日常回はモチベが続かないのかもしれない
~別館、合宿所~
日はとうに落ち、水面には夜空の星々の煌めきが反射する
その様子を眺めて会話する生徒たちがいた
「…おお」「結局、プールにはいって遊ぶことはできませんでしたね」「水がたまるまで考えていたよりかなり時間がかかってしまいましたね…ごめんなさい。失念していました」
「いや、謝ることはない。掃除も十分楽しかった」
「…綺麗」「……ああ」
夜空の星々を照らし揺らぐ水面を見て、狼とコハルが声をこぼす
「……」
源の宮の湖を思い出す。このぷーるとはまた別の美しさがあそこにもあったが、おぞましいものが彷徨っていない点を考えればこのぷーるとやらのほうがまだ美しい気がした
「…んっ、ふぁ~」「……コハル殿?」「あら、コハルちゃん、おねむですか?」
「そ、そんなことないもん…でも、ちょっと疲れた」「確かに、今日は大掃除で朝からずっと大忙しでしたもんね」
”みんなお疲れ様。そろそろ部屋に戻る?”「ですね。明日から本格的に合宿スタートですし、そろそろ寝ないと明日の勉強にも支障が出るかもしれません」
「うん」「そうですね、では今日はもう部屋に戻りましょうか」
~別館、廊下~
「お疲れ様でした。また明日」「お疲れ様」「はい。ではまた明日」「…おつかれさま」
”あっちの部屋にいるから、何かあったらいつでも声をかけてね”「はい、ちゃんと覚えておきますね♡」
「だ、ダメ…そういうハレンチなのは、正義実現委員会として…!」
「「…ハレンチ(とは?)(って?)」」「み、みんなお疲れのようですしすぐ寝ましょうか!」
「で、では!」「…?まあいいや」
”部屋に戻るか”「…ああ」
狼と先生は泊まる部屋へと向かう
”……うーん…”「……」
部屋へ着くなり先生は考え事か、椅子に腰かけ腕を組んだ
武具の手入れをしようと道具を準備しシャドウファングの手入れを始める
両者無言で過ごしているとき、ふと狼の手が止まる
”…?おおk”「……」
先生の狼を呼ぶ声は、狼の静かに、というサインで止まった
音もなく楔丸を抜刀し、音を殺しつつドアの裏に潜む
その時、コンコンコン、とノックが聞こえる
”…どちら様かな?”
先生がつぶやくと同時に
「あ、先生。失礼します」
聞きなれた声が聞こえ、そっとドアが開く
「あう…夜分遅くにすみません」”ヒフミ?どうしたの?”「……ヒフミ殿?」
訪れてきたのはヒフミだった
「その…眠れないというか…ていうか、狼さんはなんでそんなところに…?ていうか、なんで抜刀して‥?」”まあ誰かわからないからね‥それで、眠れないんだね?いいよ。少し話そうか”
やってきたのが敵ではないとわかった狼は先生とヒフミの雑談の声を聴きつつ、手入れを再開した
「明日から本格的な合宿ですが…」”うんうん”「……」
軽く分解し、汚れを確認し、拭く
「万が一三次試験に落ちてしまえば…」”…全員、退学”
「やっぱり先生も知ってたんですね…」
銃のレシーバーの動きに問題がないことを確認し、また組み立てる
「その、ナギサ様から…誰にも言わないようにと言われていたのですが…」”なるほど…”
シャドウファングの手入れが終わり、次は楔丸の手入れを始める
抜刀し、傷を確認し、刃こぼれを探す
”なるほど、私がいれば裏切者は下手にうごけないから…”「……私は裏切者だなんて、そんな話…」
柄から抜くため目釘を抜き、柄頭を左手で持ち、右手で左手首を叩くようにして、刀身の茎を緩め、抜く
「誰が裏切者かをさがせなんて、私…」”……”
拭い紙…の代わりに今日の掃除で余った雑巾で古い油を軽く拭う
打粉を使って残った古い油を落とす。打粉を吸い込まないように気を付け、粉を刃に振りかける
”ヒフミ。君は優しい人だ。大丈夫。その件は私に任せて”「せ、先生…」
布に油を染みこませ、油を塗る
”ヒフミは、ヒフミのできることを頑張ってほしい”「私にできること…は、はい!分かりました!あ、その、私に何ができるかまだわかりませんが、頑張ってみようと思います!」
刀を組み立て、鞘へ戻し、手入れを終える
「先生、ありがとうございます!心が軽くなったきがします!」”なら、よかったよ。今日はもう遅い。部屋に戻って寝るといい”
「はい!ありがとうございました!おやすみなさい、先生。狼さんも、おやすみなさい!」”うん。おやすみ。ヒフミ”「……ああ」
ガチャ、と部屋が閉まり、足音が遠くなっていく
「……裏切者…か」
ふと、狼は口に出していた
”……いやあ、困ったねえ。手入れは終わった?”「……ああ」”そっか、私は寝ようとおもうんだけど、狼は?”
