気づいたら結構評価増えてた…最高だぜえ!
読み書く犬様!フブキトレーナー様!アーテル2様!ナキネナ・F・A様!評価9ありがとうございます!
Spring_rain様!評価5ありがたとうございます!
朝顔真蘭様!マグネット様!白灰利独様!誤字報告ありがとうございます!
それでは本編どうぞ!
〜柴関ラーメン跡地付近〜
“ムツキ!1時方向の集団を爆破させて!”「分かった!ねえねえ君たち!これあ〜げる!」
先生が指示を出し、それに応じたムツキが爆弾の入ったバックを投げる。
(ドッカーーーーーーーン!)
「うわああっ!?」「ギャアア!!」「まずい!あの白髪女めっちゃ強い爆弾持ってるぞ!」「撃て!撃て!」
「ん、ダメ押し」
シロコがグレネードを投げる。
(ドカーーン!)「おおっ、そのグレネードすごい火力だね!」「これは私が改造したやつ。火薬を増やして破片も増やした」「シロコ先輩、流石にグレネードが出していい火力じゃないと思うわ…」
“ハルカ!シロコ!セリカ!一旦下がってリロード!ノノミ!3人の退避が終わったら前方を掃射して!”
「は、はい!」「分かった。下がるね」「了解!ノノミ先輩、お願い!」
「はい!任せてくださ〜い⭐︎」
(バララララララララ!!)「ぐああああ!」「何!うわああ!」「おい!総員遮蔽に隠れて…痛っ!?嘘だろ!?あの女の銃、遮蔽物貫通してきやがった!ギャアア!」
「第一中隊、半壊です!」「一度退却し再編成します!」
“アル!撤退してる奴らを狙撃して!”「ふふふ、こんなの楽勝よ」
(ドパン!ドパン!)「ウッ!?」「ガアッ!?」「そ、総員隠れろ!狙撃だ!」
便利屋、アビドスがそれぞれ連携して風紀委員会を各個撃破していく。
“狼!あのライフル持ちの銀髪の子をお願い!”「…御意!」
先生が狼に指示を出す。ありがたい、狼の戦い方は基本1対1だ。仲間が1や2いても問題はないが、狼としてはやはり1対1がしっくりくる。
ヒュパリ、と鉤縄を飛ばし、宙を舞う。
「おい!なんか空を飛んでるぞ!??撃ち落とせ!」
もちろん、風紀委員会は鉤縄で飛ぶ狼を撃ち落とそうとする。
「ぬう!」(ガキン!)「はあ!?あいつ空中なのに刀で銃弾を弾きやがった!?」「着地を狙うんだ!」
空中弾き。
空中で敵の攻撃への防御と弾きを行う忍びの体術
鉄砲などの飛び道具は、空中で攻撃を受けると地面へ落とされる。
だが、この体術があれば、空中で攻撃を防ぐことができる。
忍びならば、たやすく撃ち落とされぬ
狼はそのまま、鉤縄で飛び続けてイオリを探す。が…
「ゲヘナ風紀委員会のスナイパーを舐めるな!」「…なんと…!!」
イオリがライフルを3連射する。一発、二発はなんとか弾けたが、三発目は弾ききれず、刀で防ぐ。
それで衝撃が狼にそのまま伝わり、落ちる。
(…銃弾の威力が強い…まともに食らえば、また回生を使わねばならぬだろう…確実に避けなければ…しかし、あの速度の銃弾は霧ガラスでないと到底避けれぬ…仕込み傘は…耐えれるか?…ならば仕方なし、覚悟を決めなければ…)
狼は遮蔽に隠れ、形代を使い、御霊を降ろす。
吽護の御霊降ろし。
「吽護」を身に降ろす、首無しの遺魂
一時、物理攻撃によるダメージを軽減する
形代を消費すれば、何度でも使用できる
首無しは、かつて護国のため、道を踏み外した勇者の成れの果て
護国に狂った武者は、
乱を企て首を刎ねられ、その身は堀に沈んだ
狼は御霊を下ろし終わり、ついでに丸薬を口に放り込み、噛む。
そして仕込み傘を展開し、風紀委員会に向けて突撃する。
仕込み傘は、本来全方位の攻撃を防ぐため、しゃがみながら傘を開く。
狼は、前方にしか敵が居ないのを利用し、傘を大盾のように構えて走る。*1
「な、なんだあれ!?鉄の傘?」「関係ない、撃ち続けるんだ!」
(ダダダダ、バーン!ギャリギャリィ!)
