またボードアドバンテージよりもライフアドバンテージを優先しやすい。
(一話でユウキが自らの場のモンスターを破壊し、丸腰になったのに対し、やたら周りが反応したのはその為)
同時に攻撃力操作のカードも自分のカードの攻撃力を高めるカードの方がやや優遇されて使われている。4000しかライフがないため、相手に依存した変動カードよりも、自身の攻撃力のアップを図った方が、ダイレクトアタックの際にギリギリライフを残す事なく倒せる可能性があるという考え方。
EX BF黒槍のブラストと暁のシロッコで相手にダイレクトアタックをするとした場合、そのままなら1700+2000=3700でぎりぎり相手のライフを残してしまうが、その際「突進」が手札にあればそのまま相手にターンを回すことなく勝てる。
これはコンバットトリックにおいてはやや有利な「収縮」では出来ない芸当であり、結果、「突進」や「ライジング・エナジー」の採用が現実以上に高い。
柿野木高校
主人公達の通う学校。デュエル専攻科と普通科の2つがある。服装は自由だが、半分位の生徒が指定の制服(ブレザー)を着ている。
主人公達だと五条(コスプレ学ランか、ジーンズにシャツのシンプル)とアズマ(ガチ改造学ラン)が制服を着用していない。
デュエルアカデミアとも提携を組んでいて、サウス校とは留学生をだしあう間柄である。
それは明暗、絶望と希望をごちゃ混ぜにミキサーにかけた様な戦場だった。
龍は舞い、鋼は砕け、戦士は無慈悲に刃を向ける。
光が包み込むその時、俺は叫んだ。
「動けええええええええええええええ!」
起動する力。
4/14日 放課後J組教室にて
ユウキ「あー眠い。」
新しい環境ってのも案外一週間すれば慣れてくるもので。
クラスメイト達のある程度のポジションやキャラは掴めてきた。
(五条は「君は一学期中は実力者扱いされるけど、段々ネタ、空気化するポジションでどうだい?」とか言ってきた。意味が分からん。)
その癖、まだグリムロさんの素性、根っこは全く分からないままだ。
仲は良い(たぶん)。というか俺、五条、天野さんで一つのグループ化し始めていて、一緒に帰宅するし、この前のアドバンテージ論の授業でも課題も一緒に図書館で勉強した。
でもそれでも今一彼女については掴みきれてない感じがするのだ。まあ、たかが一周間で分かるハズないか。ってかこんな俺が彼女と一緒にいられるだけで既に見不相応というか。
周磨「首吊る君、なーに暗い顔してるんッスかー。」
アズマ「シャッキ!としやがれコラ!」
…そして何故か彼らとも仲良くなってしまった…
クラス3「あっ!周磨君!今日も決まってるよ//」
周磨「ありがとうねー。感謝感謝。君もカワイイよー。」
クラス3「キャッ//」
ユウキ「…彼、ナンパ過ぎだろ?硬派的には絞めるべきなんじゃない?」
アズマ「俺もそう思ったから無理やり学ラン着せたんだが、お前のせいでぶち壊しじゃないかコラ!」
ユウキ「俺のせい!?」
五条「おーいユウキ行こうぜ。」
藍「あれ、周磨君と学ラン君?」
五条「相変わらず学ランとか尊敬するwww」
アズマ「何だコラ!喧嘩売ってんのかコラ!」
五条「別にー」ヘラー
アズマ「クソ、お前みたいなへらへらした野郎は大嫌いなんだよ!」
五条「JOJO的には君みたいな濃いヤツは大好きだぜwww」
アズマ「知るかコラ!」
周磨「アズマにも仲のいいヤツが出来てよかったっすよ」しみじみ
ユウキ「あれは仲がいいのか…?」
周磨「まあまあ、それより藍ちゃん、今度暇?」
ユウキ「!?」
藍「なんで?」
周磨「いやー今度アズマと一緒に肝試ししようと思うんだけど、藍ちゃんも一緒にどうかなって?もちろん首吊る君もって、目つき怖!」
!!!!名前で呼んだ名前で呼んだ名前で呼んだ名前で呼んだ名前で呼んだ名前で呼んだ名前で、!!!うひゃああああああああああああ!?
