この先、キャラ崩壊?があります。ご注意を。
大蛤志望凡才ぶなしめじ様!神倉棐様!マグネット様!F A N G様!コシヒカリR様!誤字報告ありがとうございます!自分でも多すぎてびっくりしました。
會魅鵺覊亭様!てから様!評価9ありがとう御座います!
それではどうぞ!
〜ブラックマーケット、銀行内部〜
ここはブラックマーケットでとても悪名高い銀行、その内部で…
「お待たせいたしました、お客様」
「何が「お待たせしました」よ!本当に待ったわよ!6時間も!ここで!!」
その銀行内部で銀行員に文句を言ってる人物がいた。
かの便利屋68の社長、陸八魔アルだった。
「融資の審査になんで半日もかかるのよ!?別にうちより先に人もいなさそうだったのに!私の連れも待ちくたびれて、そこのソファーで寝ちゃってるし!」
「私どもの内々の事情でして…ご了承ください」
銀行員が宥めるように言う。
「……ところで、アル様、あなたはそのような態度を取れる状況ではないと思うのですが?」
「あ、うう……」
アルがバツが悪そうに言う。
「当店の助けが必要なら、辛抱強くお待ちいただくことも大事かと。……あ、それと連れの方ですが、そちらでお休みになられては困ります」
パチンッと銀行員が指を鳴らす。
「セキュリティ。あの浮浪者……いえ、お客様を起こして差し上げなさい」
「ほら、起きた起きた!」「むにゃ……うはっ!?なになに!?」「……!!」「ああっ……すいません、居眠りしてすいません!!」
便利屋の面々が起こされる。その様子を見た銀行員は話を続ける。
「さて、では一緒にご確認を。お名前は………陸八魔アル様。ゲヘナ学園の2年生ですね。現在、便利屋68の社長、ですか……この便利屋は、ペーパーカンパニーではありませんか?書類上では財政が破綻していますが?」
銀行員がアルを怪しんで話す。
「ちゃ、ちゃんと働いてるわよ!まだ依頼料を回収できてないだけで…」
「それと従業員は社長を含めて4名のみですが、室長に課長、平社……肩書の無駄遣いでは?会社ごっこでもしているのですか?」
「そ、それは……か、肩書きがあった方が仕事の依頼を………」
「あとですね…必要以上に事務所の賃貸料高いです。財政状況に合った物件を見つけていただかないと」
「ちゃ、ちゃんとしたオフィスの方が…仕事の依頼を……」
アルが正論パンチを喰らって、もはや半分涙目だった。
「アル様……これでは融資は難しいですね」「えっ、えーっ!?」
アルが白目を剥いて叫ぶ。
「まずはより堅実の職についてみてはいかがでしょうか?日雇いや期間工など、手っ取り早く始められる方法もありますが」「は?はああ!?」
(…ムカつく……もう大暴れして、銀行のお金を持ち出しちゃおうかしら?)
(……いや、それはだめね。ここからお金を持ち出せたとしても、ブラックマーケットから抜け出すのは至難の業。あちこちにマーケットガードがいるし……)
(……でも、もしかすると、実は大したことない連中かもしれない。私たち4人なら、全員叩きのめして、逃げ切れそうな気も……)
(はあ……やっぱり無理。ブラックマーケットを敵に回すなんて、そんな勇気ないわ……)
アルは思考を巡らす。
(くそっ、何よこれ、情けない………キヴォトス1のアウトローになるって心に決めたのに…私は…)
(融資だのなんだの…………こんなつまらないことばかりに悩まされて…)
(私が望んでいるのはこれじゃない……何事にも恐れず、何事にも縛られない、ハードボイルドなアウトロー…)
(そうなりたかったのに……)「アル様?アル様!」
アルが銀行員に呼びかけられ、思考を止める。
「わ、わわっ!?は、はいっ!?……えっと、何かいった?」
「融資の承認は下りませんでした。お力になれず申し訳ありません」「え、ええっ!?ちょ、ちょっと待ってよ!」
そんな事をアルが喋ったその時…
(パッ)と電気が消えた。
「な、何事ですか?停電!?」「いったい何が!?パソコンの電源も落ちてるじゃないか!」
そこで、パチン、と電気が一箇所だけスポットライトのように照らされる。
そこにいたのは、天狗の面を被っている狼だった。
「どこもかしこも鼠ばかりじゃ…」「な、何だおまえ!」(な、なに!?あの人…天狗?)
