【三次創作】ホロライブデュエルモンスターズ外伝―白狐の決闘者― 作:波音四季
そんなにガッツリやるつもりはないので、かる~く見ていただければ幸いです。
遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ。
世界で最も売り上げの多いカードゲームとしてギネスにも載った事のある有名なカードゲームである。
これは、そんな遊戯王にハマったアイドルとスタッフの熱いデュエルの物語!
…………なんて事はなく、ただ普通にカードゲームを楽しむ日常の一コマである…………
ホロライブプロダクション
休憩スペース
フブキ「シクシク…グスグス…」
ミオ「どうしたのアレ?」
おかゆ「悠希くん」
ミオ「あぁ…」
隅っこで体育座りでべそをかいているフブキを見て、おかゆとミオはまたかという表情を浮かべる。
悠希とフレアが惚気ているところへフブキが乱入し、フレアに勝負を挑み、アッサリ敗北するのはもはやホロライブで日常茶飯事を通り越して、デイリーミッションとなっていた。
ミオ「何?また負けたの?」
フブキ「ヒドイよぅ…こっちは『ジェムナイト』だっていうのに、『ジャンド』なんて…」
どんなデッキか簡単に言うと、『ジェムナイト』は強力な融合モンスターを呼び出して戦うテーマなのだが、制圧力に乏しく融合を止められると痛いという後攻に特化したテーマだ。対して『ジャンド』正式名称『ジャンクドッペル』は、デッキのカードをぶん回して、強力な制圧効果を持ったシンクロモンスターを並べて戦うテーマだ。
ハッキリ言って相性が悪すぎる。
ミオ「もう諦めたら?」
フブキ「いやだあ~ッ!ミオは婚約者がいるからそんな事言えるんだ!私は絶対諦めないぞ!」
「ハハハ!今のお前じゃ無理だね!」
フブキ「誰ですかそんな事言うのは!?」
休憩スペースの入り口に、腕を組んでもたれ掛かっている男性がいる。
おかゆ「猿渡さん」
帝「よう皆さん、お揃いで♪」
ホロライブスタッフの
帝「ハッキリ言うぜ、フブキちゃん。お前じゃ世界が滅亡しても、フレアちゃんには勝てないよ」
フブキ「何おう!?根拠はあるんですか!?」
帝「効果のない融合モンスターを通常モンスターと思ってるようじゃなぁ?」
フブキ「……」
帝「で、どうする?俺のレクチャーがいらないって言うなら別に良いぜ?1人でフレアに勝てる自信があるならな」
フブキ「……」
ミオ「まぁまぁフブキ、折角猿渡さんもこう言ってるんだし、ちょっとは聞いてみようよ」
フブキ「う~ん、じゃあ、ちょっとだけ」
帝「つーわけで、まず結論から言うとだな」
フブキ「?」
帝「エクストラデッキは……必要ない!」
フブキ「なんか頭悪い事言い出した!?」
エクストラデッキとは、融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターで構成された15枚のデッキだ。
帝「デュエルはエクストラデッキなんかなくっても出来る!」
フブキ「出来るわけないでしょ!?」
帝「知らんのか?一昔前はエクストラデッキなんかなかったんだぞ?」
フブキ「いつの話してるんですかアナタは!?」
帝「メインデッキのモンスターだけで殴り合う!それこそが遊戯王の原点にして頂点!さぁフブキちゃんも、EX0のデッキを組もう!」
フブキ「レクチャーじゃなくて勧誘ですよこれ!!」
ミオ「あれ?でも猿渡さんがエクストラデッキ使わないのって、お金の節約とか言って…」
帝「シャラーップ!!真面目な話、エクストラデッキが無くても強いデッキはちゃんとあるんだよ。例えばこの『帝』デッキなんかな」
デッキケースから取り出したデッキには、確かにエクストラデッキのモンスターは入ってない。
フブキ「でもなぁ…。あんまり強そうに見えませんよ?」
帝「ほう、言ったな?よし!実際に戦ってみようじゃないか」
おかゆ「レクチャーは?」
帝「習うより慣れろだ!心配すんな、俺がしっかりリードしてやるよ」
フブキ「リードはいらないけど、実践は大事ですよね。やりましょう!」
帝
LP8000
フブキ
LP8000
帝「ダイスロールの結果、先行は俺だな。分かってると思うが、先行はドローを行えず、バトルも出来ない。なので、現代遊戯王ではここで制圧効果を持つモンスターや罠を張って、後攻プレイヤーの動きを止めるのが基本だ」