周磨「ちょっと、首吊るさん、マジで怖いッスよー。」
五条「wwwwwwww」
ユウキ「はッ、ごめん、ちょっと意識飛んでた。」あたふた
周磨「そ、そうか、ははははは…」
クラス1「首吊る木が今凄い目で元不良にらんでたぞ…」
クラス2「やっぱり脅してアンティとかしてんたんじゃね…」
藍「ねーJOJOも首吊る木君も早く行こうよ?今日はあたしの家に来るんでしょ?」
そうなのだ。今日はついに天野さんの家に行く日なのだ。
そのせいか今日は一日中緊張して、事あることに過剰反応をしてしまった…。
周磨「いや過剰反応ってレベルじゃないっすよ!?」
周磨「それより、藍ちゃんン家(ギロッ!)…天野ッチの家に行くなんて羨ましいなー。俺も行きたい!」
アズマ「だめだ。お前はこれから俺と一緒に半額カードパックセールへ向かう。お前の腑抜けた根性を鍛えなおしてやるわコラ!!!」
周磨「えー嫌だ嫌だ嫌だー!行きたいんだ、グフ!!」
アズマの腹パンが周磨にクリーンヒット!!そのままべローンと伸びる周磨…。なんか、さっきはすいませんでした。ごめんなさい。
五条「ちょ、リアリスト乙www」
藍「周磨君が起きたら、肝試し行くって伝えといてねー」ニコッ
アズマ「おうよ。じゃあ俺らは帰るからな。さよならだコラ!」
五条「じゃあねwwww」
藍「じゃああたしたちも行こうよ?」
あー、緊張緊張。頼むから着くまでに吐きませんように…
三人で下駄箱へ向かい、公式対戦用のデュエルスペースを通り過ぎようとすると、大勢の生徒が見守る中、他のクラスの委員とデュエルをしている原さんがいた。
原「トラップカードオープン!マジックシリンダー!」
委員「きゃああああああ」ライフ1000→0
原「よし、私の勝ちです!」
委員「ッく、バーンなんてずるいわよ、卑怯者!」
原「あら、それでしたらライフ8000で勝負してもいいですよ?」
委員「なんですって!やってやろうじゃないですの!」
原&委員 「決闘!」
原 麗華 VS 委員 ライフ8000
原(私の中の貴方の力、信じてますよ!)
連弾(御託はいいから、さっさとカードを引け。勝つぞ。)
原「もう少し丁寧な言葉を使って欲しいんですがね。」ふふふ
委員「何ぶつくさ言ってるのよ!あたしのターン!BF・蒼炎のシェラ召喚!そして1枚伏せて、ターンエンド!」
原「いきますよ!ドロー!」
原「連弾の魔術師を召喚!」
原「そして、悪夢の拷問部屋を発動!」
委員「またそのカードですか!だけどどんなにあなたが焼きにこようが、私のターンになればBF達の猛攻によってあなたは負けるだけです!しかもこちらにはバーンを無効にする超レアモンスター、ブラックフェザードラゴンがいるんですよ!」
周り生徒A「BFドラゴンだと!」
周り生徒B「あの伝説の決闘者、クロウホーガンの切り札!」
周り生徒C「シグナ―の龍か!」
原「なるほど、つまりあなたのターンになれば私の敗北は必然という事ですね?」
委員「そうよ!無様に負ける前にサレンダーしなさい!」
原「なら…このターンで終わらせます!」
委員「!?」
原「火炎地獄×3!」
委員「ちょえきゃああああああ」
火炎地獄×3=3000ダメージ
追加ダメージ×3=(300+400+300)×3=3000
計 6000ダメージ
