遊戯王 ネガ×ポジ=ワイゼル∞   作:T3PO

10 / 13
第十話 vs 機皇帝スキエル∞

…ずっと待っていた。

 

勉強も運動も中。顔立ちなんて精々中の下。コミュ力だってすぐに噛んで疑わしい。好きな子の前でだって堂々とできない。周りは「そんな事ない」「考えすぎだ」「思春期だから」なんて言ってくれるけど、どうしようもなく、どうしようもなく湧いてくるのは、このまま永遠に続くように思える「どうせ」という言葉。

 

そんな俺が「どうせ」を捨てる事があるとすれば、それは「どうせ」を忘れる程の「栄誉」による「自信」のハズなんだ。

 

だから。挑む。こんな俺が変わる為のチャンス、こんな時にしかやってこないんだから…どうせ。

 

空也「デュエル!」

 

ユウキ「デュエル!」

 

空也「俺は、「カードガンナー」を召喚。そして効果発動。デッキから三枚のカードを捨てて、攻撃力を1500アップさせる」

 

カードガンナー 効果モンスター(準制限カード) 星3/地属性/機械族/攻 400/守 400

1ターンに1度、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動する。このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、墓地へ送ったカードの枚数×500ポイントアップする。

また、自分フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

デッキ⇒「速攻のかかし」「強化支援メカ・ヘビーウェポン」「レベル制限B地区」墓地へ

 

空也「永続魔法、「一族の結束」発動。機械族の攻撃力を800を上昇」

 

空也「そしてカードを一枚セット…ターンエンドだ。さあワイゼルのマスターよ。どのように踊ってくれよう?」

 

カードガンナー⇒攻撃力1200 一族の結束 セット1枚 手札3

 

 

…いける。この頭目とかいう奴が何を考え、どんな戦法を持っているか…おおよそ予想はつく。仮にも機皇帝ワイゼル∞を切り札にしているんだ…機皇帝の効果位知っているッ!

スキエルの効果は…

 

一、「破壊」をトリガーに手札から特殊召喚

二、シンクロモンスターを吸収、自身に装備、攻撃力分自信を強化させる吸収効果

三、攻 撃時に自身以外は攻撃が出来なくなるデメリット・制限

 

ここまでは大体ワイゼルと同じだ…相違点は…

四、装備しているモンスターを墓地に送る事で、自身のダイレクトアタックを可能とする

 

問題は、あくまで条件が「「装備」しているモンスター」である事。そして墓地に送られていたユニオンモンスターに、ロックパーツ。

 

考えろ考えろ考えろッ!

もっともっともっとッ!

どん底の最悪を最悪を最悪をッ!

もっと深いどん底をッ!

それに打ち勝てッ!

 

ユウキ「…ドロー!」

 

ユウキ「スクラップ・ビーストを召喚!カードガンナーを攻撃!」

 

スクラップビースト攻撃力1500vsカードガンナー攻撃力1200

カードガンナー⇒破壊 300のダメージ

空也 4000-300=ライフ

 

空也「カードガンナーが破壊され墓地へ逝く時、デッキより新たな一枚を手にする…ドロー」空也手札 3→4

 

ユウキ「…カードを一枚セット。ターンエンドだ」

 

スクラップビースト セット1枚 手札4

 

ワイド「マスター、攻撃が安直です。ハンドアドバンテージとダメージ量が見合わないません」

 

ユウキ「…分かった、気を付ける。でも大丈夫だ。気にしないで」

 

ワイド「了解です」

 

 

空也「ドロー…リバースカードオープン。「リミットリバース」。墓地の攻撃力1000以下のモンスターを蘇生させる…カードガンナーを選ぼうか」手札5

 

リミット・リバース 永続罠

自分の墓地の攻撃力1000以下のモンスター1体を選択し、

表側攻撃表示で特殊召喚する。そのモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する。このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 

カードガンナー⇒蘇生

 

空也「更に、「カードガンナー」の効果を起動。デッキから三枚のカードを捨てて、攻撃力を1500上昇させよう」

 

ユウキ「く~!まずい!」

 

カードガンナー 攻撃力1200→2700

デッキ⇒「ツインボルテックス」「サイクロン」「グラヴィティ・バインド-超重力の網」

 

空也「…今日の運命の女神不機嫌の様だな…」

 

スキル「キャハハ!確かに!アンタ嫌われてヤンの!」

 

ユウキ「?」

 

空也「ふっ…バトルフェイズに移ろうか。カードガンナーよ。スクラップビーストを撃ち殺せ」

 

カードガンナー攻撃力2700 vs スクラップビースト 攻撃力1500 ⇒スクラップビースト破壊 1200のダメージ

ユウキライフ4000-1200=2800

 

ユウキ「ッ!」

 

ワイド「マスター。大丈夫ですか?」

 

ユウキ「大丈夫、大丈夫だ。こんなダメージどうとでもないッ!」

 

 

空也「勇ましいな。そうでなくては心動かないな。カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

…確かにカードガンナーの攻撃力上昇と墓地肥やし。そして破壊時のドロー能力は優秀だ…だけどアンタは自ら首を絞めているぜ…ッ!見せつけてくれる!

 

ユウキ「ドロー!」手札4⇒5

 

ユウキ「モンスターをセット!ターンエンド!」

 

手札4枚 セットモンスター1枚 セットカード1枚

 

 

ユラ…

 

空也「小賢しいな。もっと熱きを魅せろ、ワイゼルのマスター。全くもって面白みのないデュエルだ」

 

ユウキ「…」

 

空也「そんなに穴熊を決め込むのなら…一気に「玉」を穿つのみだ。俺のターン。ドロー」6

 

空也「カードガンナーを守備表示に変更。この瞬間、「リミットリバース」の効果が起動する。守備表示にしたモンスターを破壊ッ!」

 

…来たッ!!!!!

 

カードガンナー⇒破壊・墓地へ

 

空也「ガンナーの効果によるまずはドロー」手札6⇒7

 

空也「そしてだ…自軍のモンスターが破壊されたときに手札より、機皇帝が起動!!」

 

空也「破壊を速度へ替えるがいい…出でよ、機皇帝スキエル∞!!!」

 

スキル「キャハハハハ!!!!行くよ、お姉さま!!!!!」

手札6

機皇帝スキエル∞ 効果モンスター 星1/風属性/機械族/攻2200/守2200

このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが

効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。

このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカード以外の自分のモンスターは攻撃宣言できない。また、このカードに装備されたモンスター1体を墓地へ送る事で、このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。

 

 

 

 

翠色の風を切り裂き、蒼い翼を広げ、最速の機皇帝が目の前に君臨した…!