フブキ「遊戯王が先行ゲーと言われる由縁ですね」
帝「ま、インフレが起こればどんなカードゲームにもある事だ。ドローフェイズの後、スタンバイフェイズに入る。2ターン目以降はここ効果の発動を行うカードもあるが、先行ではあまりに意味がない。メインフェイズ1に入り、ここで召喚や効果を使っていく」
帝は自身の手札を確認し、ニヤリと笑みを浮かべる。
帝「まずは、魔法カード『帝王の
フブキ「コストが見せるだけって、強すぎません?」
帝「この程度で驚くなよ。今手札に加えた『汎神の帝王』を発動。手札の『真源の帝王』を捨てて2枚ドロー。さらに、墓地の『汎神の帝王』を除外して効果発動」
『汎神の帝王』
通常魔法
手札の『帝王』魔法・罠を捨てて2枚ドロー。
墓地のこのカードを除外して『帝王』魔法・罠を3枚見せて相手に1枚選ばせ、手札に加える。
帝「俺は『帝王の
フブキ「選べって全部同じじゃないですか!じゃあ真ん中で!」
帝「選ばれたカードを手札に加え、残りはデッキへ。カードを4枚伏せて、ターンエンドだ」
帝の場
伏せカード4枚
フブキ「モンスター無しで、伏せカード4枚。何があるか知らないけど、白上のターン、ドロー」
フブキはドローしたカードを見る。
『ブリリアント・フュージョン』
永続魔法
発動時に、デッキのモンスターを墓地に送って『ジェムナイト』モンスターを攻守を0にして融合召喚する。
フブキ(ふっふっふ!完璧な手札だ!『ジェムナイト・フュージョン』『
フブキ「まずは伏せカードを剥がさせてもらいます!」
帝「おっとその前に、スタンバイフェイズ中に墓地の『
『真源の帝王』
DEF2400
フブキ(むはは!『スキャッター・フュージョン』の発動条件まで満たしてくれるなんて!)
フブキ「まずは、『クリスタル・ローズ』を召喚」
『クリスタル・ローズ』
レベル4
ATK500
フブキ「効果発動!デッキの『ジェムナイト・ガネット』を墓地へ送ってカード名をコピーします」
『クリスタル・ローズ』→『ジェムナイト・ガネット』
フブキ(さあてまずは、『ジェムナイト・フュージョン』で手札のサファイアと融合してアメジストを召喚、さらにアメジストを素材に融合して伏せカードを手札に戻しますよ!)
『ジェムナイト・アメジスト』
フィールドから墓地へ送られたらセットされた魔法・罠を手札に戻す。
帝「ここだな。その処理後に、トラップカード『メタバース』、チェーン2で永続トラップ『連撃の帝王』、チェーン3『帝王の烈旋』発動!」
フブキ「い、一気に3枚も!?」
ミオ「チェーンって?」
帝「効果に効果を重ねて発動することをチェーンを組むというんだ。この場合、逆順処理で最後に発動したカードから効果処理が行われる。まずは『帝王の烈旋』から、このターン俺がアドバンス召喚する場合、相手モンスターをリリースすることが出来る。あ、因みにアドバンス召喚てのは、昔で言う生け贄召喚のことな」
おかゆ「このターンって、アドバンス召喚は特殊召喚じゃないから出来ないんじゃ?」
帝「それを解決するのが、『連撃の帝王』だ。相手のメインフェイズかバトルフェイズに1度だけ、アドバンス召喚が出来る!」
フブキ「な、なんですとぉ!?」
帝「俺の『真源の帝王』とフブキちゃんの『ジェムナイト・ガネット』となっている『クリスタル・ローズ』をリリースして、アドバンス召喚!『天帝アイテール』!」
『天帝アイテール』
レベル8
ATK2800
手札・デッキから『帝王』魔法・罠を2種類墓地へ送ってATK2400以上DEF1000のモンスターを特殊召喚する。
フブキ「ぐぬぬ!でも白上にはまだ、このカードが」
帝「おいおいまだ『メタバース』の処理が終わってないぜ?」
『メタバース』
通常罠
デッキからフィールド魔法を手札に加えるか発動する。
帝「デッキより『真帝王領域』を発動!これでフブキちゃんは、もうエクストラデッキを使うことは出来ないぜ」
フブキ「……え?」
『真帝王領域』
フィールド魔法
自分のエクストラデッキにカードが存在せず、自分の場にアドバンス召喚したモンスターがいれば、相手はエクストラデッキから特殊召喚出来ない。
フブキ「な、なんですとぉ!?」
おかゆ「うわぁ、これは痛いね」
フブキ「わ、私の融合カードが…ターンエンドです」