セキュリティが狼に向けて銃を構える。
「鼠は、切らねばならぬ…よかろう!!」
狼が刀を抜く。それと同時に、ダダダダダダダダッ、と銃声が鳴る。
「うわっ!ああああっ!」「うああああっ!」
マーケットガードが悲鳴を上げる。
「な、何が起きて……ぐはっ!」
マーケットガードが撃たれ、切り捨てられる。そして、
パッ!と電気が復旧する。そこにいたのは…
覆面を被ったアビドスのメンバーと、ヒフミがいた。
「全員その場に伏せなさい!持っている武器は捨てて!」「言うこと聞かないと、痛い目に遭いますよ⭐︎」
「いやあ、天狗、かっこよかったよお」”天狗!よくやった!”「あはは……みなさん、怪我しちゃいけないので…伏せてくださいね…」
「ぎ、銀行強盗!?」
アルが驚き、叫ぶ。
「非常事態発生!非常事態発生!」
「無駄じゃ!外部に通報される警備システムとやらの電源は既に壊した!お主も同じように切り捨ててやろうか!」
「ひ、ひいいい!」
「ほら、そこ!伏せてってば!下手に動くとあの世行きよ!?」
「みなさん…お願いだからジッとしてください…あうう…」
「うへ〜ここまでは計画通り!次のステップに進もうー!リーダーのファウストさん!指示を願う!」
「えっ!?えっ!?ファウストって。わ、私ですか?リーダーですか?私が!?」
「ああ、そうじゃ!お主が大将よ!儂は鼠狩りの天狗じゃ!」「なら、私は覆面水着団の、クリスティーナだお♤」
「うわ、何それ!いつから覆面水着団なんて名前になったの?それにダサすぎだし!」「……」
「うへ、ファウストさんは怒ると怖いんだよ〜?天狗も下手な動きをしたらすぐに切られちゃうよ?」
「あう…リーダーになっちゃいました…」「ああ!正直今すぐに切り捨ててやりたいが、今は耐え忍ぶ時!じゃが、そのうち切ってやるから、覚悟せい!!」「ひ、ひいい!お助け!」
狼がノリノリで天狗になり、皆も同じようにノリノリで銀行強盗する。*1
「…あれ、ねえカヨコちゃん、あの天狗の面の人…」「うん…アビドスで戦った義手の人だよね…あ、刀も背負ってる…」「だよね。知らない子もいるけど、何やってんだろ。覆面なんかしちゃって」「おまけに多分あれ、先生だよね……大丈夫なの?」
「ね、狙いは私達でしょうか?それなら返り討ちにしちゃいましょうか!?」「いや、多分違う。どう言うつもり?まさか…ここを!?」「も〜アルちゃんは何してんのさ」
「監視カメラの死角、警備員の動線、銀行内の構造、すべて頭に入ってる。無駄な抵抗はしないこと。さあ、そこのあなた。このバッグに入れて。さっき到着した現金輸送車の…」
「わっ、わかりました!なんでも差し上げます!現金でも、債券でも金塊でも!いくらでも持っていってください!」
「そ、そうじゃなくて…集金記録を…」「どっ、どうぞ!これでもかと詰めました!どうか命だけは!」
「あ、うーん…うん…」「…」
その様子を見ていたアルは…
(や、やばーい!この人たちなんなの!?ブラックマーケットの銀行を襲うなんて!どう逃げるつもりなのかしら?いや、それ以前に、こんな大胆な計画を立てちゃうアウトローが、いまだに存在するなんて!!めちゃくちゃ手際いいし、超プロフェッショナル。まるでこのためだけに生まれてきたみたい!5分でやってのけたわ!!)
目を輝かせ大興奮していた。*2
(かっ…カッコいい!シビれるっ!これぞまさに真のアウトロー!うわあ、涙出そう!)
「全然気づいてないみたいだけど…」「むしろ目なんか輝かせちゃって」「はあ……」「私たちはここで待機でしょうか?」「私たちが手助けする理由も、銀行に助太刀する理由もない。それに社長があんなんだから…今は隠れてよう」「は、はい…」
便利屋のメンバーは、こっそり身を隠した。
「あの、シロ…い、いや、ブルー先輩!ブツは手に入った?」「あ、う、うん。確保した」
「でかしたぞ!ぶるー!」「それじゃ逃げよ!全員撤収!」「先に行けい!儂は殿を務める!」「て、天狗さん!?」
天狗はそう言い放ち、刀を構える。
「それじゃ、お願いします!みなさん、アディオ〜ス⭐︎」「すみませんでした!さよなら!」
ヒューン、と天狗以外が逃げる。
「や、奴らを「セイッ!」ギャアア!」
「さあ!切られたいやつから来い!相手してやろう!参れ!」「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」「嫌だああ!まだ死にたくない!」「い、命ばかりは…」
「なんじゃ、腑抜け者しかおらぬでないか。お主らなど、切る価値もない。さらばじゃ!」
おおか……天狗は、刀を納刀し、覆面水着団と合流するため、走り出した。
〜ブラックマーケット〜
そこでは、覆面水着団とマーケットガードが戦闘を繰り広げていた。
「ターゲットロックオン」「もう!許さないんだから!」”ファウスト!そこにペロロデコイを展開!”「ぺ ロ ロさ ま で す !」”あ、はい…”
「ぐあああ!」「ちくしょう!休み時間が削れて散々だってのに、今度は銀行強盗か!今日は最悪だよ!」
大きな盾を持ったオートマタが倒れ、ロケットランチャーを持ったオートマタが喋る。
「お仕置きの時間ですよ〜」「お仕置きされるのはお前らだr…ガアッ!」
シロコがいつも通りドローンを展開し、セリカが怒りと共に鉛玉を浴びせ、ノノミが掃射する。
「おい!ゴリアテはまだか!」「あと少しだよ!すぐに来る!」
「すまぬ、待たせた!」
天狗が到着する、と同時に…
「ははは!これで俺らの勝ちさ!」「な、何よあれ!デカすぎるでしょ!」「あ、あれは!ゴリアテ!皆さん!隠れて!」”!!まずい!天狗!避けて!!”「ぬう!!」
ゴリアテが機関銃を乱射する。狼は霧ガラスで避け、ホシノは大盾で防ぎ、皆は遮蔽に隠れる。
「あれどうするのよ!対戦車兵器でもないと倒せないじゃない!」「うへ、おじさん、今はそういう便利グッズはないかな…」「どどど、どうしましょう…」
「ここは儂に任せい!」”ねえおおか…天狗。キャラ変わりすぎじゃない!?もしかしてそっちが素?それとも仮面のせい??”「お主!今はあやつに集中せい!」”ねえ天狗!ちょっと怖いよ!どうしたの!”