 

だけど…恐れる事はない!

 

ワイド(マスター。今伏せているモンスターは何ですか?)

 

ユウキ(スクラップ・ゴブリン。少なくとも一回は攻撃を防げる…けど、恐らくあいつも大体予想はついてると思う)

 

ワイド(?)

 

ユウキ(スクラップで、墓地にチューナーもいる中、セットで出すモンスターと言ったら、それなりに限定されるさ。どうせ、ゴブリンかサーチャーか位には予想されているハズ)

 

そして俺のライフは2800 スキエルの攻撃力は「一族の結束」で強化されて3000…恐らくここで「決め」に入るハズだッ!

 

空也「矮小な決闘者よ。その安い命、さっさと散らせ、手札から「強化支援メカ・ヘビーウェポン」を召喚ッ!」

 

来るッ!

 

 

強化支援メカ・ヘビーウェポン ユニオンモンスター星3/闇属性/機械族/攻 500/守 500

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして自分フィールド上の機械族モンスターに装備、または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、装備モンスターの攻撃力・守備力は500ポイントアップする。(1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。)

 

 

空也「「ヘビーウェポン」の効果を起動。スキエルへユニオン合体を始動させる」

 

スキル「キャハ☆…合体///」

 

機皇帝スキエル∞⇒強化支援メカ・ヘビーウェポン装備 攻撃力3500

 

 

 

ユウキ「…来るぞ…構えた方がいいかも、ワイド」

ワイド「理解不明です、ただモンスターを装備してだけです…了解、肯定、理解可能」

ユウキ「…どうせ、仕掛けて来るよ…ッ!」

 

 

空也「どうやら己の運命を理解はしているようだな。「機皇帝スキエル∞」の効果起動。装備されたヘビーウェポンを墓地へ送り。スキエルのダイレクトアタック能力を始動させるッ!」

 

強化支援メカ・ヘビーウェポン⇒墓地へ

 

ユウキ「スキエルのダイレクトアタック効果は「装備されたモンスター1体を墓地へ送る」事。何も吸収したシンクロモンスターでなくないってやつだよね…」

空也「ほう、知っていたのか…ならば、覚悟できているな。バトルフェイズ。機皇帝スキエル∞でダイレクトアタック!!!!!」

ワイド「マスターのライフは2800…まずいですマスター。スキエルは「一族の結束」の効果を受けて攻撃力3000です」

スキル「キャハハ!もう御終いなのね☆」

 

セットされた影を越え、目の前にその怪鳥が接近する。機皇帝スキエル∞の下部についた主砲に光が収縮し、今にも溢れそうにッ!

 

スキル「キャハハ☆バイバイ馬鹿犬マスター&ハローお姉さま☆」

 

ワイド「マスター」

 

…どうせこう来ると思っていたよ!

 

ユウキ「手札より発動!「バトルフェーダー」を特殊召喚!直接攻撃を無効にする!」

 

空也「むッ!」

 

バトルフェーダー⇒特殊召喚 手札3

 

空也「凌いだか…ッ」

 

ユウキ「それくらい分かっていたさ!」

 

こいつの戦略はッ!!

カードガンナーで墓地へ落ちた「レベル制限B地区」や「グラビティバインド」から予測するに、レベルでのロックを固めた上で、強化したスキエルでダイレクトアタック。

相手のモンスターを越えてケリをつける戦略のハズ…だけど、肝心のロックパーツが墓地に落ち、エースであるスキエルを凌いだ今なら…一気に波に乗れるッ!

 

空也「その先読んだ防御は賛辞に値するが。攻めなければ意味もないぞ。カードを伏せて一枚伏せてターンエンドだ」

 

空也 セットカード2枚 スキエル 一族の結束 手札4枚

 

ユウキ「ここから一気に見せつけてやるッ!!!!俺のターン!ドローォ!」手札3⇒4

 

ユウキ「魔法カード。「愚かな埋葬」を発動!デッキから「スクラップ・ゴーレム」を墓地へ送る!」3

 

ユウキ「スクラップ・キマイラを召喚!そして効果によって墓地のスクラップビーストを蘇生させる!」2

 

ユウキ「レベル4のスクラップキマイラとレベル4のビーストでシンクロ召喚!」

 

☆4+☆4=☆8!!!!

 

分解・理解・再錬成!!!

今ここに、理を持って具現せよ!

 

 

ユウキ「鋼の翼竜!スクラップドラゴン!!」

 

スクラップ・ドラゴン シンクロ・効果モンスター星8/地属性/ドラゴン族/攻2800/守2000チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

1ターンに1度、自分及び相手フィールド上に存在するカードを1枚ずつ選択して発動する事ができる。選択したカードを破壊する。このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、シンクロモンスター以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

空也「出たか。シンクロモンスター!」

 

ユウキ「スクラップドラゴンの効果発動!俺の場のセットモンスター「スクラップゴブリン」とアンタの「機皇帝スキエル∞」を破壊する!」

 

空也「…ふっ」

 

スキル「ふっ」じゃないわよ馬鹿!」

 

スクラップゴブリン⇒墓地へ

機皇帝スキエル∞⇒墓地へ

 

ユウキ「そして「スクラップ・ゴブリン」の効果発動!「スクラップ」の効果により破壊されたとき!墓地のスクラップモンスターを手札に入れる!来て!「スクラップ・キマイラ」!」

ユウキ手札2⇒3(スクラップ・キマイラ)

 

スキル「きゃああ!」

 

空也「…ふっ」

 

スキル「馬鹿空也!あたしが破壊されちゃったじゃない!この駄犬馬鹿マスター!」

 

空也「犬か馬か鹿のどれかにしてくれ…そして安心しろ…場のスキエルが破壊されたとき、手札よりもう1枚のスキエルを特殊召喚する。起動しろ、「機皇帝スキエル∞」を特殊召喚だ」

 

機皇帝スキエル∞⇒特殊召喚 手札3

 

ワイド「新たな敵反応。攻撃力3000。スクラップドラゴンでは倒せません」

 

空也「惜しかったな。単純に「一族の結束」を狙っておけば良かったモノを…結局はだが一歩こちらが上回ったようだ」

 

スキル「この馬鹿馬鹿!でもやるじゃない!キャハハ!!」

 

空也「くぎゅぅ…」

 

ユウキ「そう、どうせ、既に二枚目を握ってるような気がしたよ。例えクラシックカードの「機皇帝」だろうと、世界に1枚だけってワケじゃないし、そこまでダイレクトアタックに特化しているなら、エースカードは絶対に複数あるハズだし…」

 

 

空也「何を言っている?」

 

