朝から一人の男がエ・ランテルの周りをかなりの速さで走っていた。それはルードであり前回ブレインに敗北してからブレインとの差を埋めるために積極的に退治依頼を受けたり修練を続けていた
エ・ランテル冒険者組合内
そんな日々を続けていた一か月がたったある日、今日もモンスター退治の依頼を受けるためが冒険者組合に入っていくと入ってきたルードを見た受付は急いだ様子でルードに駆け寄ってくる。
「ル、ルードさんちょうどいいところに、今探しに行こうかと思っていたんですよ」
「どうしたんだ、そんなに慌てて、何か緊急性が高い依頼でもあるのか?」
そう聞くと受付は先ほどよりも落ち着いた様子で話し始める
「とりあえずこちらにきてください!着いたらしっかりと説明しますから!」
受付はルードの手を引き2階の応接室へと向かっていく、ルードは抵抗せずひかれていき応接室の前までくると
流石に気になるのか、受付に対してなんでここまで連れてきたのか質問する
「なぁ、流石に応接室前まで来たんだ最低限でもいいから教えてくないか?」
ある程度は予想できるが何があるかわからないしな
受付はまだわからないのかと言うかのように
「わからないんですか?指名依頼ですよ、し、め、い、依頼!!それも結構すごい方からの!」
指名依頼、予想はしていたが、依頼者はだれだ?どこかしらの貴族か?だが貴族ならここまでテンションが高いか?
この国の貴族大半が腐っているから、こんなうれしそうな反応はしないはずだが
など思いながら応接室なだけある綺麗な作りのドアノックする
「入ってきていいぞ」
この声にルードは聞き覚えがあったブレインと同じく競い合った存在
その答え合わせをするかのように少し勢いよく応接室のドアを開ける、冒険者の力で開けたから傷ついたかもしれないがこの時のルードにとっては気にすることではなかった、そしてドアを開けると机の中央にある一人がけのソファーにエ・ランテルの組合長である、ブルトン・アインザックそして左側に座っているのは……
「久しぶりだな、ルード」
「ガゼフ!久しぶりだな!」
胸当ての上からでもわかる屈強な筋肉を持った男であり、この国で知らない男はほとんどいないだろうと言われる、この国の戦士長、ガゼフ・ストロノーフ、近隣国家最強の名を持つ男そしてルードにとっては何度か一緒に戦ったこともある戦友だ
「まさか…ガゼフお前からの指名依頼とは思わなかったぞ!」
「ルードくん、立ってないで空いてる座ってくれて構わないよ」
組合長の言葉にはっ、と気付き少しお辞儀しながらがゼフの対面にあるソファーに座る、そして話をできる雰囲気になるとガゼフは少しバツの悪そうな感じで話し始める
「すまないが今回の依頼はかなり危険性が高くてな…信頼できるやつではないといけなくてなだからこそお前がここにいると聞いて依頼を出させてもらった」
その言い方はただ危険性が高いとは違うことを示しているかのような言い方だ、肝心の依頼内容をガゼフが話し始める
「依頼内容はドブの大森林で発生している、モンスターの大量発生の調査の際、ドブの大森林内のナビゲーターを頼みたい」
モンスターの大量発生これはドブの大森林だけではなくここ数ヶ月世界中で起きていることであり、前までに比べモンスターの被害が増えていたりする、これを聞いた際ルードは、これにわざわざ内部まで入って調査をするのは明らかに危険性が高すぎると感じられた、普通なら冒険者のルード一人に調査させる方が危険性が低いはずである、
それに対してルードは問いかける
「ナビゲーター?ただの調査依頼ではなく?本気か?あまりにも危険性が高くないか?森の中に軍を率いていくのは?」
これに対してガゼフはかなり申し訳なさそうな雰囲気を出している
「すまない…この依頼は国から直接指示されたもののためこれは変えられんのだ、人数は最小人数で部隊の中で精鋭を揃えている」
そこでルードは気づいてしまう、直接のモンスターの領域への調査、人数を絞らなくてはいけない環境これはガゼフに対する罠だと。
これはまさか罠か、それもガゼフを必ず殺すための罠!確かに貴族どもから嫌われているのは噂で聞いていたがまさかこんなことがあるとはそれならば
「これは罠、それもガゼフお前に対するもの、そりゃ信頼できるやつに頼みたいと言うわけだな、いいぜ受けよう、俺だって戦友が死なれるのは嫌だからな」
ルードが依頼を受けることを答えるとすぐさまガセフは立ち上がり、頭をさげ
「ルードすまない、かなり危険性が高いだろうが必ず生きて返すと約束しよう」
「はっ、俺をなんだと思ってるお前に守られるほど弱くはねぇよ」
そんなやりとりを行ってると今まで一才喋ることがなかった組合長がここで口を開く
「ほんとにいいのかね、これはかなり危険性が高く政治的意図もあると思える依頼だがもし何かあった場合、冒険者組合は守れないが」
意味はないとわかっているだろうが一応の忠告を言ってくれるが
「わかってるよ、その時は帝国にでもいくとするよ」
忠告も何のその何なら踏み抜いてやるよと言わんとばかりの態度で答たえて見せた。
ブルトン・アインザックのかげが薄くなっちゃった