ではどうぞ
『風遁 大突破』
突然嵐のような突風が吹き荒れる。
バラバラに飛ばされる4人
ーん 全員は間に合わない せめて
カシュッ キン
ルナはサスケにワイヤを腰に巻き付けて離れないようにする。
「!これは!ルナか、助かった。」
「ん うちは君も 無事?」
「なんとかな。それよりもこの状況、」
「ん 早く合流を」
「まぁまて、状況がわからないのに無暗に動いてた方が危険だ。まずは身を隠してから」
「あっルナちゃん!それにサスケ君も」
「寄るな!まずは合言葉だ」
「あ、うん 大勢の敵の騒ぎは忍びよし静かな‥‥油断するとき」
流石は天才である。一回聞いただけなのにすらすらと止まることもなく合言葉を言う。
「よし!あとはナルトだけか」
「いやー危なかったってばよ」
「ん ナルト 合言葉」
「わかってるって…大勢の敵の騒ぎは忍びよし静かな‥‥油断するとき」
完璧に読み切ったのである。それにほっとするサクラ…だが
シュッ シュッ
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
「雷遁地走り」
「ぐぁ」
「ちょ、ちょっとサスケ君、ルナちゃんまで」
「ん 偽物 安心」
「ッち 今度は俺の苦無を避けるレベルか」
「よくわかったわね。」
そういうと変化を解く。女か男かわからない草の下忍が現れる。
「(ーそうよね。ナルトなら忘れちまったとか言いそうだし)」
「あいつがこんなに長い合言葉を覚えられるわけがないからな。」
「ん ナルト バカ」
辛辣な二人であった。
「そう。疲れも油断もないってわけね。…私のこの地の書が欲しいでしょ?あなたたちが持ってるのは天の書だものね。」 ゴク
そういうと草忍は巻物を飲み込む。
「さぁ、始めるわよ。巻物の争奪戦…文字どおり」
「命がけでね」 ギンッ
明らかに下忍レベルではありえない殺気を込められる。
「おぇぇ」
「…ん」
「……」
このただの殺気に充てられ生まれたての小鹿のように震えてしまい、戦いどころではない。
ーなにもんだこいつ。ここは逃げるしか。
「くっくっ もう動けまい。これでおわりね」シュッ シュッ シュッ
動けなくなっているところにそれぞれ苦無を投げる。
「(…ほんの少しでいい。動け)ッぐ」シュ
「ん 雷遁 雷幻雷光柱」ピカッ
「なにっ?…やるわね。咄嗟に自傷し恐怖を胡麻化すとは。それにこの幻術なかなかやるわね。」
そう。サスケは咄嗟に腿に自分の苦無を刺し、痛みで恐怖を胡麻化すことによりサクラをつれて逃げることに成功していた。
そしてこの男、ルナはなんとこの殺気をもろともせず普通に動けてしまったのである。言ってしまえばかなりの鈍感なのである。これはあることが関係している。
そしてこの幻術『雷幻雷光柱』は敵に目くらましをされたと錯覚させる幻術である。実際には何も光っておらず何も起こっていなかったりする。
「サスケ君大丈ー!?」
サスケはサクラの口を手でふさぐ
「ん うちは君 ばれてる 上 蛇」
「!?ッち うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」 シュシュッ
サスケは蛇から向けられる殺気を受け、草忍を思い出しパニックになる。手裏剣を思い切り投げるがあたらない。
「ん 忍法猫分身大爆破の術」ボンッ
ルナは分身大爆発の術を基に作った爆破術を蛇にぶつける。
「ん 落ち着く 死ぬよ?」
「あ、あぁ。わるかった。」
「お前たちは一瞬でも気を抜いちゃだめじゃない。獲物は常に気を張るものよ、捕食者の前ではね。」
死んだ蛇からスライムのように溶け出てきたのは草忍であった。かなり特殊な体質なのだろう
今度は胴体が伸び蛇のように木を這いずり回る。突然の気味の悪い動きに反応できなかった。
「ん きも」
「(そんなこと言ってる場合か!)」
ルナはあまりのきもさに一瞬手が止まる。敵は狙いをサスケに決めて距離を詰めていく。
そこに行く手を阻むように手裏剣がいくつか投擲される。