「…寝ずの番は」”いや、不要だよ。そういう事態にはならないと思う”
「…そうか」”ねよねよ、ひさびさにたくさん動いたからヘトヘトなんだ”
先生がパチ、と電気を消す
”おやすみ”
返事はせずに目を閉じる
先生のいびきが聞こえ始めた頃、廊下から足音が聞こえ、狼は目を開ける
眠る直前であったため少し呆けていたが、部屋のドア前まで来た瞬間には楔丸を抜刀できるように構え、ドアの死角へと身を潜める
しかし、足音はそのまま通り過ぎて別の部屋に向かっていた
音がならぬようにドアを開け、隙間から様子を伺う
「(…浦和殿?何故、こんな夜更けに‥?)」
そのまま部屋へと入っていくのを確認した狼は扉を閉め、ベットにもどり、今度こそ眠りについた
~翌朝~
”んんっ………ひさびさによく寝れたな‥”
ぐっと背伸びをして起き、呟く
”狼は…寝てるか?”
狼はまだ眠っていたが、先生の声が聞こえたからか目を開ける
”おはよう狼”「‥ああ」
狼が起きたあと、ふと先生が呟く
”あ、そういえば今って何時だ?時計は…”
部屋に時計があったが、針は3時をさしたまま動いてない
「・・・3時だと」”いや、動いてないから電池ぎれか、困ったな。そうだ、アロナは…”
シッテムの箱を起動し、アロナに聞こうとするが…
”アロナ~、って…”「うへへ‥かすてらがいっぱい…あげませんよ…」
アロナも机に突っ伏して寝ている。どうやら幸せな夢でも見ているようだ
”結局いまは何時なんだ‥?って、私腕時計持ってるじゃん、どこだっけな…”
”お、あったあった。時間は‥”
直後、青ざめる先生
時計の針は9時をさしていた
"‥あかん寝坊だぁ!おきてアロナぁ!"「ふぁっ!?せ、先生?おはようございま”やばいやばいやばい!”寝坊だよアロナァ!”寝坊ですか!?」
「…先生殿??」
急に虚空に話しかけていることに困惑するが、先生がすばやくいつものスーツへ着替え急いでシッテムの箱を持って走る
「……」
急に置いてけぼりにされた狼がわけも分からず後を追いかけた*1
ここまで読んでくれてありがとうございます。
実はパソコンを入手したので、初めてパソコンで書いてみたのですが、思ったようにかけなくて随分と更新できなかった…、申し訳ない
雷神えくれあ様、Kosian様、評価9ありがとうございます!
脱力戦士セシタマン様、Othuyeg様、シャウタ様、評価8ありがとうございます!
レイアス様、ペルビアンジャイアントオオムカデ様!評価10ほんとうにありがとうございます!
なんとか、なんとか完結はさせますんで、頑張ります
観測者 樹様。太陽のガリ茶様、Othuyeg様、lightacenoah様、眠り猫様、誤字報告ありがとうございます!!
では、読者殿、また…
ちなみに、大学生になりました
いろいろ忙しくなりますがなんとか暇はできると思うんで投稿頑張ります
文字数どんぐらい欲しい?
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今の3000くらい
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5000は欲しいね
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10000書いて♡