって気を失ってしまう。サスケも格上といってもいい白相手にルナとナルトをかばいながら戦うのには無理があるというもの。

 

ーよく見えている。致命傷の秘孔を狙っているのにもかかわらず、ぎりぎりのところで躱される…

 

 「よく動きますね。だがこれで…」

 

サスケは完璧に白の動きを見切っていた。

 

ーあれは写輪眼!戦いの中で成長しているとでもいうのですか 君も…なら こうするしか…!

 

 

 「これで片を付けます。」

 

 

 「(!?ナルトに…ぐ 間に合え…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      グサッ

 

 

 

 

 

 

     「カフッ」




やはり戦闘シーンは苦手

次回もお楽しみに―
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