委員 L 8000→2000
委員「くううううう。でも、それでもまだライフは残ってる!」
原「いいえ、残りません!通常魔法!トゥーンのもくじを発動!」
通常魔法
自分のデッキから「トゥーン」と名のついたカード1枚を手札に加える。
委員「な!」
原「当然、「トゥーンのもくじ」をサーチ!そして通常魔法を使ったので連弾の魔術師の効果発動!」
(そうだ、それでいいぞ)
委員「きゃああああ。」
400+300=700ダメージ
委員 L1300
原「更にトゥーンのもくじ発動!」
委員「くうううう!!!」700ダメージ
委員 L600
原「止めです!トゥーンのもくじ発動!トゥーン・ヂェミナイ・エルフをサーチして、連弾の魔術師の効果発動!魔弾全発射!」
委員「悔しいいいいいいいいいいいいいい!」
700ダメージ
委員ライフ 600→0
WIN 原麗華 VS 委員 LOSE
原(お疲れ様、貴方のおかげでまた華麗に勝つことが出来たわ。)
(焼き尽くすだけの戦いにどこが華麗なのか、貴女はよく分からないな。…だが、お疲れ様だ。次も勝てるよう力を養っておけ)
原(ハイ♪)ニコり
藍「うわーいいんちょ強い!」
原「あら天野さん達はお帰りですか。」
五条「鬼畜プレイとかwwwハンパねえwww」
ユウキ「あー何か、随分迷いもなくなったね。」
原「はい、おかげさまで。今度は負けませんよ。ね?」
ん?いいんちょが一瞬だけ誰も居ないような空間へ、まるで俺たち以外の誰かに言うかのように呼びかけた。
ユウキ「?」
(馬鹿か)
原「は、なんでもありません// それより、今のデュエルでI組の委員の方に勝てたので、今度の海外留学生が編入するクラスの権利を勝ち取りましたよ!」
ユウキ「それってそんなに凄いの?」
原「何を言うんですか!海外の優秀な生徒との文化交流が出来るのですよ!わが校の場合、名門デュエルアカデミアのサウス校から一人、成績優秀者がいらっしゃいます!しかも場合によっては進級するまでこちらにいるそうですよ!」
五条「サウス校って事はオーストラリア系かアメリカ系か…「おいおいMEのターンナノーネ」みたいなやつかねwww」
ユウキ「どうせ「糞ジャップども、デスデュエルを開始する!ロシアンルーレットだ!HAHAHA!」みたいなやつが来るんだ…」
原「コラ!偏見は良くありません!」
五条「サーセンwwww」
藍「転校生、楽しみだね。」ニコニコ
ユウキ「あーそれじゃ俺たち行くから。また明日。」
原「はい、また明日。ちゃんと宿題をやるんですよ!」
連弾(そういう事を言ってるからウザがられるんだ。)
原(だって学生の本分は勉学であって!)
五条「wwwwww」
ユウキ「お前は何ににやけてるんだ?」
五条「いやー、いいんちょ吹っ切れたらずいぶん可愛くなったなってwww」
藍「JOJOおじさん臭いよー。」ニコニコ
五条「何という事をいうんだwww ま、行きますか、藍ちゃんの家へ!」
そう聞くとつい、ポケットの中に入れた手製のスリーブを握ってしまった。もちろんプレゼント用。計算するわが心。気にしないフリの男心。
とても心こめた、カワイイの作った、お願い、想いが伝わって欲しい。…どうせなー。渡すまでいかないだろうけどさー。
五条(また緊張してるよwww…まあ頑張れ。)
対決の時が来た!
