この大地には様々な種族がいるんだ。
フェリーン、サルカズ、サンクタ、コータス。数えるだけで頭が痛くなるほどね。ただたまーに正体不明の種族もいるんだ。
その正体不明の種族の一つに生まれたのが僕!歳って言うらしいよ!まぁ、巨獣とも言うらしいんだけど…僕はその種族の13番目らしいんだ!
でも本来は12番までだったらしくて余った力とかもろもろの要因でイレギュラーとして生まれたんだって。
だから他の歳のお兄ちゃんやお姉ちゃんと比べると能力が弱いし体もちっちゃいんだー。
そんなこともあって一人行動禁じられてね?
ニェンお姉ちゃんに連れられて色んなこと経験したり、他の皆の趣味のことを教えて貰ったりシーお姉ちゃんの絵のモデルになったり手伝いとかしたりしてたんだけど…。
やっと力を扱えるようになって自由に旅しても良くなったんだ!
だから、今はお姉ちゃんやお兄ちゃんに挨拶をして回っているの。まぁ、皆自由に動いてるから挨拶出来そうな人たちだけだけど!
だって旅は何があるか分からないし、次は何処で会えるかも分からないからね!
絵で描かれた扉をくぐり抜け、山を登る。
其処には何時ものように山頂で雲を眺めているシーお姉ちゃんが居た。
何度も此処で絵を描いて貰ったなと、少し寂しい気持ちを押し込めて笑顔でシーお姉ちゃんにお別れの挨拶を告げる。
「シーお姉ちゃん!僕、旅してくる!皆に教えて貰ったことを生かして色んな色を見てくるよ!それで…帰ってきたらシーお姉ちゃんにその色を見せてあげる!」
シーお姉ちゃんは綺麗な絵を描く。其処にはお姉ちゃんが辿った色があってその思い出が美しく残っているんだ。
でも、シーお姉ちゃんはそんな綺麗な絵を消してしまう。
黒く滲んだ色で塗り潰し、真っ白にして。
そこに、どんな思いがあるのか…僕には分からなかった。だから旅をしたくなった。
外に見切りを切ったお姉ちゃんが未だにその絵を描く理由もその色も知るために。
そして、帰ったら僕の見た色をお姉ちゃんに教えてあげるんだ。
「そう…。分かったわ」
何時もは僕の顔を見て話してくれたシーお姉ちゃんは此方に見向きもせず絵を描いている。もう、交わす言葉はないみたいだ。
こんな態度取られたことがなかったから少し寂しい。
そんな思いに足を引きずられながら、荷物を手に取り歩いていく。
そして、旅の一歩を踏み出す時、シーお姉ちゃんは何かを呟いた。
何て言ったか聞き取れなかったけれど、優しい風とほんわかした草木の色がその思いを教えてくれた。
「行ってきます!」
ゆっくりと扉を閉め、少し溢れる涙を拭き取る。
この先、どんなことが有るかは分からない。
もしかしたら怪我をするかもしれない。それとも、恋を知るかもしれない。
でも、その未知が人を育てるんだ。
其処に後悔しか残らないとしても…ね。
この作品は感動出来るような文の練習のために書いております。
そのため、感想やアドバイスを頂けるとありがたいです。
あと、書くのが遅い人間なのでゆっくりと待っていただければ幸いです。
旅の行き先
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ウルサス
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ヴィクトリア
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龍門
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クルビア