「おおおおお!」「ぜ、全然止まらねえ!」「とにかく銃弾を打ち込め!どこかは壊れるはずだ!」
狼が雄叫びをあげ、突撃し、風紀委員会の目の前まで来る。
そして狼は灰玉を地面に叩きつけ、目眩しにする。
「なんだ!?スモークか?」「そこか!食らえ!」「痛い!視界不良で撃つな!同士討ちになるぞ!」「ギャアア!」
狼は近くにいる風紀委員に放ち斬りをお見舞いし、怯んだところを一文字で気絶させる。
そして狼は灰に怯んでいる風紀委員を今度は斧を叩きつけ、同じく気絶させる。
それと同時に、灰が風に吹かれて消えていく。
「!いたぞ!撃ち込んでや(バンバンバン!)ギャア!」
狼はまた近くにいた風紀委員を仕込み短銃を連射し、気絶させ、すかさず手裏剣に切り替え、ほんの少し離れた場所にいる風紀委員に投げ、深追い斬りを放ち、真、桜舞いをお見舞いさせ、気絶させる。
「ウグッ!」「!!わ、私だけなのか!?」
イオリが狼狽える。そこを見逃す狼では無かった。
「槍!?危ない!ってわああ!」
狼は仕込み槍を使い、イオリの服に引っ掛け、引っ張る。そして連ね斬りを放つ。
「痛い!って制服が!?この!」
イオリがライフルを撃つが、狼は霧ガラスを使い、避ける。
「はあ?消えた!?一体どこに…後ろか!」
狼が後ろに出現し、それを見切ったイオリはライフルを後ろに放つ。
ギャリイイイ!と大きな音をだし、ライフルの弾を弾く。そして狼は仕込み槍をもう一度イオリに向けて使う。が…
「それはもう見たぞ!」
イオリが横へ大きく飛び、避ける。そして狼に向けて銃弾を放つ。
バアン!と大きな音が鳴り、狼の体を銃弾が貫く。
ビシャア!と鮮血が舞う
「……え?」「ぐぬう!」
狼はなんとか耐えた。銃弾が貫くその時、ギリギリ御霊降ろしの効果が続いており、狼は加護によってなんとか死なずに済んだ。
以前だったら、すでに御霊の加護は消え、死んでいただろう。狼は冷や汗と血が流れ出るのを感じる。
信心。
常在効果「信心」を習得する
御霊降ろしを使用したときの効果時間が長くなる常在効果
信心深ければ、御礼の加護はその身に長く宿る
「え…嘘…どうして…いや…ち、治療を…」
…あの褐色の女は血を見て狼狽えている。はて、血を見た事ないなんてことはないだろう、なぜあんなに顔を青ざめさせているのか…
狼は瓢箪を飲む、血が止まり、傷口が塞がる。
…なぜこんなにもすぐ傷が塞がるのだろうか…実はこの瓢箪、寿命を削って傷を癒してるのではないのか…
竜胤の力で不死身の己が寿命を気にする必要はあるのだろうか…そんな考えを頭の片隅に追いやる。
…人の身をやめ、死人帰りを果たした身とは言え、人らしい考えを忘れてはならぬ。
これは偽りの不死、その力はとても危険なものであり、淀みを生み出し、人としての生き方を歪める物。不死身だからいくら死んでも問題ないとはいかないのだ。覚えているだろうか。人は、一度死ねばそれで終わりである。
狼はイオリに攻撃を続けようとする。が…
「ちょ、ちょっと…待ってくれ!その怪我じゃ、下手に動けば死んじゃう…今衛生兵を呼ぶから…いや、病院に…?」「……は?」
なんと戦いを止め、何故か病院に連れて行こうとしているのではないか。
…たかが銃弾が体を貫いただけだ。これぐらい問題などない。葦名の兵は銃弾に撃たれても丸薬を飲み襲いかかってきたものだ。*2
イオリは顔を青ざめ、「アコちゃん!まずいことになった!…アコちゃん?」と言っている。はて、アコとはあの胸の横側が丸見えの痴女のような格好をしている女のことだろうか。
…今思い返すと葦名の地で出会った女性はほとんどが老婆だった、年若くまともな女はエマと変若の御子ぐらいだった。
そもそも顔が見えぬ女は基本こちらを殺しにかかってきた。蛇の目、泣きながら三味線を弾いてる女…
そんなことを考えているとイオリが近づいてくる。
「な、なあ…その…傷は、大丈夫か?」「……」「なあ…おい、大丈夫か?」「………」
…このような時、狼はなんと言えば良いか分からぬ。何故己の敵の心配をするのか、狼は理解できなかった。