ユウキ「まだまだここからって事だよ!バトルフェイズ!スクラップドラゴンで、機皇帝スキエルに攻撃!!」

 

空也「何ッ?」

 

スキル「キャハハ!頭逝っちゃってんの!?」

 

ワイド「攻撃力はスキエルの方が上です。マスター、攻撃を停止してください」

 

ユウキ「大丈夫だ…行け!スクラップドラゴン!フルメタルパニッシュ!」

 

空也「迎え撃てスキル。エアリル・パルス」

 

スキル「キャハハハハ!」

 

スクラップドラゴン攻撃力2800VS機皇帝スキエル∞攻撃力3000

スクラップドラゴン⇒破壊 200のダメージ

ユウキライフ 2800-200=2600 

 

スキル「キャハハ!ほらほらほら!弱い弱い!」

 

ユウキ「…スクラップドラゴンの効果発動!」

 

空也「…!スキル…構えろ!」

 

ユウキ「破壊されたとき!墓地のスクラップモンスターを一体蘇生させる!甦れ、「スクラップ・ゴーレム」!!!」

 

スクラップ・ゴーレム 効果モンスター星5/地属性/岩石族/攻2300/守1400

1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル4以下の「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択し、自分または相手フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

ユウキ「スタンバイフェイズ2に移行!スクラップゴーレムの効果により!墓地のスクラップゴブリンを蘇生!」

 

スキル「!このレベルの合計は!」

 

ワイド「理解、肯定。その為の愚かな埋葬でしたか。理解」

ユウキ「エースを複数持っているのはアンタだけじゃない!レベル5のゴーレムにレベル3のゴブリンをチューニング!!!再錬成!!!!!!!!」

 

☆5+☆3=☆8!!!!

 

ユウキ「来い!スクラップドラゴン!!!」

 

空也「スクラップドラゴンの後続蘇生効果と、ゴーレムの蘇生展開力の陣形…面白いッ!イイぞッ!イイ策だな」

 

ユウキ「スクラップドラゴンの効果を発動!バトルフェーダーを破壊して、アンタのスキエルを破壊する!」

 

スキル「キャああああああああ!!!!空也!!!!!!」

空也「ッ!!!!!!」

 

バトルフェーダー⇒墓地

スキエル⇒墓地

 

…あの様子だと流石に三枚目はなさそうだな…!ならば行ける!行ける!攻撃制限のカードは既に落ちているし、切り札であるスキエルが無い今、キテいるのは俺だッ!

 

ユウキ「ターンエンド!」手札4枚 スクラップドラゴン セット1枚

 

空也「ドロー…どうやら、本気を出さないとダメなようだな…スキル、起動するぞ」

 

スキル「キャハハ!了解!」

 

ユウキ「何を言っている!!追いつめているのは俺達だ!!」

 

 

空也「…終わらせようか、手札より出でよ…「スカイ・コア」 !!!!」

 

ユウキ「!!!なんだそれ!」

 

ワイゼル「----既に解放されている――――」

 

スキル「そういう事!キャハハ!行くよ!本気の力!」

 

 

スカイ・コア 効果モンスター 星1/風属性/機械族/攻 0/守 0

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。このカードがカードの効果によって破壊された時、自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。

その後、自分のデッキ・手札・墓地から「機皇帝スキエル∞」「スキエルT」「スキエルA」「スキエルG」「スキエルC」をそれぞれ1体特殊召喚する。

 

空也「召喚と同時にトラップカードを起動。「 激↑流→葬↓」!!!」

 

激流葬 通常罠

モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールド上のモンスターを全て破壊する。

 

スカイコア⇒破壊

スクラップドラゴン⇒破壊

 

ユウキ「!!!自壊させた!!!三枚目のスキエルを手札にあったのか!」

 

スキル「キャハハ!!!バーカバーカ!もっともっと恐ろしい目に遭ってもらうよ!」

 

ワイド「マスター。防御を」

 

ユウキ「????とりあえず、スクラップドラゴンの効果で「スクラップゴーレム」を蘇生!」

 

スクラップゴーレム→蘇生

 

ユウキ「何度破壊されようと墓地にゴーレムとチューナーがいる限り、この「屑鉄式再生陣」は壊れないッ!」

 

 

 

空也「では…俺もモンスターを出させてもらうか」

 

 

来いッ!スキエル!

 

空也「…デッキ・手札・墓地から「機皇帝スキエル∞」「スキエルT」「スキエルA」「スキエルG」「スキエルC」を特殊召喚するッ!!!!」

 

はい?はい?はい?

 

 

空也「起動せよ、真なる皇帝の力。その絶対を持って戦場を喰らえ…展開」

 

スキル「キャハハはハハハハハっは!!!ドッキング開始。ユニオン始動。T・A・C・G・∞」

 

デッキと手札から、コアの破壊に応じる様に、5つの札が降臨するッ!!!

 

これは…スキエルのパーツ!

 

ウィーン ウィーン ウィーン ウィーン ウィーン!!!

 

空也「特殊召喚…直進するッ…!、「機皇帝スキエル∞」!!!!!」

 

 

 

機皇帝スキエル ∞(真)効果モンスター  星1/風属性/機械族/攻 0/守 0

このカードの攻撃力・守備力は、このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「ワイゼル」・「グランエル」・「スキエル」と名のついたモンスターの攻撃力分アップする。このカードは相手のカードの効果の対象

にならない。1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備することができる。

このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。「機皇帝」と名のついたモンスターは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

スキエル T 効果モンスター 星1/風属性/機械族/攻 600/守 0

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

 

スキエル A 効果モンスター  星1/風属性/機械族/攻1000/守 0

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

 

スキエル C 効果モンスター 星1/風属性/機械族/攻 400/守 0

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

 

スキエル G 効果モンスター 星1/風属性/機械族/攻 200/守 300

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。1ターンに1度、自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、その攻撃を無効にすることができる。

 

…終わりが近づいた…

 

 

ユウキ「なんだよこれッ!知らないぞこんなカードッ!」

 

空也「…貴様は本当に精霊の言葉を聞いていないのか?まあもうその機会も失われるのだが…「機皇帝」の真の力は現代の「クラシックカード」に非ず。本来のセーブ無しの力はこの姿だ」

 

そういえば…そうだッ!ワイドが来て次の日に、喫茶店でそんな事を聞いた覚えがあるッ!それがこれだというのか…ッ!