帝「ちょっと待った。アイテールの効果を使わせてもらいたい」
フブキ「…どうぞ」
帝「デッキから『汎神の帝王』『真源の帝王』を墓地へ送り、『光帝クライス』を特殊召喚。さらにクライスの効果で自身を破壊。そして、この効果で破壊した数だけドローする。よし、いいぜ」
フブキ「改めて、ターンエンドです」
フブキの場
モンスター無し
伏せ0枚
帝の場
モンスター
天帝アイテールATK2800
伏せ1枚 連撃の帝王
帝「さて、攻め込みますか。ドロー。永続トラップ『
『始源の帝王』
DEF2400
手札を1枚捨てて宣言した属性になり、その属性のモンスターをアドバンス召喚する場合2体分のリリースに出来る。
帝「墓地の『真源の帝王』の効果発動。守備表示で特殊召喚。始源と真源をリリースしてアドバンス召喚!『冥帝エレボス』!」
『冥帝エレボス』
レベル8
ATK2800
帝「バトルフェイズ!アイテール、エレボスの順で直接攻撃だ」
フブキ「どちらも受けます」
フブキ
LP8000→5200→2400
帝「バトルフェイズが終了すると、メインフェイス2に移る。ここで俺は装備魔法『再臨の帝王』を発動。墓地のクライスを効果無効かつ守備表示で特殊召喚して装備。ターンエンド」
フブキ「白上のターン!」
フブキ(融合は出来ない。アドバンス召喚も出来ない。なら、『ハーピィの羽根箒』しかない。お願いします!私のデッキ!)
『ハーピィの羽根箒』
通常魔法
相手の魔法・罠を全て破壊する。
フブキ「ドロー!……っ!」
『ハーピィの羽根箒』
フブキ「いよっしゃあああああああッ!!引いたあああああッ!」
ミオ・おかゆ「「おおおっ!!」」
帝「……」
フブキ「メインフェイズに入って、『ハーピィの羽根箒』発動!これで真帝王領域を破壊じゃーい!」
帝「それにチェーンして『連撃の帝王』発動。クライスとアイテールをリリースし、アドバンス召喚!『邪炎帝王テスタロス』!」
『
レベル10
ATK3000
フブキ「レベル10に攻撃力3000!?でも、今更出したところで、魔法・罠は全部破壊です!」
帝「問題ねぇよ。ここれで終わりだからな」
フブキ「……ん?」
帝「テスタロスの効果発動!相手の手札をランダムに除外し、1000ダメージを与える。このカードを除外して1000ダメージ」
除外『スキャッター・フュージョン』
フブキ
LP2400→1400
フブキ「ああッ!スキャッター・フュージョンが!」
帝「さらに、レベル8以上をリリースしてアドバンス召喚した場合、追加の効果が適用できる!場のカードを1枚除外し、それが炎か闇属性だった場合レベル×200のダメージを与える!」
フブキ「ま、まさか」
帝「テスタロス自身を除外。そしてテスタロスは炎属性の為、レベル10×200のダメージだ!」
フブキ
LP1400→0
フブキ「シクシク…グスグス…」
ミオ「またか」
帝「おいおい、この程度でいじけてたらいつまで経っても強くなれねぇぜ?」
おかゆ「それにしても、猿渡さん強いんだね」
帝「まぁな!惚れたか?」
ミオ・おかゆ「「ないない」」
帝「…まぁ兎に角だ。エクストラデッキが無くても戦えるってことは分かってもらえたと思う。さっきはあぁ言ったが、デッキは自分の好きなように組めばいいんだよ。どんなデッキであっても、使って行けばおのずと使えるようになるからよ」
フブキ「…うん、そうですね。よおし!フレアに勝てるように新しいデッキを組むぞー!それで悠希くんと…ぐへへへへ」
ミオ「…」
おかゆ「…」
帝「…あ~理由はどうあれ、やる気があるのはいい事だ」
カードショップ
フブキ「とは言ったものの…」
カードショップに来たフブキは、店内をウロウロしていた。ショーケースの中には、様々なカードが所狭しと並べられている。
フブキ「狐のカードも結構あったけど、ピンと来なかったし……ん?」
【今熱い!!オススメコーナー!!】
フブキ「ほう、どれどれ?」
『超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ』
『十二獣ドランシア』
『SRベイゴマックス』
『フュージョン・デステニー』
『Emヒグルミ』
フブキ「う~ん…ん?」
『真竜剣皇マスターP』
フブキ「……これだ!」
久しぶりに小説でデュエルした。
御意見、御感想よろしくお願いします。