16時頃 柿野木駅 徒歩3分 高級高層アパート「ティロフィナーレ柿野木」 8階 802室にて
結論から言うと、彼女の部屋はカオスで満ち溢れていた。一か月30万円とるだけあって、その部屋はアパートの一室と言うより高級ホテルのスイートルームの様な雰囲気を醸し出していた。そんな高級感とは裏腹に居間にはソファーを埋め尽くす程のぬいぐるみ。ダイニングテーブルの半分以上を占めるデュエルモンスターズのカード。大量の本が積まれ、使われた気配の少ないTV。そして何より…
ユウキ「あのー天野さん//」
藍「どうしたの、首吊る木君?」ニコリ
ユウキ「あーその、あれ//」
右手で出来るだけ見ない様に顔を手で覆いながら、左手で指差す先には…。色々なものが吊られたままのあられの無い洗濯物があった。ってかパンツ。ってか白。
藍「あ!ごめんね嫌なもの見せちゃって。すぐかたすよー。」
そういうと天野さんはバタバタとそれらを持って奥の部屋へと入って行った。
五条「もう少し見たかったんじゃいないのwwえ?wwトイレ借りるか?www」
ユウキ「うるさい!あーもうどうせ「じろじろ見られた、吊木マジ首吊れ」とか思われてんだ、死にたい!」
五条「じゃあ窓から飛び降りろwwすぐに楽に逝けるぞww」
ユウキ「…渡すものだけ渡してから死ぬ。」
五条「そうww しかしアレだね、家に来ればなんか分かると思ってたけど、正直分からないね。」
ユウキ「とりあえず結構ズボラかもね。」
五条「だね。それにしてもすごい数のぬいぐるみとカードだね。」
ユウキ「これはハネクリボー、あれは迷犬マロンだろ。…あの変な形のは何だ?」
五条「多分モリンフェンじゃない?」
五条「カードも凄いねー。彼女、本当にデュエルモンスターズが好きなんだね。」
何となくそれを聞くと嬉しい。デュエルモンスターズという共通の存在が俺達にはあり、それがある限り何度でも向かい合える気がしたからだ。
五条「本は・・・「超決闘者列伝」に「海外リーグへの挑戦」「カイザーリーグ公式戦完全本」。全部デュエルの本かな。」
ユウキ「いや、こっちには「リチュアに見る呪いの系譜」「スピリット世界へようこそ」「本当は怖い、デュエルモンスターズ」。一応デュエルモンスターズには関連しているけど、オカルト本?」
五条「あちゃー中2病の名残かなww」
ユウキ「そう言うなよ。お前だって中2の時酷かっただろ。」
五条「ちょ、やめて。」
藍「何の話してるのー?」ニコっ
奥の部屋から天野さんが帰ってきた。
五条「いやーこいつがエロい目で物色しようぜって誘ってきてww」
ユウキ「おいいいい、嘘言うな嘘!」
藍「!まさか勝手に部屋を見たりしたの!」
ユウキ「してないよ!」
藍「本当に?」ニコニコ
ユウキ「絶対に!」
藍「ならいいよ~、もうJOJOったら~」ニコニコ
五条「こいつは失礼だぜ」テヘ☆ぺロ
ユウキ「そういやさ、海外リーグの本があるけど好きなの?」
藍「うん、海外にもデュエルモンスターズをやっている人がたくさんいると思うと凄い嬉しくて♪あたし最近ひとり暮らし始めるまで本当に何も知らないでいたから、そういうそういうこの世界の知らない事をもっともっと知りたいんだ。」ニコニコ
あー、何て、希望にあふれた言葉。
あまりにもの笑顔に死にそうになる。軽く絶望。
きっとこんなネガティブな俺は彼女には一生かかっても届かないんだろうなー。
うん。心の住む世界が違いすぎる。
でもそれでもこの今だけは。
ユウキ「…やりますか?約束どうり、デュエルを。」
藍「うん、首吊る木君とのデュエル、楽しみにしてたよ♪なのに原さんと先にしちゃってー」ニコ
ユウキ「あーごめんなさい。」アタフタ
藍「いいよー。その代わり、「全力」で戦ってよ?」
ユウキ「勿論!」
五条「いやーそしたら、その勝負、このJOJOが見届けよう!」
藍「うん、よろしくJOJO♪」
そう、今だけはもっともっと彼女を知りたい。
きっとデュエルは教えてくれるはずだ。
…どうせ知る度に絶望するんだろうけど。
五条「そしたらD―パッドは装着したね?コイントスはした?」
ユウキ「おう。俺が先攻。」
藍「準備OKだよー」ニコっ
五条「がんばれよ、出し惜しみするなよ。」ひそひそ
ユウキ「分かってる。ありがとな。」
五条「へーへー、そんじゃ派手にやちゃってくれい!デュエル開始!」
ユウキ 藍 「デュエル!」
ユウキ VS 藍 ライフ 4000
ユウキ(初手は…まあこんなもんか)
ユウキ初期手札 スクラップゴブリン スクラップキマイラ ポンコツの意地 スクラップゴーレム 荒野の大竜巻
ユウキ(そしていまだに天野さんのデッキは不明のままだ。どんなカードを使ってくるのか…どうせすぐに分かるか)
ユウキ「ドロー!」H5→6
ユウキ「モンスターをセット!そしてカードを1枚伏せてターンエンド!」
藍「あたしのターン。」H5→6
藍「魔法カード、ソーラーエクスチェンジを発動。」
通常魔法
手札から「ライトロード」と名のついたモンスターカード1枚を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後デッキの上からカードを2枚墓地に送る。
ユウキ「ライトロード…!」
藍「うん、キレイで強いんだよ♪ まず、あたしは手札より、ライトロード・ハンター ライコウを墓地に捨てて、山札から2枚ドロー、更に2枚をデッキから捨てるよ。」
山札→墓地「ライトロード・ビースト ウォルフ」「ライトロード・エンジェル ケルビム」
デッキから2枚のカードが落とされるが、その内の1枚が落とされた瞬間輝きだす!