 

ユウキ「だけど!真の力だろうと、そいつの能力は「クラシック」版と大差ない!「シンクロ」体の吸収!その攻撃力分上昇!むしろ直接攻撃がない分弱体化してるじゃないかッ!」

 

しかもその元の攻撃力が4つの攻撃力の合計というなら、

T・600+A・1000+C・400+G・200=機皇帝スキエル∞・2200!なるほど、クラシックカード版はそこは変わらないのかッ!攻撃制限はないから、5つの全パーツで攻撃をした場合、

その2倍の4400…勿論そんな攻撃受けたら負け確定だけど、2200ならスクラップゴーレムの方が攻撃力は上…!!!

しかもリビングデッドも伏せてるから、ゴレームはやられるけど、後続の攻撃はまたゴーレムを蘇生すれば十分に耐えれる!!!

しかも、手札にはさっきサルベージした「スクラップキマイラ」がある。あの中心パーツ、機皇帝スキエル∞さえ壊せば後のパーツは勝手に自壊してくれるッ!

 

 

ワイド「マスター。否定です。否定です。その数値は誤りがあります。「一族の結束」分を考慮しなければなりません」

 

ユウキ「!忘れてた!でも、精々800アップなら…リビングデッドの蘇生先をドラゴンのの方にすれば…大した事は…」

 

空也「腑抜けが。「機皇帝スキエル∞」は、他のパーツの攻撃力の合計分だ…」

 

ユウキ「?…!!」

 

空也「理解したか?絶望を?」

 

ユウキ「…!!!!!あああああああああああッ!!!!!!」

 

機皇帝スキエル∞=T・600+A・1000+C・400+G・200+(800×5)=攻撃力6200!!!!!

T・攻撃力・1400

A・攻撃力・1800

C・攻撃力・1200

G・攻撃力・1000

 

ユウキ「そ、そんなッ!」

 

スキル「キャハハハハハハハっ!!!これが真の機皇帝たるあたしの力よ!」

 

駄目だ。辞めて。お願いします。お願い…します…!

 

 

空也「バトルフェイズ、「機皇帝スキエル∞」でスクラップゴーレムを攻撃…そうだ。ここまで足掻いた褒美だ、受け取れッ!速攻魔法「リミッター解除」!!!全ての機械族の攻撃力を2倍にするッ!!!!!」

 

スキル「キャハハハハハハハハハ☆鬼畜☆マスター^^」

 

機皇帝スキエル∞=攻撃力6200×2=12400!!!!

T・攻撃力・1400×2=2800

A・攻撃力・1800×2=3600

C・攻撃力・1200×2=2400

G・攻撃力・1000×2=2000

 

ユウキ「…ああ」

 

空也「フルパワーだっ!!信じられないだろうッ!!これが真の精霊とそのマスターの力だッ!貴様の様な精霊の力を引き出せないのでは、到底届かないだろうがな…攻撃ッ!」

 

機皇帝スキエル∞「A稼働、動力集中、確保、目標補足、攻撃…開始」

 

シュディン…ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!

 

蒼い稲妻が、スクラップゴーレムに迫る。焔。醜い塊を焼き尽くす。

 

機皇帝スキエル∞攻撃力12400  VS スクラップゴーレム攻撃力2300⇒スクラップゴーレム 破壊

 

 

12400-2300=11100ダメージ 

ユウキライフ 2600-11100=-8500

 

あああ、変われなかった…調子に乗るんじゃなかったな…

 

Win 空也―Lose ユウキ

 

 

空也「俺の勝ちだな・・・!」

 

ユウキ「ッ~」

 

あんな攻撃力のモンスターが来るなんて…なんだよあのスキエルは…おとなしく守備表示でゴーレムだしてれば、自ターンにスクラップキマイラを出して、スクラップドラゴン、反撃開始すれば、勝機が…まだ…あったのに…

 

空也「…ひょっとしてお前、ああしてれば勝っていたとか、うっかりミス、そんな事考えてるんじゃないよな?」

 

ユウキ「!!!」

 

空也「俺と闘う奴は大抵そう言って心を必死に生かしたがる…だから俺はいつだって、保険をかけておく…」

 

ずっとフィールドにセットされていたカードを。空色が巻き付くその指がめくる。

空也「お前が何を選択しようと絶望の終わりしかなかった。そう証明するための「罠」をな」

 

タンッ!「超古代生物の墓場」

 

超古代生物の墓場  永続罠

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在するレベル6以上の特殊召喚したモンスターは攻撃宣言をする事ができず、効果を発動する事もできない。

 

…!まさかそのカードはずっと伏せられていた…ッ!

!待てよ!ならスクラップドラゴンをシンクロ召喚した時にそれを発動していれば、そもそも一枚目の「機皇帝スキエル∞」だって破壊されなかったのに何で…

 

ッ!まさか!最初から遊ばれていた!?

 

空也「理解したか?貴様がどんなに足掻こうと、それはあくまで、飛車角落ちでの善戦に過ぎない。…その割には、よく「足掻いてくれた」方だがな」

 

ユウキ「!!!」

 

空也「仮にお前が凡ミス…まあ、ゴーレムを守備表示にしてただとか、「破壊」ではなく「バウンズ」のスクラップツインドラゴンの方を出すようにしてたらとか、「一族の結束」を優先的にスクラップ・ドラゴンで破壊してただとか…そんな事を迷っているのなら、気にしなくていい…どっちみちお前は敗北者。勝利無い、矮小な決闘者だ…」

 

ユウキ「~~~~~~~!」

 

空也「そう悲しい顔をするな…よく足掻いてくれた方だと言っただろう。「屑式再生陣」とか何とかも中々心躍ったぞ?」

 

スキル「ちょっと!!!じゃあ最初の一枚目からあたし壊される必要全くなかったの!!!何てことするのよ!馬鹿マスター!屑!最低!死ね!」

 

空也「!!!!!く。くぎゅ↓」

 

何で勝てないんだよ!全力のつもりだった! 相手を読んでいたつもりだった! 今度こそ「自信」を掴むハズだった!勝てる見込みだってあるハズだった!なのに…この手が掴んだのはまたしても。暗黒の望ない、光ない、情けない自分の姿。

 

空也「そう、全ての弱者は君の様に呻きを上げる奴隷へと代わるべきなんだ。ふふふ、ははははははハハハハハはっハハハハハはハハハハハはハハハハハ!!!」

 

スキル「本当にアンタは品のないんだから!きゃははははははははっははははははははっははははははははっはははははははっはははははははっはははははははっはははははははははっははははは!!!」

 

ワイド「マスター。呻いてないで、立ち上がって下さい。ここから撤退しましょう」

 

ワイドが立ってくださいだの、マスターだの言ってるけど、体が動かない…

 

 

 

だめだ、だめだ、だめだ。勝てない、今はこいつには・・・勝てない。

 

 

ジュルリ・・・

 

空也「やはり勝利という名の酒は甘美なものだな・・・それも、肴があれば尚酔ってしまう」

 

空也「さあ、約束通り、お前の精霊を頂くぞ」

 

スキル「お姉様!やっと一緒に居られますね!( ^∀^)は」

 

ワイド「否定です。マスター、立って下さい。否定です。マスター、立ってください。否定です。マスター、立ってください。」

 

ユウキ「くうう」

 

立たなきゃ・・・逃げなきゃ、じゃないとワイド・・・俺のこの奇妙な半身が奪われる・・・のに、立てない。たてよ、たってくれよ・・・ッ!