「まずはあの面倒な鉄砲からじゃ!」
天狗は納刀の構えをとり、力を溜める。
「ぬううう……どりゃあ!」
そう掛け声と共に刀を振り下ろすと……
シュバ!と音がし、ゴリアテの顔のガトリングに大きいヒビがはいる。そして…
シュバアアア!と大きな音と風が巻き起こり、真空波が後を追うように飛び、顔のガトリングが壊れる。
「ぎゃあああ!?ゴリアテがあ!?」「はあ!!そんなんありかよ!?」「勝てるわけねえ!」
オートマタが叫ぶ。
「はああああああああ!?」「( ゚д゚)」「ん、天狗になると刀で真空波が出るんだ。すごい」”いや流石におかしいからね??科学息してる?大丈夫?”「うへえ、これは流石に初めてみたなあ…」
秘伝、竜閃。
納刀の構えから、高速の斬り下ろしと共に
真空波を繰り出す流派技
力を溜めると、斬り下ろした後、衝撃波が飛ぶ
若き剣鬼一心は、死闘の日々を重ね、ただ、ひたすらに斬った
如何に斬ろうか、如何に斬るべきか・・・
そう突き詰めるうち、気づけば刃は飛んでいた
「カッカッカ、見たか!これぞ葦名の天狗、その剣技よ!」「ん!天狗って凄い!」
「しかし、のう…まだ物たらぬようじゃな…」「いや、あれを喰らって動けてるだけすごいと思う…」
ゴリアテは顔のガトリングが砕け、縦に大きくヒビができていた。見るも無惨な姿である。
「よかろう!源の雷、そして雷返し…見せてやろう」”やめて!科学のライフはもうゼロよ!”
天狗がそう言い終わると、空が曇り、雷が落ちる。
ピシャアアアン!「危ない!今の相当近かったわよ!」「なんで雲がいきなり…??」
天狗がゴリアテに向かって走る。もちろんゴリアテも迎撃しようとし、残ってる銃を撃つ。が…
「はっはっは、ぬるいぬるい、出直して来い!」
それを霧ガラスでよけ、さらにちかづき、鉤縄を使う。
ヒュパリ、とゴリアテを使い宙に飛ぶ、そして……
ピシャアアアン!と天狗の刀に雷が落ち、刀が雷を纏う。
以前は高度が足りず、落ちて雷を受けた。しかし、これだけ高ければ!
天狗は刀をゴリアテに突き刺した。
打雷。ゴリアテは全身に雷が迸る。
さて、考えて欲しい。ゴリアテのような大きな精密機械に、もし雷が落ちればどうなるか。
ゴリアテはバチバチ!と音がし、ドシン!と倒れる。
「わあ!ゴリアテを倒しちゃいました!」「なんで雷に打たれても平気なのよ!しかも雷を返した???」
“…僕が学んできたものはいったい…”「せ、せんせ?大丈夫〜?」
先生が口から魂を出していそうな顔をする。
ゴリアテが壊されるのを見たオートマタは…
「あ、あんなの勝てるわけねえ!俺は逃げる!」「いやだあ!死にたくない!」「うわあああ!」
と悲鳴をあげ、逃げていった。
これでよし。天狗は刀を納刀し、「これで大物は片付いた!行くぞ!」と叫び、覆面水着団とともに、前へ進んで行った。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
ここまで5267文字…大変だああ…
今回は銀行強盗と天狗の戯れです!
狼がはっちゃけたらどうなるか、本当に悩みまして、なら天狗にしよう!と思い書きましたが。
皆様。評価感想ありがとうございます!もしやってくれれば作者が喜んで葦名の底へ身投げし、お宿り石を持ち帰りましょう!
次回、お楽しみに!
生徒に御霊降ろしを伝授する?
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狂うから無し
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キヴォトス人は神秘のおかげで大丈夫
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同じように形代のような代償を払う
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名も無き者の首無しが現れる