「わ、私が撃ったせいとは言っても…な、何か言ってくれないと…」「……薬水を飲んだ…すでに血は止まり、傷も塞がっている…」
狼は正直に答える事にした。このやりとりは一度にたようなことをしたことがある者の話を聞いた。
あれは、エマに葦名の酒を振る舞った時である。
「一度、とても、困った患者が…なかなかに、喋らぬのですよ。どこが痛いのか、どれほど痛むのか…それが分からぬので、閉口しました」
あの時、その後に何かを呟いていたが、つい聞き逃してしまった。
いつかまた聞き直そうと考えていたが、結局その機会は二度と訪れることは無かった。*3
「も、もう傷が塞がった??…ヘイロー無しなのに…なんで…」「…明かせぬ。」
「…ええっと…とりあえず…ごめんなさい…」「…構わぬ、これぐらいの傷など、すぐ癒える…」
そんな形で、狼とイオリの戦いは終わった。
〜一方その頃〜
「なるほど…大体把握できました。シャーレの力、必要な兵力……予想を遥かに上回っています。素晴らしいですね」
“そんな褒めてもらえるなんて、光栄だよ”
「…決して甘く見ていたわけでは無いのですが…もっと慎重に進めるべきだったかもしれません」
アコが喋る
「それでも決して無敵と言うわけではありません。弱点も見えましたし。イオリが何をしているか気になりますが…おおよそは読めました」
「この辺りをもう少し押していけば…折れるのは、時間の問題ですね」
「第八中隊、後方待機をやめ、突入してください」
アコが指示を飛ばし、アヤネが敵を検知する、
「風紀委員会、第三陣を展開してきました」「はあ…はあ…まだいるの!?」「この状況で、さらに突入!?」
「た、大したことないわよ!まだまだ戦えるんだから!」「それはそうだとしても…いくらなんでもおかしい」
“カヨコ、何がおかしいか、わかる?”「…これは、アコの権限で動かせる兵力を超えている。と言う事は、この襲撃、アコの独断じゃなくて、まさか…」
「…風紀委員長が?」
「えっ、ヒナが来るの!?無理無理無理!逃げるわよ!早く!!」
それを聞いたアルが焦る。
「いや、そうは言ってないけど…落ち着いて、社長」”…もし風紀委員長がいるなら、本格的にまずいね。狼は…大丈夫かな…”
「あ、先生…あとであの人についてちょっと話が…」”うん、今はこの状況を切り抜けないと”
「…ふふ…これ以上は…バレてしまえば、きっとイオリと仲良く反省文ですね…さあ、では三度目の正直といきましょう。風紀委員会、攻撃を…」
アコが命令を出そうとしたそのとき、通信が入る
「アコちゃん!まずいことに「アコ、聞こえる?」」「…え?ひ、ヒナ委員長!?」
イオリが通信を入れるが、ヒナの通信により遮られる。
「委員長?」「あの通話相手…もしかしてゲヘナのトップ?」
アコが目に見えて狼狽え始める。
「アコ、今どこにいるの?」「わ、私は今、その………えっと…げ、ゲヘナ近郊の市内の辺りです!風紀委員会のメンバーとパトロールを…」
「思いっきり嘘じゃん!」「やっぱり、行政官の独断行動だったみたいですね…」
セリカが突っ込み、ノノミがやっぱりそうか、と独り言を呟く。
「そ、それより委員長はどうしてこんな時間に?…出張だったのでは?」
「さっき終わって帰ってきた」「そ、そうでしたか…その、私今、迅速に対応しないといけない用事がありまして…後ほどまたご連絡いたします!今はちょっと立て込んでいまして…」「立て込んでる?パトロール中なのに珍しい。何があったの?」「そ、それは…」
「他の学園の自治区で、委員会のメンバーを独断で運用しないといけないようなことが?」「……え?」
それと同時に、足音が聞こえてくる。
足音の方を見ると、そこには…
険しい顔をし、その小柄な体格に見合わない、大きなマシンガンを背負った女の子がいた。
「………ええっ!?」「!?」「えっ!あれ!?」「!!」「アコちゃん!通信が繋がらないからどうしたのかと……い、い、い、委員長!?一体いつから!?」「委員長!」「……あの小娘…相当に、強い…何者だ…」”…争う雰囲気ではなさそうだね。よかった”
