金石が脳を破壊される話   作:淵岳 月夫

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本編後のボイスドラマイメージです
台本形式なので、脳内の声優さんに読み上げてもらってください


-第1.1,2.2回ー

-第1.1回ー【認知してもらうしかない】

 

木曜日、休み時間、教室内

 

淡木「――で、舞浜駅の前で大喧嘩ってわけ」

なずみ「それ、よもギルティじゃん」

淡木「さすがによもギルティすぎるよな〜」

蓬「……なあ、お前ら」

 

淡木「ん? どした蓬君」

なずみ「あれじゃない、よもギルティ」

淡木「あー、でもこれ俺たちの中で健やかに育まれちゃったからさ。もう認知してもらうしかないんだわ」

蓬「いや、もうそれは諦めた。諦めたけどさ。今2人とも、柏木の話してんじゃん」

淡木「うん」

なずみ「だね」

 

蓬「じゃあさ、それはもう柏ギルティでいいんじゃないの? てかそっちが親じゃん!」

なずみ「あー、そだっけ。すっかり忘れてた」

淡木「もはや柏ギルティの由来すら覚えてないまである」

蓬「嘘でしょ? 俺まだその話聞けてないんですけど?」

 

淡木「いや、これって考えようによっては凄くね?」

なずみ「親権を勝ち取ったってことか」

蓬「裁判もしてないから」

淡木「なんで認知してくれないの!」

なずみ「おぎゃーっ! 大学まで行かせろー!」

蓬「俺の子供ならもっと俺をいたわってくれ……」

 

淡木・なずみ「「蓬……」」

蓬「はいはい、どうせ俺はよもギルティですよ」

淡木「子どもに思想を押し付けるのは、よくないぞ」

蓬「……せめて養育費をくれませんか?」

 


 

 

-第2.2回ー【苦手だけど】

 

金曜日、放課後、踊り場

 

鳴衣「うり、うりうり」

夢芽「ちょっ、鳴衣なにぃ?」

鳴衣「なんか感動しちゃってさ」

夢芽「えぇ……。感動って、なんで」

 

鳴衣「あの夢芽さんがここまで人と話せるようになるとはねぇ……」

夢芽「いや、元からちゃんと話せるから。いらない話はしてなかっただけじゃん」

鳴衣「どこが話せてるって言えるのこの! カラオケの10分前の電話すら取れなかった夢芽さんがだよ!?」

夢芽「それはできるようになりましたぁ〜」

鳴衣「彼氏か」

夢芽「何でも彼氏に繋げんの、まんまお母さんじゃん。……彼氏だけど」

鳴衣「図星か〜」

 

鳴衣「ま、私は嬉しいのよ。友達同士が仲良くしてくれるとさ。それが夢芽さんならなおさら」

夢芽「そんな感じなんだ」

鳴衣「そんな感じなんです。で、交子はどうだった、仲良くなれそう?」

夢芽「ちょっと、苦手なタイプですかねぇ……」

 

鳴衣「……そっか〜。じゃあしゃーないか。苦手はねぇ、しゃーない」

夢芽「あー、でも。苦手だけど、話はしたいなって思ったよ」

鳴衣「…………………………」

夢芽「鳴衣? ……え、泣いてる?」




明日以降は一話ずつ投稿できればいいな

1,000文字超えないと投稿できないのか……
おまけという名の1話ずつ投稿して最終話を書くまでの引き延ばしだったのに……!
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