 

 

空也「別れの時だ・・・終わりだ!」

 

 

うごけえええええええええ!

 

「そうはさせません!」

 

!?

 

 

色とりどりの玉がマシンガンの如く、降り注ぐ!

 

 

空也「!スキル!」

 

スキル「!」

 

ガッ!ガッ!ガッ!

 

超速度で主人の前にスキエルが立ちはだかり、アタックパーツが弾を弾く!

 

 

ユウキ「原さん!」

 

原「間に合って良かった!吊木君は下がって!もっと出力を!」

 

連弾「無茶を言う・・・!「魔走連弾!」」

 

 

空也「精霊かっ!スキル!」

 

スキル「キャハハ!ハイハイ!」

 

スキル「G解除、分離。独立稼働開始」

 

スキエルのガードユニットが分離されオートモードで空也の前に盾となった!

 

空也「小娘、これは正当な決闘及びアンティだ。お互いの了承も得ている。だから邪魔をするな!」

 

原「私たちの高校の生徒はアンティはいかなる理由があろうと禁止されています!だから不成立です!」

 

空也「小賢しい!スキル!」

 

スキル「キャハハ!瞬殺してあげる!」

 

連弾「しかし、マスターを守るためそのガードをハズしているのなら、お前そのものの防御力はなくなったぞ、人形」

 

 

 

スキル「アンタごときの雑魚精霊にガードなんていらないわ!C稼働ブースト開始速度上昇!」

 

 

シュン!

 

連弾「速、」

 

スキル「A稼働!攻撃開始!」

 

ブンッ!ドスッ!

 

連弾「グハァ!」

 

原「貴方!」

 

スキル「分かったでしょ!あたしにはガードユニットがなくても、速度があるわ!そんな手数の攻撃じゃあたしは捉えられない!ボロボロにしてあげるわ、キャハハは( ^∀^)」

 

連弾「ふん、それはどうかな・・・魔走連弾!!」

 

スキル「だから当たらない!」シュン!

 

 

空也「スキル・・・右だ」

 

スキル「え(゜.゜)」

 

原「今ですジニーさん!」

 

だッ!

 

ジニー「OKデスヨ!魔法発動!「昼夜の大火事」!」

 

 

メラゾーマ!!!轟炎が蛇の様にうねり接近ッ!!

 

 

スキル「甘いわ!Cフル稼働ブーストファイア!」

 

シュン!

 

 

ユウキ「かわした!」

 

 

原「まだ加速出来るのですね・・・」

 

空也「伏兵か・・・そこの外人は魔法発動が可能とは面白いが・・・」

 

 

空也&スキル 「「速さが足りない!」」

 

 

ジニー「Oh!」

 

スキル「全員まとめて粗びき肉団子にしてあげる ^∀^」

 

空也「この速度では2人がかりだろうと捉えようのない!」

 

原「…それは計算の範囲内です」

 

空也「何?」

 

 

ジニー「Me ノ 出シタ 魔法力 Where?へ辿リ着クカネ?」

 

スキル「!?T稼働、魔力反応観測アリ!これは!」

 

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

充ゥゥゥゥゥゥゥウ!

 

連弾「これは…満ちるな…!」

 

スキル「どういう事!」

 

原「連弾の魔術師の能力は、付近での魔法発動時に、その魔力に比例して自らの弾丸精製を可能にする事です!」

 

 

連弾「500の連弾に撃ち抜かれる用意は出来たか?」

 

スキル「キャハハは!ならばマスターを連れて、いまのうちに逃げれば…!炎の壁が!」

 

 

メラメラメラ…

 

ジニー「逃ガシマセンヨ~」

 

 

スキル「当てる気なんてなかった・・・これが狙い!?」

 

原「その焔に囲まれ限られたスペースでは!如何に速くとも500の弾丸はかわせません!」

 

スキル「(;゜0゜)」

 

 

連弾「忠告だが下手に動かない方が余計に射たれないぞ?命令に従っとけ…お人形の王様?」

 

スキル「…!機皇帝を…ナメるなあああああああ!Cオーバーリミット解除!120%ブースト!」

 

原「貴方」パッチン

 

連弾「了解」

 

 

ー魔葬煉弾ー!

 

飛び上がった連弾の魔術師から色とりどりの魔力弾が、ゲリラ豪雨の様に降り注ぐ!!!

500の弾丸による絨毯爆撃!!!

 

 

スキル(!!!弾が多すぎる!かわしきれない!)

 

 

カッ!

ジュ…ドッッググオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

原「やりましたか!」

 

ジニー「!wait!」

 

スキル「な、何で無傷・・・!マスター!」

 

 

ドドドドドドドドドドドドドド

 

空也「油断しすぎだスキル。…ゴホッ!」タラー

 

スキル「マスター!まさかアンタがガードパーツを持ったまま飛び込んだの!!!」

 

連弾「何て人間だ…自身旋回ガードが守ってるとはいえ…弾幕に割って入るとは…!」

 

 

スキル「もう怒った!C解、」

 

 

空也「やめておけ。お前のキャリアは稼働し過ぎで壊れかけだ…ガードなど折れてるぞホレ」

 

ポリン

 

スキル「きゃああああああああ!酷い!痛い!最低!アンタ!もう少し優しく扱いなさいよ!馬鹿バカばか!」

 

空也「…スマンな」

 

スキル「な、なに本気で謝ってるのよ!キャ、ハハ!しょうがないわね!あたしを守ってくれたし…許してあげるんだからッ!感謝してよね!」

 

空也「く、くぎゅ…うううううううううう!!! くぎゅううううううううゥゥゥゥゥゥう!!!」

 

原「」

連弾「」

ジニー「Oh! コレガ有名ナKugimiya Virus Hypersensitive Cerebral Corticalitis!!!」

 

空也「スキル、退くぞ」

 

スキル「引いてるのはこいつ等だけどね!キャハハ!了解!」

 

原「!逃がしません!既にセキュリティも呼んでいます!」

 

ブるるるるるるるるるる!!!ブルン!グオブるるるるるるるるるるる

 

原「ほら、D・ホイールの音が…!!セキュリティじゃない!!!」

 

公園の入り口の方からセキュリティのD・ホイールでは恐らく出せない様な速度で黒いバイクが駆け抜けてきた!!!