「!?」
「わりーなお前ら。合言葉は忘れちまった。」
「ん ナルト よくやった」
「何で上から目線なんだってばよ」
そこには木の上に仁王立ちする「ドタバタ意外性No1の男」が立っていた。
ナルトが現れ軽口をたたくがホッとするルナ。するとサスケがありえない提案をするのであった。
なんと自分が持っている巻物を引き渡す代わりに見逃してくれというものであった。
獲物が捕食者にできることそれは身代わりになりえるものを用意し見逃してくれるように天に祈るだけのものであった。
巻物を渡そうと取り出すが、
「ほら受けと‥何しやがる」
「ん ナルト」
「…おう」ドカッ
巻物をルナが奪い、ナルトが大ぶりの右ストレートをサスケにお見舞いする。
「ぐっ お前ら状況が見えてねーのか!?」
「お前偽物だな?こんな腰抜けやろーは俺の知ってるサスケじゃないってばよ。」
「ん うちは君が冷静じゃない 見逃す保障なし 相手 見誤ってる」
「ふっふっ 二人とも正解よ」
舌舐めずりしそう答える草忍。巻物なんて殺してから奪えばいい、結局代わりのものを用意しようと奪える物が増えるだけである。
血を腕に塗り、口寄せしようとする。
その隙をルナは見逃さなかった。
「…やるじゃない。この殺気の中一瞬のすきも見逃さないなんて。」
「ん バレバレ よっと!」
ルナは印を結ばせないように距離を詰める。
そこからは忍術ではなく体術の応酬であった。切っては切られ、殴っては殴られ、ダメージは同じように入ったかと思われるが
ーん あいつ 本気じゃない
ルナの攻撃を喰らってもにやけ顔を浮かべている。圧倒的に手足のリーチも速さも足りないのにだというのにルナと同じように攻撃を喰らっている。
冷汗が止まらなくなる。
「…そろそろ力の差っていうものを感じ取れたかしら。」
「はぁ、はぁ…ん 本気じゃないことは 分かってる」
「そろそろ終わりにしたいのだけれども」
「‥ん まぁ そう焦らない はぁ ここから本気」
「この程度の動きで息切れしているのに? !?面白いじゃないもうちょっと付き合ってあげるわ」
「忍法蒼鏡入れ替えの術」
チャクラが突風のごとくあふれ出す。草忍は思わぬ出てきた玩具に笑みを浮かべる。
「そう。あなたがあの子の息子だったのね…つまりお前は二尾の…」
「…御託はいい。この子の体が持つのは長くないからな。短期決戦でいかしてもらうわ。」
大きな風と共にルナの姿は消える。どこに行ったか感知しようとするがもう遅い。
「っ!・・案外早いわね。」
「そういうあなたは遅いのね。」
ルナによってピンポン玉のように跳ねる草忍。誰もこのスピードにはついては来れない。
ー火遁 猫小判
白と戦った時とは違いかなり大きな火遁を繰り出す。辺りは火の海に包まれるが草忍はまるでダメージを受けていない。
「…あなた良いじゃない。もっと踊りましょう!」
「ずいぶん余裕ね」
「えぇ、まだまだこんなものじゃないでしょう?」
「…言ってくれる。」
ルナの腕が変化する。蒼い炎のようなものに手の先には鉤爪が出てくる、まるで大きな猫のように
地面が爆ぜ、その武器で体を切り裂かんとするルナだったが草忍は軽々と避け弾き受け流す。ダンスのステップを踏むかのようにひらひらと舞う。紙一重で当たらないことにいら立つルナと二尾
「その速さはいいけど決定打に欠けるわね。」
「抜かせ!忍法猫分身大爆破」
縦横無尽に動きつつもルナたちは猫分身をそこら中に配置し、相手が油断する時を待っていたのである。だが…
「水遁 爆水衝波」
辺りは水で埋め尽くされる。猫小判で作った火の海も、猫分身爆発も無力化される。
ー水が一つもないのにこのレベルの水遁、ただ者じゃないわね
ん きつ
「で?次は?」
「(ないわよ!)」
段々とスピードと火力が落ちていく。それに伴いカウンターを喰らうようになってきた。
「所詮こんなものね」
「ッグ くそ 」
獲物をいたぶるようにカウンターでゆっくりじわじわとダメージを蓄積させていく。相手は無傷だが打撲、切り傷が増えていく。