「え……」
「ええええっ!?」
「…アコ、この状況、ちゃんと説明してもらう」
この時、アコはまるで世界が終わるかのような絶望の顔をしていたという…
「…で、なんでアコは委員会のメンバーを連れてアビドスにいるの?」「…その、これは…素行の悪い生徒たちを捕まえようと…」
「便利屋68のこと?今はシャーレとアビドスと対峙してるように見えるけど」
「え、便利屋ならそこに…」
アコが便利屋がいたとこを指す、が…
(こつぜん)
「い、いつのまにか!?さっきまでそこに…」「……なんと…」
狼の忍びの目を持ってしても見落としていた。便利屋はかなり強いが、それ以上に逃げの達人ではないだろうか。狼は訝しんだ。
「……」「…委員長、全て説明いたします」
「…いや、大体把握した。要するに、ゲヘナの不安要素の確認及び排除、そういう政治的な活動の一環ってとこかしら」「…はい」
アコは観念して喋ろうとするが、察したヒナが喋る。
「アコ、私たちは、風紀委員会であって、生徒会ではない」
「シャーレ、ティーパーティー、それに連邦生徒会長、そういうのは「万魔殿」のタヌキたちに任せておけばいい。詳しい話は帰ってから聞く。通信を切って謹慎していなさい」「……はい」
アコは通信を切った。
「じゃあ、あらためてやろうか」「待ってください!ゲヘナの風紀委員長と言ったら、キヴォトスでは匹敵する人物を見つけられるのが難しいほど、強者の中の強者ですよ!ここは下手に動かず、交渉するのが吉です!どうしてそんなに戦うのが好きなんですかっ!」
「ご、ごめん…」(なるほど、類稀な強者か!ぜひ手合わせ願いたいな…)
……この2匹の狼は、やっぱり戦い好きらしい。
「こちらアビドス対策委員会です、ゲヘナの風紀委員長ですよね、初めまして。この状況については理解されているでしょうか?」
「…ええ、理解している。事前通知なしで、他自治区における無断兵力運用、及び他校生徒との衝突」
「けれど、そちらが風紀委員会の公務を妨害したのも事実、違う?」
「…っ!?」「…それはそうかも」「それで?」「私たちの意見は変わりませんよ?」
「…風紀委員長、すこし…いや、だいぶまずいことが…」「どうしたの?イオリ……まって、その隣の人…もしかして…」
イオリがしゃべり始める。
「…ええと…この人とさっき戦闘になったんだけど…その時、銃弾が…」「……腹に風穴が空くのはなれている…」
「…!!」「お、おおおおお狼さん!?おおおおお腹から血がガガガ!」「きゅ、救急車を手配します!」「…なんで立てるの??普通痛すぎて動けないわよ??」「ん、狼ってすごい、でもこれはやばい」"おおおおお狼!?その怪我……"「……大事ない、心配無用だ……」「……イオリ」「…はい…委員長…」「…反省文で済む事柄かしら、これ」「…うう…」
イオリは罰が重くなるのを察した。
「……うへ〜これは一体…凄いことになってんじゃーん…」「!!」「この声は…」
「「「「ホシノ先輩!」」」」「…あの髪…もしかして小鳥遊ホシノ?」「…ホシノ殿…」”ホ、ホシノか、お帰り……ってそんな場合じゃない!”
「うへ、ごめんごめん、昼寝してたら遅れ…狼、その傷…」「…ああ、大事ない。そのうち治る…」
「…アヤネちゃん!」「はい!ホシノ先輩」「救急車!急いで!」「は、はい!」
ホシノが血相を変えて叫ぶ。
その後、すぐ救急車が到着した。
……瓢箪を飲めばすぐ治る傷なのだが…それにこの「きゅうきゅうしゃ」とやら…早すぎる。馬の何倍も早い。正直恐怖を感じる。
狼は救急車の中、あまりにも早く動く車の中、そんなことを考えていた。
「お兄さん!すぐ着くからね!もう大丈夫だからね!」「…………」
…解せぬ、狼はそんなことを思って、病院で治療を受ける羽目になったのであった。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
…ねみいので後書き起きたら追加する。(今午前1時38分)
あなたの眠りが有意義な物でありますように…(おやすみ)