 

これは…!!!ハーレー!!!

 

キイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

 

原「ブレーキ音が!耳が!」

 

空也「急に呼んで悪かったな。鮫」

 

鮫「…退路は確保してあります。乗って下さい」

 

…?この声は…女の子の声?

 

原「!!!待ちなさい!」

 

ジニー「マジック発動シマスヨ~」

 

空也「フ…鮫、出してくれ…ワイゼルのマスター。次会う時は覚悟しておけ」

 

スキル「じゃあね!またね!お姉さま!」

 

鮫「…出ます」

 

キキィ!ぶる・ブルるるるるウルるるるるるるるるるるウルルルルウるるるるるる売るるるるる!!!!!

 

 

 

…行ったみたいだ…

 

原「!首吊る木君!大丈夫ですか!」

 

ジニー「無事カー」

 

連弾「精霊を持つもの同士がデュエルをすると、共鳴だかで余計に体力を使うのであろう…少年。助かったな」

 

ユウキ「…本当にありがとう。あともう少しでワイド…精霊とこのカードごと奪わられるところだった…本当にありがとう」

 

ワイド「マスター」

 

原「いいえ。気にしないでください。賭け事は存在そのものがあってはいけないですから」

 

ジニー「ソレニシテモ、コノ街ハ精霊 ニ 恵マレタ街デスネ」

 

連弾「バイクの女もスキエルや私を視覚できていた。クロだな」

 

原「一回現状を話し合う必要がありますね…とりあえず、五条君達と合流しましょう」

 

ユウキ「…その前にトイレに行って来ていいかな?」

 

原「どうぞ。そっちの道の奥にあります」

 

ユウキ「ん、ちょっと行ってくる」

 

ワイド「---」

 

 

 

…誰もいない、クソ汚い男子トイレ…

うん。ちょうどいい。

この今のみじめな気分には最高の場所だ…

 

 

…あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!クソ!何で勝てないんだよ!あんな手加減された上に、凡ミスまでして…ッ!

 

この前のライディングデュエルのときだって五条にバイクで助けられ、今日はいいんちょとジニーさんが来なかったら、ワイゼルを失っていた!奪われていた!

女の子に助けられてばかりで、敵には馬鹿にされ…もう嫌だ!!!クソ!死にたい!どうせ…どうせ!もう無理なんだよ!

 

どうせ…

 

ワイド「マスター」

 

ユウキ「!…AIが女子枠のつもりなら、ここは男子トイレだから入れないぞ」

 

ワイド「肯定です。ですが、同時に破ったところで問題ないと認識できます。ご無事ですか?マスター?」

 

ユウキ「…」

 

ユウキ「…すまない」

 

ワイド「何を指しているか判断不能です」

 

ユウキ「あー。ほら俺が負けたせいで、奪われかけたしさ。力不足で…どうせ俺なんかがマスターでさ」

 

ワイド「肯定です」

ユウキ「!!!」

 

ワイド「先程のデュエルでは明らかにマスターはプレイング能力が低下していました。限りなく完敗です」

 

ユウキ「う。うん。そうだよね…」

ワイド「ですが、通常のプレイング能力であれば、勝機はありました。マスター」

ユウキ「…機械でも気休めが言えるなんて、未来の技術は凄いんだな」

ワイド「否定です。私は気休めを言う事はできません。私は先程のデュエルは否定します。限りなく、人間的に解釈すれば「情けない」に該当するかもしれません。ですが、マスターの存在、プレイング、能力その他すべて含め。全て肯定します」

 

ユウキ「!?」

 

ワイド「だから「どうせ俺なんかがマスター」と言う先程の発言の撤回を要請します。マスター。私はマスターを肯定します。よって、この刺激臭の観測できるこの部屋で、1人で眼から塩分とタンパク質に富んだ水分排出作業を行わないでください」

 

・・・それは大いなる皮肉だった。

 

一番求めていた「+」の言葉を、みじめに敗北し、こんなうす暗い部屋で「-」の空気の中、ただ機械的に音声でこいつに言われるとは …何なんだろうな、この状況。もう、折角センチメンタルに気取って、死にたいモード突入予定だったのに、こいつが変な事言うからそんな気すらなくなっちゃたよ。

 

どうせ…また使っちゃった…、どうせ、俺の混乱しパニックた頭では、よく分からないけど、ここにいてもどうしようもないって事だけは分かった。

 

ユウキ「…おう。出るよ」

ワイド「了解です」

 

恥の多い人生を送ってきました。どうせこれからもそうだろう。でも…頑張ります。意味不明だけど。

ワイド「では行きましょう。若干日が隠れ、街の風が冷たくなったのでご注意を」

ユウキ「…うん!!皆の所に向かおうか」

 

ユウキ「お待たせ!」

 

原「いえいえ。では行きましょう。五条君や天野さんにも、昨日のファミレスで集合する様にメールしました」

 

ジニー「Let,s Go!デスヨ~」

ユウキ「そういえば、どうしてこの場所が分かったの?」

連弾「なに。強力な精霊の気配が発生したので駆けつけただけだ」

原「まさか、「スカイエッジ」にも精霊使いがいるとは…あれは一体誰なのですか?」

 

ユウキ「…スカイエッジの頭目みたい」

 

原「!!!つまり!」

 

ジニー「Big Bossッテ事デスネー」

 

ユウキ「うん…でもこれで敵の情報が手に入った…皆に報告しないとッ」

 

ユウキ(ついでに五条の件も天野さんにはばれちゃったし…どうしようかな…どうにか誤魔化さないといけないよな…)

 

 

…中華ファミレス「バーバリアン」 2号店

 

五条「漏れ、女でしたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwめんごwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

 

原「」

ユウキ「」

ジニー「Oh!リボン ノ 騎士!」

周磨「古典的!」

藍「やっぱりそうだったんだ~♪」ニコニコ

 

ユウキ「ちょっ!いいのかよッ!そんなノリでバラして!」

 

五条「イーのイーのwww周磨クンと学ランクンにはバレったちゃったしwwwその反応からすると藍ちゃんも薄々気づいていたでしょwwwそれにさっき聞いたけど、「どうせ」チミが藍ちゃんに、聞かれてバラシちゃったんでしょwww」

 

ユウキ「うッ!「どうせ」を強調するなッ!…でもすまん」

 

五条「いいよwww漏れ達は親友(笑)だしwww」

周磨(マジでこの2人の関係がよく分からないっす)

アズマ(なんかイライラすぜオイ!)