もう一度駆けだそうとするが蒼い炎が元に戻っていく
「ん くそ このタイミングか」
「(ごめんなさいルナ!時間が!)」
「あら元に戻っちゃったのね。ちょっと拍子抜け」
「ん からだが動かない」
「面白そうだけどあなたのは要らないわ。そこで眠っていなさい」
「ぐぉぇ」
草忍はそういうと鳩尾に手加減なく拳を繰り出す。ナルトたちの心配する声を最後に痛みで意識が黒く塗りつぶされていく。
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ピチャッ ピチャッ
「…ん 」
「あ、ルナちゃん気が付いた?」
「あールナ!お前ってばまた一人で無茶しやがって」
「ん あいつは!?ここは ッぐ」
「あぁまだ動いちゃだめよ。状況は説明してあげるから。」
ルナが気絶した後、ナルトが突っ込み口寄せされた大蛇を止めることに成功するが草忍(…大蛇丸というらしい) によって沈められた。
サスケも写輪眼影風車三の型と火遁龍火の術を使うも大蛇丸に首をかみつかれ何かを注入され高熱をだしたらしい。
巻物は天の書は燃やされたが大蛇丸が持っていた地の書がのこされていた。
何とかサクラが3人を看病しながらシカマルやロック・リー等ほかの人の手を借りて敵を撃退したがかなりの労力を使わされた。
ルナ以外の二人は1日前に起きたらしい。
ルナたちが残された時間は約48時間だけ。
「さぁ、これからどうする?」
「どうするって?何だってばよ」
「ん 合格は13チームのみ その大蛇丸?って人 天の書燃やす 残り12チーム」
「試験はあと2日間しか残ってない。次がラストチャンスって訳か」
現状をお互いに話し合い思っていたよりも緊急事態な事に空気が重くなる。
「とりあえず俺とルナで飲み水と食料をある程度調達してくる。ナルトとサクラは火を起こして眠れるスペースを作っといてくれ。」
「わかったってばよ!」
「わかったわ」
「ん めんど」
「お前は空気を読め!早く行くぞ」
二手に分かれて行動を開始した。ある程度薪や飲水、川で取れる魚の採取し終えるとルナは誰かが接近していることに気づく。
「ん 誰か来る。 ナルト方面」
「なに?敵か?」
「ん わかんない 急ごう」
「あぁ。」
急いで戻る2人だったがそこに居たのはペーパーテストで無自覚にルナに煽られていた薬師カブトだった。
「ん 生きてたんだ」
「コラ、ルナちゃん」
「なんであんたがここにいる?」
「あはは。かなり警戒されちゃってるね、でも感謝して欲しいくらいだよ」
サスケが尋ねると薬師カブトは丁寧に説明する。
なんとナルトとサクラは巻物の中身を覗こうとしていた。それを遠目で見ていたカブトが止め、途中で出会った巻物を見た班がどうなったのかを教えていたらしい。
巻物を覗き見すると試験が終了する時刻まで意識を失う幻術をかけられるというものだった。
「ん 感謝 ナルト バカ」
「気になったんだからしょうがないってばよ」
「このウスラトンカチが、しかもサクラまで」
「う、ごめんなさい」
「運が良かったね君たち。僕が居たおかげで幻術に掛からずに済んだんだから」
「ん、でなんでいる? 班員は?」
「あぁ。それがね班のやつらとは喧嘩してね、一旦別行動になったんだよ。うちは同じ地の書 証拠がこれ。 」
「…ん 」
「それはいいとしてこれからどうする」
「とりあえず今は塔の方で待ち伏せするしかなさそうだね」
一同はそれから森の真ん中の塔の方に向かう。しばらく移動しても見えている塔に近づいていく気配が全くしない。
「(全く、、ルナ!気づきなさい)」
「(ん 何?)」
「(幻術よ)」
「(!ん いつから?)」
「(結構前からよ)」
「(ん 教えてよ)ん みんな」
「あぁ、分かっている。おいカブト」
「うん。これは幻術だね」
「幻術?」
「なんだってばよ」
「あんたねぇアカデミーで教わったでしょ!?」
幻術とは五感を通じて相手のチャクラを乱し幻想の世界に誘引し、その精神と肉体に混乱を起こす催眠術の一種である。