ユウキ「な、何だ!」
藍「ラッキー♪墓地に落とされたライトロード・ビースト ウォルフ」の効果を発動!山札から墓地に送られた瞬間、特殊召喚する!」
効果モンスター 星4/光属性/獣戦士族/攻2100/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードがデッキから墓地に送られた時、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
ユウキ「攻撃力2100の下級モンスターを実質ノーコストで特殊召喚!」
藍「凄いでしょ。次にライトロード・パラディン ジェインを召喚!」
効果モンスター 星4/光属性/戦士族/攻1800/守1200
このカードは相手モンスターに攻撃する場合、
ダメージステップの間攻撃力が300ポイントアップする。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
ユウキ「下級モンスターなのにアタック時に2100まで上がる…サイバードラゴン、ライオウに対抗できるのかよ…」
藍「そして、アタック!ジェインでそのセットモンスターを攻撃!」
勇敢なる聖騎士が華麗に剣を振るう!
ユウキ「セットモンスターはスクラップ・ゴブリン。戦闘では破壊されない!」
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/獣戦士族/攻 0/守 500
フィールド上に表側守備表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された場合、
バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、「スクラップ・ゴブリン」以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。また、このカードは戦闘では破壊されない。
藍「でも、表側守備の時なら破壊できるんだよね。ヴォルフでアタック!」
白き獣がその鍛えられたこぶしを鉄くずのゴブリンをフッとばす!
藍「バトルフェイズ終了!ゴブリンは破壊される!」
ユウキ「っく!」
スクラップゴブリン→墓地
藍「ターンエンド。ジェインの効果で自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送るよ。
デッキ→墓地「ソーラーエクスチェンジ」「ライトロード・パラディン ジェイン」
藍「あらら、かぶっちゃったー。首吊る木君の番だよー。」
ユウキ「…10秒待ってくれる?」
藍「いいよー。」
さて、深呼吸。スーハ―。スーハ―。スーハ―。
最悪を考えろ考えろ考えろ。ライトロード使いそのものは1、2回戦った事がある。
もっともっと最悪を想定しろ想定しろ想定しろ。
ライトロードは一体一体の能力が高い→シンクロせずに戦闘する事は敗北と思え。
最初にソーラーエクスチェンジの時に捨てたのは「ジェイン」ではなく「ライコウ」→ライトロード使いなら当然かもしれないけど、彼女は攻撃を重視するタイプ。
戦う上で最も気を付ける事は紛れもなく「裁きの龍」 既に墓地に3種類があり、フィールドのウォルフが落ちた場合飛んでくる可能性は大!(そういう意味では彼女の言うとおり落ちたのがフィールドに存在するジェインで良かった)
彼女が伏せ札を伏せないのは既に裁きの龍を意識しているから?→十分あり得る。
彼女はエクストラデッキを用意してる→シンクロの可能性→墓地に落ちるゾンビキャリア等に気をつけろ&耐えきればワイゼルによる奇襲も可能?
常にオネストの想定→可能な限り効果破壊で倒すべき。
よし、最悪への覚悟は決めた!