 

原「…そういえば確かに以前、先生が持つような, より個人情報の多いクラス名簿を見た時に、貴女の項目が「女子」と書いてありました…そういう事だったのですね。書き間違いだと思ってました。」

 

五条「そうそうwwwこれからは女子同士仲良くしようぜwww特にいいんちょと漏れは貧乳同盟なんだからwww」

 

原「!破廉恥です!そして失礼です!」

五条「めんごwwwwwww」

 

周磨「お!よく知ってるっすね!」

 

原「確か、1、2号店どちらもいくと、500円分のポイント進呈とかですよね。お得です」

 

藍「神秘の中華鍋フェア♪」ニコニコ

 

 

周磨「まあまあとにかく、乳の話は置いといて、報告会しようっすよ!」

 

アズマ「てめーも調子のってんじゃねェぞ、おい」

 

五条「www」

 

周磨「俺たちの方は…五条っちが敵幹部の女の子をぬっ倒してた感じっすね~」

 

原「他にいなかったのですか?1人だけで来るとは思えないのですが」

 

五条「多分、漏れのお祖父さんが処理したわwww」

 

原「!それは凄いですね!後でご挨拶してもいいですか!ひょっとしたら私たちの活動のせいで、五条君…さんの家にまでご迷惑がかかってしまったかもしれないので」

 

五条「いやーwwwいいよいいよwww連中の目的はより強いカード創るための「クラシックカード」の材料だったみたいだしwwそれにwwwさっきチラっと家の中見たら…」

 

五条祖父「でゅふふふふww「ファミレス・デキシーズ」の新メニューはここかなーwww」

ちょんちょん

 

寧々「いやぁ…タッチペンで触らないでェ…」

 

五条祖父「うほwwwみなぎってきたwwwエロ戦車発進wwwマグマックスwww」

 

寧々「いやあああああ!!!淑女なのに…妖女になっちゃうううううう」

 

五条祖父「いいよいいよwww炎渦の胎動感じるうwwさあ!真炎の爆発だ!www」

 

寧々「きゃあああああああ!あんんん!」

 

五条「となっておりましたwww」

原「!?普通に犯罪ですよね!?」 ユウキ「あのクソ爺ィ…」

ジニー「Japan ハ 恐ロシイ国デスネ」

周磨「正直その人捕まえた方が街の為になると思う」

 

五条「まあそれは置いといてwwとりあえず、他にもいろいろあるわけでww」

 

周磨「マジパないっすよ!五条っちの倒した女の子がいきなり消えちゃったんっすよ!しかも!魔法陣みたいの浮かんで!」

 

原&ユウキ「!?」

 

原「本当ですか!」

 

五条「うんwwwしかも何か変な男の声がどこからかし出してwww「尋問させろ」wwwとかなんとかってwww言い方的に、仲間が助けに来たって感じじゃなて、執念こもってる感じだったww」

 

ユウキ「…ちょっとトイレ行ってくる」

原「!…私も顔を洗ってきます」

 

ユウキ「原さんこれって…」ひそひそ

 

原「はい…恐らく、精霊の力の一端でしょう。さっきの「頭目」以外、スカイエッジに属さぬ精霊の使い手がいるのかもしれません…」ひそひそ

 

ユウキ「そういや公園でライディングデュエルした時にで微妙に助けてくれたっぽい精霊の気配があったな…どうする?皆に精霊の件とか全部説明した方がいいかな…?ワイゼルとか連弾の事も含めて…?」

 

原「そうですね…その方が堂々としていていい気がしますが…」ひそひそ

 

連弾(…止めておけ)

 

原「?」

ユウキ「?何で?実際ちょっと体力は使うけど、誰にでも見れる様にすることはできるでしょ?前に公園で中学生脅した時みたいに、あいつ等の前に具現化すれば…」

 

連弾「確かに可能だ…だが、前にも説明したが、精霊とは決して善良な者とは限らない。少年、先程の決闘、仮に私達が野暮な介入しなかった場合どうなっていたか理解できるか?」

 

ユウキ「?「ワイド」が奪われていたって事?」

 

連弾「その回答では足りない。悪意が足りていない。正確には少年を意識不明に追い込む事まで可能だ」

 

ユウキ「!?」

原「「闇のゲーム」…ですか?」

 

連弾「そうだ。貴女は「闇のゲーム」は何故、人の精神を追いこむことが可能であるか、考えた事があるか?」

 

原「…分かりません。超自然的な力の強制力としか思っていませんでした」

 

連弾「なら質問を変えよう。少年。人間の力である、心や意志…陳腐な言葉だが、これらが最も「零」になる時、それが何時か分かるか?」

 

ユウキ「…嫌らしいな。どうせワザと聞いてるだろう…さっき味わったばっかりだよ」

 

ユウキ「「零」になるのは…「「敗北」を認めた時」、1人の人間が全身全霊で動かした脳みそが、「ミス」や自身の頭を上回る圧倒的な力によって蹂躙され、負けを理解した時…だよね?」

 

連弾「御名答」

 

連弾「「決闘」という全力の儀式で生まれた敗北者は、多かれ少なかれ、長かろうが短かろうが、己の意志が「零」になる瞬間が生まれる。意志の崩れた人間程脆いものはない。その状態時にショックや暗示・洗脳を与えれば…脳神経へのダメージ。免疫ない心を崩れさせ、強制的シャットダウン…意識不明者の完成だ」

 

原「でも、それでは「精霊」なくしても可能です!その理屈であれば、毎日デュエルをするたびに意識不明者が生まれ、全国で問題になるハズです!」

 

連弾「その通り。一々負ける度に意識不明になるワケがない。普通の決闘であればこれらは大した問題ではない。が、これも又以前説明したが、私達「カードの精霊」が如何にしてこの世界に留まっているか…?覚えているか、貴女は?」

 

原「「意志」…!」

 

連弾「ご名答。貴女が覚えてくれいていて安心した。「魔力」等ではなく、人間の「意志・精神力」こそ、私たちの現界の源。故にか私達は、他者の「意志・精神」への干渉が通常の何百倍にもしやすく、その分衝撃や暗示の力も強大になる」

 

連弾「勿論、それらは意図的に行えばの話だ。貴女や少年は気にする必要もない…が、先程スキエルのそのマスターを見ただろう…もはや意図的なレベルで相手の精神への打撃を演出しようとする」

 

ユウキ「…「超古代生物の墓場」…」

 

連弾「そんな者が蠢く街だ…「精霊」の問題はそれに対抗しうる力を持つ者がするべきだ…言いたい事は理解したか?」

 