ルナたちが幻術のせいで塔に近づけないと気づいた瞬間、黒い影に囲まれる。
「何だこの数は?」
「何だってばよ」
「ちょうどいい。」
「ん あいつらの 拝借」
「なるほどね」
「やるってばよ」
「えぇ」
普段好戦的な男どもに戦うことを好まないサクラも同意する。
ナルトが影分身の術で敵をぶっ飛ばしていくが、手応えがない。だけどこの分身の攻撃でカブトが負傷する。
「くっそ!こいつは幻術なのか?それとも分身なのかどっちだ?」
「ん ナルト 落ち着く」ぼふんっ
ルナは煙玉を用意し、木陰に隠れる。
「(ん どこ?)」
「(ちょっと待ってなさい…そこの地面の中と木の裏ね)」
「(ん ありがとう)ん うちは君 下 春野さん 横」
「!ッち そういう事か 」
「こんのぉ」
「 写輪眼!ぐっ 」
「ん 危な」
敵からの攻撃を受けるが写輪眼を発動したサスケの動きが鈍い。何やら首の辺りから紋様が広がっているみたいだ。
「ん これは 」
「グッ ナルトには言うなよ。」
「ん…でも写輪眼はもう使っちゃ」
「あと1回ぐらいなら何とかなる。写輪眼」
「ん、どう?」
「あぁ、こいつらは敵の幻影だ」
「こうなったら!影分身の術!」
「やめろナルトくん。こいつらは攻撃しても意味が無い。チャクラを無駄にするな!」
「幻影をいっぺんにやっつければ敵は迂闊に苦無は売ってこないってばよ!隠れてる場所がバレるからな!」
そう言うとナルトはかなりの数の影分身をする。がしかし、敵の幻影の数も段々と増えていく。
徐々に徐々に押され始めナルトやその影分身、ルナ達まで立てなくなってしまう。
「ようやくバテましたね」
木影の中から雨の忍者ガスマスク3人組が姿を現す。よく見ると一番最初に邂逅した下忍出会った
「ようやく借りを返せますね」
動けない5人に近づいていくが、
「これで袋のねずみだな…」
「上手くいったわね!ナルト!ルナちゃん!」
「何!」
後ろからサスケ、サクラ、カブトが出てくる。
「やっとシッポたしやがったなコノヤロー」
「ん ミイラ取りがミイラになる」
「難しい言葉使うなってばよ」
そう。ルナはナルトが影分身をした時に一緒に猫分身をして、3人に化けていた。
そして、サスケたち3人はナルト影分身をした時に入れ替り、敵が出てくるのを待っていたのである。
ナルトがいくらチャクラが多かろうと変化の術と大量の影分身の術を両方使うことは困難であった。だから、3人の変化はルナに任せてあったのだ。
そこからは一方的であった。こんだけ大量の影分身をしてもまだ動けるナルトに調子が悪いがアカデミー首席のサスケ、学力優秀なくノ一サクラ、なんかよく分からないカブト、実力だけはあるルナ。
雨の下忍はただでさえ3人vs5人だったのにとんでもないメンツにボコボコにされてしまったのである。
雨の下忍が持っていた天の書を獲得し、ルナ達は塔に向かうのであった。
「ん カブト 助かった」
「いやいや、君たちの実力だよ。ちょうど仲間も来たしここでお別れかな。助かったよ。」
「へへへ!頑張るってばよ」
お互いの健闘を祈り、別れる5人。ふたつの巻物をもったルナ達がドアを開けるとそこには掛け軸があるだけで何も無かった。
その掛け軸には『天無くば智を知り機に備え、地無くば野を駆け利を求めん 天地双書を開かば危道は正道に帰す これ即ち【⠀】の極意…導く者なり』
そう書かれていた。
「ん よく分からないけど 巻物開けってこと?」
「多分、そうだと思うけど。」
「そ、それじゃあ…開くってばよ」
2つの巻物を同時に開くと部屋いっぱいに煙が立つ
「(これは口寄せの術式))お前ら巻物を離せ!」
「えほっ!えほっ!何だってばよ」
「おい!お前ら大丈夫か?」
「えぇ!こっちは大丈夫よ!」
「ん 無事」
「急に何だってばよ!」
煙が晴れるとそこには海野イルカが立っていた。
やっと落ち着いたので書けました。
中途半端ですが許してください
これからはちょいちょい書いていきます