五条「10秒経ったよ。」
ユウキ「待たせてごめんね。…ドロー!」
ユウキH4→5
ユウキ「スクラップ・キマイラを召喚!そして効果によりスクラップ・ゴブリンを蘇生する!」
藍「きたね、シンクロモンスター。」
ユウキ「ああ!レベル4のキマイラにレベル3のゴブリンをチューニング!」
ユウキ「分解、理解、再錬成!邪悪なる力をその鉄拳に宿らせろ!」
4+3=7
ユウキ「シンクロ召喚!鋼鉄の悪魔!スクラップ・デス・デーモン!」
シンクロモンスター 星7/地属性/悪魔族/攻2700/守1800チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
藍「攻撃力2700・・・。」
ユウキ(アタックするべきか・・・オネストが手札にいる可能性は充分ある。でもどうせ、いずれは使われるんだ。だったら手札にさっきドローしたカードがある内に使わせた方がまだいい!)
ユウキ「バトル!スクラップ・デス・デーモンでジェインを攻撃!アイアンスクラッシュ!」
白き聖騎士にガチャガチャと音を立てながら鋼鉄の悪魔が迫る!天野さんの手札からは!?
藍「特に何もないよ。ジェインは戦闘破壊されるよ。」
よし!悪魔は無事にジェインを掴むとバラバラに握り潰した!
藍「いてててて。」
900ダメージ。ジェイン→墓地へ
L4000→3100
ユウキ「よし!」
藍「うん、やっぱり首吊る木君は強いね。」
ユウキ「そんなことないよ。今も正直、オネストが出てくるかって滅茶苦茶ビビりながらだったし。」
藍「だと思ったよ。でもここからが勝負だよ。」
ユウキ「ああ!」
そんな事百も承知だ。だってこのデュエルが始まってから、天野さんはにこりともしない。真剣そのもので、このままあっさり終わらせる気など微塵も感じさせないのだ。
ユウキ「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
さあ来い!
ユウキH4枚
藍H5→6
藍「うん、ラッキーかも知れない♪まずライトロード・マジシャン・ライラを召喚!」藍H→5
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1700/守 200
自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。この効果を発動した場合、次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
粛々たる白き衣を纏った魔導師が姿を現す!
ユウキ「確か伏せ札破壊の効果を持つ・・・!」
藍「そう。さて破壊するかしないか・・・ここは破壊させて貰うよ!さっきセットした方を破壊する!」
ユウキ「・・・!」
セットカード、「ポンコツの意地」→墓地へ
ライトロード・マジシャン・ライラ→守備表示に
ポンコツの意地 通常魔法
自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついた
モンスター3体を選択して発動する。
相手はその中から1体を選択する。
その後、相手が選択したモンスターを自分または相手フィールド上に特殊召喚し、残りのカードをゲームから除外する。
藍「通常魔法?ブラフだったの?」
ユウキ「まぁね。」
藍「首吊る木君は不思議だね。ライトロードのシリーズは伏せ札の破壊も充実してる事も知ってるハズなのにわさわざ伏せてる。それとも何か意味の作戦だったのかな?」
ユウキ「あー別に大した意味はないよー。それより、ライラでバトルフェイズ前にカードを破壊したって事は・・・」
藍「うん!ウォルフでスクラップ・デス・デーモンにアタック!」
ユウキ「やっぱりかよ!」
藍「ダメージステップ時に手札より発動!堂々たる光を味方へ伝えて!オネストを発動!」
手札から力強く溢れる光がウォルフへと伝わっていき、そのままデーモンへと拳を振り抜く!
ウォルフ2100+2700=4800ライトロード・ビースト・ウォルフ3800vsスクラップ・デス・デーモン2700
スクラップ・デス・デーモン→墓地
ユウキ2100ダメージ
ユウキL4000→1900
ユウキ(くっ、嫌なタイミングでドローしちゃったか・・・)
藍「ターンエンド。そしてライラの効果発動。デッキから3枚墓地へ送る」
「ライトロード・モンク・エイリン」「創世の預言者」「光子化」→墓地へ
ついにデッキに4種類のライトロードが揃ってしまった・・・。裁きの龍が出るのか出ないのかは分からない。
どちらにしても打てる手は打つ!