原「要は、「彼らを危険な目に遭わすようなことは避けろ」「関わると危険だ」「だから秘密にしとけ」という事ですか?」

 

連弾「…簡略すれば概ねその通りだ」

 

原「だったら最初からそう言ってくれればいいですのに…複雑で難解な理由だと思いました」

 

連弾「貴女に言われたくはない」

 

原「失礼です!」

 

ユウキ「分かったよ。とりあえず知らぬ存ぜぬで。サイコデュエリスト的な人がいるかもしれない事は認めるとして、でも俺たちは詳しく知らないみたいな…あ!でもそういえば天野さんの目の前で俺攫われんだけど!どう誤魔化せばいいんだよ!」

 

連弾「知らぬ」

 

原「デュエル用新製品「フライングD-ホイールデュエル」などと言うなどではどうでしょうか?」

 

ユウキ「強引だよ…あー…」

 

連弾「聞かれたらその時にどうにかしろ、少年」

 

ユウキ「分かったよ…」

 

それにしても、魔法陣ときたか…この前の邪悪な精霊使いどとしたら…本当に収集つくのかな…

 

 

…どこかの ビル裏道

一蔵獅煉「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンで攻撃だ。百目凌触」

 

セーラ「いやあああああああああああ」

セーラライフ 1000-3000=-2000   Win  獅煉 - Lose セーラ

 

セーラ「うううゥ。あたしこそがあ、ヒロインなのにい、なのにい」

 

獅煉「下らない事言ってるなよ★ヒヒ」

 

セーラ「このセーラ様をお!誰だと思ってるのお!あたしが負けてもまだ空也さまたちがいるんだからあ!このガスマスク野郎お!」

 

獅煉「ひひひひひひひひ!そりゃ渡りにサントアンヌ号だぜ!柿木坂高校3年B組の恩田聖子さんよ!」

 

セーラ「!なんであたしの本名を!しかもクラスまで!アンタ同じ学校のやつなのお!」

 

獅煉「ああそうだ。だがそれだけじゃないんだぜ」

ぴらッ

 

セーラ「何よこの紙…!!!これえ!柿乃坂高校の生徒リスト!まさかこれってえ!」

 

獅煉「ああ。お前たちが恐らく用紙していたリストだ★しーかーもー几帳面にも「スカイエッジ」所属の生徒にはキッチリチェックがしてあるだなコレが。おかげで随分ターゲットを絞るのが楽だったぜ★サンキュー」

 

セーラ「!あんたが「NO6」や焔をお!」

 

獅煉「Yes!意識不明にしってやったのは俺様君だ★つまり…」

 

「恐怖しな?お前にも意識の果てまでダイブしてもらうんだぜ?」

 

 

セーラ「いやああああああああ!誰かあ!助けてえええええええええええええ!!!」

 

バリりりりッ

 

セーラ「あ…」バタン

 

獅煉「超弩ヒロインなら助け求めてるんじゃねえよ…まッちょっと…泣き顔萌え」

 

獅煉「これでまた「デュエルエナジー」も獲得できた…」

 

「ヒヒひひひヒヒヒヒヒヒヒヒヒひっひいヒヒヒ!!!」

 

獅煉「待ってろよ!もうすぐですべて。ブッ飛ばしてブッ潰してブッ殺して!」

 

 

 

 

獅煉「「ブッ生きかえしてやる」からな!!ひひいひひひひひひひっひひひひひいひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!」

 

 

 

 

廃墟…

 

臥龍源三郎「応!頭目ッ!お久しぶりです!」

 

歪「!!!…ご無事でしたか、空也さん」

 

空也「まあな…そういえばセーラはどうした?」

 

歪「それが、作戦に行ったきり、帰ってきません…」

 

空也「やられたかもしれないな」

 

歪「!!!」

 

臥龍「な、なんだってえええええええええええ!!!」

 

空也「例の「襲撃者」。あれがどうやらさっきまた出現したらしい(一瞬だがまたあのワイゼル達とは違う精霊の気配がしたからな)」

 

歪「そう、です、…か」

 

空也「これで幹部格はセーラ、焔。前のNO6もやられたか。そういや姫子とかいう新入りも顔を出していないだろう。それも踏まえると…おお。半分以上の被害か」

 

歪「ッ~」

 

空也「…なに。貴様を攻めているのではない…ただ単純に頭数は減っているな…兵隊だって士気もすり減りつつある。だからだ…」

 

歪「?」

 

ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

 

30人以上の若者「空也様。我ら到着しました!

 

歪「!!!これは、一体!?」

臥龍「ウォおおおお!一杯いるなああああああああ!!!」

 

空也「何。ちょっとばかり隣町まで行ってスカウトしただけだ…この増援、お前に任せるぞ。「NO2」の歪」

 

歪「!!!!!御心使い、感謝、します!!!」

臥龍「うはー!これならこの街も完全支配できるのお!」

鮫「…」

 

スキル(キャハハ!ここ数日地道な事してたのはこういう事だったのね!馬鹿の癖にあんたって結構いい奴じゃない!)

空也(…くぎゅう)

 

…ファミレスに戻り…

 

原「正直なところ、「スカイエッジ」がいつまでこうした行動をとるかがつかめません。このままダラダラとしていたら根負けしてしまいます」

 

五条「確かにまあ物量戦略されちゃうとなあwww」

 

アズマ「は!雑魚がいくら集まろうが関係ないぜッ!」

周磨「いやだッスよアズマ!頭数少なければ少ない程、情報的にもそこが尽きて対策されやすくなるぜ!」

ユウキ「…どうせ皆メタってくるよ。サイドに絶対フォートレスドラゴンとか一枚さしてさ…」

アズマ「っち!うざったいぜ!」

藍「困ったね~」ニコニコ

ジニー「ドウシマショウカ」

 

「あ。あのおぉ」

 

原「?あなたは?」

 

???「あのお。スカイエッジと闘ってる人たち…ですか?」

 

???「僕、田中って言います。あのおもし僕で良かったら。みなさんと一緒に闘わせてもらいたいんです」

 

原「!!それは嬉しいです!」

 

周磨「おお!!僕っ娘メガネ!?うぇるかーむー!!!」

田中「それで…実はそういう人たちがお店の外に何人か集まってるんですよ…来てもらっていいですか?」

原「勿論です!みなさん行きますよ!」

アズマ「応ッ!」

五条「おうww」

藍「はーい」♪

 

ユウキ「…あれー結構大事になってる?」

 

 

いずれにしても…決戦は…すぐそこに来ているッ!…どうせ

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。