ユウキL1900 H4枚 F モンスターなし セットカード1枚
VS 藍 L3100 H4枚 F ライトロード・ビースト・ウォルフ ライトロード・マジシャン・ライラ(守備表示)
墓地にライトロード ライコウ ケルビム ジェイン エイリンが存在
ユウキ「ドロー!」H4→5
引いたカードは「聖なるバリアミラーフォース」
正直、もっと適当な魔法・罠カードの方が良かったけど、しょうがない。
ユウキ「モンスターをセット!更にカードを1枚伏せる!ターンエンド!」
藍「首吊る木君、守ってばっかりだねー。」
ユウキ「あー運がなくて。」
藍「でもその守り、あたしが突破してみせる!」
藍「ドロー。墓地にライトロードモンスターが四枚いる時。手札より裁きの龍を特殊召喚するよ。」
ユウキ「出たか!」
藍「特殊召喚。裁きの龍。」
絶望的な程美しく、神々しいイコンをもった白き龍が満を満ちて舞い降りる!
裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に「ライトロード」と名のついた
モンスターが4種類以上存在する場合のみ特殊召喚する事ができる。1000ライフポイントを払う事で、
このカード以外のフィールド上に存在するカードを全て破壊する。このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。
藍「裁きの龍の効果を発動。ライフを1000払い、この以外の全てのカードを破壊するよ。ラスト・ジャッジメント。」
藍L3100→2100
龍より放たれる光が全てを飲み込む!
ライトロード・ビースト・ウォルフ
ライトロード・マジシャン・ライラ→墓地へ
藍「吊る木君のカードも全て破壊。これでフィールドには裁きの龍しか存在しないよ。」
ユウキ「そう、全て破壊する、それが裁きの龍の最大の強み。でも、だからこそなんだよ。」
藍「? どういう意味?」
ドシュ!
突然、裁きの龍を螺旋状の突風が貫いた。
藍「なっ!」
そのまま裁きの龍は墓地へと送られていく。
ユウキ「荒野の大竜巻。」
ユウキ「俺のフィールドにあったカードは、スクラップ・サーチャー、聖なるバリアミラーフォース、そして、破壊される事で表側表示のカードを1枚壊す、荒野の大竜巻だった。それで裁きの龍を選択した。」
藍「・・・最初から読んでたの?」
ユウキ「まさか。でも、天野さんのデッキがライトロードと分かった以上、有効なカウンターは荒野の大竜巻かなと絞っていた。裁きの龍然り、ケルビム然り。」
藍「じゃああのポンコツの意地は?何だったの?」
ユウキ「あれは天野さんが破壊効果をしないという選択を封じる為。
1ターン目に伏せちゃったから、荒野の大竜巻が戦闘に反応しない為に、天野さんがあの伏せ札は破壊する必要なしと判断する可能性もあった。
破壊効果を使用しないで、そのまま戦闘だけで仕掛けてくる可能性もあったし、その場合カウンターの意味もなくなる。
だから天野さんにとっては脅威となり破壊される必要のある伏せ札が必要だった。ライラで選択されかけた時はヒヤヒヤしたよ。
結果的に相手のボードアドバンテージもリセットする裁きの龍が無事に出てきてくれて良かったよ。」
天野「うん凄い!凄いよ首吊る木君!こんなにワクワクするのは家を出てから初めてだよ!カッコいい!!」
ユウキ「あー、そんな、褒めないで///」
藍「でも、勝つのはあたしなんだよ!」
ユウキ「!?」
藍「手札より特殊召喚!」
ユウキ「どうせ、どうせそうなる気がしたよ!」
藍「裁きの龍!]
ユウキ(どうせ、すぐに2枚め3枚目の裁きの龍が出て来るとは思ってたけど、既に2枚手札に揃えていたなんて、最悪にも程がある!)
藍「裁きの龍でダイレクトアタック! エンド・オブ・ジャスティス!」
裁きの龍の全身に光が集う。美しい。見惚れてしまう。
藍「これであたしの勝ちだよ!」
俺は、俺は…
第3話 vs 裁きの龍 (終)
どうでもいいですが、サブタイトルはポケスペパロです。
イエローは第二章時のきりっとカッコよかった頃が良かったですな。ようじょに骨ブーメランやらバブル光線で骨折させるとは何事だww以降はただのヒロインになってしまった・・・